2020年 2月 の投稿一覧

【議論するのにお勧め】お姫様とジェンダー(若桑みどり著)

今回のお勧めの1冊は、「お姫様とジェンダー(アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門)」若桑みどりさん著作(ちくま新書)です。

はっきり言って…この本は議論するのにおススメですが、この内容に私は全然理解も共感も出来ません。シンデレラや白雪姫、その他諸々のおとぎ話が「女性を受動的に」してしまっている、という内容です。確かにそうかもしれません。歴史としてはそうかもしれませんし、事実そうなんだと思います。ただ、この現代において、「待っているだけでいつか白馬の王子さまが来てくれる」「そのために美貌を磨き、おとなしく主張せずただただ待つことが全てである」と、私たち女性は思うでしょうか?

私も小さいころからプリンセスは大好きです。私の娘もプリンセスが大好きです。でも自分自身がプリンセスのように、仕事もせず「きれいで思いやりがあり、男性を支える存在になれば、人生ハッピーになれる」と思っていませんでした。それはそれ、これはこれです。小さいころからプリンセスのようにかわいくありたい、とは思ってましたが、それは、男性に受け入れられやすいから、や男性を支えるために優しさが必要と思ったことはありません。ただ、自分がキラキラしているプリンセスって素敵と思ったに過ぎなかったように感じます。

ジェンダーの歴史や、それを取り巻く時代などを学ぶのにはいい1冊だと思いますが、この本が書かれた2003年を思い返しても、本当に女性はそんな風に思っていたのか?と疑問を感じずにはいられない1冊です。ただ、この本の中で大学生の彼女たちの感想や感じたことがそのまま掲載されているのですが、ただその内容に驚嘆せずにはいられません。

この本が書かれてから約20年。時代は大きく変わりました。当然ながら男女の別なく働ける社会になりつつあります。もちろん男性が女性を理解し、育成方法や指導方法に取り入れていくことは、これからの時代ますます必要になるでしょう。

この本で著者が最も伝えたいメッセージとして「自ら目覚めよ」とあります。つまり女性たちに対して「待ってるだけではだめよ。自分で自分の人生を切り開いていかなければ、幸せにはなれないわよ!」と伝えています。ここには大いに共感できます。ただ、20年経った今、これは女性だけではなく、男性でも言えることで、何も若者だけではなく、年配者にも同じように言えることです。

時代は今、大きく変わっているし、まだまだもっともっと変わっていくでしょう。この時代の変化を感じることと、それに備えることが必要です。しかし、時代の変化を感じない人、感じているけれども変わりたくない人、変わりたいけれども何も行動しない人、ここが多いように感じるのです。

この本はこれまで読んだ「役に立つ」や「なるほど」といった納得や共感は、残念ながらあまりありませんでした。読みながら何度も「腹立つ!」と読むのを中断したくらいです。しかし、是非この本を基に、女性たちと男性たちと「どう感じたのか?」を議論していきたいと思える1冊です。

今の大学生って…大変だと思うこと。

先日、母校のMEET UPに参加してきました。母校としては初めて、起業家同志や起業を目指す学生を繋ぐことを趣旨とした会合を開催され、その栄えある第1回にご招待頂き、参加させて頂きました。そこで、出会った大学1年生との会話から思ったこと。

「将来、起業するのかどうか分かりませんが、就職するにしても起業するにしても、先輩や先生から大学時代から学ぶことを進められていますが、一体何をしたらいいんでしょうか?」

マジですか!!??私が大学生との時には、将来のことも正直真剣に考えたこともなく(多分なんとかなるだろうと思っていたし、自分がどうなりたいかなんてことも漠然とも描いていなかった…)、何か学ぶなんてこともなく、ただひたすら、学校で遊び(ここは先生方にもよく言わないで、とご指摘頂きますが…)、アルバイトに明け暮れ、毎日遅くまで飲んで語って、休みの時には旅行に行って、と絵に描いたようなダメダメ学生を満喫してました。

そこで、聞いてみました。「何に興味があるの?」

「何にも興味がないんです。なので何をしたらいいのか分からないので、取りあえず資格を取ろうと勉強しています。」

またまたマジですか!!??私なんて、学生との時も今も、興味がありすぎて、目移りしてしまっていかん!と思うことも多々あるくらいです。ではでは…「楽しいことって何?」と質問を変えてみました。

「それもないんです。何か心が躍ることとか…そういうのがなくて困ってます。」

三度目のマジですか!!??です。いやいや、きっとそんなことはないよ。スポーツとか、趣味とか、時間を忘れてしまうようなことってないの?

「テニスは小さいころからずっとやってるんですが、だからと言ってテニス選手になれるわけでもないので、今はテニスのコーチのアルバイトをしてますが、それでいいんですかね??」

それでいいのよ!!大学生の時って、人生の中で唯一「自分探し」をしてもいい時だと思うのです。でも自分探しって何かを勉強することでも資格を取ることでもなく、色んな人と出会い、いろんな経験をして、そこから自分の芯を作っていくことだと思います。これが唯一人生で公に認められている時が学生時代だと思います。

なので、大学生の時こそ、大いに遊び、かけがえのない友人をの時間を作っていってほしいと思います。それがこの先の長い人生できっと彼らの芯となり、そして辛い時には彼らを助け支えてくれるものとなります。

それにしても、今の学生って大変過ぎませんか??1年生の時からインターンシップ活動やボランティア活動をして、それが就職に優位に働くと信じて止まない。もちろん多少優位に働くこともあるかも知れません。またこれらの活動を通じて自分の芯を作ったり、同志を見つけることもあると思います。ただ、目的が違うんです。就職に優位だからやろうでは、なかなかここが見つからない。いろんな人と出会おう、いろんな経験をしよう、という目的なら、見つかることもあると思います。

是非就活のための活動を辞めてほしい。就活でいい会社に入社することがゴールになってしまいます。仕事のスタート地点に立ったばかりなのに、それでは実際に働いてから心が早くに折れてしまいます。

また、友人との飲んで語ること。これは就職には役に立たないと思われていることが多い。これも間違いです。直接は確かに何の役にも立たないかもしれない。でももっと長い目でみると、彼らから受けた刺激や交わした言葉、考え方の相違点を受け入れ共有し、新たな視点で物事を見ること。これは就活だけれはなく、人生において大いに有益です。というよりもないと困る、レベルです。貴重な4年間、是非自分探しのために、色んな活動をしていってほしいと思います。

【管理職以上にお勧め】妻のトリセツ(黒川伊保子著)

今回のお勧めの1冊は、「妻のトリセツ」(黒川伊保子さん著作/講談社+α新書発行)です。

ここ数年、女性活躍推進の動きが各企業様でもかなり活発になっており、有難いことに毎年色んな企業様にて女性活躍推進研修や女性キャリアデザイン研修を実施させて頂いております。女性に向けての研修はもちろんですが、女性を多く持つ男性管理職向けの「女性部下とのコミュニケーション研修」もここ数年、飛躍的に多くなっています。

「女性の考えていること、よく分かりません。」

「どうして、今そうなるの??」

という男性からの質問が研修でも多く、なかなかご理解して頂くのが難しいところです。そこで、知識を増やそう&もっと分かりやすい例えが出来ないかなと、昨年読んだ1冊です。

ジェンダーコミュニケーションの基礎から、脳の仕組み、そして太古の昔からの培った男女間の習性や役割の違いなど、ものすごく分かりやすく書いてあります。また、例え話もタイトル通り「妻」なので、非常に腑に落ちやすい。

同じ女性ですが、なるほど、ふむふむと頷く場面がたくさんあります。 男性だと「そんな風になってたのかぁ…」と思うところ満載ではないでしょうか? また、「え?これ普通でしょ?」と思うところも多々あり、「これが男女の違いかぁ」と男性とのコミュニケーションを学ぶ1冊としても有りな1冊です。

コミュニケーションとは、相手を理解し、また自分自身を理解してもらうために取る方法であること。そのためには、相手のことをまず理解する必要があります。言葉ではなく、なぜそう感じるのか?ここにジェンダーの違いがあり、記憶の残り方や整理の仕方も異なります。

女性部下を持つ管理職の方々には、彼女たちをよく知る1つのきっかけになる1冊であり、また女性にとっても、男性にはこうゆう風に理解されやすいのだと理解する1冊でもあると思います。

【管理職以上におススメ】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」につくり方(マイケル・アブラショフ著)

今回のお勧めの1冊は、「アメリカ海軍に学ぶ『最強のチーム』の作り方」(マイケル・アブラショフ著/三笠書房)です。

ダメダメだった軍艦ベルフォルドを海軍№1と言われるまでに改革したときの数々のエピソードを通じて、最強のチームの在り方、そのリーダーシップの在り方が、臨場感あふれるストーリー展開でハラハラドキドキしながら楽しめる1冊です。

所謂自己啓発本やノウハウ本のように、固い感じではなく、小説を読んでいるかのような感覚で読めるところが面白い!に尽きます。

アメリカ海軍と聞くと、超絶トップダウン!命令は絶対!意見はするな!上官は神様!的なイメージを持ってるかと思いますが、全然違う。

艦長でありながら、現場を訪れ、一人一人の顔と名前、家族構成、趣味を覚え、声掛けし、会話を通じて、心を通わせていきます。命令ではなく、傾聴。彼らの心の声を聴くことから始まります。

リーダーの人としての一貫性を持ち、ミッションを共有する。厳格なルールがありながらも(時には破り)、自ら考え、自ら学びたいと思える環境を創り続ける、原則に沿いながらも、なるほど、と唸るシーンがたくさんあります。

私も日々、管理職研修で多くの管理職の方々にお会いします。色んなご相談も頂きます。

「組織が大きすぎて、なかなか自由に出来ないんですよね…。」

「大手企業ならそれは出来ると思いますが、うちは小さすぎるから難しいんですよね…」

「とは言え、日々の仕事がたくさんあって、なかなか時間的余裕がないんですよね…。」

もちろんそれも分かります。忙しいことも、十分分かります。でもこの本を読んで思うこと。あんなに大きな(世界一大きな組織と言ってもいいんじゃない?)アメリカ軍という組織でも出来てます。

そしてやっていることも、1つ1つはお金のかかることではありません。(すごいシステムとか、そうゆうのは入ってません。)つまり中小零細企業でも真似できます。

軍隊に入ったことはありませんが…命の危険や国を守るという業務は、私たちの仕事よりも多分めちゃくちゃやること多いんじゃないかしら??ということは、時間的余裕とか関係ないと思うんですよね。

マネジメントやチームビルディングの要素もたくさん学べるだけではなく、「私でも出来そう!」と勇気をもらえる1冊だと思います。

ポジティブシンキング研修は、プライベートでも使える!!

今日は、とある企業様での管理職研修2回目。今日の内容は、ポジティブシンキングを導き、自主的行動を促す会話の仕方(聴き方)、です。

今日の企業様は、若手社員とアルバイトリーダーが対象の方々。というのも、アルバイト・パートスタッフさんの多い業種なので、20代前半の社員の方々や、アルバイトリーダーの方々が、実際に現場で、数十人のアルバイト・パートさんを指揮し、まとめています。

いつもの管理職研修では、参加者が40代以上の圧倒的男性という感じですが、今日は6割以上女性、そして若い方々多い、といういつもの違った風景です。

アルバイトリーダーさんにとって、このマネジメントはすごく難しい。やはり心のどこかで、「だって私アルバイトなのに…そこまで言っていいの?」という遠慮があります。若手社員さんも同様、「アルバイトさん、みんなお母さん以上の年齢で…どうしたら年配の女性の方々に動いてもらえるんでしょう?」といったお悩みもあります。

前回は、時代背景や、今の時代に必要なこと、認めるほめるスキルについて、研修を実施したので、今回は、「ポジティブシンキングに近づける聴き方」について、です。

そもそも、ネガティブな人にポジティブになりましょう、は不可能です。だって、「そんなもの考えなくても大丈夫だよー」っていくら言われても、考えてしまうのもそれぞれの性格だし、悩んだりするのもそれぞれの性格です。

でも、上司や育てる側はよく言います。「なんでも前向きに捉えて、自主的になってほしいよね…。」はい。この「前向き」。そんな元来前向きの人間はそうそう居ません。では、どうしたら前向きポジティブになってくれるのか?

答えはシンプルです。前向きでポジティブな言葉をたくさん話してもらうような質問をたくさん投げかけ、自分自身でポジティブワードのシャワーを創り出してもらうことです。

これ、プライベートでもすごく使えます。

「全然勉強やってないよね?」よりも「ちょっとだけ勉強できたね。」

「何もしてくれないのね!」よりも「○○はしてくれたのね。」

です。すると、本人から「これも出来てる、あれも出来てる。」から「これもやりたい。あれもやってみたい。」という前向きな発言が生まれてきます。

「うん。でも全部正解になるように、計算問題頑張ってみるよ。」

「うん。でもお母さん大変そうだから、お風呂洗ってくるよ。」

といった具合に…、です。すぐにはなかなかこのような前向きな言葉が出てこなくても、繰り返し繰り返しポジティブな言葉を掛けていると、少しずつ出てくるようになります。

今日の研修の方々。「『もう無理!』っていつもよく言ってるけど、今日から『いけるっしょ!』って言葉にします!」と。かなり前向きになってくれてました。

【管理職以上にお勧め】NEWTYPEニュータイプの時代(山口周著)

今日のお勧めの1冊は「NEWTYPEニュータイプの時代」山口周さん著作(ダイヤモンド社発行)です。

情報革命時代の現代、どんどん時代が変化していることは、皆さん肌身に感じていることだと思います。ある学者が出した統計では、現在の10歳以下の子供たちの約8割は「今ない職種」に将来就くそうです。そう、8割もの職種がなくなると予想されているからです。

ビジネスの在り方、世界の広がり方、働き方もここ数年で、大きく変わりました。100億のビジネスではなく、1億のビジネスを100事業と言われる時代になり、もう10年くらい経ちますが、商品サービスだけではなく、働き方や働く意識についてもここ数年で大きく変化してきています。

これまでの仕事においては優秀な能力として、「問題解決力」と「推進力」と言われていました。ですから、多くの管理職研修の必須スキルとして、ロジカルシンキングやリーダーシップが組み込まれていますし、私の研修でももちろん入っています。

また、人事評価においてもKPIで管理し、生産性をどれだけ上げるのか?という視点が焦点になっているところも多いのではないかと思います。

しかし、これからの新時代においては、AIの登場により、問題解決は人間よりもはるかにAIの方が優れるだろうと予想され、これからの時代に必要なのは、解決する力ではなく「発見する力」が求められます。そして、新たに「創造する力」、これもAIではなかなか難しいところです。

リーダーシップの在り方も、皆を引っ張り導く従来の支配型ではなく、意味を与え、共に楽しむ、支えるサーバントリーダーシップが必須となってきます。というのも、じっくり考え実行するように、皆が同じ行動をするように指導するだけの時間的余裕がないからです。刻一刻と変化し、正解がない新時代においては、自らの規範にしたがい、とにかく試す、トライアルするという指導の仕方が必要になるからです。

というように…思考法、働き方、生き方、キャリア、学び方など様々なことが新時代に突入している今、管理職以上の古い世代のパラダイムシフトが必要になり、その考え方やノウハウがしっかり学べる1冊となっています。

この本を読んで、、、確かに新時代ではありますが、その根本は7つの習慣に代表されるような「人格形成」の根本に通じるのではないかと思います。つまり、また第一次戦争以前の時代に戻った「新しい世界の創造」という時代に戻っている、そんな感覚を受けました。

モノが溢れかえり、モノが充実しすぎている新時代だからこそ、コトの重要さやコトを生み出すことを訴求しているのではないかと思います。だからこそ、人としての「個人個人の規範、道徳」が「効率化=生産性を上げる」こと以上に重要な時代に、また戻ってきているのではないかと思います。改めて、著者の山口先生もすごいと思いますが、コヴィー先生のすごさを感じた1冊です。

【若者にもおすすめ】革命のファンファーレ(西野亮廣著)

昨年購入したけど、他の本を優先してしまっていて、ずっと本棚にあった1冊。まずは、なぜもっと早く読まなかったんだろう、という後悔、ですね。キャッチ―なタイトルと、西野さん著作ということと、クラウドファンディングのことだろう、という程度にしか思っていなかったんですが、見事その予想をはるかに裏切られ、これは本当に衝撃に尽きました(笑)。

本を通じて感じたことは、やはりパラダイムシフト、の一言です。これまで常識と思っていたことが、違うこと。ココが一番衝撃でした。もちろん「えんとつ待町のプペル」も、それに伴う展示会などの仕掛けも知っていましたが、全てが計算され、そしてその全てがパラダイムシフトの産物であることに気付きました。

私たちの今の時代は、情報革命の時代。インターネットがもらたしたこの情報革命によって、様々なことが大きく変わっています。そんな時代を生き抜くヒントがたくさんある本でした。

本から感じるのは、新しい時代を生き抜く、新しい価値観や考え方、ですが、しかしその根底にあるのは、7つの習慣に代表される根本、「人格主義」であることが、この本の一番の面白みというところではないでしょうか?

「努力の方向性」「信用を形成する」「win-winを築く」

共通して書いているのは、小手先のテクニックではなく、その根底にある「自分が描くゴール」へのすさまじい努力と覚悟、それを支える人との信頼関係の築き方ではないかと思います。

今の時代を生き抜く若者には、単に、クラウドファンディングの仕方とか、お金の儲け方とか、そういうところだけではなく、是非こうゆう根本にある視点で読んで頂けると、さらに奥の深い1冊になるのではないかと思います。

恒例の社員旅行。今年はゴールドコーストへ行って来ました!

弊社では、毎年恒例の家族同伴の社員旅行を実施しています。

もちろん業績次第で、ということですが、有難いことに今年も先週1週間の社員旅行を実施することが出来ました。

1日目は、昼過ぎにゴールドコーストに到着したので、アウトレットへお買い物に行き、全員で懇親会(飲茶ディナー)を実施しました。

2日目は、ムービーワールドへ。ワーナーブラザーズの映画の世界観いっぱいのテーマパークで、スーパーマンを見たり、トムとジェリーを見たり、そして、ウォータースライダーやジェットコースターに乗り、童心に帰りました。夜はサーファーズパラダイスビーチを散歩し、街歩きを満喫しました!

3日目は、シーワールドへ。ペンギン、くらげなどの水族館を鑑賞し、イルカショーやアザラシショーを見て、水鉄砲で打ち合うアトラクションに乗ったりと、またまた童心に帰って遊びを満喫。夕方からはゴールドコーストで一番大きなショッピングセンター「パシフィックフェア」で閉店までお買い物を楽しみました!

4日目は、コアラやカンガルーを見に動物園へ。念願のコアラ抱っこを実現し、広大な敷地を歩き回り、昼過ぎからはサーファーズパラダイスのビーチとホテルプールで子供たちは泳ぎ、私は読書三昧。夜はまた街に出て、美味しいイタリアンディナーでお疲れ様会を実施しました。

実質の最終日5日目は、夕方までアウトレットで最後のお買い物を満喫し、夕方からは野生のコアラとカンガルーを見に行き、そして土ボタル鑑賞、最後は満天の星空で南十字星や日本とは逆さ向きのオリオンを見て、大自然オーストラリアを満喫しました。

創業以来、毎年有難いことに、ずっと継続して実施できています。夏頃から、今年はどこに行こうか?とメンバー内でも候補地について話したり、行きたいところを探したり…。年に1回の大きな会社イベント。本当に有難いですね。

これも小さな会社でしか出来ないことだと思います。ただ、私の意思としては、何十人に社員が増えても、これはずっと継続していきたいと思っています。報奨金や決算賞与として金品を分配することももちろん出来ますが、やはり全員で同じ経験をする、というところに意味があるように思います。

また私自身も、弊社の社員もお子さんがいるメンバーがいます。子どもたちにとって、この旅行ってすごくいい思い出になっています。当然子供たち同士でも仲良くなります。お母さん同士、お父さん同志ももちろん交流が増えます。単独行動するときももちろんありますが、それでもやっぱり交流が多くなるんです。

この旅行を子供たちは毎年、本当に楽しみにしています。ホテルに帰っても、子供たちで夜遅くまで遊んでたりします。社員同士の絆や一体感が醸成されることは当然ですが、家族を巻き込んでの絆が出来るんです。これが1つの離職防止に繋がっていると感じています。

そして、毎年必ず実施していること。

出発する際にも、帰ってきて解散するときにも、子供たちから自分たちの親へ

「今年もありがとうございました。お仕事頑張って来年も連れていってください。僕たちも学校頑張ります!」という意味合いの言葉を各こどもたちから各親へ、そして自分たちの親以外の大人へも伝えてもらっています。

これってすごい魔法の言葉です。子どもたちから掛けてもらう感謝と、お仕事への理解、これは子供たちにとっても親にとっても、素晴らしい「やる気」の醸成になるんですね。

来年に向けて、また今週から、全員でひたむきに、がむしゃらに邁進していきたいと思います。そして、改めて、1週間という長い期間の社員旅行にご理解を頂き、応援してくださるお客様、お取引先様に感謝申し上げます。

【若者にもおすすめの1冊】天才の証明(中田敦彦著)

今日のお勧めの1冊は、オリエンタルラジオのあっちゃんこと、中田敦彦さん著作の『天才の証明』(日経BP社発行)です。

2017年に発行された本ですが、すみません、偏見だらけで…芸能人が書いている本ってどうなの?ってナナメの見方をしていたところもあって、2年遅れで手にしました。

というのも、ここ最近、ひょんなことから、中田敦彦さんのyoutubeを見る機会に恵まれ、それ以来、ドはまりしてます。

「武勇伝」の「あっちゃん、かっこいいーーー!!」のセリフがまさにピッタリの「カッコよさ」です。

本当にすごい才能とすごい努力の掛け合わされた、まさに天才!と思ってしまいました。

そこから、この人の書く本ってどんなことが書いてあるんだろう?という興味から、手に取って読んでみると、これまた面白いに尽きる1冊です。

15年くらい前に島田紳助さんの「紳竜のすすめ」を読みましたが、まさにそれに近い感じです。

お笑いというジャンルにおいて、科学的にかなり組み立て、そして「勝てるステージ」を自ら作り出す。そんな思いが載せられた1冊です。

もちろん著者の中田敦彦さんは天才であると思いますが、この本には「私たち」もその才能を開花させる方法・戦略や、特に根底にある考え方が書いてあります。

どんどん変化していく今の時代において、何をどのように「選択」していくのか?旧態依然とした中で、もがき、でも何か自分にもできるはずと心の中に熱いものをもっている若い方にこそ、ピッタリの1冊です。

でも、いわゆるロストジェネレーション世代以上の、ミドルエイジの方々にも、今はもうこうゆう時代、私たちも古い慣習や価値観、ルールに縛られていると、この先とんでもない時代になっていくことを感じさせる1冊でもあります。

話し口調で書いてあるので、非常に読みやすく、1時間くらいでサラサラっ読破出来ます。本が苦手…という方にもおススメです。

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【管理職にお勧め】大学を出て仕事もせずにダメだった僕を生かしたリクルートの組織風土(長崎哲也著)

今回のお勧めの1冊は「大学を出て仕事もせずにダメだった僕を生かしたリクルートの組織風土」(長崎哲也さん著・カナリアコミュニケーションズ)です。

リクルートさんの組織風土や教育体制の本はいくつか出ていますが、さらっと読めて、分かりやすい1冊ですね。

私もこれまでの仕事柄、リクルートさんやリクルートさんのトップパートナーさんとお仕事させて頂くことも多くありましたし、

何より、前職でリクルート媒体をたくさん売らせて頂いたので、 それなりにリクルートさんの組織風土やリクルート社員の方々を知っていますが、 よく分かる1冊だと思います。

確かに、リクルート社員の方々は「自ら仕事を創り出し、楽しむ」ことに非常に長けていると思います。

色んなことにチャレンジし、そして顧客志向も強い方々が多いように感じます。

仕事柄、色んな採用媒体の方々と直接お仕事させて頂くことも多いですが、やはり他の媒体社さんと比べても、「主体的に『やりたい』という意欲」が非常に濃いように感じます。

それがリクルートさんの強みであり、また日本の採用市場において50年近くも牽引してきた企業であることの裏付けになっていると感じます。

この本で最も共感し、そして見習わないといけないと改めて痛感したところが、「あなたは何がしたいの?」と常に問いかけるマネジメントを徹底しているところ。

そして、「やりたい」と手を挙げた人に全権を任せ、応援サポートする風土。

私も研修でも「耳にタコ」になるほどお伝えしていますし、もちろん弊社でも実践したつもりだったこと。

それは管理職の役割として「指示命令管理」するのではなく、「聴き、認め、そして任せること。良い失敗(チャレンジ)をたくさん経験させ、小さな成功体験を積ませること」です。

ただ、読みながら、「あぁ、でも出来てなかったよな。」や「あれは、任せるではなく丸投げになってたよな。」ということがポンポンと頭に浮かんできました。

リクルート流育成の方法から、それが組織風土として根付くまでが分かりやすく書いてある1冊です。

もちろん中には、「それはリクルートという大企業だから出来ることだよ。」といったこともありますが…

でも大半は中小零細企業でも真似できることやヒントになることが多くあると思います。

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