ワクワク働く

【経営層にお勧め】史上最強のCEO(ジェームス・スキナー著)

今回のお勧めの1冊は、「史上最強のCEO」(ジェームス・スキナーさん著作/フローラル出版)です。既に100万部以上のベストセラーなので、読んだ方も多い1冊ではないかと思います。

あまりに面白く、そして内省することが多い1冊で、あっという間に1時間弱で読める1冊でした。読みながら、セミナーや合宿に参加したくなる、そして思わず検索してしまう1冊でしたね(笑)

全てが共感、そして学び深い1冊でしたが、「ビジネスとは、世界のニーズを満たすという作業」というフレーズに心がドーンとなりました。そう。まさしくその通りなんです。儲けるとか、雇用を生み出すとか、そういうこと以上に、お客様のニーズをどう満たすのか?お客様の真の求めていることを満たす作業なんだと改めて痛感しました。

また、現代はインターネットがあり、世界人口78億人、88兆円というビジネスマーケットというこの状況で、出来ない商売がないということ。ここにも内省しました。現在コロナウィルスの影響で、弊社も研修が中止やキャンセルになったり、採用ニーズが減少したりと、この1か月で色んな影響を受けています。しかし、そうではない!これだけ世界が広がっていて、逆に世界は狭くなり、ビジネスチャンスはいくらでもあるんですよね。

また新規事業を考えるときに、顧客は何を求めているのか?どうしたらそのニーズを満たすことが出来るのか?については、非常に良く考えますし、リサーチもします。競合はどこになるのか?競合とのサービスの違いは何か?価格はどう違うのか?などなど。しかし、この本にあるように、抜けていたところが、「小さなマーケットでシェアを取る」こと。(オウムの本の例ですね。)

弊社は零細企業なので、色んな新規事業を考えるときに、ついつい「マーケットシェアは取れない」という大前提で進んでしまいがちです。そして、「もうこの世の中にないものはない」という概念も同時に出てしまう。

でも違うんですよね。本もたくさんあるし、動物関係もたくさんある。動物の飼育に関する本もたくさんある。しかしオウムの育て方に関してはない、という風に小さなマーケットでシェアを取ることが、大事だと改めて感じました。

本を通して、やはり社長が一番あかん!ということ。本当にそうです。ここ、本当に反省です。まだまだもっともっと出来ることがある!とっても勇気を頂いた1冊です。私の場合は怠け者です(笑)。もっともっと自分が動かないといけないし、もっともっとチャレンジしていかないといけない、と強く思いました。

今月決算月。来期に向けて、色んな計画をしています。キックオフ研修の資料作りに、この本のエッセンスもかなり入れていきたいと思える1冊でした。

【経営者にお勧め】Employee Happiness 社員幸福度(桑野隆司著)

今回のお勧めの1冊は、「Employee Happiness 社員幸福度 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました」(桑野隆司さん著・クロスメディアパブリッシング発行)です。

3月は弊社は決算月。4月からの来期のキックオフ資料や経営指針書を、ちょうど今作っています。そして、この本。めちゃくちゃ参考になりました。考え方も本当に賛同共感できるし、やっている取り組みも既に弊社でもやっていることが多くあって、更にいくつか参考にさせてもらいました。

まだまだ零細企業である弊社では、やはり社員の幸福度をものすごく大切にしています。満足度ではなく幸福度。ここ、全然違います。弊社では充実度とも言うかな。例えば働き方改革。通り一遍的に育児中の社員は時短に、なんてことは幸福ではない、という考え方も全く一緒です。人はそれぞれですから、時短で働きたくない人もたくさんいます。また働きたい時間も日によって違う、というのも女性ならでは、というところ。だから通り一遍的に働き方改革を行っても社員は幸せにならないんです。

残業も然りです。残業がないことが幸せである、とは思いません。だからと言って、残業はほぼ皆無に等しい弊社ですが…。残業してもやりたい仕事にならないといけないと思いますし、働きたい(働ける)時間というのは、毎日違うものです。ですから、弊社ではフルフレックス制度を導入しています。

また、この本を読んで、早速弊社でも実施したのが、社員充実度アンケート。いろんな質問内容を参考にさせてもらいました。社内にライバルがいるか?憧れる人がいるか?この人のためなら頑張ろうと思える人がいるか?という質問は、なるほど!と唸りました。

また、社員の大切な人を大切にする、この考え方にも大変共感できます。社員にとって一番大事なのは自分と家族です。その家族を大切にしてくれる会社でなければ、意味がないと思います。ですから、弊社では社員の家族も同伴の社員旅行や社内イベントを実施していますし、社員の子供にはお誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントがあります。ただ、この本を読んで、勤続年数貢献度にも何かしたいな、や結婚記念日や奥様や旦那様の誕生日にも何かしたいな、という気付きが得られました。

まだ現状弊社の規模では出来ませんが、今後もう少し人数が増えたら参考にしていきたいのが、より良い競争環境を作る仕組みです。社員数が20名以上の会社であれば、この競争環境を作る仕組みも参考になると思うので、是非!

小さな会社には、大手企業では出来ないことも出来ます。小さな会社だからこそ出来ることもたくさんあると思っています。そんな成功事例がたくさん紹介されている1冊。なによりも社員の血が通っている会社にしたい経営者にはお勧めの1冊です。

この本に書かれていることの3/4以上は既に弊社でも実施済なので、これは10年連続黒字になるってことのお墨付きでしょうか?(笑)来期のキックオフが楽しみになる1冊でした!

【自己啓発としてお勧め】バカとつき合うな(堀江貴文&西野亮廣著)

今回のお勧めの1冊は「バカとつき合うな」(堀江貴文さん&西野亮廣さん著作/徳間書店)です。

かなりのベストセラーになった1冊なので、手に取った人も多いのでは?ですね。いつものホリエモンさん節溢れる、また西野さんのキレキレなところがかなり見られる1冊になっています。やっぱり言い方がバッサリバッサリで気持ちいい。

今、彼らがこれほどまでに求心力があるのは、やはり時代が変わっているところだから、ではないかと思います。特に若者から絶大な支持を集め、憧れられ、尊敬されているのは、この時代が大きく変わっている最中に、先頭を走っているからですよね。

やはりこの本を読んでも、彼らは「行動力の天才」だと思うんです。その辺の評論家や口だけの人とは違うのは、彼ら自身が行動しまくっているから。そこに尽きます。彼らは好きなことをやっているだけ、と言ってますが、それにしても、これだけのことをするには、ものすごいエネルギー(身体も心も)が必要だと思うんですよね。

以前、とある若者から研修でこんなことを言われました。「ホリエモンさんも『会社に縛られるな、自分を時間を好きなように生きろ』って言ってますし、会社を辞めようと思うんですよね。」どうぞどうぞ。辞めたらいいと思います。で、辞めてどうするの?「もっと待遇のいい会社に行って、残業のない会社に行って、自分の時間を満喫します。」それってさぁ…ホリエモンさんの伝えたいメッセージの本当の意味わかってる???と議論になったことがあります。

もちろん彼自身の人生ですから、そんな風に会社を辞めて、次の会社に行って、自分の時間を満喫して、それもいいですよ。でもあなたは自分の時間を作って何がしたいの?と聞くと…「分からない。ゆっくりしたい。」そうです。これはちょっと違うんじゃないかな?と思うんです。いつも彼らの本を読んで思うのは「動けよ(行動せよ)」という強烈なメッセージを感じます。

これだけ時代が大きく変わっている今、どんどん自分が動かないと、やばいよ。もっと自分自身の夢を大きく持っていこうぜ、そのためにどんどん行動しろよ、ゆっくりしてる暇なんてないよ、という強烈なメッセージだと思うんですよね。

そしてそれに乗り遅れている、いわば旧態依然の状態から抜け出せない人、抜け出したくない人、あなたたち本当にやばいよ、時代はとっくに変わってるよ、というメッセージ。やはり管理職研修をしていると、50代以上の方々が参加者であることも多いんですが、かなり否定的な方々も多い。「今の若者は気概がない、礼儀がない、根性がない」と3拍子揃ってます(笑)。

それって今に時代に必要ですか?そしてそれがあったとしても成果って出ますか?という質問をします。「うちの会社ではそうだ!」という返答が多い。会社って普遍的なものではなく、その会社に居る人たちが作るものなんですよ。だから、その会社の管理職にいるあなたたちが変わることが、会社が変わることなんですよ、といつもお伝えしています。

今の時代に一番必要なのは「動けよ」です。そのメッセージをキレキレの理論とバッサリバッサリな物言いで爽快さを感じつつも、自分も出来てないよな、と考えさせられる1冊ですね。

【働く人にお勧め】2022これから10年、活躍できる人の条件(神田昌典著)

今回のお勧めの1冊は、「2022-これから10年、活躍できる人の条件」(神田昌典さん著作/PHPビジネス新書)です。

2012年に書かれた本なので、今となっては、ん???違うよ。という部分はもちろんあります。例えばiphoneはなくなっている、とありますが、全然そんなことはない(笑)ですね。2024年には会社はなくなる!?とありますが、これもないですね。ただ、働き方改革やリモートワークなど、それに近いことはあるような気もします。

共感できるところもあれば、そうかなと思うところもあった本ですが、最も私が共感したのは「電機メーカー勤務 25歳 サラリーマン3年生徒の対話」というところですね。これまで、会社では人は育たない、キャリアも望めない時代になるという内容がずっと続いていたのですが、最後の章にそれが覆されるんですね。

人生ゲームのルールという表があり、これは、オーストリア出身の思想家シュタイナーが、幼児教育において7年周期を説いていることにインスピレーションを受けたもので、それに米国メリーランド大学、キャロル・S・ピアソン博士の元型論、そして著者が開発に関わった春夏秋冬理論を複合して作成したチャートです。15~21歳までは戦士であり、障害やチャレンジの年、22~28歳までは世話役で、他社の必要性や依存に気付くこと、そして29~35歳までは探求者であり、不満足、離別、空虚感、機会に気付くこと、とあり、それが84歳まで続きます。

つまり28歳までの世話役の間は、修行の期間である、ということなんですね。会社での理不尽なこともあるだろうし、ダメダメ上司もいるだろう。しかしそれらの経験から人間力が磨かれ、その後の探求者となった時に、花が開く、というわけです。ここには非常に共感できました。

昨今、働き方改革もあり、給与がなかなか伸びないという背景もあり、副職が盛んに言われています。私もfacebookをしてますが、「家に居ながら年収1000万」みたいなことを書いている人、たくさんいます。さらにはここ数か月、コロナウィルスの影響もあり、個人事業主になろう、LINEで広告するだけで大儲け、や色んなネットワークビジネスの方々の投稿はどんどん盛んになっているように感じます。もちろん成功している人もいるでしょうが、その陰で借金ばかりを背負っている人の数はおそらく数十倍から数百倍いるんじゃないかな、と個人的には思います。

特に若い世代には、この理不尽から学ぶこと、を是非知ってもらいたい、と思います。だからと言って、理不尽になっちゃいけないんですが、組織の中でしか学べないこともたくさんあります。上司や先輩から教えてもらえること、お客様から教えて頂けることは、かけがえのない財産になります。安易に独立起業という雰囲気の中、是非この本を読んで頂きたいですね。

【議論するのにお勧め】お姫様とジェンダー(若桑みどり著)

今回のお勧めの1冊は、「お姫様とジェンダー(アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門)」若桑みどりさん著作(ちくま新書)です。

はっきり言って…この本は議論するのにおススメですが、この内容に私は全然理解も共感も出来ません。シンデレラや白雪姫、その他諸々のおとぎ話が「女性を受動的に」してしまっている、という内容です。確かにそうかもしれません。歴史としてはそうかもしれませんし、事実そうなんだと思います。ただ、この現代において、「待っているだけでいつか白馬の王子さまが来てくれる」「そのために美貌を磨き、おとなしく主張せずただただ待つことが全てである」と、私たち女性は思うでしょうか?

私も小さいころからプリンセスは大好きです。私の娘もプリンセスが大好きです。でも自分自身がプリンセスのように、仕事もせず「きれいで思いやりがあり、男性を支える存在になれば、人生ハッピーになれる」と思っていませんでした。それはそれ、これはこれです。小さいころからプリンセスのようにかわいくありたい、とは思ってましたが、それは、男性に受け入れられやすいから、や男性を支えるために優しさが必要と思ったことはありません。ただ、自分がキラキラしているプリンセスって素敵と思ったに過ぎなかったように感じます。

ジェンダーの歴史や、それを取り巻く時代などを学ぶのにはいい1冊だと思いますが、この本が書かれた2003年を思い返しても、本当に女性はそんな風に思っていたのか?と疑問を感じずにはいられない1冊です。ただ、この本の中で大学生の彼女たちの感想や感じたことがそのまま掲載されているのですが、ただその内容に驚嘆せずにはいられません。

この本が書かれてから約20年。時代は大きく変わりました。当然ながら男女の別なく働ける社会になりつつあります。もちろん男性が女性を理解し、育成方法や指導方法に取り入れていくことは、これからの時代ますます必要になるでしょう。

この本で著者が最も伝えたいメッセージとして「自ら目覚めよ」とあります。つまり女性たちに対して「待ってるだけではだめよ。自分で自分の人生を切り開いていかなければ、幸せにはなれないわよ!」と伝えています。ここには大いに共感できます。ただ、20年経った今、これは女性だけではなく、男性でも言えることで、何も若者だけではなく、年配者にも同じように言えることです。

時代は今、大きく変わっているし、まだまだもっともっと変わっていくでしょう。この時代の変化を感じることと、それに備えることが必要です。しかし、時代の変化を感じない人、感じているけれども変わりたくない人、変わりたいけれども何も行動しない人、ここが多いように感じるのです。

この本はこれまで読んだ「役に立つ」や「なるほど」といった納得や共感は、残念ながらあまりありませんでした。読みながら何度も「腹立つ!」と読むのを中断したくらいです。しかし、是非この本を基に、女性たちと男性たちと「どう感じたのか?」を議論していきたいと思える1冊です。

今の大学生って…大変だと思うこと。

先日、母校のMEET UPに参加してきました。母校としては初めて、起業家同志や起業を目指す学生を繋ぐことを趣旨とした会合を開催され、その栄えある第1回にご招待頂き、参加させて頂きました。そこで、出会った大学1年生との会話から思ったこと。

「将来、起業するのかどうか分かりませんが、就職するにしても起業するにしても、先輩や先生から大学時代から学ぶことを進められていますが、一体何をしたらいいんでしょうか?」

マジですか!!??私が大学生との時には、将来のことも正直真剣に考えたこともなく(多分なんとかなるだろうと思っていたし、自分がどうなりたいかなんてことも漠然とも描いていなかった…)、何か学ぶなんてこともなく、ただひたすら、学校で遊び(ここは先生方にもよく言わないで、とご指摘頂きますが…)、アルバイトに明け暮れ、毎日遅くまで飲んで語って、休みの時には旅行に行って、と絵に描いたようなダメダメ学生を満喫してました。

そこで、聞いてみました。「何に興味があるの?」

「何にも興味がないんです。なので何をしたらいいのか分からないので、取りあえず資格を取ろうと勉強しています。」

またまたマジですか!!??私なんて、学生との時も今も、興味がありすぎて、目移りしてしまっていかん!と思うことも多々あるくらいです。ではでは…「楽しいことって何?」と質問を変えてみました。

「それもないんです。何か心が躍ることとか…そういうのがなくて困ってます。」

三度目のマジですか!!??です。いやいや、きっとそんなことはないよ。スポーツとか、趣味とか、時間を忘れてしまうようなことってないの?

「テニスは小さいころからずっとやってるんですが、だからと言ってテニス選手になれるわけでもないので、今はテニスのコーチのアルバイトをしてますが、それでいいんですかね??」

それでいいのよ!!大学生の時って、人生の中で唯一「自分探し」をしてもいい時だと思うのです。でも自分探しって何かを勉強することでも資格を取ることでもなく、色んな人と出会い、いろんな経験をして、そこから自分の芯を作っていくことだと思います。これが唯一人生で公に認められている時が学生時代だと思います。

なので、大学生の時こそ、大いに遊び、かけがえのない友人をの時間を作っていってほしいと思います。それがこの先の長い人生できっと彼らの芯となり、そして辛い時には彼らを助け支えてくれるものとなります。

それにしても、今の学生って大変過ぎませんか??1年生の時からインターンシップ活動やボランティア活動をして、それが就職に優位に働くと信じて止まない。もちろん多少優位に働くこともあるかも知れません。またこれらの活動を通じて自分の芯を作ったり、同志を見つけることもあると思います。ただ、目的が違うんです。就職に優位だからやろうでは、なかなかここが見つからない。いろんな人と出会おう、いろんな経験をしよう、という目的なら、見つかることもあると思います。

是非就活のための活動を辞めてほしい。就活でいい会社に入社することがゴールになってしまいます。仕事のスタート地点に立ったばかりなのに、それでは実際に働いてから心が早くに折れてしまいます。

また、友人との飲んで語ること。これは就職には役に立たないと思われていることが多い。これも間違いです。直接は確かに何の役にも立たないかもしれない。でももっと長い目でみると、彼らから受けた刺激や交わした言葉、考え方の相違点を受け入れ共有し、新たな視点で物事を見ること。これは就活だけれはなく、人生において大いに有益です。というよりもないと困る、レベルです。貴重な4年間、是非自分探しのために、色んな活動をしていってほしいと思います。

【管理職以上におススメ】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」につくり方(マイケル・アブラショフ著)

今回のお勧めの1冊は、「アメリカ海軍に学ぶ『最強のチーム』の作り方」(マイケル・アブラショフ著/三笠書房)です。

ダメダメだった軍艦ベルフォルドを海軍№1と言われるまでに改革したときの数々のエピソードを通じて、最強のチームの在り方、そのリーダーシップの在り方が、臨場感あふれるストーリー展開でハラハラドキドキしながら楽しめる1冊です。

所謂自己啓発本やノウハウ本のように、固い感じではなく、小説を読んでいるかのような感覚で読めるところが面白い!に尽きます。

アメリカ海軍と聞くと、超絶トップダウン!命令は絶対!意見はするな!上官は神様!的なイメージを持ってるかと思いますが、全然違う。

艦長でありながら、現場を訪れ、一人一人の顔と名前、家族構成、趣味を覚え、声掛けし、会話を通じて、心を通わせていきます。命令ではなく、傾聴。彼らの心の声を聴くことから始まります。

リーダーの人としての一貫性を持ち、ミッションを共有する。厳格なルールがありながらも(時には破り)、自ら考え、自ら学びたいと思える環境を創り続ける、原則に沿いながらも、なるほど、と唸るシーンがたくさんあります。

私も日々、管理職研修で多くの管理職の方々にお会いします。色んなご相談も頂きます。

「組織が大きすぎて、なかなか自由に出来ないんですよね…。」

「大手企業ならそれは出来ると思いますが、うちは小さすぎるから難しいんですよね…」

「とは言え、日々の仕事がたくさんあって、なかなか時間的余裕がないんですよね…。」

もちろんそれも分かります。忙しいことも、十分分かります。でもこの本を読んで思うこと。あんなに大きな(世界一大きな組織と言ってもいいんじゃない?)アメリカ軍という組織でも出来てます。

そしてやっていることも、1つ1つはお金のかかることではありません。(すごいシステムとか、そうゆうのは入ってません。)つまり中小零細企業でも真似できます。

軍隊に入ったことはありませんが…命の危険や国を守るという業務は、私たちの仕事よりも多分めちゃくちゃやること多いんじゃないかしら??ということは、時間的余裕とか関係ないと思うんですよね。

マネジメントやチームビルディングの要素もたくさん学べるだけではなく、「私でも出来そう!」と勇気をもらえる1冊だと思います。

【若者にもおすすめ】革命のファンファーレ(西野亮廣著)

昨年購入したけど、他の本を優先してしまっていて、ずっと本棚にあった1冊。まずは、なぜもっと早く読まなかったんだろう、という後悔、ですね。キャッチ―なタイトルと、西野さん著作ということと、クラウドファンディングのことだろう、という程度にしか思っていなかったんですが、見事その予想をはるかに裏切られ、これは本当に衝撃に尽きました(笑)。

本を通じて感じたことは、やはりパラダイムシフト、の一言です。これまで常識と思っていたことが、違うこと。ココが一番衝撃でした。もちろん「えんとつ待町のプペル」も、それに伴う展示会などの仕掛けも知っていましたが、全てが計算され、そしてその全てがパラダイムシフトの産物であることに気付きました。

私たちの今の時代は、情報革命の時代。インターネットがもらたしたこの情報革命によって、様々なことが大きく変わっています。そんな時代を生き抜くヒントがたくさんある本でした。

本から感じるのは、新しい時代を生き抜く、新しい価値観や考え方、ですが、しかしその根底にあるのは、7つの習慣に代表される根本、「人格主義」であることが、この本の一番の面白みというところではないでしょうか?

「努力の方向性」「信用を形成する」「win-winを築く」

共通して書いているのは、小手先のテクニックではなく、その根底にある「自分が描くゴール」へのすさまじい努力と覚悟、それを支える人との信頼関係の築き方ではないかと思います。

今の時代を生き抜く若者には、単に、クラウドファンディングの仕方とか、お金の儲け方とか、そういうところだけではなく、是非こうゆう根本にある視点で読んで頂けると、さらに奥の深い1冊になるのではないかと思います。

恒例の社員旅行。今年はゴールドコーストへ行って来ました!

弊社では、毎年恒例の家族同伴の社員旅行を実施しています。

もちろん業績次第で、ということですが、有難いことに今年も先週1週間の社員旅行を実施することが出来ました。

1日目は、昼過ぎにゴールドコーストに到着したので、アウトレットへお買い物に行き、全員で懇親会(飲茶ディナー)を実施しました。

2日目は、ムービーワールドへ。ワーナーブラザーズの映画の世界観いっぱいのテーマパークで、スーパーマンを見たり、トムとジェリーを見たり、そして、ウォータースライダーやジェットコースターに乗り、童心に帰りました。夜はサーファーズパラダイスビーチを散歩し、街歩きを満喫しました!

3日目は、シーワールドへ。ペンギン、くらげなどの水族館を鑑賞し、イルカショーやアザラシショーを見て、水鉄砲で打ち合うアトラクションに乗ったりと、またまた童心に帰って遊びを満喫。夕方からはゴールドコーストで一番大きなショッピングセンター「パシフィックフェア」で閉店までお買い物を楽しみました!

4日目は、コアラやカンガルーを見に動物園へ。念願のコアラ抱っこを実現し、広大な敷地を歩き回り、昼過ぎからはサーファーズパラダイスのビーチとホテルプールで子供たちは泳ぎ、私は読書三昧。夜はまた街に出て、美味しいイタリアンディナーでお疲れ様会を実施しました。

実質の最終日5日目は、夕方までアウトレットで最後のお買い物を満喫し、夕方からは野生のコアラとカンガルーを見に行き、そして土ボタル鑑賞、最後は満天の星空で南十字星や日本とは逆さ向きのオリオンを見て、大自然オーストラリアを満喫しました。

創業以来、毎年有難いことに、ずっと継続して実施できています。夏頃から、今年はどこに行こうか?とメンバー内でも候補地について話したり、行きたいところを探したり…。年に1回の大きな会社イベント。本当に有難いですね。

これも小さな会社でしか出来ないことだと思います。ただ、私の意思としては、何十人に社員が増えても、これはずっと継続していきたいと思っています。報奨金や決算賞与として金品を分配することももちろん出来ますが、やはり全員で同じ経験をする、というところに意味があるように思います。

また私自身も、弊社の社員もお子さんがいるメンバーがいます。子どもたちにとって、この旅行ってすごくいい思い出になっています。当然子供たち同士でも仲良くなります。お母さん同士、お父さん同志ももちろん交流が増えます。単独行動するときももちろんありますが、それでもやっぱり交流が多くなるんです。

この旅行を子供たちは毎年、本当に楽しみにしています。ホテルに帰っても、子供たちで夜遅くまで遊んでたりします。社員同士の絆や一体感が醸成されることは当然ですが、家族を巻き込んでの絆が出来るんです。これが1つの離職防止に繋がっていると感じています。

そして、毎年必ず実施していること。

出発する際にも、帰ってきて解散するときにも、子供たちから自分たちの親へ

「今年もありがとうございました。お仕事頑張って来年も連れていってください。僕たちも学校頑張ります!」という意味合いの言葉を各こどもたちから各親へ、そして自分たちの親以外の大人へも伝えてもらっています。

これってすごい魔法の言葉です。子どもたちから掛けてもらう感謝と、お仕事への理解、これは子供たちにとっても親にとっても、素晴らしい「やる気」の醸成になるんですね。

来年に向けて、また今週から、全員でひたむきに、がむしゃらに邁進していきたいと思います。そして、改めて、1週間という長い期間の社員旅行にご理解を頂き、応援してくださるお客様、お取引先様に感謝申し上げます。