働き方改革

クレーマーにならないために

あっという間に6月(半年終え)、7月になりました。
大阪はまるで真夏というほど暑い日々が続いていますね。

先日ある会社様でクレーム研修を実施させて頂きました。

皆様ものすごく真剣に聞いて頂き、たくさん質問も頂き、

研修をしていて、こちらも、とっても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

クレームって苦手が方が多いですよね。

それはそう、当然お叱りを受けるわけですし、最近では悲しいことに理不尽なクレームも多く、

中にはカスタマーハラスメントに、該当するような悪質なクレームもたくさんあります。

私自身はクレームは、全然苦手ではなく、むしろ挽回するチャンスを頂いた!!
と思って全く苦手意識はありません。

ですが、一方では…

クレームを言うことのエネルギーを他へ向けたら?と思うこともあります。

(今の仕事において、有難いことに大きなクレームというわけではなく
改善策を提示してほしい、という極めてごもっとも!なご指摘なので
あまりクレームに対して苦手意識がないのも事実です)

ただ、私生活においては、そんなことでわざわざ言いにいく???
というようなクレームを良く目にしますよね。

レジで怒鳴り散らす人、電車で喚き散らす人、SNSで書きまくる人

これらを見ると、そのエネルギー、不毛じゃない??
と思ったりします。

でもこれって違う見方をすれば、それほど何か溜まっているんでしょうね。

だから、どこかに発散しないとやってられない、という心理状態になるんです。

悲しいですが…。。。

私自身そうならないために、いくつかやっていることがあります。

1,人には感情がある、を口に出して言ってみる

当然お店のスタッフや駅員さんなど、みんな人間です。

人には感情があり、忙しかったり、私生活で何かあってイライラしてたり、

それは人それぞれ、タイミングそれぞれあります。

そんなときもあるよーと口に出して言ってみると、自分のいら立ちも少しマシになります。

2,あまり人に関心しない、を心掛ける

これも私の性格の1つかもしれませんが…

そもそもそんなに人に興味がない(笑)。

もちろん仕事だと、メンバーやお客様、取引先様など関係各社様の心理や動向は
気になりますし、興味があります。

でも全く他人にはそんなに興味がない(笑)

逆にどう思われてもあまり気にしない。(いわゆる世間の目ですね)

むしろ自分のテリトリー内しか興味がないんです。

これって、結構大事だと思っていて、自分の影響が及ばないところに
どれだけ興味関心を持っていても、無駄だと思うんです。

逆に自分自身にはとっても興味がある。

そこにだけ目を向ければ、周りは正直多少何があっても気にならないです。

3,そもそも価値とは、そのまま金額になると思っている。

クレームの多くは…最終的に値下げして、返金して、になります。

もちろんそれが妥当なケースもあるでしょう。

でも最初から値下げ目的でクレームを言っている人もいます。

私は100円には100円の価値、100万円には100万円の価値があると思います。

例えば私が取引先様に対して不当な値下げをお願いしたら、

聞いてくれるかもしれませんが、その分提供される価値は下がると思っています。

だって、相手も人ですから、
嫌な相手や無茶な値下げを要求してきた相手に対して
その値段以上の付加価値を提供しようと思うでしょうか??

だったら、値下げではなく、払った対価以上の価値を提供してもらおうと
こちらも歩み寄る方がずっと得策だと思うんですよね。

もちろん物の価値はお客様が決めるものだと思います。

ブランド物が最たる例で、私はエルメスが大好きです。

正直めちゃくちゃ高いなと思うし、何年かに1回自分へのご褒美で買えたらいいなと思います。

でも、そこに価値を置かない人もたくさんいます。

バッグ1つに何十万もばからしい、他に同じような性能でデザインでたくさんあるじゃないか、と。

それも正しいと思います。

でも私はエルメスというブランド、そしてそのブランドをご褒美として
自分に買うのが好きなんです(笑)

私みたいな人がいる限り、エルメスはきっと値下げしないでしょうね。

なんだか話が違う方向にいっている気も・・・(笑)

要は、クレームに苦手意識をあまり持たすに取り組みましょうね、と

自分自身も知らぬ間にクレーマーにならないように注意しましょうね、です。

本当の女性活躍推進って??

先週、もう4年目になる企業様での女性キャリアアップ研修を実施しました。

参加者の方々も、2年目研修でお会いした方々がほとんど。

2年目の時に出会ってから、ライフイベントを迎える年齢になられて、

これからのキャリアについて
共に学ぶ機会となりました。

以前の2年目研修から、ずいぶんお顔がしっかりされてきたな~
と自分の部下のように感無量になりました。

こうゆうの、ほんとに嬉しいし有難いですよね。

さてさて本題。

この企業様と女性活躍に向けて
4年前から共にお取り組みさせて頂き
色んな制度が出来、多くのロールモデルも出来ました。

これまで一方的に女性キャリアについて講義したり
自分自身のキャリアプランを考えたり、
という基礎部分だったんですが、

今回はよりステップアップした内容にしました。

現状のワークとライフ、両方の課題を
事前に30個以上ピックアップしてきます。

そして研修内でグループごとに整理して1つに絞り
解決策を出す、提案書を作り、プレゼンしてもらいます。

当然提案プレゼンですから、費用対効果についてや
定性的メリットについても訴求してもらいます。

具体的根拠となる数値データも必要になるので
調べたり分析も必要になります。

研修時間は限られた時間なので、各自分担して
宿題となり、何度かグループでwebミーティングも
宿題で実施します。

何度か質問ももらいながら、私も全力でサポート!

すると発表当日、すべてのグループが
PP10枚近くのプレゼン資料が出来ていました。

内容も、どのグループも素晴らしい内容です。

女性だけの営業部署設立
転勤時の別居婚への手当(単身赴任制度とは別)
男女問わずキャリア形成への教育支援

などなど。

福利厚生制度については
人事部の方々が思案していた内容がほぼ出てきて、
社員が求めているものとそれほど大差がないことがわかった、
という感想もありました。

このプレゼン、企業様により多少の差はありますが
社長含めた役員クラス、人事部の方々にも採点して頂き、

内容が良いものについては
その後プロジェクトなどに進化させていきます。

プレゼンしたチームの女性社員がプロジェクト責任者に
任命されたことも過去ありました。

女性活躍推進法が施行されて約5年。

多くの企業で様々な取り組みや制度改定を行い
試行錯誤しながらやってきましたが、

女性活躍が成功している最大のポイントは、
経営者や会社が一緒に取り組むこと。

彼女たちの意見が研修を通じて
経営者サイドに届き、内容によって実現していく。

もちろん女性活躍だけではなく、
全社員対象となっている施策もあります。

社員の意見が反映される。
これはエンゲージメントの高い会社の特徴の1つです。

女性活躍が進んでいる会社は

エンゲージメントも高いですね。

いつの日か女性活躍!!と言われないことが
本当の意味で女性の社会進出が進んだことだと思います。

これからも色んな企業様と共に、
女性も男性もみんながワクワクおもろく
働く社会を作っていきたいと思います。

女性活躍:時短勤務のジレンマ

先日は女性キャリアデザイン研修でした。

もう3年目となるこの企業様。
いつもいつも非常に前向きで優秀な女性社員の皆様に力を頂いています。

コロナちゃんのおかげで。。。
これまで研修に参加出来なかった
時短勤務中のみの女性キャリアデザイン研修。

今年初の取り組みです。

というのも、

集合研修であれば当然全国から出張で東京に行かなければならない、
東京勤務の方も会場までの往復の時間を考えると参加したくても出来ない、

が例年の状況でした。

参加者の皆様の声。
「時短勤務だけど、こんな風に研修してくれるって単純に嬉しい!!」

そうだと思います。

子育て中の時短勤務者からよく聞くミスマッチ。
時短だからこそ、これまで以上にスピードアップや効率化をしてるけど、その中身はなかなか評価されない。

責任感は変わってない。
むしろ時短だからこそ限られた時間の中で成果を出そうと責任感は強くなった。
でも責任のある仕事は任せてもらえない。

時短が終われば、またどんどんキャリアアップしていきたい。
でも約10年近く責任ある仕事から遠ざかり、
キャリアアップのイメージが持てない。

その支援研修自体もない。。。

そうなんですよね。

時短勤務でも、お客様や仲間のお役に立ちたい気持ちは何も変わりません。
成長し続けたい自己実現欲求ももちろんしっかり持っています。

そんな彼女たちへの研修は、とっても面白い。

研修に対して非常に前向きで
その機会を設けてくれたことへの感謝もしっかりある。

この企業様の素晴らしいところ。

初日研修日に会長講話、最終研修日に社長講話があるんです。
会長、社長から、女性活躍に向けての指針や期待を直接話してもらえる。

これだけで、モチベーションはめちゃくちゃ上がります。

多くの会社様で研修をさせて頂いておりますが
このような会長や社長講話をプログラムに入れられる企業様は実は少数派です。

こういうところが日本を代表される企業様所以なんだろうとも思います。

会社が変わるには、まずは経営者から。

素晴らしい企業様で継続して研修させて頂けていることに感謝とともに、
発展するべくして大企業となられた本質について考えさせられた1日でした。

今期キックオフ研修を実施

先日弊社のキックオフ研修を実施しました。

毎年行ってますが、昨年はオンラインで、今年は対面で行いました。


いつもキックオフに向けて、今期の指針を作成しますが、

今期は。。。めちゃくちゃ頭が痛かったですね。。。


というのも自分で前期を振り返ると、反省しかない。

心のどっかで、コロナだから仕方ないよな、研修がキャンセルになっても仕方ないよな、新規のアポも今のご時世行きづらいよな、と数え切れない言い訳をしていたように感じます。


それでも絶対やるんだ!という強い気持ちがあったかと自問自答すると、反省しか出てこない。

経営者がこんな状態だから、当然社員にもこれが伝播してしまってますよね。

これはあかん!!!


どんな状況であれ、成功の10割は執念です。

何があっても絶対やってやるんだという気概や執念が全然足りなかった1年だと反省です。


その想いをそのまま社員に打ち明け、絶対今期は執念を持ち、やり切ろうと投げかけました。

1つ1つの仕事や業務、そしてお客様への想いが情熱であり、その積み重ねが執念です。


これくらいでいいかこのくらいしょうがないか、が1mmでもあれば執念にはならない。

この1mmの油断や気の緩みのない1年にしていきたいと思います。


キックオフ研修の度に、少しずつですが仲間が増えていっています。

起業した時には全く考えていなかったんですが、有り難いことに少しずつ会社になっていっています。


こう見えて、結構石橋叩くタイプなのでまだまだ一気に何人も!という採用が出来ません。

一人ずつですが、我々の想いに共感し心を共に恊働できる人を大事に育てていきたい。

大きな会社では出来ない仕事やキャリアがあると思っています。

そんな彼らと共に1年がむしゃらに突っ走っていきたいと気持ち新たにした1日でした。

感謝多謝!ありがとう。

夏の恒例社内イベント!手巻き寿司PARTY!「働かない改革の1つ」

四半期ごとに、社内イベントを実施している当社。

夏は恒例の手巻き寿司PARTYです。

今年も我が家にお招きして、雲丹、カニ、アワビと盛りだくさんの

手巻き寿司PARTYを実施しました。

こうして四半期ごとに社内イベントを継続して実施しているのは

もちろん単純に楽しい、というのもありますが

社内だけではなく、その家族や子供も含めて

和気あいあいとしていきたいという想いがあります。

これは大手企業ではなかなか出来ないことなのかもしれません。

当社のような小さな会社でしか出来ないことだと思っています。

よく、働くモチベーションとして、昇給や賞与、昇格など挙げられます。

それ以外に当然ながら、目標設定や、働くやり甲斐も大切です。

ただ、私も長く働いていて、感じること。

それは、家族にも愛される会社でありたいと思うのです。

「お父さんの会社、好き。」

「お母さんの会社、いいよね。」

そう家族に言ってもらえることが、目指すところです。

普段は当社のメンバーも、出張や個人のタスクが満載で

精一杯効率化を進めながら「働き方改革」を進めてくれています。

(私個人的には「働かない改革」と思っています)

単純に時間を短縮した働き方改革ではなく

効率化、儲け方そのものを変革し、如何に生産性を上げていくか?

ここに尽きると思います。

そして、毎日残業なし、という時間制限ではなく

「自分の働きたい時間に働く」

逆に言うと「働きたくないときには働かない」という考え方。

を推進しています。

例えば、子供の行事や習い事の送迎、

自己啓発の時間、行院に行きたい、買い物に行きたい…などなど。

理由は個人によって違いますが

自分で働く時間も場所もコントロールしていく、という考え方です。

それには従来の稼ぎ方では到底無理ですし

個人レベルで言っても、低いスキルでは出来ません。

ですから、当然個人へのスキルUPも求めます。

生産性が低ければ、量で補うしかないからです。

そうして、日々仕事に邁進してくれているからこそ、

だからこそ、こうした社内イベントを実施し、

社内の親睦、家族との親睦をこれからも継続していきたいと思うのです。

宣伝になりますが(笑)

当社では同じ想い、同じ夢を追いかける社員を求めています。

興味のある方はぜひ、ご一報頂ければ嬉しいですね(笑)

働き方改革で残業代が出なくて苦しい…

先日あるお客様先にて研修を行っている時のこと。

休憩時間にこんな質問がありました。

「働き方改革で、残業するなとかなり厳しく言われていますが

これまで残業代で月平均10万円くらいもらっていたのに…

それがなくてほんとに生活大変なんですよね。

でも仕事量はそれほど変わらないので、全部管理職に預けて帰宅してます。

管理職の上司は結構大変みたいで…いつも遅くまで残ってます。

管理職になると、残業代出ずに、いつも誰よりも遅くまで働いて…

そういう姿を見てると、ますます管理職になりたくないんですよね。。。

どこの企業でもそうなんですか??」

じっくり彼の話を聴いてみると…

・これまでの残業については、全く不満なく、むしろ月10万円くらいプラスして支給されているので、残業がしたい…、でもさせてもらえない…。

・残業代が出ないとかなり生活が苦しい(お子様もいるので…)

・副業してもよいと会社から言われているが、更に別の仕事を、今の仕事を終えてからするのは、精神的にも体力的にも無理。

・今の管理職を見ていると可哀想になる。そしてますます管理職を目指したくなくなってきた。

・働き方改革があるまでは、会社での将来像も描けていたが、今はなかなか描けない…。

ということらしいです。

こわいですね…。

じつはこうゆうご相談結構頂きます。

この企業ではいわゆる「働き方改革に便乗した人件費カット」を行っている企業ではありません。

経営幹部の方々とお話ししても、

「残業させてほしいという社員が多くいるが、働き方改革がある以上させてあげたくても出来ない。

会社としては、仕事量は変わらないので、人員を増やすしかないと

採用活動も同時に行っているが、なかなかこの時世採用活動もうまくいっていない…

というのが現状です。

果たして、働き方改革で幸せになったのでしょうか??

もちろん働き方改革によって、過労の問題は軽減出来ているかもしれません。

残業したくない、という人にとっては幸せな改革かもしれません。

しかしその一方で、残業したいという社員がいるのも事実です。

情報誌によれば、副業をすれば解決する、なんてことが書いているものもあります。

もちろんそうかもしれませんが、その副業を望んでいない人も多くいるのです。

今の仕事を残業することで、たくさんスキルや経験を積めて

将来に繋がることもあるかもしれませんが、

全く別の仕事で副業しても、それは所詮「金稼ぎ」にしかならないからです。

私自身、副業については別に反対という訳ではありません。

当社も本人の希望があれば、副業を認めています。(している人はいませんが…)

ただ、私がサラリーマンだった時を思い返してみても

副業したいと思ったこともありませんし

今、あの時代に戻ってもしたいと思いません。

なぜなら、仕事は私にとっては、生活の糧でもあるけれども

それ以上に、自己表現の場であったり、交流の場であったり

何より社会貢献の場であるからです。

自分の人生の貴重な時間を、そんな価値のある仕事に費やしたいからです。

サラリーマン時代、私も多くの時間を仕事に費やしました。

死ぬほど働いた!と言える自信もあるほど働きました。

しかし、それがスキルとなり、経験となり、そして自信へとなりました。

だからこそ今の自分があります。

今の時代ですから、死ぬほど働け、とは言いませんが、

この働き方改革、残業の上限時間の設定だけで本当に幸せな働き方が出来るのか?

疑問が残るのも事実ですね…。

Youtuberに夢中になるわけだ!

最近、うちの娘はyoutubeに夢中です。

何人か大好きなyoutuberがいて、いつも真似っこしてます。

世の中、なりたい職業1位にyoutuberがなるわけです(笑)

 

そこでちょっと考えたわけですね。

なぜサラリーマンに憧れる子供がいないんだろう??

日本に一番多い数なのに…(笑)

それは単純!サラリーマンが輝いてないから!なんですよね。

 

Youtuberの彼らは、何かすごく特別なことをしている訳でもなく…

(なかには、すごい技術とかすごいことやってる人もたくさんいます!)

でもうちの娘のお気に入りのyoutuberは

本当に楽しそうに「遊んでいる」んです。

だからその彼らが遊んでいるおもちゃやグッズが欲しくなるし

自分もそんな風に遊びたいんです。

 

では、そんなに仕事を「楽しんでいる」大人っているんでしょうか?

そこが問題なんですよね(笑)

仕事よりも趣味だったり、休みの日の余暇だったり…

どちらかというと、仕事は生活の糧でしかない、という人の方が多いですね。

でもこれがそのまま子供に伝わってるんだと思います。

「カッコいい」大人になりたいじゃないですか!

仕事ってこんなに面白くて、ワクワクして、最高に幸せ!って

言ってる大人ってめちゃくちゃカッコいいと思うんですよね。

そう。Youtuberのように憧れられる大人に

まずが自分から、当社からなっていきたいと思います!