「AIの言いなりロボット」になる前に必要なこと

最近、チームのマネジメントや育成にAIをガンガン活用している私ですが、
(先日もお客様のAI活用について盛り上がりました(笑)!)
今日は、活用しつつも…頭をよぎる「落とし穴」についてお話しします。

AIの商談分析やトークの改善案って、ホンマに的確なんです。
「ここをこう直せばもっと良くなる」っていう正解を、
一瞬で出してくれます。
普段ずっと社内にいてメンバーの営業活動を見ているわけではなく
出張等での外出も多いので…
「これで教育の手間がめっちゃ省けるやん!」
って、最初は感動しっぱなしでした。

今のところ、メンバーもAIのアドバイスを素直に聞いて、
うまく営業活動に活かしてくれています。

でも、同時に怖さも感じています。
「このままAIが『完璧な正解』を出し続けたら、
メンバーはそのうち自分の頭で考えるのをやめてしまうんじゃない…?」と。

今はまだ大丈夫です。
でも、もしこのまま「AIの言う通りにすればうまくいく」
という環境に慣れきってしまったら、どうなるか。

「AIがこう言ってたので、この通りにやります」
「AIが作ったスクリプトやから、そのまま読みます」

そんな風に、「AIの言いなりに動くだけのロボット」になってしまう危険性が、
すぐそこまで来ている気がしたんです。

もし考える力を手放してしまったら、
想定外の質問をお客様からされた時にフリーズしてしまうし、
何より仕事への「当事者意識」が完全にゼロになってしまいます。

それを防ぐために、これからメンバーに絶対に身につけさせないといけないもの。
それは【まずは自分で考える癖】だと痛感しています。

具体的には…
① AIの言うことを「疑問視」できる知識を持つこと
AIは賢いですが、現場のリアルな空気や
お客様の感情まで完璧に読めるわけじゃありません。
だからこそ、「AIはこう言ってるけど、このお客様にこのアプローチでいいんかな?」
と、一度立ち止まって疑問を持てるだけの「基礎知識」や
「自分の頭で考えるベース」が絶対に必要です。

② 実際にやってみて、「自分の強み」と照らし合わせて振り返ること
AIのアドバイス通りにやってみて、「できた!やったー!」で終わらせないこと。
「実際に言われた通りやってみたけど、
私の『親しみやすさ』っていう強みには合ってなかったな。
次は自分のキャラに合わせてこうアレンジしてみよう」
という風に、自分の経験と強みをフィルターにして振り返るプロセスです。

AIが「最適な正解」を即座に出してくれる今の時代。
私たち人間の上司の役割は、その正解をただメンバーに実行させることじゃありません。
AIの答えを「絶対のルール」ではなく、
「自分で考えるための素材」として扱うように促しています。

メンバーを「AIの言いなりロボット」にするか、
「自分の強みを活かしてAIを使いこなす優秀なプロ」に育てるか。
それは、私たち上司が「自分で考える癖」をどう引き出せるかにかかっています。

もし、「最近、AIの出した答えに頼りすぎちゃうかな…」と少しでも不安を感じたら、
ぜひ今日から「AIはこう言ってるけど、あなたはどう思う?」
って問いかけてみてくださいね!

昨年よりも一気に夏が来た!と感じる暑さですが…
暑さ以上に、今日も熱い1日にしていきましょう!

「見守られてる安心感」と「おもろく働く」姿勢

GWも明けて、初夏を感じる季節になりましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
そろそろ新入社員研修も終え、いよいよ現場配属という
企業様も多いかと思います。

一方で、5月中旬は新しい環境に飛び込んだ新入社員や若手社員に、
そろそろ心身の疲れが出やすい時期でもあります。

彼らのメンタルヘルスを守る上で一番効くのは、特別な制度ではなく、
現場の上司や先輩である皆様との「毎日の関わり」です。

「週末はゆっくり休めた?」
「ちょっと顔色疲れてるみたいやけど、大丈夫?」
といった些細な気遣いが、
「ちゃんと見てくれてるんやな」という強力な安心感に繋がります。

新しい環境でプレッシャーを感じている新入社員にとって、
上司や先輩との毎日のちょっとした対話は、不安を解消するための大事な時間です。

また単に不安を解消するだけではなく、それに加えて、
先輩や管理職自身が「おもろく働く」背中を見せることも、
立派なメンタルケアになります。
「今日こんな失敗やってしまった~」と笑い飛ばしたり、
「この仕事のこういう所、けっこうおもろくない?」
「このお客様、じつはこんな課題を持ってらっしゃってて…
そこでこんな風に盛り上がったわ~」
とポジティブな面を共有したり。。。
肩の力が抜けたコミュニケーションが、
ガチガチに緊張した新入社員の心をスッと軽くしてくれます。

ここで意識していただきたいのが「ワクワクおもろく働く」というスパイスです。
真面目に指導する時間も大事ですが、
時には「最近なんかおもろいことあった?」と聞いてみたり、
新入社員の失敗を「それ、ええネタになるな!」と笑いに変えてあげたり。
仕事の「おもろさ」を一緒に見つける関わりが、最高のストレス発散にもなります。

いわゆる今の時期の五月病。
気温差の激しい気候で、疲れが溜まっている時はどうしても体調を崩しやすくなります。
もうベテランの社会人にとってみれば、
そんな体調管理も社会人として当たり前!と思うところもありますが…
社会人になってまだ日の浅い新入社員や若手社員にとっては
まだまだ「当たり前」にはなっていないものです。

「ちょっと疲れ溜まってへん?」
「休む時はしっかり休もうね」と、
上司や先輩から率先して声に出してもらうことで、ふっと心が軽くなります。
心も体も健やかに「おもろく働ける」風土を作っていくことが大事ですね。

船上の一座建立

先週末、今年はじめてのタイミングをしに宮古島に行ってきました。
今回も2日間のダイビングでしたが、前回10月の時と同じメンバーでした。(偶然!)
ダイビングをすると、船の上の休憩時間は結構長いです。
宮古島では1日3本潜りますが、1本目と2本目の間は1時間弱ほどあり、
2本目と3本目の間もお昼休憩を挟んで1時間程度あります。
そして宮古島は港からポイントまで大体1時間位移動するので、
往復時間も合わせると合計4時間位が、潜っていないときの時間です。

私が宮古島が大好きな理由はいくつもありますが、
第1に、宮古ブルーと言われる海の色の青さ!!透明度!!!
第2に、宮古島特有の地形、横穴もあれば、縦穴もあり、
様々な地形があるので、宮古島でしか味わえないダイナミックなダイビングができます。
そして第3の理由が、とにかく潜っていない時間が楽しい!!です。

お互い苗字も知らず、呼び合う名前しか知らないメンバー同士ですが、
休憩時間にお茶会をしたり、一緒にご飯を食べる時も、みんな一緒になって
ワイワイ話しながら過ごす。
もう1000本以上潜っている熟練ダイバーさんから
いろんなアドバイスを受けることも有難い!!

海の中でかけっこしよう!と面白い提案が出てきたりもします!
とにかく宮古島の「この船」はとっても楽しいんです。
今回宮古島ではなかなか珍しい砂地に行って、
砂の上でフィンを脱ぎ、かけっこしました。
反則OKなんでもあり!のレースなので、チームを組んだり、足を掴んだり…
いろんな楽しみながら「海の底で泳がない」がとっても面白い経験でした。

新入社員や若手向け研修の中に、
茶道の心得から働くマインドを醸成するプログラムがあります。
そこで出てくる「一座建立」。
主と客だけではなく、その場にいる全員がお互いが気持ちの良い時間を過ごせるように
思いやりや配慮を持って、その場を楽しませようという心を持つこと。
働く上ではチームワークの醸成や生産性にも影響してきます。

自分だけでなく働いているみんなが「どうしたら気持ちの良い空間で働けるのか?」を
お互いが考え、それぞれ実行することです。
昨今では心理的安全性ともよく言われますね。

まさに船の上ではこの一座建立ができていたんです。
1日目は海上の波がひどく、とにかく船が大揺れに揺れている状態でした。
その中で私もかなり船酔いしていたんですが、
あったかい飲み物を入れてくれたり、この姿勢が良いよと教えてくれたり、
しばらくそっと放っておいてくれたり…。
楽しいときだけではなく、そうじゃない時も、お互いを思いやる。
この「船の上の泳がない時間」が私は大好きで、
何度も宮古島に行ってしまう理由の1つになっています。

つい先日4月が始まったばかりだというのに
気づけば、あっという間にゴールデンウィークです。
新入社員の方々もみんな少しずつ仕事や職場に慣れ、
そしてゴールデンウィークが明けたら現場配属の会社も多いと思います。

入社したばかりで緊張している新入社員だけでなく、
先輩方や職種が異なる人たちも、ほんの少し意識をして周りを見てみる。
そうすることで、お互いが気持ちよく、
そしてお互いが生産性を高められる職場づくりにつながると思います。
来週はゴールデンウィークですのでメルマガはお休みになります。
また再来週お会いしましょう!
皆さま、素敵なGWを!

新入社員への応援メッセージ

この時期4月は新入社員研修と、
また新入社員を育成するトレーナー側やメンターの研修が続いている山口です。
新入社員研修をしていて、率直に、本当に可愛らしい、と感じます。
これも私が彼らの母親くらいの年齢になったからだと思います。
どうしても親の目線で見てしまいます(笑)。

まだまだ学生気分が抜けていない方も多いですが、
素直に吸収しようという姿勢が非常に強く感じられる毎日です。
ここ数年、新入社員研修をしてきて変化に感じることが
まず第一に、数年前までは働く目的がお金や生活のため、自分のやりたいことをやるため
と言うのが圧倒的に多かったものが、
いわゆる社会貢献といわれる領域がの意見が多くなったと思います。

誰かの役に立ちたい
地域の役に立ちたい
この意見がヒントを出さずとも、すらすらと出てくるようになっているなぁと感じます。
これはもちろん就職活動の際に、そのような教育を受けている影響もあると思いますが、
入社した当時、彼らは本当に役に立ちたい思考ってすごく持っているなぁと思います。

またもう一つ。
親に恩返しをしたい、もかなり多く出てきます。
正社員として就職をするのが、親がやっぱり喜ぶから、だったり、
今まで育ててもらった恩を、自分もにこれから返していきたい
というような意見も素直に出てきます。

私が新入社員だった約30年ほど前には、恥ずかしながら…
こんなことを言っている人が私自身も含めて、あまりいなかったように感じます。
もちろん心も中では思っていたかもしれませんし、
実際に給料日には親にご馳走する人も実際にいたと思います。

ただそれを口に出すのは、何か恥ずかしかったり、虚勢を張っていたりした思いますが、
最近の人たちは、これを素直に言えるところが、
ほんとにすごく素直な人たちなんだなぁと感じます。

研修をしていても、体ごと前に向けて聞いたり、メモをものすごく取ったり、
何か私が疑問形で尋ねると、口々に答えたり、
本当に反応が良く素直だなと思います。

最近の若者の傾向は…みたいなことも言われることもありますが、
改めて彼らと直接接してみると、良いところがすごくたくさんあることに気づきます。

ただ残念なことに、これが1年2年と経っていくと、
いつしかそれが薄れていったり、気づかないうちに変わっていったりしています。
誰かの役に立ちたい気持ちよりも、もっと給料が欲しいに変わっていたり、
いろんなことにチャレンジをしたいよりも、できる限り楽に仕事をしていたいに変わったり
いろんなことを1つ残さず吸収しようよりも、なんだかめんどくさいなぁに変わっていったり、
もちろんそうではない人もたくさんいらっしゃいます。

だんだんと当初の気持ちが、自分でも気づかないうちに変わっていったりしてしまいます。
改めてこの4月の新入社員の彼らを見ていると、
自分がフレッシュだったときの気持ちを思い出す機会に恵まれます。

だからこそ、これから新入社員研修を終えて現場に出たとき、
教える側や、周りで支える先輩たちもいろんな思いはあると思いますが、
こんなこともできないのか
ここまで教えないといけないのか
(これも実際によく現場で聞く意見ですが)
と頭ごなしに思うのではなく、

彼らは入社したときには、明るい未来を夢見て、
自分が社会人になり、誰かに貢献し、
そして自分じゃなくてはダメだと言われるような存在意義を見出したい、
と思っている気持ちも、ぜひ汲み取っていただけたらと思います。

連日の研修で
仕事が創り出すものだし、やりがいは最初からはないし、
居心地が良くて優しい上司に囲まれて、
残業も少なくて、周りもいつも優しく教えてくれて、
みんなが応援して支えてくれる。
自分のやりたい仕事ができて、自分の成長を感じられる。
そんな夢のような職場は最初からは絶対ない。
それは自分で創り出すものだと熱く彼らに語っています。

すると彼らも、理解をしてくれているように私には感じられます。
ただ実際に現場に配属になると、今までになかった壁に打ち当たったり
できない自分を痛感して挫折を味わったり
いろんなストレスも感じます。

ストレスとは、自分が成長している成長痛だと捉え、楽しんでいただけたらと思います。
もうすぐ5月。
ゴールデンウィークが明けると現場に配属になる新入社員たちも多いです。
今の彼らの、仕事に対して大きな夢を持ち、こうなりたいこんなことをやってみたいを
いろんな壁を乗り越えながら、彼らがいつか自分の存在価値を自分で創りだせるよう
期待をしてやみません。

がんばれ、新入社員たち。
今日もそんな気持ちを込めて研修をしていきたいと思います。

天職はこの世のどこにもない

この時期、全国の企業様からお声がけいただき、
数多くの新入社員研修に登壇させていただいています。

多くの真新しいスーツ姿の若者たちと真正面から向き合っていて、
ここ数年、私の中にものすごく強烈な危機感として蓄積しているものがあります。
「最初から自分に100%フィットする『天職』がどこかに用意されている」
と信じて疑わない新入社員が、あまりにも多いなぁと思います。

研修の現場で飛び交う「配属ガチャ」と「やりがい」の不安…。(配属ガチャ、普通に使われてますよね…)
彼らは、決して不真面目なわけではありません。
むしろすごく素直で、超真面目で、情報収集能力にも長けています。
でも、研修の質疑応答やディスカッションでの話を聞いてると…
こんな質問(話)が次々と飛び出してくるんです。

「もし、自分のやりたいことと違う部署や嫌な上司の元に配属されたら、どうしよう…」
「この仕事が自分に向いていない(天職ではない)と思うわ…」(まだ入社1週間なのに…)

私は心の中で「ああ、またか……」です。
メディア・CMやSNSで声高らかに言っている
「好きなことを仕事にしよう」
「自分らしさを大切に」
という言葉の呪縛にかかり、
彼らは「天職(正解)は、外の世界のどこかに転がっているものだ」と
本気で思い込んでいるんです。

研修内ではよくお伝えしますが…
「『天職』なんて、この会社のどこにも、いや、世の中のどこの会社にもないし
そもそも待っていて現れるものでもない」と。

最初からやりがいがあって、自分にぴったりで、
毎日ワクワクして楽しくて、会社に行くのが楽しみー!
なんて仕事はありません。

仕事の面白さや『やりがい』というのは、
目の前の泥臭いことから逃げずに没頭し、
できることが増え、先輩や上司・お客様から
『ありがとう、助かったよ』と言われた後から、
ようやく最後についてくるものです。
しかも、ちょっとずつちょっとずつ見えてきます。
(一気に現れるものではない)
天職は探すものではなく、自分自身の手で、
今の仕事を天職に創り変えていくものなんです。

研修では、確かに…なるほど…と分かったつもりでいる彼らですが…
研修という「非日常」が終わり、現場という「日常」に配属された後、
彼らは再び、思い通りにならない壁にぶつかり、
「やっぱりここは私の居場所じゃないかも」
という青い鳥症候群の誘惑に駆られる人が多くいます。

彼らが「やりたいことと違いました」と弱音を吐いたとき、
「じゃあ、このつまらないと思っている業務を、
君のアイデアで少しでも面白く、変えてみて。任せるから」と、
小さな裁量を与え、彼ら自身の手で仕事を「面白くする」経験を積ませてあげること。
これがすごく大切だなぁと思います。

一見すると、任される、自分の裁量で出来る、と思うことですが…
言われたことを言われたとおりにやることとは
比べ物にならないほど、本当に根気のいる、しんどい道のりです。
でも、考えて、試行錯誤し、をやっているうちに
時間はあっという間に過ぎていき、
そこに実績もついてくるし、認めてくれる人も現れます。

是非現場でも
「仕事は自分で創り出すもの」をなるべく早い段階から
経験させていってほしい、それが早期育成への近道だと思います。

頑張れ!新入社員!!

いよいよ4月スタートしました。
桜も満開になりましたね。
新入生や新入社員が、新しい制服やスーツに身を包み
緊張した面持ちで通勤しているのを見ると
やっぱり春っていいなぁと思います。

弊社でも新入社員が入社し、既に私もいろんな刺激をもらっています。
大きな夢を持ち、やる気に満ち溢れ、
目がきらきらと輝いている。
いいですよね。

そんなわけで、先週から色んなお客様での新入社員研修がスタートし
多くの新社会人と接する機会を頂いております。
入社したときには、ほとんどの人が
こうなりたい、ああなりたい、を持っていて
成長したい!が全身から出ています。

でも、入社してたった3日で、その差は既に出始めています。
たった3日ですが、その差は?
出来ている、出来ていない、ではありません。
やろうとしているか?です。

新入社員研修では、まず座り方から始めます。
きちんと座れない人は、集中力が持たず、結果精度が落ちます。
また、当然ですが、相手あっての仕事です。
だらしない座り方、態度は相手に失礼です。
そこが分からない人は、いつまでも自分都合で仕事をし
第3者視点に気付かないので、期待に応えられない。

だから、新入社員研修では、何度も
「座り方、身だしなみ、姿勢、大丈夫ですか?」と
何度も、気付きを促す言葉を掛け続けます。

今までだらーんと座っていた、足を常に組んで座っていた、
肘をついて書く癖がついてしまっている…。
そんな人たちはこの「きちんと座る」がしんどくて仕方ない…。

新入社員ですし、そんないきなりすぐに出来るようにはならない…。
でも「やろうと頑張ってるな」は、見ていて分かります。
この、やろうとする気持ち、が最も大事だと思います。

これからいくつになっても、いろんな方々から
「~したほうがいいよ」と教えてもらうことはたくさんあります。
それをどれだけ素直に聞き入れ、やってみるかどうか、です。
これがコーチアビリティであり、そして「可愛がられる力」です。

上司も先輩もお客様もみんな人間です。
一生懸命こちらを向いている人には、それに応えようとします。
応える熱量も同じです。
すごく一生懸命な人には、それ以上に応えたいと思います。

でも、最低限だけやってるな、とか
自分の都合だけでやってるな、適当にやってるな、が見える人には
こちらもその程度、になります。

夢ある、可能性無限の新入社員の若者たち。
大いに吸収し、いろんな壁にぶち当たり
そして悩み、葛藤し、悶絶してください。
そこから、今までにない自分に出会えます。
それを楽しんでほしいなとエールを送りたいと覆います。

今日は完全旅日記

今日のメルマガはいつもと違い、私も私的な旅日記のようなものになりますが…ご了承ください。
毎年、新年に「今年の目標」を仕事とプライベートと両方立てていますが、
そのプライベートは目標にいつも必ず旅行が入っています。
2泊3日のような短い旅行ではなく、結構大型の旅行を最近は目標にしています。

目標(旅日程)に近づけば近づくほど、どんどんやる気がみなぎってきます(笑)。
弊社の決算は3月ということもあり(多くの会社でも3月決算が多いので)、
3月は比較的、研修事業においては閑散期です。

今年は12日間の日程で、イタリアに行ってきて、昨日帰ってきたばかりです。
時差が8時間あるのでメール等のレスポンスが遅くなってしまったお客様、
大変申し訳ございません。
私はリフレッシュして帰って来ました!

今回のイタリアは、ヴェネチアで3日間、その後ローマに移動して6日間、合計9泊12日の旅でした。
ローマに宿泊をしながらも、ナポリやボローニャに行き、ポンペイ遺跡やピザの斜塔なども行ってきました。
ヴェネチアでは、ゴンドラにも乗りました。
ちらっと…私のイメージの中では、船頭さんが「サンタルチア」を歌ってくれるものだと思っていたんですが…
でも歌ってくれませんでした。
「サンタルチア歌って~」ってお願いしても、全然歌ってくれませんでした。
勝手な私のイメージだったんです。思い込みってすごいですね。

ポンペイ遺跡では西暦79年なのにもかかわらず、水道や道路、車止め(馬車止め)、市場があったり、
屋敷内でもキッチンがあり、また犬を飼っていて「猛犬注意」と書いてあるタイルが床にあったりと
現代とほとんど変わらない生活をしていたことに驚きを感じました。

またどこに行っても「From Korea?」と聞かれることが多く、
観光地の案内板でもイタリア語、英語、中国語、韓国語、アラビア語はありますが、日本語はありません。
レストランのおじさんが仰るには、90年代まではアジア人の旅行客の大半は日本人だったので、
日本語メニューも用意していたし、自分たちもカタコト日本語で接客をしていた。
でも90年代以降、日本人はほとんど来なくなり、アジア人の大半は中国人と韓国人になった。
日本人がまたこうしてイタリアに来てくれてうれしい。
と、日本の経済成長が止まっていることを感じずにはいられない場面も多々ありました。

物価は日本の2~3倍。
そして円安。ここにきて原油危機。
また次にヨーロッパに行けるのは少し先になるかもしれません。

私が泊まっていたホテルも築500年以上前の建築物で、きれいに修繕をして
今もなお使っているところが、ローマは遺跡の町、と言いますが
本当にその通りでした。
歩いていて、この建物すごい!とGoogle マップで調べてみたら、
最高裁判所や市役所だったり。
ローマは歩いているだけで、芸術を感じると言いますが、歩いていて素敵な街で
一日平均16000~18000歩歩いて、とっても健康的な毎日でした。

どこに行っても、「日本人は丁寧できれい好きで、素晴らしいよね」と言われることが多く
世界に行くと、改めて自分が日本人であることを誇りに思う山口です。

今までいろんな国々に旅行に行っていますが、イタリアは過去最高と言えるほど素敵な街と素敵な旅行でした。
皆様にもお勧めです!

さて明日は4月1日。
入社式、新入社員を迎える会社様も多いと思います。
弊社は、今年は1名の新入社員を迎えます。
また明日から新たな1期が始まります。
前期の課題を改善しつつ、新たな目標に向かって邁進していきたいと思います。

小さなサインに気付く

今日は少しプライベートなことを交えてお話したい思います。
メルマガで知っていらっしゃるかもしれませんが、
今、中学1年生の娘が思春期真っ只中です。
この思春期の時期に学ばなければならないがたくさんあると私は思っています。

その一つが「物の言い方」です。
言葉と言うのは、一度口から出てしまうと、取り返しができません。
子供のときには感情でものを言ったり、相手を傷つけるようなことも言ったとしても
幼いからと許されることも多いかもしれませんが、
もう中学生になると、それも学んでいかないといけないと思っています。
もう1つが、「自分が『やる』と言ったことは、最後まで必ずやり遂げて欲しい」と思っています。

先日この2つを同時に破ったことで、とうとう私が「ぶち切れ」になりました。
やるって言ったのに、行くって言ったのに、「ちょっとしんどく…」と行かなかった。
で、しかもいろんな言い訳をしてきます。

娘の言い分としたら、「その時に寄り添って慰めて欲しい」だったり、
「優しい言葉をかけて欲しかった」です。
もちろんそれもわかります。
これまで何度もそういう場面では、私もそのように心がけてきました。

ところが何度言っても、改善の兆しが見えない。
とうとうブチ切れてしまいました。

「いろいろママがお金を出してやってくれてるけれど、
こんなこともできない私はママにとって邪魔なんでしょ」
という言葉が娘から出てきたときに、ぶち切れてしまいました。

大きな声を上げたりはしません。
私はご飯も作らず、「自分の人生やから自分で考えろ。」とだけ伝えました。
最初は「なんでご飯作ってくれないの?」と私にすり寄ってきてましたが、
ひたすら、どうしたらいいのか自分で考えろ、を伝えました。
そして2日間、全く私は何もしなかったんです。

すると、「これからはこれだけはちゃんとやります。約束します。」と、私のところにやってきました。
行かなかっただけを怒っているわけでも、言い方が悪かったことだけを怒っているわけでもなく
出来るようになってほしいという期待を込めて
いろんなことを伝え、いろんな機会を提供し、導こうと親も努力をしています。
もちろんそれに対して、娘も娘なりに努力していることは理解しています。

ただ何度も何度も同じことが続くと、たとえ努力していても努力しているように見えません。
ほんの少しでも何か兆しみたいなものが見えると、頑張ってるな、と思いますが
そうではない場合、「やっぱり分かってないやん!」と最終的に人は呆れてしまいます。
ただ、親子ですから、だからと言って、親子の縁が切れる事はありません。

ただ家族以外の関係はどうでしょうか?
友達、仕事関係の方、お客様、社内の人間関係。
これは、縁が切れてしまいます。
相手は怒っているわけでも、腹が立っているわけでもなく、呆れてしまうと
相手に期待しなくなり、そっと距離を置いて離れていきます。
お客様の場合は、契約が切れてしまいます。

だからこそ、小さな約束を守り続ける。
口から言葉を出す前に、よく考えてから物を言う。
それがすぐには完璧に出来なくても、守ろうと、やろうとする努力の姿は、すごく大切だと思います。
娘にも相手が呆れてしまう前に、早く色んなことに気づき、成長して欲しいと願うばかりです。

今日は娘の話をしましたが、仕事でも同じだなぁといつも思います。
お客様に最後のダメ出しをされる前に、小さなサインに気付く。
同僚や仲間から距離を置かれる前に、小さなサインに気付く。
人は相手がいて、生かされる。
相手のためにすることが、信頼関係を築くスキルですね。

脳は変化を嫌がる

先週ある会社と打ち合わせをしていて、いろいろ思うことがありました。
長らく私も女性活躍推進の一環として、
女性の社員の方々にキャリア形成や管理職を目指す研修を
させていいただいておりますが…
これ(女性キャリア研修)って本当に効果があるのか??
と質問をいただくことがあります。

結論として…効果はあります。
ただ残念ながら…
全員がバリバリのキャリアアップを目指す!となったり、
管理職になってみたい!となったり、
ではありません。
もちろん会社様によって違いますが、平均して参加者の1割程度だと思います。
(入社5年以降の実施した場合)
これは参加者の割合というよりは、いわゆる世間一般での女性の管理職志向の割合と全く同じです。

つまり、研修講師をしている私が言うのもなんですが…
キャリアアップや管理職志向がほんの少しでもあった人たちが
研修を受けて刺激を受け、それが花開いた。
その芽はあったが、その芽がなかなか伸び悩んでいた方に対して
研修という1つの打ち手を打つことによって、
芽吹いた、は効果としてあります。

逆に言うと、芽が全くほんの少しもない方については
どんな研修をしても、なかなか1回2回で効果は見られません。
なぜか??単純に打ち手を打つのが遅すぎるからです。
入社5年以降は遅すぎて…もっと早くに手を打たなければいけない
と思っています。

入社1年目。
多くの方がキャリアアップしたい!成長したい!と思って入社されます。
ところがたった1年経った頃には…その割合は既に少なくなっています。
そして3年経つと…その割合はもっと減り、
5年も経つと、多くの方が「このままがいい」と思っていたりします。
(もちろん会社様や職種によってもその割合はバラバラです)

営業職や技術職においては(男女関係なく)その割合は少なく
いわゆるサポート職と言われる方々については、この割合傾向は多くなりがちです。

というのも、そもそもサポート職は、
業務をサポートをしたり、書類を作ったり、書類のチェックをしたり
が主になります。
自分からどんどん仕事を作り出さなくても、
仕事は勝手にやってくるものになり、
それを一定決められた手順で、一定決められた時間の中で、
一定決められたやり方で仕事をします。
これが毎日毎日続くと…変化を嫌がるようになります。
これは当事者の問題というより、人間の脳の問題かもしれません。

我々の脳と言うのは、そもそも変化を嫌がるというのが根底にあるようです。
これは悪いことではなく、
慣れてくると考えなくてもできるようになり、
自分の体に染み込んで無意識に出来る、という利点がある反面、
変えることへの抵抗感も同時に生まれます。
3年も同じ環境で、同じ仕事で、同じ人たちに囲まれて仕事をやっていくと
そこから変わること自体が嫌だと脳は認識してしまいます。

そうなると…
異動や転勤をしたくない。
環境を変えたくない。
仕事内容を変えたくない。
仕事を増やしたくない。
とは言え、暇になるほど減らしたくない。
になっていきます。

ただ今の仕事に満足をしているかと言うと、そうではなく…
満足はしていないが変わるほど不満ではない、という状態になります。
現状維持が一番いい、と脳は無意識に働いてしまいます。
この状態になってしまうと…
研修などで、「変わりましょう、成長しましょう」といくら提供しても
ここから動きたくない、と防衛本能が働いてしまいがちです。

技術職、営業職に代表されるように
仕事は自分で作り出さなければ生まれてこない職種については
目に見えてわかりやすい「目標数字」は年々引き上がっていき、
常に「つま先状態で自分の限界を突破する」が日常業務になっていきます。
つまり「変化」が日常化しているわけです。

どの職種においても、常に「変化」を求める
日常業務の役割分担や、分かりやすい環境の変化は
特に初期教育において非常に重要になってくるなぁ
と改めて私もお客様とお話をしながら感じた次第です。

女性活躍推進研修だけではなく、新人研修などでもよくお伝えしますが、
変化をすること=成長です。
変化をせずに「このままでいいんだ」と思ってしまうと
自分の成長を「自分で止めて」しまいます。
改めて教育は大切だ、と感じました。

無意識が周囲に与える影響

先週ある会社様で同じ内容をプログラムを2グループに分け
2日間実施の研修を実施してきました。
参加人数が多い場合、このように2グループに分けて実施する事はよくありますが、
本当に同じ階層か?と思うほど、全然違う進行度合いや雰囲気になることがよくあります。

同じ階層、ということは同じような年齢層や職務経歴になります。
(まだまだ日本は経験から得るスキル習得度による年功序列的制度ですので
多くの企業様の場合、同じ階層=同じ年齢層、になることが多く見られます)
同じような方々が参加者なのですが、それでも研修会場の雰囲気も全然違うし、
研修の進行度合いも異なってくるわけなんです。

これ、何故かと言うと…
グループの中にプラスのエネルギーを発する人がいるかどうか?です。
リーダーシップの1つの種類でもありますが、グループを引っ張るというより、
みんなが発言しやすいような、みんなが考えやすいような
「最初の一言」を言えるかどうか?が大きな違いです。

先週実施した研修の第1グループ目は、多くのグループで
第一声がマイナスの発言から入る人たち多く見られました。

こんなの無理じゃない?
考えてもわからなくない?
普段考えたことないし…
特にない…
と、第一発声がこのような言葉で口火を切られると、
その後に続く人たちの発言も、それに似たような発言が続きます。
1番最後の「特にない」の発言からは、次の人も「僕もない」と続き、
3人ほど続くと、もうそれ以降の方々はたとえあったとしても、何も言えなくなります。

一方、もう2グループ目の研修では口火を切る方が
今回の議題は難しいけど、私はこう思う。
なかなか普段考えることがないから、うまく言えるかどうかわからないけど、
こういったことなんじゃないかな?
と明らかにポジティブじゃないにしても、
他の人たちが意見が出やすいような形から入っていることがよく見受けられました。

結果、それに続く方々が、
確かにその意見はあるよね。
私はこう思う。
とディスカッションが活性化をしていきます。

またディスカッションが活性化するには
〇〇さんはどう思う?
と相手に投げかけるような質問をする人がいるかどうか?
これによっても大きく異なります。

もちろん研修ですので、毎回ディスカッションのたびにディスカッションリーダーを決め、
その方々には以下お願いをしています。
前向きな発言をすること
みんなが意見が出やすいように否定をしないこと
時間が余れば質問を掘り下げていくこと
を冒頭でお伝えをしていますが、それをそのまま素直にできる人とできない人とがやはり出てきます。

一度ネガティブなディスカッションが起こってしまうと、その後のディスカッションにおいても、
基本的には最初の(ネガティブな)流れに乗ってしまうことが多く見られます。
すると、10分のディスカッションの時間を提供していても
どんなディスカッション内容でも2~3分で終了してしまったり…
が残念ながら見られるわけです。

よくリーダーシップの研修などでもお伝えしますが
リーダーシップとは、多くの人が
「先頭を切って(切り開き)、旗を振り、みんなを鼓舞する」イメージを持たれちですが、
決してそれだけではありません。

何気なしに自分が発言している言動が周囲に対して
ネガティブな影響を与えてしまっている事は往々にしてあります。
特にない、わからない、といった発言はこれに該当します。

リーダーシップの大前提として
自己認識を高めることと、自己コントロールを高めること、
この2点が挙げられます。
自分では無意識にしてしまっている発言は、自己コントロールができていない
ということです。
また恐ろしいことに、自分では無意識なので、気づきにくく
また人から指摘されても、素直に受け取れない場合も多く見られます。

ネガティブなエネルギーが周りに与える影響とポジティブなエネルギーが周りに与える影響を
ダイレクトに、違いを感じた2日間でした。
だからこそ、自分の発言だけではなく、自分の影響(発言以外の部分:所作や所作から与えるオーラ)
をコントロールをしていく必要性があると改めて感じた次第です。