人事評価制度

主体的に仕事を楽しむ。

先日、メンバーが人事評価制度構築の
ご支援をさせて頂いているお客様へ
一緒にお伺いしてきました。

これまでは多くが私が実施させて頂いてましたが、
弊社でも若手メンバーが日に日に成長し
ご支援の中心メンバーとして頑張ってくれています。

彼は、これまで採用のお手伝いは
多くのお客様でさせてもらいましたが、
今回初めて人事評価制度構築を自分でやっています。

その帰り道、彼がこんなことを言ったんです。
「社交辞令じゃないありがとうってほんとに嬉しいですね。」

これまで彼は色んな企業様に営業してきました。
これまでも、お客様からありがとうって言われたことはあるんです。

君が担当で良かったよって言われたこともあります。

ただ、今回はこの頂いたありがとうが身に染みたんですよね。

なぜか???

それはきっと、この企業様の社員になったつもり
どっぷりやらせて頂いているからじゃないかなと思います。

もちろんこれまでの企業様でも、しっかりサポートしてきたんです。

でも今回はかけている時間も労力も断然多い。

社長はじめ色んな社員さんからヒアリングし
どっぷりその会社に浸かっている。

この違いではないか?と思うんですよね。

要は第三者(この場合営業担当者)として関わるか?

自分が主体者(自分もその会社の社員のつもり)で関わるか?
ではないかな、と思います。

また、仕事を通じて心からのありがとうをもらう。

この経験が彼のモチベーションを上げてくれていることは言うまでもありません。

「ホント、めっちゃ面白いですわ~」

と過去最高の笑顔で言ってました(笑)

きっと今後もこのような経験をたくさん積んで
彼はもっともっと主体的にお客様と関わることを学び
もっと多くのお客様から感謝されるはず!

そして彼自身が、もっとお返ししなきゃと
更なる成長に向けて良いスパイラルに入っていく。

その積み重ねが自信となっていきます。

主体的に仕事を楽しむ。

それは自分が誰かの役に立っていることを実感した時に、
初めて生まれる感覚だと思います。

私にとっては、若手メンバーは我が子と同じ。

「うひひひ!」と嬉しさを噛み締めた瞬間でした!

ありがとう!!

笑顔の力

メンバーのお客様で人事評価制度構築の
ご支援をさせて頂いているので、
先日同行してきました。

働く想いの共有や共通言語化をするために
事前にアンケートを実施し、
その結果を基に行動指針を策定していくのですが、
この結果に社長はじめ皆様大喜び!

私も結果を見て、「ほんとにいい会社!」と思いました。

というのも、アンケート結果がほぼ皆様同じなんですよね。

働く上で大事にしている心構えや
どんな仲間と働きたいか?
どんな風にお客様に感じてもらいたいか?
などの項目について聞いていきますが、
自由記入なのに結果がほぼ同じ。

これ、実はすごいことなんです。

というのも縁故採用ではない限り、
色んな価値観の人が集合体となって組織を形成します。

当然色んな考え方や感じ方があるわけです。

だからこそ、多様性を受け入れる、ということも必要なんですが、
この会社ではそのブレがほとんどない!

しかも最も多かったのが「面白い」「楽しい」「自由」
「思いやり」だったんですよね。
(これ、社長からするとめちゃくちゃ嬉しいキーワードですよね!!)

メンバーのお客様なので、
私自身が直接お話しさせて頂いたのはたった2回。

でもこの2回で、皆様のお人柄や仕事を通じて
人生を楽しんでいらっしゃることがバンバン伝わってきます。

クリエイティブや営業職の業種であれば
同じようなことはこれまでも多々あったのですが
この会社様は介護業なんです。

日々のお仕事はほんとに大変だと思います。

このコロナ禍の中ですから、さらに大変さは増してます。

でも皆様底抜けに明るい!いつも笑ってる!
大変なことも笑って楽しんでしまっちゃう。

この笑顔の力がこの会社様の真の力だと感じました。

先日パラリンピックのカヌー選手のインタビューで
半身不随になった時にお母様からの言葉に救われたとテレビで見ました。

「笑顔は副作用のない薬」

この言葉、心にしみますね。号泣です。

笑顔は自分も周りも癒すものなんですよね。

元気になる薬なんですよね。

笑顔を大切に、仕事を楽しんでいらっしゃる皆様を
ご支援できること、本当に嬉しいし感謝ばかりです。

暑い毎日ですが、
今日も笑顔で自分自身も周りも元気にしていきたいと思います。

評価は育成の1つである

先日、若手メンバーがお客様から
「人事評価制度って御社作れる?」と
ご相談頂き、一緒に商談に行ってきました。

事前にオンラインでヒアリングをさせて頂き、
具体的なスケジュールやご支援内容等々
お打合せに行ってきました。

具体的なスケジュールやご支援内容等々
お打合せに行ってきました。

具体的なスケジュールやご支援内容等々
お打合せに行ってきました。

この企業様では、人事評価制度を作る一番の目的が
「毎日本当に頑張ってくれている社員をきちんと公平に評価したい」
という想いから。

社員が増えてくると、
これまで経営者が見えていた毎日の各個人の仕事が
やはり見えなくなってきます。

全員分を等しく見るということは
時間的にも不可能になってきます。

また職種も多くなると、まだ成果には結びついていないけれども、
でもプロセスではこんなこともしてくれている、という部分もあります。

今日お伝えしたことは、
人事評価制度は査定するものでも、
各個人のレベルを明確にするものでもありません。

もちろん評価の内容が
昇給や昇格に結びついていることは事実です。

しかし、評価制度は、教育制度であるべきだと私は思います。

各個人が、
自分で何がどのレベルまで出来ているのか?
をしっかり把握すること。

そしてどのレベルまでを求められているのか?
の期待値を理解すること。

さらには、次へのステップアップとして、
これをこのくらいすればいいんだ
と次への目標値が明確になること。

ですから、単にジョブグレードやKPI、
評価項目や点数付けを行うのでは全く意味がなく、
フィードバックの仕方のほうがむしろ重要になってきます。

そしてフィードバックにはもちろん
コーチングのスキルも必要になってきます。

だからこそ、フィードバックしやすいような、
プロセスの具体化、具体的な仕事のスキルノウハウを
見える化していくことが大事だと思うんですよね。

社員数がまだまだ少ない弊社でも、
各自「育成・評価シート」を使って
各自1on1のフィードバックを行っています。

まだまだ目が行き届くレベルの弊社ですが、
フィードバックの時に彼らの話を聞くと、
なるほどな、そういう難しさも感じるのか、
と思うことが良くあります。

たとえば、弊社では営業パーソンの評価項目に
「既存のお客様の更なる満足のためにしっかり提案しているか?」
という項目があります。

これに対して、若手メンバーからは、
「既存のお客様は現状で既に満足してくれている。
では他に何の提案をしたらいいのか?」
が非常に難しいと…。

そして他の具体的な提案をしていないので、
自分の評価点が低かったんですよね。

フィードバックで彼らにじっくり話を聞いてみると…。
そうか…。日本語は難しい。。。

私から見れば、彼の日々の営業行動を見ていると、
提案をしっかりしているんですね。

実際に受注後のヒアリングもしっかりと行っています。

不具合が出たときには、改善策を先にお伝えして、
すぐに動けるように手も打っています。

定期的にお電話もし、最近の状況についても聞いています。

すぐに何か受注があるお客様でなくても、
「お役立ち」できることを情報の提供などを通じて、
きちんとしているんですね。

しかし彼は、「提案」という言葉だと、
「有料」の商品の提案をイメージしていたんです。

もちろん営業ですから、商品を提案することも必要です。

ただ、私が思うことはお客様の
「かゆいところに手が届く」だったり

「そんなことまで考えてくれるの?」
と言って頂けるような言動が出来るようになること

が何より評価すべきところで、成長なんです。

こうゆう日々の小さな積み重ねがお客様からの信頼につながり
それが結果、有料の商品にもつながり、売上に繋がっていきます。

しかし、このプロセス、しっかり見れているか?なんですよね。

私も少ない人数なので、目が届きますが、
これが50人を超えてくると全く見えなくなります。
(もしくは異なる評価になってきます。)

人事評価制度とは査定するものだけではなく、
頑張りのプロセスをどこまで見れているか?
のすり合わせだと思います。

そして上席が誰になろうとも、
一定同じように見てもらえている
と感じられることが大事ですよね。