働きたい世界へ

先日の日曜日、夏休み最後の日曜日。
キッザニアさんにお友達親子と一緒に
娘を連れて行ってきました。

数年ぶりのキッザニアにもう数日前から
銀行のキャッシュカードを準備して
マップを見ながら、何のお仕事をしようかと
念入りに準備をしていた娘です。

電車の運転手、TV局のコメンテーター、声優さん
ラジオDJ、ゲームクリエイター、冷凍食品を作るお仕事と
朝9時から終了15時まで、6時間ほぼ休憩なしで
隙間時間にアルバイトもやって、
大いに仕事体験をしてきました。

うちの娘もそうですが、他の子供たちも
みんな、お仕事体験をものすごく楽しんでいました。

恥ずかしながら…
うちの娘は、仕事の内容とか体験の内容ももちろんですが…
何よりも「お金を稼ぐ」ことがとっても楽しいようです(笑)。。。
毎回「次も稼ぐ!!!」「これはいくら??」と
とにかくこだわって(笑)おりました…。

今回はお仕事体験のみならず、自分で体験して得たお金(キッゾ)を
使って、オリジナルサングラスを作って購入する
という体験も行いました。

人生で初めて自分で稼いだお金で、モノを買いました。
やっぱりその喜びは普段とは違い
家に帰ってからも、ずっとサングラスを付けて
「自分で買ってん!!!」と自慢しておりました。

働く、ということをすごく前向きに捉え
そしてすごく楽しんでいる子供たち。
それを見ているとすごく嬉しくなります。

ただ一方で、こんなに子供の時には働くことを前向きに捉えているのに
いざ実際に働くと…
そうは捉えられない人も多くいるのが
不思議だなぁと思うし、残念に思います。

以前どこかで読んだ覚えがあるのですが
出来れば働きたくない若者が約4~5割に増え
(少し前までは3割程度)
残りの約5~6割の若者も、
「生活のため仕方なく働く」と答えており
「働きたい」と答えた若者は全体の1割程度…。

実際に働いている社会人へのアンケートでは
全体の84%が「働きたくないと思った瞬間がある」との
結果もあります。(少し古いですが…)
ただ、その理由は、人間関係や体力的につらい、
上司との関係性や給与の問題などが上司を占めておりますが
7位に「働かずに暮らしたい」が出てきます。

昔、上司に「宝くじ当たったらどうする??」って聞かれたことがあって
その時も同期や先輩が「仕事辞めます!働きません!」って
答えていた人も多く…ちょっと私的にはビックリしたことがあります。

私は宝くじが当たっても…絶対に働き続けたい。
というのも、遊ぶのも休むのも
働いているからこそ楽しいのであって
ずっと遊んでたら、面白くないやん、と当時は思っていました。

今もその答えは全く同じですが
ずっと働いてきて、やっぱり働く楽しさを知ってしまうと
この楽しさは他のもの(こと)では得れない、と思うんです。

知らないことを知ったり…
新しい人と出会ったり…
自分の仕事が誰かの役に立ったり…
そして何より喜んでもらえる。

遊びや余暇ももちろん楽しいんですが
充実感や達成感はやはり仕事でしか味わえないな…
と思います。

私たちの時代にはなかったキッザニア。
今の子供たちが早い段階から仕事をする楽しさを感じ
働く面白さを感じ、
「働きたい」と思う未来があると信じ、
そしてその未来をやはり今の私たちが作っていかないと
いけないなと思うのです。

やってみたら案外出来るもんです

今週は山梨、名古屋、大阪、山梨、大阪と
全国津々浦々飛び回っております山口です。
今まで乗ったことのない、特急しなの、とか、特急かいじ、とか色んな電車があるなぁと楽しんでおります。
特急のネーミングって面白いですよね(笑)

ここ数日の研修でアサーティブコミュニケーションを
する機会が多いんですが
これ、結構どの企業様でも苦手な方が多い。

※DESC
D⇒事実を描写する
E⇒気持ち・感情を言語化する
S⇒具体的な要求を伝える
C⇒自分が何をするのか伝え選択させる

このDESC法ですが、DとSは普段から皆さん普通にされてます。
事実を伝え、こうしてね、と要求を伝える。

EとCがかなり皆さん苦戦されます。
特にE。
自分の感情を言語化することが、やっぱり日本人はすごく苦手なんですね。
特に建設的にポジティブな表現をするのが
ちょっと恥ずかしい…みたいなこともよく聞きます。

やってもらえないと困る…
⇒やってくれたら嬉しい。

への変換がなかなか皆さん難しいようです。
ただ、これも訓練で出来るようになります。
私も昔はこのEが凄く苦手だったし、
なんなら、I視点の会話ではなく、YOU視点の会話が中心でした。

でもこれ意識次第で変わるんです。
なかなか私もプライベートではここまで出来るか?
というとそうではありません。

家の中では、今でもYOU視点会話だし、
感情的に言っちゃったりしますし、
傾聴も出来てないことも多々ですし
EとかCとか、出来ていないと思います。

しかし仕事では、かなり意識してやってきたので
すんなり出来るようになりましたし
おかげで感情的になることもほとんどありません。

アンガーマネジメントもそうですが、
DESC法で会話していくだけで
感情のコントロールが出来やすいです。

1日の研修を通じて、参加者の皆さんは
このDESC法やリフレーミング、レジリエンスと
色んなワークをしていくので
少しトレーニングされているわけです。

すると帰る頃には、「あれ、結構出来るかも…」とか
「思った以上に恥ずかしくないかも…」とか
になってます。

何事もやってみること。
出来ないとか、向かない、とかではなく
やってみると案外「出来るかも」に変わります。

研修の最後にお伝えしてますが、
やってみないと分からないこと
やってみたから分かること
が必ずあります。
やってみる、大事ですね。

情報から知識へ

お盆明け、皆様お久しぶりです。
弊社では1週間の夏季休暇でしたが
皆様はどんな夏季休暇をお過ごしになりましたか??

地震があったり、台風がきたり、
連日猛暑アラートの夏日だったり。。。
の夏休みでしたね。

私は少し早めにがっつりと夏休みを取ったので
この1週間はかなーりゆる~く仕事してました笑笑
多くの企業様が夏季休暇なので
研修や商談がなく、結構たまっていた事務仕事が
サクサク進みました!
そんなどこにも行かず、ザゆっくりまったりの
夏季休暇を過ごしていた私です。

そんな夏休みに読んだ本で、なるほどね!
と思ったら内容をシェアしたいと思います。

内なる自分との関係が
そのまま他人との関係に出る、です。

数冊まとめて読んだんですが、結構どれも
なるほどね、と納得のいく内容で
簡単に要約すると。。。

自分に自信が持てない
→嫌われるのが怖い
→人と深く関われない

本当の自分が分かっていないor好きじゃない
→劣等感
→マウント取る

自分の嫌な部分や本心を見られるのが怖い
→理解してもらえないだろう
→本心を隠して人と付き合う
(嘘をつく)
or虚勢を張ってしまう

NOが言えず我慢する
→相手や他人にイライラする
→言えずにストレス
→マウント取るor距離を置く

自分の気持ちが分からない
or言語化出来ない
→人の気持ちが分からない

といった感じです。
コミュニケーション研修などでもお伝えしてますが
具体的なスキル習得も大事ですが
自分自身としっかり向き合い
自分への理解を深めることも同様に大事です。

この辺の理解度が更に体系化された感じで
私的にすごく腑に落ちやすかったです。
自分への理解が大事ってことは
もちろん分かってるし知ってるわけですが
それが更になぜか?
人によってどういう波形になるのか?
みたいな深いところまで体系化出来て
個人的にスッキリしたわけです。

インプットしたことを必ずアウトプットする。
私は有り難いことにこうしてメルマガを
書かないといけないので。。。笑
強制的にアウトプットの機会があるんです。
もちろん研修もそうですけど。

週2回何かしらアウトプットしないといけないので
ちょっとでも、おっ!と感じたことを
ネタにしないと続かないんです。

でもそのおかげで、インプットした情報を
更に深掘りしたり、要約したり、
他の情報と混ぜたり、比較したり、
そんなふうにすると、単なる情報インプットから
知識へ変わっていきます。

ということで今日もアウトプットの機会になっている
メルマガライティングに感謝しながら
研修三昧、出張weekを満喫します!

仕事の仕組み

先日行った管理職研修でのディスカッションでこんな話題が出ました。

頑張ってるのに給与が上がらないって言われる…
仕事を割り振りすると…これやっても給与上がらないのに
やりたくないオーラを出される…
言ったことはやるけど最低限で、それ以上のプラスαがない…
確かに…
現場でよくある、あるあるですよね。


私も過去こういうことを何度も何度も言われました。
これですね、結構働く上でも、ビジネスそのものでも極めて当たり前のことなんですが…分かっていない人が多いです。

仕事ってまず対価なんです。
この仕事に対して、これだけの金額の価値があると思ってもらえるから
買ってもらえる。継続してもらえる。
例えばこの料理で1000円って価値あるよね、って思ってもらえるからリピートしてもらえる。
不味いな、とかサービス悪いな、これ1000円高いよね、って思われるともうお店には来てもらえないわけです。
言葉選ばずに言うと、お金を支払う人がその価値を決めるわけです。


頑張ってるのに給与が上がらないって言われる…
ですが
この頑張ってるって基準は本人基準なんです。
仕事はいつも他者評価。
他者からみて頑張ってるよね、が基準なんです。
その頑張り、価値があるよね、だと評価は上がるし
まだまだその価値には至ってないよね、だと現状維持か下がるわけです。
それを決めるのは、お金を支払っている経営者(大きな組織であれば上司の場合も)です。


仕事を割り振りすると…これやっても給与上がらないのに
やりたくないオーラを出される…
これ、意欲がないって思われるんです。
先ほどの働く上での価値って、「意欲×能力(スキル)」なんです。
やりたくないオーラ出されると、あぁ意欲ないよね…と思われます。


言ったことはやるけど最低限で、それ以上のプラスαがない…
これも意欲ないよね、と思われる1つ。
昔、私も上司から教えてもらいました。
期日の少し前に出しなさい
ちょっとだけ量を多く出しなさい(1つ出して、って言われたら3つ出せ、です)こうしたことが意欲を図る基準になっているんです。


意欲×能力(スキル)と書きましたが
能力は正直そんなに大きな差は最初はないと思っています。
仕事においてすごくIQがいる、とか
世紀の大発明をしなきゃいけない、とかなら話は別かもしれませんが一般的な職種では、最初にうちってそんなにスキルに差はないんです。
最初からかなりの差が付いているのが、この意欲。
そして意欲×能力は実績にダイレクトに出てきます。
意欲が高ければ、能力もおのずと上がってくるし
そしたら結果もちゃんと付いてくる。


そしてもう1つ大事なことは意欲×能力(スキル)<印象
なんです。
どれだけスキルが高くても、意欲があっても
結局は、あなたの印象ってなんなの?には負けるんです。


大事な仕事を任せたい
この難題を任せたい
チームを任せたい
色んな時に、頭に「よし!あの人に任せよう!」となるのは
どれだけ印象深く残っているか?です。


やりたくないオーラ出してるよね
プラスαないよね
いっつも最低限だけだよね
こんな印象ではダメなんです。


若手や新入社員研修ではこのあたりの話をよくしますが
実は指導する側も結構知らなかったり、
感覚的には分かってるんだけど、言語化出来ていない人も多いです。


さて、世間は来週から夏季休暇の企業様も多いと思います。
弊社も来週は夏季休暇を頂きます。
この時期に営業して頂いてるサービス業や医療関係などなど…いつも本当に頭が下がります。ありがとうございます。


ということで、夏季休暇は休みつつもたまってしまっている本を読みながらインプットの時間を増やしたいと思います。
皆様、暑い暑い今年ですが、素敵な夏季休暇をお過ごしください。

旅先ハプニング!

先週1週間早めの夏休みで鹿児島指宿と熊本阿蘇を満喫してきた山口です。
鹿児島ではダイビング、阿蘇ではホーストレッキングを満喫し
めちゃくちゃリフレッシュできました!!
特に鹿児島は美味し過ぎて、2キロも太って帰って来て
やばいやばいと焦っている今日この頃です。

鹿児島では実はハプニングがあったんです(笑)
レンタカーを借りて、近くの美味しい飲食店に行ってました。
今年で指宿3年目なので、オーナーも覚えてくれていて
今年も来ました!!って通ってたんです。
(お店もそんなに多くないので、5日間の滞在で3回行ってました!)

で、バックで車を停めようとしたら…
飲食店の壁の上の方が出っ張っていて…
車高が高い車だったので…
ぶつけてしまったんです。。。

飲食店の壁はコンクリートでレンガ張り。
その角の部分がちょうどリアガラスにぶつかって
見事粉々!!に割れてしまったんです…。

レンタカーで事故するのは初めて。
レンタカー会社に電話して、警察電話して
もちろんオーナーもすぐすっ飛んで来られたので
平謝り!!!!
(リアガラスの割れる音ってすごいですね。。。)

乗っていた私たちも、もちろん怪我1つしていないし、
幸い飲食店の壁も何ともなってない。
車のリアガラスだけが粉々になりました。

そこで初めて知ったことですが…
レンタカーで事故ると、代車の手配がない。
事故をした時時点で契約完了となるので
(もちろんレッカー呼んで車は返さなくちゃいけないし、
営業補償とか、車の補償もしないといけない)
代車がないんです。。。

飲食店からはタクシーで帰るとして、
翌日じつは、指宿から熊本に移動してホーストレッキングして
1泊の予定でした。
その後熊本から鹿児島空港までまた移動して飛行機に乗らないといけない。

そこで、レッカー待ってる間
飲食店でご飯食べながら、スマホでめちゃくちゃ検索する!!!
指宿から鹿児島空港まで電車移動⇒朝6時半に出れば間に合う!!
鹿児島空港で再びレンタカー手配⇒これもすぐ出来た!

いや、スマホってめちゃくちゃ便利!!
これ、電話のみだったらほんと時間かかってたし
すでに夜21時ごろだったので、レンタカー会社閉まってて
手配できなかった!
インターネットって何て便利なの!!
と大感激しました。

事故った時は、マジか…と一瞬思いましたが
怪我人なし!
飲食店も損傷無し!
車の補償は、今回に限ってなぜか完璧に入ってたので、免責もなし!
追加費用としては、電車代とレンタカーの営業補償と新しく手配したレンタカー代。
合計6万くらいの追加出費にはなりましたが
旅工程には影響全然ない!!
その手配やら、手続きに掛かった時間はたった30分!

よくセルフモチベーションの研修でも言ってますが
ストレスから早く抜け出すには
現実的に客観的に考えて、とにかく行動すること。
すると頭も体も動くので、ストレスから早く抜け出すことが出来ます。

今回も一瞬マジか…と思いましたが
その後行動するまで、30秒くらい。
落ち込んでる暇はないんです(笑)!

怪我してたり、お店に迷惑掛かったり、旅工程に影響でなくてラッキー!!
そしてきっと今年は残りいいことばっかりしかない気がする!ラッキー!!
と話しながら帰路につきました!
要は受け止め方次第。
8月夏本番。ポジティブに今月もいきましょう!

分かりやすく伝える力

先日ある企業様での若手向け研修を実施してきました。
今回のテーマは、「分かりやすく伝える力」です。
ロジカルシンキングもコミュニケーションも両方必要になります。
ワークもトレーニングも盛沢山でかなりの練習をして頂きました。

分かりやすく伝える具体的なスキルを学ぶと
比較的伝えることについては出来るようになってきました。
やっぱり若いと、すぐに素直に取り入れてくれるので
出来るようになるのも早いですね。

ただ、かなり苦戦したのが、
難解な文章を読んでまとめて、それを分かりやすく伝えるという複合したもの。

「なんか国語の授業やってるみたい…」「こんな長い文章分からない…」
「知らない言葉もいっぱい出て来て分かりにくい…」
「昔から国語嫌いなんよね…」

そう、分かりやすく伝えるには、当然その前に正しく理解することが必要です。
普段使わない言葉・長い文章・知らない内容
が出てくると、理解はしにくくなります。
そこに文脈を読み解き、想像しながら、読み解くスキルも必要です。

昨今では本を読む若者も少なくなり、動画に移行してきています。
マニュアルを読んでも理解できない社員が増えたので
マニュアルは動画で覚える、という会社もたくさんあります。

昔、この授業って将来何の役に立つんだろう?
意味ある?これ勉強して、って思ってましたが意味はあるんです!(笑)

正しく理解すること。想像力を働かせること。
相手に伝わるように相手に合わせて言葉を選ぶこと

これって国語の授業で学んでましたよね。
社会人でも必要なスキルですし
ビジネスだけではなく、当然私生活でも必要なスキルなんです。

動画を見てしまうと、理解は出来るけど想像力は働きにくくなります。
だから、本を読みましょうね、と研修でもお伝えしてきました。

特に今回は若手の方々だったので、
普段はLINEで単語か絵文字、スタンプばかり。
きちんとした文章を久しぶりに書いた!という人もいました。

確かにLINEやチャットは便利ですし
スタンプや絵文字は文字よりも楽に簡単に伝わります。
でもそれに慣れ過ぎて楽をし過ぎると
きちんとした文章を書けなくなってしまいます。
(もしくはすごく時間が掛かる…)

ビジネスでもメールが主なツールとなり
文章を書く機会はむしろ電話中心の以前よりも増えています。
だからこそ、分かりやすく書く、伝える力というのは
以前よりもより重要になってきていると思います。

本を読むのも嫌い、国語が一番苦手
長い文章を見るだけで嫌気がする
と言っている娘に対して、これはマジでやばいと
感じている山口でした。

そんなに言わなくても…。

日曜日に娘と、お友達親子と一緒に、木下大サーカスを見に行ってきました。
小学校低学年頃に私も見た記憶があり、
木下大サーカス以外を知らないというくらい
サーカス=木下よね、という印象になるほど
楽しかった思い出です。

ですので、40年ぶりくらい?に木下大サーカスを見ましたが
空中ブランコ、ホワイトタイガー、トランポリン、オートバイなどなど
色んな芸で楽しませてもらいました。

今回私たちは一応指定席を予約してたんですが
実は、席からは、柱が邪魔になって結構見づらい…。
指定料金払ってるけど、かなり見づらかったんです。

すると隣に座っているおっちゃん(多分55歳前後くらい)。
ずーっと奥さんに文句を言い続けてるんです。
ここから、本日はリアルに感じてもらうために、
会話バージョン、大阪弁そのまんまでお伝えします(笑)

おっちゃん「柱で見えへんわ!こんなん何もおもろないわ。」
奥さん「そんなん言わんと。折角来たのに~」
とまた奥さんがずっとなだめている。

会場がおお~!と沸いた時にもこんな感じ。
おっちゃん「誰がやってるかも分からんし、何やってるかも見えへん。腹立つわ。」
奥さん「なんか男性が、、、椅子積み上げて、そのうえで逆立ちしてるっぽい」
おっちゃん「そんなん言われても余計腹立つわ。なんでこの席やねん。」

この席の取り方は、勝手に決められるので、決して奥さんのせいではないんです。
でもおっちゃんは、もう腹立って仕方ないから
その説明を奥さんがしても、全然聞いてない。

おっちゃん「そんなんおかしいやろ。こっちが払ってんのに、見えへんのはおかしいやろ。」
奥さん「でも私に怒らんといて。わたしのせいちゃうし!」
このやり取りが、2時間半ずっと続いてました。。。

おっちゃん、分かりますよ。
そりゃ、指定券買ったのに、見えなかったら腹立つし、
文句も言いたいでしょう。
会場が沸けば沸くほど、見えないのは腹立つし
言いたい気持ちも分かります。

でも、、、奥さんかわいそうだし
横でずっと聞いている私もイライラしてきました。
誰かの文句を聞くのは、聞くだけでイライラします。
せっかく楽しんだり、感動しているのに・・・半減です。
きっと私以外の周りも人も同じように感じていたんじゃないかと思いますが
おっちゃんだけは気付いてない…。

おっちゃん「こんなん木下に言わないとあかんで。これはあかんわ。」
と、言うこと=正義に変わっていってます。
奥さん「もうそんなん言わんと。いちいち揉め事起こさんといて…。」
おっちゃん「何言うてんねん!こんなん、あかんことしてるんやから、言うたらんと!他の人も同じ目に会ったら大変やで。今言うとかんと!!」
はい、自分の正義感が世間の正義感になった瞬間です。

このおっちゃんの気持ちはもちろん分かります。
私もめちゃくちゃ見えなかったし、見るために娘の席にめっちゃ首傾けて見たので
首は痛いし、気持ちはとってもよく分かります。

でもちょっと冷静に考えてみて、です。
ずっと文句言われているの、誰もいい気がしませんよ。
ハラスメント研修などでもお伝えしてますが、
気持ちのコントロールが出来ない人
自分の正義感を世間の正義感と思い込んでいる、ですね。
自分を客観視することの大事だを感じた1日でした。

なんておいしいネタ!!

2日間ある企業様でのハラスメント研修を実施させて頂きました。
世の中、色んな所でハラスメントという言葉が聞かれます。
政治の世界でも、企業の中でも
最近ではお客様からのカスタマーハラスメントも増えております。

で、その研修の帰り道、電車で帰っていると…
後ろの席の男性が…「おい!当たってるやろ!!何考えてるねん!!!」と
突然大きな声で怒鳴り始めました。

2人掛け席の通路側に男性が座っており
そこへ女性が奥の窓際の席に座ろうとしました。
(新幹線ではなく在来線です。指定席ではありません。)
多分女性の持っていた傘か何かが、男性に当たってしまった…。

女性が「あっ。すみません。」と言いましたが…
「痛いやろ!何してんねん。いい加減にしろや!!!」と
まだまだ怒鳴り声が続きます。
そしてその度に、女性が「すみません」と言ってるんですが
男性は怒鳴り続けます。しばらくして、言い切ったのか…静かになりました。

ハラスメント研修の帰りのタイミングで!!なんておいしいメルマガのネタ!!(笑)

さて、今回のケースですが、
もちろん男性側が悪い。というか…恥ずかしい、と思います。
いきなり怒鳴り声を響かせて、自分が正しいと正当化したかったんだろうと思いますが、その自分を客観的に見れていない。

私含め周囲の人は、もちろん嫌な気がしているし
不快感を明らかに持っている。
そして、大の大人が、おそらく傘か何かが足に当たったと思いますが
大声で怒鳴り散らすほどのことなのか???
その行為が結局自分を下げていることに気づいていない。

ハラスメント事案のご相談を頂くことも多々あり、
当事者は自分は間違っていない
自分は正しいと声高らかに正当化されますが
客観的に見たら、そうすればするほど自分を下げていってます。
ああ、残念な人、と思ってしまいます。

ただ今回のケース、この女性、「すみません」と言葉では言ってるけど
全然心がこもってなくて、すみませんの連呼なので
客観的に聞いていて、ああその言い方、人をイラつかせるな、と感じました。
だからと言って、彼女に怒鳴っていいわけでもないし
電車の中という公然の場で、大声で怒鳴り散らして
彼女に恥をかかせてしまうのは良くないし、
これ、間違いなくハラスメントに該当します。

今回考えさせられたのは、もちろん怒鳴る方が未熟だし子供だしハラスメントですが、でも言い方って本当に大事よね、ってことです。
自分の発する言葉、言い方、表情などが
相手にどういう影響を与え、どういう気持ちにさせるのか?
を客観的に考えてから、発しないと、結果自分に返ってきてしまう。
まさに、言葉は剣よりも強し、鋭し、ですね。

女性たちの成長

先日ある企業様での女性活躍推進関連の研修でした。
もう7-8年実施をさせて頂いておりますが
年々参加者の方々の成長ぶりがすごい!

思い起こせば、最初のころは
「私は女性だから…」といったご意見の方も多かったんですが
ここ数年、そういう傾向の方はかなり減ってきています。

これは社会的にも、この企業様内でも
男女平等、女性活躍が進んできていることがある意味良い原因であり
だからこそ、「女性だから…」といった発言が少なくなってきていると思います。

あるテーマディスカッションで、
今から15年後の自分を想像してください。
ただし、今の会社で働き続けています。
(職種、部署については変わってもOK)
自分のやりたいこと、なりたいこと、してみたいことが
全て全部できている状態です。
さぁ、どんな自分になっているでしょうか?というディスカッション。

今回はとってもアグレッシブ、エネルギッシュな方も多く
「もう15年後は自分のやりたいことをもっとやりたい、と思うので
社内の子会社制を活用して、会社を作ってもらって社長になってます!」だったり…
「少なくても課長代理、出来れば課長になって、周りから
おお!と言われるような人になっている」だったり…
「女性の営業で時短勤務者はまだまだ少ないので、
私が女性営業チームの責任者になっていて、時短勤務メンバーのチームだけど
売上は会社で一番のチームになっている」だったり…。

皆さん、とってもいい笑顔で15年後のありたい自分像を
なっている前提で自慢してくれました。
もうね、めちゃくちゃ嬉しいですよね!(笑)

本当にたった10年前には、そんな社会が出来るとは…私も思っていました。
だからこそ、無理だよね、ではなく
ではどうしたらそんな社会に近づけるか?を考え
色んな企業で「女性活躍推進」に関わる機会を頂き
私の想いを伝え、そして彼女たちのなりたい!を育む研修を実施させて頂きました。

そして気が付けば、それって別に不可能じゃない。
(すでにそれを実施している企業様も多くあります)
そんな社会になっていて、そこで着実に女性たちが育ってきて
社会貢献できる場がたくさん出来てきている。

一方で、まだまだそこまで出来ていない、という会社もたくさんあります。
うちの女性社員はそこまで意識高くない、という会社もたくさんあります。
でも確実に10年前よりも女性たちの意識も変わってきているし
組織も社会も確実に良い方向へ変わってきている。
全てではもちろんないですが、そこに少しでも関われて
少しでも自分が、当社が役に立てて、変わっていく一端を担えていることに
改めて嬉しいな、有難いなと感じた次第です。

もっともっと皆が働き続けたい組織へ、社会へ。
もっともっとイキイキワクワク生きる組織へ、社会へ。
頑張ろう!と気持ち新たにした研修でした!

躾のしなおし

この2週間、新入社員研修や、新入社員を育てる上司、メンターに向けての
研修を毎日連続で実施しております。
そこで、非常に強く強く感じること。
やっぱり躾って、ものすごい大事だということ。

研修をしていると、かなり躾部分が見えます。
研修態度が悪い。
これね、新入社員なので、無意識なんです。
足を組む、肘をつく、のけぞりかえる。姿勢が悪い。腕を組む。
指摘すると、「え??」という顔をされます。
これまで普通にしてきたけど、ダメなんですか??
と質問されたこともありました。

また、椅子をなおさない、消しゴムのかすはそのまま帰る、電気を消さない。
先輩や人事部が机やいすを片付けていても
手伝おうともせず、挨拶もなしで帰っていく。
(これは何も意地悪とか意図的ではなく、自分の仕事ではないので
気付かないんです。)

これらはすべて躾です。だいたい同じ人がやってます。
最近の若者は…みたいなことも巷では言われますが、そんなことはありません。
出来ている人は出来ています。
ただ、出来ていない人は、ほとんど全部一貫して出来ていません。

躾ですから、出来るまで何度でも何度でも
言い方伝え方を工夫して、なおるまで言い続けなければいけません。
諦めたら、一生そのままでなおりません。

また指導を受ける側も、素直にそのまま受け入れる、コーチアビリティが絶対必要です。
でも…だって…他の会社では…友達が…親が…
と言い訳するのは、素直ではないんです。それ言ってるうちは、全然なおりません。

だから、大切なのは
それ言い訳だよ、言い訳するのではなく、「はい」でいいんだよ
自分で気付かないことも多いから、
指導されたら、「はい」と素直に聞こうねを100万回伝え続けることです。

そう、100万回!
そのくらい言って、ようやく伝わるのでは?と思います。
だって、これまでの人生では、「でも…」の言い訳がノーマルだったわけですから。
めげずに、心折れずに、100万回言い続けましょう!
躾って本当に大事、と親として改めて感じます。