先日ある企業様で実施したコンプライアンス研修で、
非常に深い気づきがありましたので、今日はそれをお伝えしようと思います。
コンプライアンスと聞くと、皆様はどのようなことを思い浮かべますか?
横領やデータ改ざん、情報漏洩といった「明らかな法律違反」を
イメージされる方が多いのではないでしょうか。
今回の研修では、参加者に
「マナーやモラルの欠如も、広い意味でのコンプライアンス違反になり得るか?」
という問いを投げかけました。
(ケーススタディ問題を研修前に、コンプラ違反になるか否か?をしてもらったんです)
すると、驚くべきことに…
「ほとんどの人が、マナーやモラル違反はコンプライアンス違反ではない」
と回答されていました。(研修前は)
たしかに、法律に違反していなければ警察に捕まることはありません。
しかし、現代のビジネスにおいて「コンプライアンス(法令遵守)」の定義は、
単なる法律の範囲を超え、「社会的規範や企業倫理を守ること」
へと大きく広がっています。
では、法律違反ではないけれど「コンプライアンス違反」として
企業に大ダメージを与えるのは、どのようなケースでしょうか。
現場でよくある「身近にも潜んでいそうな具体的な例」
= 法令違反ではないが「アウト=広い意味でコンプラ違反」
を5つご紹介します。
1、SNSでの「ちょっとした悪ふざけ」(モラルの欠如)
従業員が個人のSNSで、特定の顧客や取引先を揶揄するような発言をしたとします。
発覚すれば「モラルのない社員を放置している企業」として大炎上し、
企業のブランドイメージや社会的信用は一瞬で地に落ちます。
2、度重なる遅刻やルーズな対応(ビジネスマナーの欠如)
「いつも会議に数分遅れてくる」
「メールの返信が極端に遅い」
単なる個人のマナーの問題と片付けられがちですが、
組織全体で蔓延すると「あの会社はだらしない」という評価に直結し、
取引先からの信用を失います。
3、威圧的な態度や言葉遣い(コミュニケーションのモラル)
明確なパワハラ認定されるレベルでなくても、
常に機嫌が悪く、周囲に威圧的な態度をとる人がいるとします。
職場の心理的安全性を著しく低下させ、離職率の増加や生産性の低下を招くため、
企業倫理の観点からは明らかな「違反」です。
4、常態化している「ギリギリ出勤」(職場モラルの低下)
始業時間の1分前やジャストに駆け込んでくる出勤態度。
労働法上は「遅刻」ではなくても、
周囲に「今日も来るのだろうか」と無用な心配をかけたり、
朝の業務のスタートダッシュを遅らせたりします。
また、そのような時間管理しか出来ない人に重要な仕事は任せられません。
(社内でも顧客からも)
こうした「自分さえルール(時間)に間に合えばいい」という利己的な姿勢は、
チームワークを乱すモラル違反と言えます。
5、外出先や通勤時での「態度の悪さ」(公共マナーの欠如)
「歩きスマホで人にぶつかりそうになる」
「駅や路上で大声で話す」
「指定外の場所での喫煙」など。
これらも直接的な法律違反に問われにくいものですが、
もし会社のロゴ入りバッジをつけていたり、
社名がわかる状態であったりすれば、
「〇〇会社の社員はマナーが悪い」と、
地域社会からの信頼を根底から崩す重大なリスクになります。
これらの例からわかるように、現代のコンプライアンスは
「世間や周囲から見て、正しい(恥ずかしくない)行動ができているか」
という社会からの期待に応えることと同義になっています。
「法律違反ではないから(就業規則違反ではないから)大丈夫」という認識は、
実は非常に危険です。
日々の小さなマナー違反やモラルの欠如が積み重なることで、
企業のブランドは少しずつ削られ、
最終的に大きなコンプライアンス違反(不祥事)へと繋がっていきます。
という研修をして、お昼休みに休憩場所でランチを取ってたら
(レンタル会議場で、休憩場所がありました)
同じビルで研修をしていた、別の会社の参加者たち(おそらく2-3年目くらい?)が
昼休憩に、ランチをとっていたんですが…
社内情報(誰がどんな人か(良くない情報)も業務内容も)も
顧客情報(どんなお客様に対してどう思っているか?=良くない情報)も
大きな声でわぁわぁ言っていて…
耳に入り、不快感を感じる内容が盛りだくさんでした…。
表の案内板をみると、誰もが知ってる大手上場企業の名前が…。
あぁ、残念…。
という、正しく!!コンプライアンスの重要さを痛感した次第です。
