お勧めの1冊

コミュニケーションは難しい

先日若手向けの研修させて頂いた企業様で
アサーティブコミュニケーションで盛り上がりました。
例題をグループで考えてもらう、というのを
いつもやってるんですが…

この中でも皆さんE(自分の感情を言語化し説明する)がとっても苦手。
というよりも普段はこうゆうことをせずに
態度や表情で表しますから、なかなか言語化が難しい。
プラスして、ポジティブな言葉を使って言語化するので、さらに難しい。
皆さんに悶絶しながら学んで頂きました。

これもね、スキルですからやれば習得できるものですし
慣れればするするっと出てくるようになるし
態度や表情にも出ずに出来るようになるんです。
でも…なかなかプライベートでは難しいですよね(笑)

今、年度末ということで我が家では来年の受験(内部進学ですが…)に向けて
えらいこっちゃの毎日です。というのも…どんどん成績が下がってきてます(泣)

まぁ、周りが勉強していくので、何もしていない娘の成績が下がってくるのは
当然なんですが…。
テストの結果は悪い、評定は下がる。私は焦りまくりです。

しかし当の本人は…「きっと何とかなる!」とものすごく楽観的で
全然行動に移っていません。。。
私が仕事から帰ってくると、遊んでる…(何もせずに)
そして塾の日は…遅刻したり宿題していってなかったり、
とりあえず塾に行っているというレベル。

毎日毎日私は焦りレベルが上がっていくわけです。
「なぁ。。。なんで勉強せーへんの??」
「いつになったら、やるん??いい加減にしーやー!」と
帰って速攻このセリフの毎日なわけです。

研修では「YOU」じゃなくて「I」で話そうね
自分の感情をポジティブワードで言語化しようねと何度も言ってたんですが…
なかなか娘のこととなると、理性が利かなくなりますね。
うーん。難しい!!!
ということを、昨日も感じた山口です。

次は!!
「宿題ちゃんとして行ってくれたら、嬉しいわー」
「きっと次の塾は宿題終わらせていくって期待してるで!!」
と「I」視点で、ポジティブワードで
感情は一旦置いといて、言えるように頑張ります!

反省を必ず次へ活かす

約6年前から様々な研修をさせて頂いております企業様にて
今回新入社員振り返り研修のご依頼を頂き、その研修の翌日に
新入社員の方々と一緒に、特別に柏崎刈羽原子力発電所を見学させて頂きました。

恥ずかしながら…電気ってどうやって出来るんだろう?
という極めて初歩的なことも知らない私なんですが、
今回の原子力発電所視察で、スッキリ!!しました(笑)。

13年前の福島、ニュースや記事で見聞きしていたことを
実際に目にすることで、原子力発電所への理解が深まりました。
事故当時、福島にて実際に事故を経験された方からの
事故への反省(反省という一言ではなくものすごく強い使命感を感じました)と、
そして経験したからこその、今後への取り組みについて
お話を聞き、そして実際に様々な取り組みを目で見て、
ただ一言、「反省を活かす」ということをリアルに感じた次第です。

例えば、柏崎刈羽原子力発電所に押し寄せる津波の想定高さは7~8m。
しかしそれに対して15mの高さの防潮堤を設置し、津波対策を立てている。
福島では外部電力、自家発電など全ての電力が使えなくなってしまったことを踏まえて
電力供給をいくつも用意している(電源車やガスタービン発電機車など)。
福島では冷やす水が供給できず最終的に海水を使用したことを踏まえて
冷やす方法をいくつも用意している(消防車や淡水貯水池など)

これ以外にもいくつもいくつも福島以降に新たに出来た対策を
実際に見せて頂きました。

原子力発電所再稼働には賛否両論あることは理解しています。
そして、私たちの生活に電気は欠かせない存在です。
今回のメルマガでは、この賛否両論について語るのではなく
この「反省を活かす」度合いについて書きたいと思います。
有難いことに…私の仕事は人の生命に関わる仕事ではありません。
多少失敗しても…「すみません」です。
(もちろんそれでも失敗は良くないことですし、失敗を次へ活かす努力は
同じように怠ってはいけませんし、改善すべきです)

しかし、多くの人の命に携わるお仕事に就いている方の
「次へ活かす」ことへの尋常ではないレベルでの想いに
頭が下がると共に多くの学びを頂きました。

今回見学の前にお話をお聞かせ頂いた方の言葉にこんなものがありました。
「人類の最大の発明は『無知の発見』である」
私たち人類が得た最高の発明は
「私たちは知らない」ということを知っていることである、です。

知らないからこそ学び続ける。
想定外のことが起こるから、そこから反省しそして次へ活かす。
これが人類の最大の発明です。

私も未熟ながらこれまで多くの企業様で研修をさせて頂き
こんな質問を頂きます。
優秀な人はどんな人ですか?
優秀な新人はどこで見抜きますか??

研修の中で、最も積極的に学び、得て帰られる方は
「実際には出来ている人たち」です。
しかし彼らは誰よりも「まだ自分は出来ていない」と思っている方々です。
一方で残念ながら…出来ていない、気づいていない方々は
「自分は出来ているからこんな研修は必要ない」と思っていることも多いです。
そしてこの違いが更なる差を生むのだと思います。

一昨日は3月11日。
被災された多くの方々のご冥福をお祈りすると共に
この「反省を必ず次へ活かす」姿勢を、私たちは忘れてはいけないと感じました。

すごいな…と尊敬したこと

今日はとある会社様での新入社員振り返り研修ということで
入社1年目の方々に研修をさせて頂きました。
研修の内容はまた後日。
今日は研修前に、研修会場となった施設長のお話から
すごいな、とそしてごもっとも!と思ったお話をしたいと思います。

新入社員から色んな質問を受け、それに1つ1つとっても丁寧に
そして率直にお応えされていたんですが、
その中でこんな話になったんです。

着任した頃は、所内で「気軽に先輩や上司に聞けない」雰囲気だった。
コミュニケーション不足というよりも「聞けない」雰囲気だったそうです。

そこで所長が率先してされたことは
朝、正門の前に立って、一人一人に挨拶することから始められたそうです。

最初は目も合わせてくれず、挨拶しても返さない…。
それでもずっと続けていくと3か月後には
ほとんどの人が、目を見て笑顔で挨拶を返してくれるようになったそうです。
そうすることで所内でも「聞ける」雰囲気が少しずつ出来ていったようです。

ただ、人はすぐに元に戻ろうとする。
だから、この朝の挨拶をいつまで続けるんですか?って
よく聞かれるんだけど、それは自分がここを去るまで続けますよ、と。

ほんとうにすごい、、、と思います。
簡単なことではないんですよ、これ。
寒い日も(しかもここ、めちゃくちゃ雪寒い場所です)、
雨の日も、体調がちょっとすぐれない日も
毎日です。すごくないですか??もう私はお話を聞いていて、胸が熱くなりました。。。

そして朝の挨拶以外にも、色んな施策や工夫をされているんですが
職場の雰囲気も少しずつ変わってきたそうです。
と、とっても嬉しそうにお話されていらっしゃいました。
やっぱり組織において、上司の言動ってものすごく大きな影響力を持ちます。

それに比べて…私はあかんと反省しきりです。。。
もっともっと頑張らないとだめですね(笑)

マヌカハニーからの気づき

あっという間に3月になりましたね。
弊社は3月決算ですので、
通常の研修のお仕事も季節柄たくさんご依頼頂いておりますが
それとは別に来期のキックオフ研修の準備、
入社式等採用に関わる業務などもあり、
絶賛頑張っている山口です。(笑)

最近ちょっと感じたことを今日は共有したいと思います。
皆さんは自分自身の強みって具体的に何か?
ご自身で理解し、言語化出来ていますか??

実はこれ、私は10年ほど前にすごくすごく突き詰めた時期があったんです。
というのも、10年前に会社を創立する際に、自分自身の強みって何かな??って
実は初めて真剣に考えたんです。

それまでサラリーマン時代の時には、
例えばリーダー気質であるとか、
営業でのコミュニケーションに自信があるとか、
結構面倒見はいい方だな、と自分で自分の強みを何となく、それまでの上司やお客様からの評価や周りの反応とか、よく言われる第一印象とかで
きっとそうだよねって思ってたんです。

で、きちんとこの強み分析を勉強して
改めて周りの人たちからもヒアリングを実施して
会社創立にあたって、考えた時期がありました。

私の強みって何だろう???
多分一番はですね、(アホが付くほど)素直なんです。
人から言われたことは、とりあえずやってみますし、
やったことは、ある程度の結果が出るまでは続けます。

人が話していることは「ふーん。そうなんだー」って誰でも結構思ってしまいます。
なので、結果「え??うそ??」と失敗することも多々ありました。
「山口さんに営業するのはめちゃくちゃ簡単です。
あまり深く考えずにやってしまうので、即断は危険です」と
弊社の某マネージャーはいつも言ってます。

はい、事実そうだと思います。
色んな営業の方の話を聞いて、大半は「お!いい商品、いいサービスだな」って思います。

これ、コーチアビリティというスキルなんですが
多分私はこのスキルが高いのが、最も強みだよねって
10年ほど前に気付いたわけです。
リーダー気質や営業スキルについては、これはある方だと思いますが
ものすごくあるか?と突き詰めれれば
そうではなくて、ちょっとだけ得意程度です。
でも素直さについては、これはアホが付くほどですから
めちゃくちゃ得意なんだと思います。

これを自分で分かっているか?って結構大事で
じゃ、それ活かしてどうする?
逆にデメリットになるときはどう対策する??
って考えることで、さらに他の能力も伸びていきます。
是非皆さんも自分自身の、そしてメンバーの強み
言語化してみてくださいね。

~ちょっとしたエピソード~
本日のメルマガ、どうしてこのコーチアビリティになったのか?というと…
最近風邪をこじらせて、かなり喉もつぶれてしまって…
そしてなかなか声が戻らない…がありました。
そこで、メンバーから
「マヌカハニーいいらしいですよー」と
勧められたので、即購入、毎日食べてます。
しかも定期購買で購入しました。
この時に、マヌカハニーとは何か?を自分では調べてません。
単純にいいよって教えてもらったからです。
そして、先日スーパーでマヌカハニーキャンディが1000円だったんですが
とりあえず買ってみて、研修の合間に食べてます。
教えてもらったら、とりあえずやってみる、が
染みついてるな、と気付きました(笑)!!

打破する力

先日、とある企業様にて、若手向け研修を実施させて頂きました。
キャリア形成や目的醸成など色んなプログラムがあったのですが
若手に必要なスキル、ロジカルシンキングとコミュニケーション、
そしてリーダーシップも学べるというゲームを実施してもらいました。

弊社では研修で様々なゲームワークを実施してもらっています。
というのも。。。ゲームとなると、みんな大好き(笑)
なので当然皆さん積極的に参加されます。

積極的に参加するから、当然色んな事に自分たちで気付く。
だからこそ、しっかりと腑落ちするんですよね。

今回実施したゲームはかなり情報の整理が難しい!(笑)
1月に新たに導入したゲームで、実際に私もそのゲームを
回答を知らずに会社のメンバーとやってみました。

単純に情報を整理してまとめるだけでは解けない!
何度も試行錯誤と確認をしていきながら
矛盾点を探していくと、回答にたどり着きます。

その間、やっぱり色んな壁にぶつかりますから
参加者はイライラさせられるんです(笑)
弊社メンバーと実施した時にも、特に若いメンバーは
イライラしてきて、ついつい口調がきつくなります。
「それってこうゆうことって言ってなかった??」
「これって結局どうなの??」といった感じです。

その時に発揮されるのが、リーダーシップの1つなんです。
リーダーシップっていろんな論理もありますし
○○型と言われるようなタイプ分けもかなりされていますし
それぞれのリーダーシップタイプによって必要なスキルやマインドも
異なります。

でも結局のところ、一言でリーダーシップって「打破する力」なんです。
その打破の仕方が、トップダウンもあるし、サーバントもあるし、EQ型もあるし…
なんです。
このゲームではこの「打破しなくてはいけない場面」がかなり出てくるので
それぞれが色々工夫しながら打破していくのは
すごく良いトレーニングになります。

「もう1回自分のカードを読んで見落としないか、確認しよう!」
「分かりづらいから、それぞれ書くのではなくて、1個にまとめよう」
これらもリーダーシップの発言なんです。

ということで今回の参加者の皆さんも、
イライラしながら、色んな方向から打破しようと
試行錯誤してくれ、それを見ていて
私も「なんか頼もしいなぁ」と感じた次第です。うん。若いって吸収早いよね(笑)!

冬のザ・昭和的合宿

今日は今回の社員合宿についての気づきを書きたいと思います。

既にご存じの方も多いかと思いますが、
弊社では4年ほど前から、冬の社員合宿「スキー&スノボ合宿」
を実施しております。

これは、名の如く、社員旅行ではなく合宿です。
目的はただ1つ。
最後まで諦めずに、自分の限界を突破し、やり抜くこと。
を身体に染み込ませる!!というザ・昭和的合宿です(笑)。

まず初日は、朝4時起きで岐阜県高鷲へ向かい、9時集合。
10時には着替えてゲレンデでスタンバイして、
昼休憩1回と小休憩1回のみで、夕方4時半(リフト最終)まで滑ります。
翌日は朝9時にはチェックアウトを済ませ、9時半から15時まで
昼休憩1回のみで滑り続け、そしてまた4時間かけて帰ります。

私は昔からスキーとスノボをずっとやってきていますし
毎年正月には1週間ほど長野県にこもって、雪山三昧ですので
あまりしんどいな、とかないんですが
初めてスキーします、って人にはめちゃくちゃハードなんです。

もちろん転びまくるし、全身筋肉痛になるし、
出来ないことにイラつくし、気持ちも萎えてきます。
でも、そこでみんなから応援してもらって
アドバイスもらって、出来る出来る!と言い聞かせながら
必死についていきます。
※基本は私が先頭でコースも決めて滑りますから
本当に止まっている時間もあまりない!

昨年初めて参加したメンバーは、出発前から
「1年で一番しんどい仕事です…。マジで憂鬱…。」という言葉も出てましたが
実際に行ってみると、昨年とは全然違う。
昨年は後半全くついてこれず、2日目は一人カフェをしていたんですが(笑)
今年は全行程全部ちゃんとついて来れて、
しかもスピードも速くなってるし、かなり滑れるようになっているんです。

また40歳を超えてから初めてスキーをしたメンバーも
今年でもう4年目。
最初のへっぴり腰はどこへいったのやら、キレイなフォームで
スピードも速くなっています。

彼らを見て…営業リーダーが一言。
「いやー。人ってほんと幾つになっても成長するんですよね~」と
めちゃくちゃ上から目線で(スノボ歴は彼らよりも上(笑)!)
言ってました(笑)。

そう、我々が研修でもいつもお伝えしている言葉。
人は必ず、成長するんです。
そこに年齢は関係ない!
是非皆さんも幾つになっても、チャレンジを続けていきましょう!

寄り添う組織へ

先週はほぼずっと研修続きという研修ラッシュの1週間でした。
その中で、ダイバーシティの一つとして
男性部長職の方々に、育児や時短経験のある女性の方々が入り
生の声を聞きながら、改めて今何が出来るのか?
という研修を実施させて頂きました。

これがですね、めちゃくちゃ面白かったです!!
皆さん、本当に真剣に取り組んで頂けたし
たくさんたくさん「生」の声を聞きつつ、
出来ないことや、今あるジレンマみたいなものについても
率直に、でも前向きに考えてディスカッションして下さって
色んなグループの意見を聞きましたが、
本当に実りの多いディスカッションをされていたと思います。

部長職の方々に、こんなディスカッションをしました。
女性、時短者、育児との両立者、介護中の方だけではなく、
働く場所や働く時間に制限のある人が
働き続きたい、と思える組織になるためには
具体的にどんなことがあれば、
職種や役職に関係なく、働き続けることが出来るだろうか?
今、自分自身が何らかの理由で、制限が出来たと仮定して
どんな支援やどんな環境であれば、今のまま働き続けたいと思う
組織になるだろうか?

これね、ものすごく白熱したんです。
こんなことがあれば、自分が急に休んでも大丈夫。
これが出来れば、問題なく現場は回ってる。
こんな風にすれば、決裁も滞らない。などなど。
色んな意見を出してくれました。

そしてディスカッション後に、こう問いかけたんです。
「では、先ほどのそのような支援がすべて出来たら、
皆さん、制限がありつつも部長職を続けていけますか??」と。

すると大半の方が「続けていける」とお答えになりました。
でもその一方で
「じゃ、私、要らなくなりません??必要なくなりますよ。」と(笑)。

そう、まさしくこれがバイアスかかってます。
『誰にも出来ない仕事をするのが役職者』
『他の人に出来ないことをやるから、価値がある』と。

確かに、ひと昔前はそうでした。でも今は違います。
誰にも出来ない仕事をすることよりも、誰でも出来る環境を作る方が価値がある、のです。

もちろん組織ですから、一定の裁量権を制限することも必要ですし
それぞれの役職にはそれぞれの役割があります。
プレイングマネジャーに代表されるように、
現場の仕事もしつつ、マネジメントもしている時代です。

でも役職者だけではなく、誰もが組織においては必要ですが
いつでも替えがきくようにしておくことも必要です
いつでも、どこでも働けることを前提とした環境ではいけません。
部長職、課長職でも「長時間労働」を前提としない環境を作ることが出来ます。
またこのように役職者の方にも「自分事」として捉えて頂くことで
本当に「寄り添う」具体的言動も見えてきます。

制度や福利厚生、システムなど様々ありますが
運用する人次第、ということですよね。

中堅社員のキャリア

一気に冬気候になり、、、秋はどこへいったんだ??と
いきなりの寒さに驚きつつも
スノボシーズンがもうすぐ到来ということで
これで雪が降るかも!?とテンション上がる山口です。

先日ある企業様での中堅社員の皆様に「キャリア形成」の研修を実施させて頂きました。
中堅社員ですので、およそ入社4年から8年くらいのキャリアの方々が参加でした。
中堅社員というと…
・自分の仕事は、ほぼほぼ出来る。
・自分の仕事は出来るので、どんどん仕事が増えて、時間がない。
・後輩も出来てOJTトレーナーもしている人も多い、でも指導の仕方が人それぞれ。
といった方々が多かったです。

よくある中堅社員あるあるでは・・・
自分の仕事は出来るので、色んなことがルーチン化されていて
自分が成長している感がなかなか持てない、ということです。
実際にはそんなことは全然なくて
日々色んな仕事をしていることで、貢献度も高いですし
日々成長しているのですが、
元々が出来ることが多いので、自分で「成長してる!!」って感じにくいんです。

すると、どうなるか?
他の会社に行った方がもっと成長できるのではないか?
今の仕事がマンネリ化していて面白味を感じない
といったことが出てきます。

ですので、中堅社員の時に積極的に意識することは


1.今の仕事を平準化&効率化していくこと
2.今の仕事を抜本から見直して、もっと成果の出る方法を編み出すこと
3.意識的に新たな難易度の高い仕事にチャレンジすること
4.後輩に自分の仕事をどんどん譲っていくこと
です。

私自身振り返ってみると、、、
これは私の長所であり、短所でもあるんですが…
なんせ、飽きやすい。

なので、中堅社員だった時に、ものすごく飽きていたんです。正直。
だって何も考えなくても今の仕事が出来てしまうし
今の仕事がそれほど難易度が高くないんです。
そうなるとどんどん惰性で仕事をしていってしまうんです。
(ダメダメですが…)

で、自分がとっても飽きやすいので、その時に言われていた言葉が
「商売は、飽きずにやるから、商い(飽きない)なんやで。」と。
そうか!!飽きずにやり続けることが大事なんだ!!!と
本当に雷に打たれたように感銘して
どうしたら自分が飽きずにやり続けられるか?を考えたんです。

そしたら、答えは簡単で、
今の仕事をどんどん後輩に譲っていく。
そのためには、平準化して効率化して、教えて譲っていくしかない。
自分はどんどん新たなチャレンジをする時間と余裕が出来て
いっぱい失敗もしながら試行錯誤してチャレンジ出来るようになっていく。
そうすると、飽きないんです。

プラスしていいことは、当然失敗もして試行錯誤もするわけですから
惰性ではなく、めちゃくちゃ考えるし、本も読むし、学び続けるわけです。
成功したら、「成長している!!」感が自分でも持てる。
これが新たな遣り甲斐になっていくわけです。

でもこれってね、結構エネルギーいるわけですよ。
私自身は元々が飽きやすい性格なので、マンネリ化しているよりいいよねって
エネルギーが出てくるんですが、
自分が上司になり、研修講師をしていると
そうじゃない人たちも多いことが分かってきました。
だからこそ、ポジティブシンキングのスキルが重要です。

エネルギーいるけど、でもきっと出来たら面白そうよね。
大変そうだけど、でも成長できるチャンスよね。
って無理やりにでも思うこと。
そうすることで1歩が踏み出せます。

最近一気に寒くなって…でも雪降るからスノボ出来る!
と一緒です。
是非リフレーミングスキルで、チャレンジの1歩を踏み出してみましょう!!

メンバーとの距離感

先日、ある企業様にて女性部下を持つ上司向けにマイキャリアデザイン研修を実施させて頂きました。

皆様とっても前向きで、いつもこの企業様での研修は私自身も楽しみで有難いことに私自身もいつも学びを頂いております。
研修実施後のアンケートでも色んな個別質問を頂きます。今回はある方からの質問についてご紹介したいと思います。


女性との距離の保ち方というのが難しく、比較的仲の良い状況は作れるのですが近すぎるとどこか一定の距離感を取りたくなるような性格の方も多いかと感じています。そのあたりの距離感の保ち方なども今後知りたいかなと感じています。

確かに!!!この距離感、結構難しいですね。
一般的には、この距離感、男女関係なく、個人の性格により距離の取り方は異なります。また一般的には東日本は距離感を遠く取り、西日本は距離感が近く取る傾向があります。


いわゆるパーソナルスペースとも連動してきますが、パーソナルスペースは性別によって異なり、男性は前から向かってくる人を警戒する傾向にあります。つまり男性のパーソナルスペースは楕円形で前方向に広く、後ろ側は狭くなっているのです。


一方で女性のパーソナルスペースは、どこかに偏って警戒している傾向はなく、円形のパーソナルスペースとなっています。また、女性は相手との信頼度に合わせてパーソナルスペースが変わるため、一般的に男性よりも女性の方が信頼関係への依存が強いと言われています。


男女ともに40歳くらいをピークにパーソナルスペースは広くなるため、年齢によってもこの距離感というのは異なります。
これを解消するには、1on1でのコーチングを主とした対話を続けていくことで、信頼関係を構築していくのが最も効果的です。

私個人的には、、、ガンガン踏み込んでしまうところがあるので(笑)それが許されるな、って方には結構ガンガン踏み込んでいきます!
でもちょっと・・・って方には踏み込み過ぎないように、気を付けます。(それでも結構他の人より踏み込んでしまっていますが…)


ではこの、「いけそうかどうか」の判断をどこでするのか??ですがまずは私は自分をかなりオープンにさらけ出し、
(色んなプライベートな話をまずは自分からしてみる)その反応をみて、いけそうかどうか?を見ていることが多いです。


踏み込んで来てくれてOKだよ、って人は、相手もさらけ出してくれますしあんまり踏み込んでこないでね、って人は、聴いているだけで話そうとあまりしません。
もちろん時間と共に、その距離感も少しずつ縮まっていく人もいますが…。でも大事なことって、まずは自分の心をオープンにさらけ出すことかな、と思っています。
皆さんも是非心をオープンに、弱い部分もさらけ出してみたらこの距離感、ちょっと分かりやすくなるかもしれません。

成長=管理職ではない

昨日研修をさせて頂いた女性社員向けのキャリアデザイン研修で
はっとさせられた出来事があったので共有させて頂きます。

昨日の企業様では、もう数年ずっと研修をさせて頂いております。
年々経るにつれ、女性社員の方々の意識の変化をすごく感じ
いつも嬉しく思いながら研修をさせて頂いてます。

あるディスカッションで…
「管理職になりたいか、って言われると、
正直課長とか部長とかになりたい、って気持ちはあまりないんですよね。
でもチームを作れる、とかもう少し自由に出来るよって
ことなら、チャレンジしてみたい気がするよね。」と
ある方が仰ってて、
それに対して他の方も
「それ、分かる!別に役職とかにあまり興味ないし
課長とか上の人見てるとほんと大変そうだけど…
でも中心になってチームでやっていくのは、大変だけど面白いよね。」
というご意見も。

昨今の若者は「管理職になりたくない」若者が多く
特に女性は、ワークライフバランスが取れなさそう、という理由で
管理職を目指すのは1割程度。

でもこれって管理職って言葉の一人歩き、なのでは、と
昨日聞いててはっと思ったわけです。
チームを作り、まとめて、みんなで目標達成していくことは
管理職の役割の1つです。
これについてはチャレンジしていきたい、やってみたいと思う。

でもそれが管理職とニアリーイコールだとは認識していないんだな、と感じました。
他のディスカッションでも
管理職は大変そう
別に管理職になって偉くなりたいわけじゃない
というご意見も。

私が若かった時には、とにかく上にいきたい、管理職になりたい、
と思っていました。
管理職の役割や実際にやっている仕事が何なのか
良く分かっていませんでしたが、
管理職になりたい、と思っていたんです。
時代もあり、成長=管理職という方程式が出来上がっていたんですよね。
でも今はそうではない時代です。

管理職の実際にやっていること、役割を知ってもらって
その醍醐味や面白さをもっともっと伝えていくと
きっと「管理職=仕事の幅や裁量権が広がる」ってことを
理解してもらって、チャレンジしてみたい!と思う人が増えていくのでは?
とはっと気づかされた研修でした。

やっぱり管理職にとって大事なのは、大変そうな姿ではなく
面白いよーってワクワクしている姿を見せることなんだろうな、
と思います。