人材育成

育成における魔の一言

先日、若手向け研修を実施させて頂きました。

彼らは本当にかわいい!!

とっても素直で、吸収しようという姿勢が
超かわいらしい!

私も彼らからたくさんのパワーを頂きました。

今年の若手は営業職が多く、
彼らの悩みの中心は
お客様と雑談が出来ないこと。

商品の説明や提案はある程度
出来る様になってきたけど
引き出しと経験がまだ少なく、
雑談でお客様と盛り上がれない、
という課題。

うんうん。分かる分かる。

営業ってね、みんな難しく
考え過ぎなんだよね。

きちんと説明しなきゃいけない。

他社優位性を訴求しなきゃいけない。

プレゼンスキルも磨かなきゃいけない。

でも、結局は人と人。

相手に興味を持ち、
相手を好きになるしかないんだよね。

相手のことを知れば、
その分提案は濃く深くなる。

相手のことを知れば、何に困っているのか、
何を欲しているのか分かる。

知るためにはヒアリングって言われるけど
その前に相手に興味を持つこと。

これは仕事だから、営業だからと興味を持つのではなく、
普通に人として興味を持つことが大事なんだよ。

「今まで上司にそんなこと教えてもらったことがないです!!」
と彼らは目をキラキラさせてめちゃくちゃメモる。

上司は、そんなことは意識せずに
当たり前にやってるんです。

だから、きちんと教えようと思えば思うほど
自分が意識的に習得したスキル
(商品知識や提案スキル、ヒアリングスキル)
を言語化し、教えます。

でも本当に教えるべきことは
今、無意識にやっていること。

これをちゃんと言語化して、
体系立てて教えることが大事。

だってここが肝ですから。

だから上司には、自分が無意識にしていることに目を向け、
客観的に「どうやって出来るようになったのか?」
の棚卸しをするスキルが求められます。

これを、経験で出来るようになる、の一言で
済ませてしまう上司が実はとっても多いんですが、

じゃあ若手は経験積むしか解決策はありません。

なぜそう思ったのか?
その背景は?
相手の表情など非言語は??

などプロセスも含めて言語化し紐解く必要があります。

経験。

これは魔の一言。

どうですか??
皆さんはきちんと紐解き言語化出来ていますか??

長い時間待つ覚悟

実は今週末、娘のピアノコンクールがあります。

ここ数ヶ月コンクールに向けて
課題曲を練習してたんですが、
先週ピアノの先生から呼ばれました。

以前は一緒にレッスンに行ってたんですが
この半年ほどは一人でいい!と娘が言い張ったので
私はレッスンには一緒に行っていませんでした。

「お母さんが一緒に来なくなってからかなりかなり自由になってまして。。。
家での練習の仕方もずっと言ってますが全然出来上がってきてません。
コンクールまで残り2週間だけでいいので、お母さんもレッスンに来てもらって、家での練習の仕方を変えて欲しいです。」

そして昨日一緒にレッスンに行ってきました。

全然先生の話聞いてない。聞かない。

そして拗ねる。この繰り返しに呆れ果てました。。。

最終的にはピアノの前から降りて弾かない始末。

何しにレッスン来てんねん!!!
コンクールまで時間ないのに、何やってんねん!!

と怒鳴りたい気持ちを深呼吸で抑えて抑えて。

家に帰ってから聴いてみました。

なんで途中で弾くの辞めたん??
先生の言ってる事って分かってる???
〇〇はどんな演奏したいん???

ずーっと無言です。

目にいっぱい涙ためて、ずーっと無言です。

こうなると長い!!!

ほな、お風呂行こう!!!
そっから露天風呂のある
スーパー銭湯まで行きました。

スーパー銭湯で全然違う話しながら、ご飯を食べて
露天風呂に入りながら、気持ちいいね~と
リラックスしていたら、ぽつりぽつり話し始めました。

こうゆう風に弾きたいってあるけど出来ないからイラつく。

楽しく弾きたいのに、
同じところばっかり言われるのが腹立つ。

一生懸命やってるのに、
ダメ出しばっかりされる。

コンクール直前になると、
先生もアドバイスや改善点が多くなって、
ほめるってところが少なかったんですね。。。

でも、トロフィーは欲しい。

これ以上無理ってところまでは行ってない。

ファイナルに進みたい。

うんうん。自分でちゃんと分かってるやん。
じゃあどうする???ですね。

コンクール直前になると親も焦ります。
時間もないのに、まだ出来てないやん!と。

本人がトロフィー欲しいって思ってる以上
なんとか勝負出来るところまでは持っていってあげたい。

先生もそのお気持ちがとっても強かったんです。

今週は通常のレッスン日に加えて
プラス3日は先生の予定が空いてるから特訓行く!
と自分から言ってくれました。

ここまでかかった時間、5時間!!
(内心、ええ加減にせーよ!と思ってますが。。。)

親に似て頑固で困りものですが、
やはり待つこと、そして辛抱強く聴くこと。

改めて大事だなぁと思います。

特にうちの娘は超頑固なので、
上から抑えつけても絶対やりません。

自分でやる気にならないとやらないんです。

じっくり聴くこと。

これ、部下も一緒。

話してくれなければ、話せる環境を作ること。

待つ覚悟が上司には必要なんですね。

伸び時を掴む

弊社では半期に1度、評価面談FBを行なっています。

若手メンバーからも自己採点した評価育成シートも
出揃ってきました。

彼らのコメントを見て、ああ成長したなぁと
嬉しく感じる今日この頃です。

数字として成果が出ている

出来るようになったことが多い

やるべきことをやり切った!

もっとこうなりたいという向上心

そんな成長がコメントの表現の仕方、行間から
ビシビシ伝わってくるんです。

もちろんシートだけではなく、
普段の言動変化も見られます。

ここ数ヶ月、ほぼ全ての商談に同席し
見本を見せ、一部分彼らに実際にしてもらい、

徐々に実践部分を増やしていき、
細かくフィードバックを繰り返していました。

彼らは自分たちでロールプレイングをしたり、
トークの原稿起こしをしたり、

自分の言葉で置き換えてトークを新たに作り出したり
と試行錯誤しながらも日々着実に成長していっています。

ある日、別件があり私のスケジュールが合わず
一人で商談に挑みました。

結果、その場で次のアポイントも取ってきてました。

うんうん。素晴らしい成長です。

その報告を聞くと
「次のアポは頂けたんですけど、今の商談が正しいのか?
もっと良くするにはどうしたらいいか?
自分では分からないので、山口さんがめっちゃ忙しいのは分かってますけど!!!
見てアドバイスください~。」
と。。。

そんなかわいいこと言われたら!!!

じっくり見させてもらいました。

アドバイスしたら、また質問がくる。
欲しているのがすごく良く分かるんです。

ああ、今この瞬間伸びてる時!!!

人が成長する時、この「自ら欲する」んです。

乾いた土が水を吸うように、欲して全部吸収する。

こういう時が、伸びてる時です。

はい。まさしくゾーンに入りましたね(笑)

人の成長は面白く、
そしてすごく尊いなぁと思います。

なんか見てて拝みたくなるんですよね。

こうゆう瞬間を上司は絶対見過ごしたらダメです!

伸びてる時こそ、負荷をかけて伸ばし切る!

次の商談では、助け舟求めてるのが目で分かったんですが。。。
知らんふりして自分で頑張ってもらいました。

やっぱりちゃーんと出来ました!!
また伸びましたね!

上司はこの
「成長している瞬間=伸び時」
を逃してはいけません。

そのためにも普段の言動、
小さな成長の芽をしっかり
観察しなければいけないんです。

彼はきっとこのメルマガを読んで
いいプレッシャーを感じているだろうと
ふふふっと笑いながら書いている山口でした。

たくましく生きる

先週日曜日も娘の運動会でした。

この時節ですから、半分ずつの学年に分かれて
午前、午後と区切ってスポーツフェスティバルという
名称で行って頂けました。

競技は各学年2つだけ。

徒競走と団体競技。

学年をまたぐリレーなどはありません。

それでもこうして行事を行ってくださる学校、
対策含め実質準備をしてくださる先生方に
感謝しかありません。

児童宣誓にてこんな言葉がありました。

「コロナによって出来ないことも多い。
でも今まで当たり前に出来ていたことに気付け、
そこへの感謝の気持ちを持つことが出来た。
遠足や修学旅行などみんなで集まって1つのことをする。
当たり前だと思っていたことが、そうではなかった。
その大切さに改めて気付けた。」と。

もちろん内容や文章は先生方が考えているんでしょうが、
それを子供たちが言っていることに
色んな感情が出てきたんですよね。

お友達や先生、色んな人と意見交換したり
自分とは違う考え方や価値観を知り
時には喧嘩し、言い合い、折り合いを付けていく。

そうゆう人とのある意味「摩擦」を通じて
人は多様性を学び、コミュニケーションも学んでいく。

また他人とふれあうことで、
自分自身の考えも深まっていきます。

そういう機会が少なくなった子どもたち。

本当にやるせない気持ちがいっぱいです。

ただその中でも、みんな元気に笑顔で
当たり前のことに感謝して、明るく楽しんでいる。

このたくましさ、
大人も見習わないといけないと思うんですよね。

色んな研修をしていると。。。

制度でこれがない。。。

上司が、全然わかってくれない。。。

仕事の仕方やシステム上、○○はできない。。。

ない、ない、ない、のオンパレードがよくあります。

ないものねだりしてても、そこから前に向けません。

ないことばかりに目がいって、
あるものに気付きません。

当たり前にあったものに感謝し、
今あるものに目を向け、
そこから明るく楽しもうとする姿勢。

これってめちゃくちゃたくましいですよね。

そういうとこ、もっともっと大人も
していかなくちゃいけないなぁと思いました。

そしてこのたくましさが、
もっともっと仕事を、
人生をオモロくしてくれるんです。

よしっ!今日もオモロい1日にしましょう!

オモロい世の中へ。

先日とある福祉法人様との商談で感じたこと。
やっぱり想いは全ての上層概念である。

「何のために税金など優遇させて頂いているのか?
それは地域社会にもっともっと還元貢献するため。
だからこの先100年続けていかないといけないという
焦りが最近すごくあって。
そのためには人材育成ってものすごく大事なんですよね。」

しびれますね。

本当にそうなんですよね。

なんのために、この仕事してるのか?

誰のための経営なのか??

さて。。。先日の品川駅コンコースの
「今日の仕事は楽しみですか?」
の反応報道を読んで、ちょっとリアルにショックを受けたんです。

ニュース内容の詳細はこちらを参照ください

http://c.bme.jp/18/3749/364/1

仕事ってそんなに楽しくないのか。。。
有り難いことに、私は仕事が好きです。楽しいです。

もちろん社長ということもあるでしょうが、
起業前サラリーマン時代も、
たまに嫌なことやしんどいなぁと思うことはあっても、
基本、仕事はめちゃくちゃ楽しかったです。

寝不足寝坊で遅刻することはあっても
会社に行きたくないって思ったことはないんです。

恵まれていたと言えばそうだと思います。

なぜ多くの人が仕事が楽しくないんでしょうか?

働くことにより、誰かの役に立つ。

喜んでもらえる。自分の成長も感じられる。

誰かに頼りにされ、誰かを育てる喜びを感じる。

趣味でも遊びでも得れない充実感を味わう。

そんな楽しいことは仕事からしか得られません。

だからこそ、弊社の理念がある。

働く人と企業の比翼連理を実現し、
その双方の最大最強の応援団であり続ける。

私たちは、もっとオモロく働く人の実現により
もっとオモロい世の中にしたいと思うんです。

ただ所得が高い、福利厚生が手厚い、
という概念ではなく、
働きやすい、居心地がいい、という良い世の中でもなく
ああ、今日もオモロい仲間とオモロい仕事して
頑張ったわ~って
毎日思えるように。

それが私たちの存在意義であり目的なんです。

先日の企業様との商談で、想いはやはり全ての上にあり
同じ想いの企業様のお役に全力で立つ!

そして共にオモロい世の中を作り
私たちの子や孫が、日本に生まれて良かったねって

思える時代を作っていかなくちゃいけない。
と、改めて強く感じました。

いいとこ探し

海外旅行が大好きで、
最大のストレス発散だと思っている私ですが、

このコロナ禍で全然行けず、
本当に早く行きた~い!!
と切に切に願う毎日です。

海外旅行に行く旅に、色んな日本の良いところを
いつも改めて感じるんですよね。

例えば。。。

コンビニでおにぎりやサンドウィッチを
買ったらおしぼりが付いてくるところ。

フードコートでもファストフードでも
店内もトイレも当たり前にきれいなところ。

荷物取られないかな?と心配しなくていいところ。

夜に一人で歩いても全然怖くないところ。

ほとんどの人が困ってたら助けてくれる、いい人。

安心で安全で、衛生的で。

おもてなしの心があって、真面目で親切。

日本や日本人の良いところって
やっぱりそうゆうところ。

では、日本にいるときにはこの「良いところ」見えにくいのに
海外に行くとなぜ見えてくるのか?

比較したり、今まで当たり前と
思っていたことに気付くからです。

当たり前に、街灯が点いているって
実はすごいことなんだな。

当たり前に、どこでも郵便局も交番も
あるってすごいことなんだな。など。

そうすると、もっと日本のいいとこってどこ?
と探し出すんです。

でも反面、豊かでモノが溢れ、
そして未だに島国感覚。

つまり、ハングリー精神があまりない。

グローバル感覚も低い。自殺大国日本。

課題や問題もたくさんあるのも事実です。

特にここ数年若者の自殺が増え
大きな社会問題となっています。

研修でもいつもお伝えしていますが
育成では、もちろん課題は課題として認識し
改善していくことも必要ではありますが、

成果が出やすいのは、良いところを伸ばす、
出来ているところをもっともっと
出来るようにしていく方がはるかに有効です。

日本にも多くの課題がある。

でもそこばっかり改善しようとするよりも
日本の良いところをもっともっと増やしていく方が
より早く深く「良い国」になるのと同じです。

皆さんも部下の、仲間の「良いところ」探ししていますか?

これ、見つけるのではなく「探す」んです。

探すことで今までとは違う一面も見えてきます。

是非意識的に「100個探そう」と思って、
探してみてくださいね。

山口家の家訓

先日メルマガを読んでくださっているお客様からメールを頂きました。

いやー、ほんとに何書こうか??
とネタに困っているときに頂いたので
とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。

元来何が苦手って、継続が苦手な私ですから
実は毎週メルマガを書く、ってことがとっても苦手です。

でも、こうして反応頂くだけで、
書こう!という気がふつふつ!わいてきます。

やはり反応してもらうって嬉しいですね。

この前のメルマガで「反応すること」については既に書いたので、
今日は少し違った視点から。

メールを頂いたお客様は、このメルマガを見て
以前尊敬する方に言われた言葉を思い出されたそうです。

「育成とは、出来ると信じて待つこと、そして赦すこと」と。

すごく素敵な考えですよね。私も激しく共感します。

実は山口家の家訓がありまして…
私自身もこの言葉を何度も言われて育ちましたし、
娘にも何度も何度も言葉を変えて伝えています。

ありがとう/謙虚に感謝する心
ごめんなさい/素直に謝る心
大好き/妬まず恨まず、人の良い部分だけを探す心
いいよ/何事も許す心

の4つです。

この中で一番難しいのが許す心だと思うんですよね。

許すにはもちろん待つ、信じる、
そして期待する、が含まれるからです。

育成とはつくづくこの待つ、信じる、期待して、
そして許すものだと思います。

私も娘に言いながら、
いつも自分に言い聞かせています(笑)

まだまだ出来ていないところが多いんですが…。

この前も、買ったばかりの絨毯に
ジュースを娘がこぼしてしまって
プチキレしてしまいました…。

「TV見ながら、ゲームしながら飲んでるとこぼすよ!」と
何度も何度も言った後にこぼしたので、
めちゃくちゃ腹が立ちました。

しかもこぼした後も、ゲームしてたんですよ。
こぼしちゃった~って言いながら。

あまり大きな声で怒ることは好きじゃないし、こっちも疲れます。

でも、この時は、めちゃくちゃ腹が立ったんですよね。

「ほらみてみ!何やってんのよ!!」と
瞬間的に怒りがわぁーっと出てきました。

一通り拭き終わると、言いたいことが山ほど出てくるんですよね。

あかんあかん。。。
ここはぐっと抑えないと…。

と待っていると、「ほんとにごめんなさい…」
と謝ってきました。

とは言え、私の気持ちはまだ腹立ってるんですが、
とりあえず「いいよ。」と言ってみました。

すると…スーッと気持ちが落ち着いていくんです。

「ゲームしながら、もう絶対飲みません。」
「ゲームしてないときも、両手でコップ持ちます」
「こぼした後もゲームしててごめんなさい」

と私が言いたかったことを、自分からどんどん言ってくれました。
分かってるやん!!!言わなくても。

この「いいよ」という言葉。
ぜひ皆さんも使ってみてください。

たとえ、かなり怒っていたり、腹が立っていても
「いいよ」と許す言葉を発することで、
気持ちもスーッと落ち着きますよ。

そして、言わなくても自分で考えて答えを出してくれます。

教える必要ってほとんどなくて、
自分で考える機会をどう作っていくのか?

改めて大事なポイントですね。

笑顔の力

メンバーのお客様で人事評価制度構築の
ご支援をさせて頂いているので、
先日同行してきました。

働く想いの共有や共通言語化をするために
事前にアンケートを実施し、
その結果を基に行動指針を策定していくのですが、
この結果に社長はじめ皆様大喜び!

私も結果を見て、「ほんとにいい会社!」と思いました。

というのも、アンケート結果がほぼ皆様同じなんですよね。

働く上で大事にしている心構えや
どんな仲間と働きたいか?
どんな風にお客様に感じてもらいたいか?
などの項目について聞いていきますが、
自由記入なのに結果がほぼ同じ。

これ、実はすごいことなんです。

というのも縁故採用ではない限り、
色んな価値観の人が集合体となって組織を形成します。

当然色んな考え方や感じ方があるわけです。

だからこそ、多様性を受け入れる、ということも必要なんですが、
この会社ではそのブレがほとんどない!

しかも最も多かったのが「面白い」「楽しい」「自由」
「思いやり」だったんですよね。
(これ、社長からするとめちゃくちゃ嬉しいキーワードですよね!!)

メンバーのお客様なので、
私自身が直接お話しさせて頂いたのはたった2回。

でもこの2回で、皆様のお人柄や仕事を通じて
人生を楽しんでいらっしゃることがバンバン伝わってきます。

クリエイティブや営業職の業種であれば
同じようなことはこれまでも多々あったのですが
この会社様は介護業なんです。

日々のお仕事はほんとに大変だと思います。

このコロナ禍の中ですから、さらに大変さは増してます。

でも皆様底抜けに明るい!いつも笑ってる!
大変なことも笑って楽しんでしまっちゃう。

この笑顔の力がこの会社様の真の力だと感じました。

先日パラリンピックのカヌー選手のインタビューで
半身不随になった時にお母様からの言葉に救われたとテレビで見ました。

「笑顔は副作用のない薬」

この言葉、心にしみますね。号泣です。

笑顔は自分も周りも癒すものなんですよね。

元気になる薬なんですよね。

笑顔を大切に、仕事を楽しんでいらっしゃる皆様を
ご支援できること、本当に嬉しいし感謝ばかりです。

暑い毎日ですが、
今日も笑顔で自分自身も周りも元気にしていきたいと思います。

ウキウキ気分で期待を伝える

今週から娘の小学校の2学期が始まり、
働く母としては、「嬉しい!」限りの山口です。

娘ももう小学3年生になり、
夏休みの宿題も今まで以上に量も増え、

毎日計画立てながら(やや遅れ気味になってましたが…)
やり終えて、昨日から新学期が始まりました。

じつは、うちの娘、図工が大好きです。

幼稚園の頃からいくつか習い事をしていますが、
近所の絵の教室の展示を見て、
初めて自分から「習いたい!」と
言った習い事が、絵の教室です。
(他の習い事は私が決めて通わせていました。)

毎回、絵の教室だけは休むことなく
(他は結構疲れてたら休みがち…)
楽しそうに通っています。

本人も図工が大好きなので、
夏休みなどの長期休みの際の自由工作には力が入ってます。
(数カ月前から何をしようか、色々考えて調べてたりします。)

と言うのも…周りのお友達からの期待がすごいんですよね。

「●●ちゃんは今回の夏休みは何作るの?」

みたいな会話があるそうで、本人も期待されてる、と感じています。

ですから、国語や算数の宿題は二の次で、まずは自由工作何するか?
なんですよね。

今回は絵の教室の先生と相談して、他の人が絶対しないようなことや
「わー!すごい!!」と言われるものをしたかったそうです。

そこで、「糸掛け」にしました。

まず、木を電動のこぎりで切るところから始まり、
切った木に色を塗って、電卓で計算しながら、
円状に48個のくぎを均等に打ち込んでいきます。

そこに6色の糸を使って、万華鏡のようなデザインで糸を掛けていきます。

これ、めちゃくちゃ集中力がいるそうです。
(私はしたことがないので分かりませんが、
見るとめちゃくちゃ細かい作業です。)

合計5時間くらいかかって、仕上げていました。

出来栄えに本人も大満足です。

そして学校に持っていくと、
皆から「すごい!きれい!」と称賛の嵐だったようで、
本人もかなりの「どや顔」で帰ってきました。

この期待を掛けられること、
すごく大事なことだと思うんですよね。

私も、弊社の研修コンテンツは「性善説」に基づいて組み立てています。

人は期待を掛けられると、それ以上に応えたいと思うものです。

そしてその気持ちが大きな力を生み出します。

その後称賛されることで、
自分の努力が報われたことを嬉しく感じ、
また次に活かせます。
(当然気持ちは嬉しいですしね。)

自己肯定感も生まれますから、自信にも繋がります。

弊社でも育成時、必ず期待を「明確に」伝えています

単に伝える、だけではなく感情を込めて。

期待に対してどういうアクションをしているのか?
どれくらい出来ているのか?

正直気になって仕方ありません。

「どうなった???どうやった???」
とウキウキ気分で聞いてます。

(このウキウキ気分で聞くのがポイントです。詰めて聞いたら拷問です!)

すると彼らは必ずこちらの期待以上に応えようと頑張ってくれますし、
私も、彼らの成長に「マジですごいわ~」と感心することが多くなりました。

皆さんも是非ウキウキ気分で期待を伝えてみてくださいね。

「ただ、やれ!」は愚の骨頂!

先日うちの入社2年目メンバーが
はじめて大きな案件を受注し、
見事7月にして上期達成という素晴らしい成果を出しました。

いや~ほんとに嬉しい!!!

今、毎日ガッツリ彼ら若手と関わってますが、
毎日の成長速度がすごいんですよね。

どんどん自信のある顔付きに変わっていってます。

実は月曜日に新規のお客様とオンライン商談があり、
最初彼ら若手に話を進めてもらうんですが
どうもしっくりこない。

もたもたしてる感じが否めないんですよね。

そして的外れの質問をして、お客様もキョトンとなってる。

そこで私とバトンタッチしました。

当然私はバリバリの営業ですので、当社の説明や強み、実績などを
スラスラ―っとご紹介していきました。

で、商談が終わった時に、これが出来るようにならないと!
ということで、水曜日にまた新しいお客様とお話しする予定になっていたので、
それまでに完璧に出来るようになっておいてね、と伝えました。

ただ、その時の彼らの顔の表情が、
ちょっとまだ理解し切れていないような顔をしていたんです。

そこで、もう一度、順番に説明していきました。
A→B→C→Dと話を展開する順番やその時に使う資料などを
更に詳しく実演しました。

幸いオンラインで繋がっていたので、録画も出来ていたんです。

私が実演した後、彼らに一度どの順で話を展開するのか復唱してもらいます。

本当に彼らが理解しているのか?を確認するためです。

そして、再度「ここはもう少しゆっくり話す」「ここはもっと抑揚付けて」
などをアドバイスしていきます。

と、ここまで20~30分程度。

ただ、この20~30分をしっかり行うことで、彼らの理解度を測ることが出来、
彼等も自分たちがちゃんと理解していると腑落ちします。

そして、2日後。

私がビックリするくらい完璧に出来ていたんです!

商談後に「すごいやん!完璧やん!!!よく2日間でここまで出来たね!」と
彼らに伝えると満面の笑みで
「めちゃくちゃ頑張りました!」と返ってきたんですよね。

彼等は録画を見返し、文字おこしをし、先輩にお客様役をお願いして
ロールプレイングを行っていました。

私が彼らに伝えたのは、たった1つだけ。
「○○くんなら、絶対大丈夫。水曜日までに絶対出来る!」
という期待と、そのやり方を見せただけなんです。

OJT研修でよくありがちな失敗は、行動管理のみを行って
具体的な成功事例を見せないこと。

いわゆる「ただ、やれ!」の繰り返し。

これは気持ちも萎えますし、全然出来るイメージが湧かない。

ティーチングで大切なのは、出来るイメージが湧くように見せること。
そして具体的な期待値と期限を設けること。

今回彼らはまさに、私の期待を超える成果を出してくれました。
日々彼らに接していると、人が育つって本当に面白いし嬉しいなぁと感じます。