2026年 8月 の投稿一覧

未来を明るく描くことが今の解決になる

先日、社会福祉法人様向けに「キャリアデザイン研修」を行ってきました。
今回の研修の1つのプログラムで、「20年後の未来」をリアルに想像し、
そのうえで、何を今しようか?を考える、
なんともワクワクする時間を過ごしてきたので、
今日はその時のことを共有させていただきますね。

まず、20年後である2046年の日本と福祉業界を想像してもらいました。
人口は減少し、AIや介護ロボットが当たり前になった世界です。
そんな社会を前提に、自分が2046年の経営陣になったつもりで、
「最強の自社」を妄想し、ビジネス誌の表紙を飾る見出し
を考えるワークを行いました。

ルールはただ一つ、「『今の自社には無理だ』という
現状の延長線上での思考(制約)を完全に捨てること」です。
最初は「ええ〜、20年後なんて…」「今のままで精一杯やのに…」と
戸惑っていた皆さんも、制約を外してはなしていくと、
少しずつペンが進み始めました。

そして、そのうえで次のプログラム、新規事業企画ゲームです。
ランダムに引いた2枚のカードを掛け合わせて、
「今のうちの会社じゃ絶対無理だろう」と思うくらいの斬新なアイデアを
どんどん短い時間の中で出し続ける、というゲームワークです。

「予算の心配も、上司の顔色も、今の法律も、一切気にしないでください!」
と伝えると…。

「これ、AIと○○掛け合わせたらめっちゃ良くない!?」
「いやいや、それやったら施設ごと空飛ぶようにしたらどう?」
「それ最高!これが出来る会社やったら、一生働きたいわ〜!」

あちこちから笑い声と熱い議論が飛び交い、
誰も否定することなく本気で面白がっていて、
参加者の皆さんの表情はめちゃくちゃキラキラしていました。
会場全体が、未来を創るおおもろさ、いっぱいでした。

この研修での皆さんの姿を見て、私自身も大きな気付きがありました。
それは、「制約を取っ払って未来を考えることで、
今まで思いつきもしなかったアイデアが広がり、
現状の壁を越えるヒントが見つかる」ことです。

日々の忙しい現場にいると、
どうしても「人が足りない」「予算がない」「ルールで決まっている」
という制約ばかりに目がいってしまい、
「今は無理やな」と諦めてしまうことが少なくありません。

でも、一旦そのリミッターを外して「こんなサービスがあったら絶対に楽しい!」と未来を明るく捉えてみる。

すると不思議なことに、そうやって自由に広げたアイデアを眺めているうちに、
「あれ?これ全部は無理でも、この部分なら今のやり方を少し変えれば
できるんちゃう?」と、今抱えている課題への解決策に繋がっていくんです。

制約をなくして未来をワクワクしながら描くことが、
結果的に「今の具体的な対策」への第一歩になる。
研修後の皆さんのスッキリとした笑顔を見て、改めてそう確信しました。

これからも、皆さんが「今」の限界を越えて、
ワクワクする未来を一緒に創っていけるよう、
全力でサポートしていきたいと思います!

海とAIに触れた夏休み

今年の夏休みは、思い切って「ダイビング三昧」のスケジュールを組んでみました。
まずは和歌山の豊かな海でしっかりと潜り込み、
そこから韓国の済州島(チェジュ)へ。
ひたすら青い海と向き合う、なんとも贅沢な日々を送っています。

今回のチェジュ旅行は、娘との2人旅。
普段のバタバタとした日常から離れ、
南国のゆったりとした時間の中で心底リラックスしています。
娘もすっかり大きくなり、他愛のないことから少し真面目なことまで、
ゆっくりと色々な話ができるのは、親としてとても嬉しく、
かけがえのない時間だなと感じています。

さて、そんなチェジュでのダイビングですが、
今回潜ってみて一番驚いたのは「日本とのシステムの違い」でした。

日本のダイビングといえば、1つのポイントに向けて船を出し、
終わったら港に戻るか、同じ船で次のポイントへ移動するスタイルが一般的ですよね。
ところがチェジュのダイビング船は、まるで「海の路線バス」なんです。

大きな船に大勢のダイバーを一度にドサッと乗せて出発したかと思うと、
ポイントA、ポイントB、ポイントC……と、
順番にダイバーをどんどん海へ降ろしていきます。
そして、ダイビングが終わって浮上する時間になると、
また同じ船が順番にポイントを回って、
海面で待つダイバーたちを次々と回収していくのです。

「なるほど、これなら船の稼働に無駄がない!」と唸ってしまいました。
国が変われば、海の楽しみ方だけでなく、それを支えるシステムや合理性もまったく違う。
文化の違いを肌で(しかも海の上で)感じる、とても面白い体験でした。

日中たっぷり海を満喫し、美味しいものを食べてホテルへ戻る。
ここからは、のんびり南の島のリゾートタイム……と言いたいところですが、
現実はそう甘くありません(笑)。

夜になると、私はホテルの部屋でPCを開き、ガッツリ仕事モードに突入しています。
そして私のすぐ隣では、娘がノートを広げて夏休みの宿題と必死に格闘中。
(ちなみに、休みの終わりが近づいているのに、宿題は全然終わっていません。
横でうんうん唸っています……!)

リゾート地特有ののんびりした空気が漂う窓の外とは裏腹に、
部屋の中は親子の静かな、しかし熾烈な作業空間となっています。

そんな夜のPC仕事中、私の中でちょっとした、
いや、かなり大きな衝撃体験がありました。

つい先日から、Cloud Codeを本格的に使い込んでみたのですが、
その精度が尋常ではない!!凄すぎる!!!
これまでもGeminiやマナスといったAIツールを活用してきましたが、
それらとは全く違う次元、数段も上のレベルです。
(とっくに私のレベルは超えてます!!)

こちらの意図を深く汲み取り、的確で無駄のない!
そして瞬時に生成してくれる。
まるで、超優秀なアシスタント(私よりもはるかに優秀な)が
数人以上いる感覚です。

自然とテクノロジーの両方の凄みを感じた今年の夏休み。
このエネルギーを胸に、休み明けからの仕事もさらに加速させていきたいと思います。

まだまだ暑い日が続きますが、皆様もどうか充実した夏をお過ごしください!
(まずは隣で唸っている娘の宿題が、無事に終わることを祈るばかりです……)

未来を自ら明るくする

先週あるお客様企業で、自主性(自律を高める)テーマの研修を実施してきました。
今回の対象者は、20代後半から30代の中堅社員の皆さま。
現場の最前線でバリバリ働きつつ、後輩の指導や上司との調整にも追われる、
まさに会社の「次の担い手」とも言える世代です。

そんな彼ら(彼女ら)と一緒に考えたテーマは、
「20年後の未来を創造し、その上で、どう参画意欲を高めるか?」です。

研修の序盤、まずは「20年後、どんな社会になっていると思いますか?」
と参加者の皆さんに想像してもらいました。

20年後といえば、今の20代・30代は40代・50代。
まさに社会や会社の中心として舵取りをしている年齢です。
しかし、出てきた未来予想図は、見事なまでにダークな予測のオンパレードでした。

・止まらない人口減少と少子高齢化による市場の縮小
・「自分の今の仕事、AIに仕事を奪われてしまうのでは?」という雇用の不安
・年金支給額は減るのに、上がり続ける税金と社会保険料
・「これ、下手したら80歳まで働き続けないといけないのか…」という老後への疲弊

連日のニュースの刷り込みもあってか、グループワークを進めるにつれて、
会場全体が「なんだかお先真っ暗だな…」という、どんよりとした空気に包まれました。
これから会社を背負って立つ世代だからこそ、直面する現実の重さに
「やばすぎません?」と言いたくなるのも、気持ちはめちゃくちゃよく分かります。

悲観的な意見を存分に出し尽くしてもらった後、
もし、これが避けられない現実(やってくる未来)だとしたら、
そこからどうプラス面を見出すか?を議論してもらいました。

最初は「えっ、この状況でプラスですか?」と戸惑っていた皆さんですが、
少しずつ視点を変える議論を始めました。
すると、こんな声も上がってきたんです。

「 AIやロボットが大変な仕事を全部やってくれるなら、
人間はだいぶラクになるんじゃないか?」
「ということは、人間はもっと人間にしかできないクリエイティブなことや、
人でしか出来ない仕事(人と接する)に時間を使える!」
「80歳まで働くって聞くと絶望するけど、週休4日とか、1日4時間労働とか、
『働く』という概念そのものが変わるなら悪くないかも
(なんなら、そこは今すぐなってほしい!)」
「『生活費を稼ぐために嫌々働く』はなくて、趣味とか自分のやりたいことを
そのまま『仕事(仕事とはもう言わない)』になる社会が来るんじゃない?」

さっきまで「AIに仕事が奪われる」と嘆いていたのに、
一転して「AIにもっと頑張ってもらって…」という、
なんとも前向きで頼もしい空気に(笑)。
(人間は怠け者(怠けていい)になる!という意見もありました)

ネガティブな脅威だったテクノロジーが、
「自分たちをより豊かな生活に導いてくれるもの」になる。
参加者たちの表情が、未来への不安から
「自分たちでどんなふうにしようか」というワクワクへと
変わっていくその反応は、見ていて本当に面白かったです。

この研修での中堅社員の皆さんの変化を見ていて、
私自身「確かにその通りだ」と強く腑に落ちた結論があります。

それは…
事実は事実としてちゃんと受け止める。
その上で、そこからどう希望を見出し、『じゃあ、自分はどうする?』を考えること
が一番大事ということ。

人口減少やテクノロジーの急激な進化、社会保障の問題といった「事実」は、
私たち個人の力ではどうすることもできません。
でも、その事実に怯えてただ立ち止まるか、
この環境をどう解釈して、面白く生きていこうか?と考えるかは、
自分次第です。

悲観的な未来予測は、絶望するためのものではなく、
あくまで「準備をするための材料」でしかありません。
特に、これからの変化の激しい時代を牽引していく20代・30代にとって、
この思考プロセスこそが、不確実な未来を楽しむ(生き抜く)ための必須マインドだし、
目の前の仕事に対する参画意欲を高める原動力なのだと思います。

環境変化のせい(他責)にするのではなく、
自ら意味付けを変えていく(自責)。
さて、20年後の未来に向けて、今日も力強く生きたいと思います。