超戦力の女性営業パーソン!

出張からの帰り、夜に御堂筋を車で通るんですが、
御堂筋のライトアップを見ると、
冬が近づいてきたなぁと感じる今日この頃です。

秋らしい日もあれば、もう冬じゃない?と思う位寒い日もあって、
寒暖差が激しい今日この頃、皆さん体調など崩していませんか?

私は毎日元気に!いろんなところで研修をさせていただいております。
先日とある会社で女性の社員の方々へのキャリア研修(宿泊研修)を実施させていただきました。
宿泊研修の醍醐味、懇親会でも個別に色んな方とお話させて頂き
楽しい2日間を過ごさせて頂きました。
この会社様は8年ほど前から各階層別研修などを実施させていただいており、
参加者の約半分近くが過去何らかの研修でお会いした方々でした。
皆さんとっても成長されていて、お顔付きが凛々しくなっていて、
それを見るだけで嬉しくなった山口です。

さて、今回の研修は営業を中心とした女性社員の方々でしたので、
プログラムの1つに営業研修がありました。
よく営業研修でお伝えするんですが、
営業で1番大事なのはヒアリングです。

課題解決型営業でなければ顧客満足を得ることもできないし、
当然単価も高くならない、長期的な取引もできません。
ですから説明をする、説得をするスタイルではなく、
お客様の課題を解決するスタイルの営業でなければいけないわけです。

これ、ヒアリング営業と言われるものなんですが、
当然ベースとなるのは傾聴力です。
傾聴するために最も必要なのは共感をすることですね。

このメルマガで何度もお伝えをしているんですが、
女性脳は共感。男性脳は課題解決脳。
遺伝子学的に女性は女性脳になる、男性は男性脳になるのではなく、
それぞれの思い込みから、女性は女性脳になる人が多く、男性は男性脳になる人が多い
というのも何度かお伝えさせていただいてるかと思います。

一般的に女性の方が男性よりもはるかに共感能力が高く、傾聴力が高いんですね。
管理職研修などでもお伝えしていますが、
管理職に必須なスキル、コーチングスキルは傾聴力がベースとなりますので、
今の、そしてこれからの管理職に、女性もとっても向いています。

そして管理職だけではなく、営業としても女性はとっても向いているし、
とっても優秀なんですね。
今回限られた時間の中での研修で、いろんなプログラムを組み込んでいたので、
この営業力強化にかける時間は約1時間少し。
1時間ちょっとでどこまでできるかな?と思いながらの研修でしたが、
なんとほぼすべての方がパーフェクトに近いまでの
ヒアリング営業スキルを取得することが出来ていました。

これ、実は男性がやると…平均1日もしくは2日間かかってトレーニングして
おそらくその半分程度しかできないというのが一般的です。
これは私の感覚値ですが、男性が全くできないということではなく
トレーニングをしてもできるようになっていくスキルなんですけれども、
女性はもともと共感をする力がとっても高いので、
1番難解な障壁となる「共感をする」がもう最初からできている状態なんですね。
ですから少しそこに、質問スキルを加えるだけで出来るようになっていくんです。

オブザーバーとして見ていらっしゃった、
営業の本部長や他の部長の方々も…
「女性社員!!優秀だよね!!男性よりもはるかに優秀だよ。強力な戦力だ!!」
と言うふうにとっても喜んでいらっしゃいました。

この会社様、8年前からいろんな研修をさせていただいております。
8年前は、まだまだ女性の社員が少なく、
特に女性の営業がいない状態からスタートでした。
業界的にも女性の営業が少ない業界だったので、
本当に女性に営業できるのか?というような不安もあったようですが、
この8年間で大きくそれは変わっています。

実際に今の女性社員の営業の方々が既にもう実績を出されており、
「女性の営業ってほんと優秀だよね」のスタンスが出来上がってきたように思います。
当たり前のように、今の時代、男性女性と性別を区別する時代ではありません。
性別ではなく、各個人それぞれの特性などよって
向き不向きは多少あるかと思いますが、
一昔前の「営業は男性だよね」という概念はもう既にないと思います。

彼女たちのとっても優秀な営業ロールプレイングを見ていて、
私自身も本当に嬉しくなりました。
これからも、営業だけれはなく、いろんな場面で活躍していって欲しいなぁと
最大級のエールを送った2日間でした。

受験勉強、終了で思うこと

先週、娘の中学入試のプレテストが終わりました。
そしてその後、学校で進路に向けての懇談も行っていただきました。

中学入試が大変なので、上に中高がついている小学校に行っています。
ですので、中学入試といっても…
外部の中学校を受けるのではなく、
そのままエスカレーターで併設中学校に行くことになるんですが、
併設している中学校が2つあり、
そのどちらに行くかは成績によって決まります。

1つは国公立大学を中心とした難関校を目指している進学中高。
学校内の成績、五木模試テストの成績、プレテストの成績で
基準点以上で内定がもらえます。

もう一つは国公立に進学する人もいるんですが、
多くは私立の大学に行く(指定校推薦が多い)中高です。
こちらについては、よっぽどのことがない限り
希望すれば内定がもらえます。

私としては将来のことも考え、
国公立大学に多く行っている進学中学校のほうに進学してほしいと思って、
小学校4年生の後半からその対策として塾にも行っているし、
娘にもそっちの中学校のほうがいいよ、と水を向けていました。

娘もその中学校内定に向けて、勉強は頑張っていたんですが…
どうも勉強はとっても嫌いなようです。
一応塾には行ってるんですが、全然焦ってないし、
がむしゃらにしている感じもない。

親としては腹立たしいなぁと思いつつも、
自分で考えて出来るように。。。
中学校の方を見に連れて行ったり、いろんな話をしたりしてきました。

そしてテストの結果…散々たるものでした。
そこで娘と先週1度話し合いを持ちました。

学校からの内定は進学校のほうはもらえなかったけど、
これからまた1月の本番試験まで、もう一度気を入れ直して、頑張って、
チャレンジをする手もあるよ。
もしくは、もうここで受験勉強やめて、もう一つの中学校に行く方法もあるよ。
どうする??どうしたい??と本人に聞きました。

本人もテストの結果が散々だったので、
その結果を目の当たりにして落ち込んでいました。
(手ごたえがかなり悪かったので、結果は分かってたんですが、
いざその結果を目にして、さすがにショックのようでした。)
たった10秒位!!!
たった10秒位、ちゅんと落ち込んでいたんですが、
10秒後には笑顔になって、
「こっちの中学校にする。もう受験勉強はやらない!」と返事が返ってきました。
やっぱり!!予想通りです。

もう一度私は、大学受験のことだったり、
その学校のことをいろいろ話をしたんですけれども
娘は頑として聞きません。

残りの小学校生活を受験勉強じゃなく、イベントもいっぱいあるし、
思いっきり楽しみたい。
こっちの中学校に行っても、学校の勉強ちゃんとやってたら、
指定校推薦でいろんな私立の大学にも行けるし、
国公立大学に別に行きたいって今思ってるわけでもないから
それはその時、また行きたいと思ったら頑張る。
と言う返事が返ってきました。

その話を懇談で先生にもお伝えすると、
「●●さんっぽいですね。立ち直りが早いのは素晴らしいんですよ。
しっかり切り替えられて。
どちらの中学を選んでもきっと彼女なら自分で道を作っていきますよ。」と。

プレテストが終わって1週間。
久しぶりに塾もない、受験勉強もない土日を迎えました。
まぁとっても楽しそうなこと!!終始ずっと笑顔です。

今までは塾の時間に追われたり、塾の宿題に追われたり…だったんですが、
心おきなく気の向くまま昼寝ができる!1日中絵を描く!と満喫しております。

切り替えが早い。
何事にもポジティブ思考。
は娘の長所なんですが、親としては、もうちょい頑張れよ、とか
ここまでせっかく頑張ったのに、、、という気持ちがあるわけです。

そこで再度この土日に、もう一度話をしてみました。
今まで2年間塾も通って、受験勉強してきたのに
この2年もったいなくない??と聞くと、
「ママ。勉強するのに無駄な事はないんだよ。
きっとどっかで役に立つよ。いい経験したわー。」と答えが返ってきました。

娘の人生なので、親としては、
娘がなるべく自分の希望するところに行けるように(出来るように)
環境を整えたり話をしていくしかありません。
やるのは本人なので、本人の意思が大事になります。

なので今まで私は、無理矢理何かをさせるのではなく、
本人の意思を大事にして、いろんな選択を自分で出来るように、としてきたんですが
そのおかげがあってか、中学進路も自分で決めることもできたし、
切り替えも自分でうまく出来てると思います。
まぁその辺は良かったなぁと思う半面、
ここまで来て途中で諦めるのか??
もうちょっと本気出せよ、と思うところでもあります。

娘曰く、
いつもいつも全力投球するんじゃなく、
普段は6割位の力で、ここって時に8割出す、らしいです。
ここぞ!ってときには120パーじゃないのか?と思うんですが、
そこは令和世代なんでしょうね。
100%出したら疲れるやん、しんどいやん、
次の日30%になってしまう!!と返ってきます。
なので、今回も普段は6割、ここぞは8割で受験勉強したようです。

私は普段100%、ここぞは120%やろ!!と思うんですが…
いつになったら、100%出るねん、と…
普段6割で、本番100%出るわけないやん。
これでいいのか??大丈夫か??と少し納得のいかない母です。

視座を高める

先日、毎年研修をさせていただいている企業様にて、
女性社員の方々のステップアップ研修を行いました。
このステップアップ研修は、過去女性活躍推進施策として、
キャリアデザイン研修を受講された方々で、
かつ希望された方々が対象になります。
ご自身で希望して研修を受けられているので、
皆さんとっても前向きだし、とっても意欲的だし
とっても学ぼうとする姿勢がすごく感じられました。

ディスカッションにおいても、時間ギリギリまで深めていったり、
いろんな方向性で考えたりという場面が随所に見られて、
私もとっても嬉しくなりました。

今回の研修の1つのゴールは「視座を高める」ことです。
この視座を高めるっていうのは、実はすごく難しいことだなぁ…、と。
私自身も振り返りながら研修をしていました。

どうしてもその時その時の役割や状況があって、
自分の立場で、見えている中で、課題解決を図ろうとしていくんですが。。。

私も昔上司に報告したところ…
「それで足りるの?」
「それだけでいいの?」って
よく言われたことを思い出しました。

上司の視点から見ると、
1つの事象の奥にある課題というのはたくさんあって、
当時の私には見えていない課題がたくさんあるんです。

例えば…
今回Aの事象だけなんだけれども、それってBにも関係するかも…だったり
こういう状態だったらCって今どうなってんの?ってことです。
これは広い視野を持つこと、物事の本質を極める、両方のスキルが必要になります。

今回の研修では、例題を踏まえて考えていただくプログラムを実施しました。
皆さん最初はなかなか難しい…と悩んでいらっしゃいました。
やっぱり自分だったらこれしか出てこない、と沈黙する場面もありましたが
その時にこんな提議をしてくださった方がいます。

これって課長ってどうするんでしょうね?
うちの課長だったらこういうこと言わないかなぁ?
同じようなことがあったときに課長にここも追加して見といて!
って言われました。

すると、確かに!っていっぱい色んな意見が出てきます。
ナイス提議です!!
もしこれが課長だったらどうするだろう?
部長だったらどうするだろう?
という視点を持つことが視座を高める近道になります。

皆さん今回例題を通じて…
自分自身が直面している事象において、
その時見えていなかった課題が、1つ視座を高めることで
より多くの課題が多くあることに気づいていきます。

これが物事の本質を極めるということなんですね。
今回の研修、皆さんとっても意欲的なので、
私自身も「もう終了?」と言う位
あっという間に時間が過ぎた研修でした。
次回の研修が楽しみです!

最後の運動会

昨日は娘の運動会。
小学校6年生なので、小学校最後の運動会になりました。
最近いろんな小学校の行事には
いつも最後の、最後の、というコメントがついてきています。

6年生は恒例の組み立て体操に挑戦をしました。
練習の時からも、その話が多く
ブリッジができないとか、
逆立ちができないとか、
バランスが取りにくい
というのをよく言ってたんですけれども、
昨日の本番ではちゃんと上手にできていました。

今年の運動会は、朝から6学年揃って、5年ぶりの運動会になりました。
小学校1年の時にこのような全学年合わせての運動会はしたんですが、
2年生から5年生までは半分に分かれてのコロナ下での運動会でした。

ですので、今回の児童宣誓も
当たり前にできていることに感謝しつつ、
当たり前の運動会を全力で楽しむ
と盛り込まれていました。

つい先日入学したのに、あっという間にもう6年。
いろんな行事が、最後の、最後の、のコメントであるように、
私自身も、もうそんなに経ったのか…6年って早いなぁ。。。
もう卒業だな。。。と感慨深いものになります。

この6年間でできるようになったこと、成長したこと
がとても多いなぁと感じます。
小学校1年の時とは少し違った一面も出てきました。

1年生のときにはもっと甘えただったり
口答えもあまりせず可愛いなぁと思うところも
たくさんあったんですけれども、、、
最近ではやはり思春期の女の子!!

あぁ言えば、こう言う。
大人顔負けの口調で話す。
偉そうに言う。
なんて言うことも増えました。
でもそれも1つの成長だなぁと思うし、
6年ってずいぶん変わるなぁとも感じます。

いつも思うんですが、子供の成長を見ていると、
できないことってないんだよなぁと感じます。
どうしても大人になると苦手なことを避けがちだし、
もうできないって諦めてしまうことも多いかと思うんですが、
子どもの6年間を見ていると、
実はやってみたら結構得意だったということや
好きじゃないと思ってたのに、やってみたら好きになった
もたくさんあります。

私たち大人も子供の成長を見て、負けてられないなぁと思う今日この頃です。
成せばなる!
私たちも色んなチャレンジをして、もっともっと負けない成長をしていかないと!
と感じた1日でした。

気付くと変わる

先日、新卒で入社した会社の先輩と飲みに行ってきました。
有難いことに、退職してからも、1年に1度くらい、
定期的にいつもいつもお気遣い頂いて、
楽しくご馳走して頂いてます(笑)

この先輩、4歳上の男性の先輩なんですが、
昔から、ほんといい方なんです。
とても穏やか。いつもテンションが同じなんです。
だから怒ることも、声を荒げることもありません。
でも、そう聞くと冷静沈着でクールなイメージでしょう??

実は3分に1回くらいの高頻度で、おやじギャグ連発です。
私は今でもこのおやじギャグが大好きです。
しかも、かなり張り詰めた状態とか、
数字厳しいよねってピリピリしているときにも
おやじギャグを言ってくれてたので、
すごく救われたな、という思い出がたくさんあります。

皆さんご存じのように…私はこんな性格ですし
なんなら若い時にはもっともっとトゲトゲしていたので
超生意気な新人でした。
そんな生意気な新人に教え、暴走しそうになったら上手にコントロールしてくれた
超稀有な存在の先輩です。

よくこの先輩は周りから
「山口の相手出来るのは、お前くらいやー」って
言われてたくらい、私にとっては本当に有難い存在でした。

多分この先輩は無意識にされていたので、
きっと覚えてないと思いますが、
私にとっては忘れられないエピソードがあります。

何度も言いますが…私は超生意気新人で、
しかも会社の風土として、ザ昭和。
売上至上主義でしたので、数字上げてる人がいわば発言権も影響力も持っている。
逆に言うと、売上未達の人は、何も言えない、です。

有難いことに、営業はよく出来ていたので
遠慮なしに発言しても、結構聞き入れてもらえたし
それもあって、更に更に天狗さん!になっていた時期もあったと思います。

当然少し上の先輩(数字の上がってない)からは
陰口を言われるわけです。
妬みひがみだと思ってるし、元来人の意見にはあまり左右されない人間なので
私は落ち込んでもいないし、気にもしていなかったんですが
トゲトゲ山口ですから、言い返さないと腹立つわけです。
当然関係はもっと悪くなりますよね。

その時に先輩から教えてもらったことは
「どうせ1割の人には絶対嫌われるねん。
だけど、わざわざ自分から敵を作る必要はないで。」です。

それまで私は勝気な性格、そしてトゲトゲ、なので
勝たないと!が先行していて、
言われたら言い返す!だったんです。
でもやり過ごすことが、自分のためにもいいことなんだ、と
すごく納得できました。

私も、その頃から、言いたい人には言わせとこ。
わざわざそこに反応する必要ないし、
その時間も労力も気持ちも無駄やわ、と思うようになりました。

きっとこんなことを言ったとは覚えてないと思います。
だって、先日も同じような話をしてはったので(笑)
面白いから、その時には言わずに…おきました!
きっとこのメルマガを見て、俺や!!と思っていらっしゃると思います!

そんな素敵な先輩とこうして今でも飲んで楽しく話ができることが
本当に有難いし、今でも色々気づかせてくださる。
楽しい、オモロイ飲み会でした!

仕事を楽しむ

昨年5月に結婚し、ポーランドに移住した妹
が約2カ月間の日本帰国を終えて、
日曜日にポーランドに帰って行ったので
関空まで見送ってきました。

夜の11時発の飛行機だったんですが、
その時間にもかかわらず、多くの外国人の方々が
日本に来られ、また多くの方々がいろんな国に行ったり帰ったりしていました。
その光景を見ると、コロナも明けて日常に戻ってるなと感じました。

1年半ぶりに帰ってきた妹の話を聞いていて、
まだまだ自分の世界がたくさんあるなぁと感じます。

例えばポーランドだけにかかわらず、
ヨーロッパの多くの国は冬になると、
日照時間が非常に短いので、
当たり前のようにビタミンDのサプリメントを飲んでいること。

最近ようやく秋らしい季節になってきた日本ですが、
昔に比べると四季がなく、特に春と秋がなくなってきたと感じる私ですが…。
いきなり暑い夏になり、そして夏が長く、、、
急に冬になる感じもします。
それでも日本はすごく恵まれている国だなぁと思います。

日照時間を気にしたことが今までないし、
冬になると飲まなければいけないサプリメントは無い。
でもヨーロッパの多くの国では、
当たり前に小さな頃からビタミンDをとってるようです。

また今回、日本に帰ってきた妹は
スーツケース6個!の大きな荷物を持って、
ポーランドに帰っていきました。

ヨーロッパでは売っていないもの
日本だと格別に安いもの
いろいろあるようで、必死に荷物を詰め込んでいました。

このメルマガでも欲の話をよくしていますが、
私は死ぬまでに行きたい国に全部行きたいなと思ってます。
それは自分の知らない世界をやっぱり見たい!!
実際に行ってその国の文化を知りたい!!と思うからです。

今から振り返ると大学生の時も、社会人になってからも
とにかく休みができると旅行に行っていた気がします。

妹がいたポーランドやその他ヨーロッパの国々の話を聞くと、
ますます行きたい欲が湧いてきました。
これまでヨーロッパはやはり遠いので、なかなか行きづらかったんですが、
今から積極的に行こう!とまた決めた週末でした。

皆さんも仕事でもプライベートでも
やりたいこと
行きたいところ
食べたいもの
感じたいこと
そんな欲を抱き、1つずつ実践していく。

それが結局楽しむってことの1つなんだろうなぁと思います。
仕事も頑張るよりも楽しむ!!
実はこれが一番難しかったりします。
でも楽しむ!を考えると、、、
仕事でもやりたいこと、やってみたい仕事、会ってみたい人
取引したい会社様、お客様への価値の提供
どんどん出てくると思います。
大きな欲を持って、仕事を楽しんでいきましょう!!

評価者の心得

先日ある企業様で評価者研修を実施しました。
全3回目のうちのまず最初の1回目なので、
評価者とは何か?
評価者の心得とは何か?
といった基本的なところからスタートをしました。

今まで自分が評価フィードバックを受けたときに
何か納得いかなかったなと思うことだったり
不安だった不満だったことをまずディスカッションしてもらいました。

するとある方からこんな意見が出たんですね。

以前フィードバックの時に時間通りに上司が来なかった…。
例えば5時からフィードバックするよと言う約束をしていたのに
5時になっても来ないということがあったそうです。

時間すら守ってもらえない…
自分ってそれぐらいの存在なんだ。
大事にしてもらってないんだなぁと感じ、
その方から言われたフィードバックがあんまり腹落ちしなかったそうです。

また他にも結果だけを伝えられて良い悪いと言うことを伝えられたので、
ほんとにこの人プロセスのところまでちゃんと見てくれてるのかな
といった不安を感じたというご意見もありました。

これ、すごく良い気づきなんですよね。
よく評価者研修でも管理職研修でもお伝えするんですけど、
大切なのはフィードバックする時だけではなくて
普段からの信頼関係なんです。

時間を守る。小さな約束を守る。
もう少し手前で言うと積極的に挨拶をする。
良い雰囲気を作り出すといったような
根底にある信頼関係がないと…

フィードバックの場で、いくらどれだけフィードバックスキルを活用して
伝えたり聞いたりしても、なかなか相手には響かないものです。

ですからまずフィードバックする評価者の心構えとしては、
評価しフィードバックだけではなく、
普段からの姿勢がとても大事だということです。

評価する側の上司からの意見として…
忙しかったから、と言うのもよく聞きます。

管理職の方々。
評価する方は、自分の仕事もあるし、部下の育成もしなくてはいけない。
フィードバックも一人一人しなくてはいけない。
突発的な仕事や急に優先事項の高い仕事が入ってきて…と
時間を守れないことも現実的にはあるかと思います。

でもその際には当たり前のことなんですけれど、
こういう事情があってフィードバック30分遅らせてもらえない?と
事前に時間が遅れることを伝えておくと、
このような不信感は見られません。

時間を守る。
締め切りを守る。
居心地の良い雰囲気を醸し出す。
ポジティブな言葉をかける。

実はすごく簡単なように聞こえるんですが、
毎日の積み重ねになりますので、100%完璧にするのはすごく難しいです。

だからこそ、この心構えっていうのは改めてすごく大事なんだなぁと
研修をしながら私も感じました。
恥ずかしながら私も、「ごめん!忘れてた!」みたいなことがあります。
だめだなぁと自分の行動を振り返りながら
皆さんのディスカッションを聞いていた、
そんな気付きを頂いた、良い時間でした。
こういった気づきを得る機会ってすごく大事ですね。

新しい学び

先日、毎年研修をさせて頂いている企業様との今後の研修のお打合せで
「今年の新卒は離職者が多い…」とお話をお伺いしました。
まだ、今年の新卒者の離職率については、まだ今年なので
色んなアンケートやデータがない状態ですが
この課題、結構色んなお客様から生の声としてお聞きします。

コロナが明けて、どこもかしこも人材不足状態。
超売り手市場。
ネットでもCMでも引く手あまたという情報を流していて
転職活動もすごく簡単に出来てしまう。
今なら自分を高く売れる!と思う人も多いと思います。

本当に離職が増えているのかどうかは、まだデータが出ていないので
正確には分かりませんが…
ここ数年私が感じているのは、「摩擦の経験がない学生が増えたな」です。

長年、人材ビジネスに携わっていて、
面接官研修なども実施させて頂いている中で
私自身が「この質問結構有効だな」と思う面接での質問が
「挫折の経験とその立ち直り方」です。

面接では「特性」をヒアリングする、というのがある意味、鉄則でもあります。
特に面接では、志望動機ややりたいこと=未来のことを
聞く場面がたくさんありますが、これって結構「嘘」が多いんです。
本人も嘘と思っていないことがあります。
学生も練習もしてきてますし、どう答えればいいのか?も分かっています。

過去の経験と特性はなかなか嘘はつきにくいんです。
特性が分かるくらい、深堀しないといけないですが…。
なので私はいつも、未来のことを聞くのではなく
過去のことを聞いているんです。

で、この数年感じるのが、過去の経験として
挫折や摩擦が非常に少ないな、と感じるんです。
誰とも摩擦(喧嘩)をしたことがない、という学生の方が
むしろ多いと思います。

喧嘩が多い、というのもこれはこれで問題ですが
ある程度人と向き合っていれば、合わない人もいれば
苦手な人も出てくるし、摩擦も当然生じます。
(どんな摩擦かは色々ありますが)

でもその摩擦とどう向き合っていくのか?って
結構その後の仕事と向き合い方とよく似ているんです。
仕事も当然ですが、全てがすべて、いいこと楽しいことばかりではありません。

自分が苦手な仕事もあるし、色んな人が関わっているので当然色んな人と接します。
出来る仕事もあれば、苦手な出来ないことも仕事ではあり得ます。
そことどう向き合っていくのか?ってすごく似ているんです。

そして向き合っていくうちに、実は楽しめたり、出来るようになったり
上手に距離をおきつつ、付き合っていたりと
関係性を築けるようになります。

この摩擦経験のない人って、多くはそうなる前にリセットしていることが多いなと
話を聴きながら感じます。
本音を言える友達がいない。
友人との距離感が非常に遠い。
友達と喧嘩をしたことがない。
親友がいない。
(その時その時仲良くなった人が友達で、長続きしていない)
アルバイトを短期間で辞めている。
(元々派遣やタイミーのようなアルバイトしかしていない)
など…。

これらの背景として、色んな本を読んでみると…
インターネットやSNSにより、人間関係の多様化が進み
ストレスが増えた、ということがどうも一因にあるようです。
そして、物事が煩わしくなると、
ブロックやミュート、アプリの削除が簡単に出来てしまうように
人間関係や色んな物事との関係を「なんとなく、そして突然に断ち切る」
リセット症候群になるようです。
(今回、おかげ様でリセット症候群を真剣に学びました!!)

要は、親しくなろう、修復しよう、ではなく
断ち切って、次の関係を築く方が早いし簡単で
そして楽なようです。

これって、まさしく仕事とよく似ているな、と感じます。
どんな仕事でも、度合いによりますが
何かしら摩擦や軋轢はあるものです。
そこと向き合うことで、打開策が生まれてくるんですが
そうしない、というわけです。

私個人的には、「雨降って地固まる」ってすごくいいなと思うし
それって、ほんとその通り!と思うんです。
色んな人と向き合うことで、相手の良いところももっと見えてくるし
自分のダメなところも気付かせてもらえます。
そしてその経験が、また関係性を良くしてくれる。

離職に関する対策は、今も昔も、これ!といった魔法の解決策はありません。
ただ、しっかりと彼らと向き合っていくことしかないな、と
改めて感じます。
そしてそういった向き合い方、ストレスの回避の仕方など(セルフモチベーション)や
自分の得意なこと、したいことを仕事に繋げていく方法を
教えてあげることも大事だな、と。

ということで、新たな研修プログラムも出来そうです(笑)
色んな気付きを色んな方から頂いて
私自身毎日学ばせて頂いております。
ああ、やっぱり仕事ってオモロイ!!

コーチングの心構え

先日ある会社様へコーチング研修を行いました。
有志の方々の研修でしたので、とっても意欲的に
コーチングトレーニングに挑んでいただきました。

研修でこのコーチングスキルは、マストで必要なスキルですよって
よくお話ししてますが、1日どっぷりコーチングだったので、
時間を掛けて丁寧に、必要ですよ!をお話しました。

コーチングスキルで重要なのは受容・共感・傾聴です。
この傾聴で最も重要な事はオウム返しです。

何度かメルマガでもお伝えをしているかと思うんですが、
このオウム返しのスキルには3段階あります。

1つ目。
相手が言ったことをそのまま返す。
例えば「仕事が面白くないんです」と言われたら、
「そっか。仕事が面白くないんだね。」と
そのまま返す方法になります。

2つ目。
1つ上のレベルになると、言葉を変えます。
先程の「仕事が面白くないんです。」に対して
「そっか。最近大きなプロジェクトを抱えてるから大変だよね。」と
言葉が変わります。

そして3つ目。
前後の状況、今後の展開を含めて、話を発展させます。
先程の「仕事が面白くないんです。」に対して
「そっか。あなたは最近ものすごく成長しているから、大きなプロジェクトで大変だよね。
でもあなたのことだから、それに対して責任感を持って
すごく一生懸命取り組んでくれてるよね。
きっとものすごく今回も成長できると思うよ。」と
発展させます。

そのまま返すスキルはもちろんマストでやるんですが、
2つ目の言葉を変える、だったり
発展させるスキルがものすごく重要です。

よくビジネスの場、コーチングが評価面談等の際に行われるんですが、
共感しすぎる、つまり、ただただ聞くだけ、であれば、
愚痴の聞き相手になってしまいます。

相手のやりたいことを引き出すと言うところまでの
コーチングができたとしても…
「やりたいことが見つかりました。転職します!」と
違った方向性に行ってしまうことがよくあるんですね。

ですので、コーチをする側が、
自分の信念をしっかり持って、自社のビジョンと融合させていく
コーチングスキルが特に評価面談の場では必要になります。

先程の「仕事が面白くないんです」に対しても
「そっか。でもそれって頑張ってる証拠だよね。
あなたはこの数年すごく成長してきて、
それが当社のこういうビジョンと一致しているから
ものすごく仕事が集まってきているって言う証拠だよ。
だからあなたにこんな期待をしているんですよね。」
と期待値やビジョンと融合させていく聴き方が必要になります。

私もコーチングを学び始めたのはもう20数年前になりますが、
その時にはやっぱりコーチングをちょっとかじった程度なので、
自分の意見を言うのではなく、相手の話を聞けばいいんだと
を思っていて、どんどんどんどん聞いた結果、
ただただ愚痴を引き出してしまって、
ずっと愚痴の聞き相手になってしまっていたり…

もしくはやりたいことを引き出せたと思っていても、
先程のように
「山口さんのおかげです。やりたいことが見つかりました。なので転職します!」
と会社を去っていった部下が多く出ました。。。

大事なこと。
コーチをする側にしっかりと信念があること、
そしてそれを会社のビジョンと融合させていくこと。

これは、コーチングの「心構え」の部分なんですけれども、
最近コーチングという言葉が一般的になっているがゆえに
聞いてあげたらいいんだと思って実施をしている方が多く見られます。

コーチングをする前に…
自分は何のためにこの会社で働いているのか?
自分の夢は何なのか?
そしてその夢がなぜこの会社だからこそ実現できるのか?
といったことがちゃんと言語化できていて
そしてそれを相手に提示する力が必要になります。

皆さん。
コーチングをするときにはぜひこの「心構え」を
しっかり忘れずに実施をしてみてください。

苦手な人との付き合い方

3連休終えて、すっかり秋らしくなりましたね。
ようやく暑い暑い夏が終わり、過ごしやすくなりました。

今日は苦手な人との付き合い方、について思ったことをつらつらと…。
娘は今年6年生なんですが、今年から同じクラスに初めてなった
ある男の子がとっても苦手…。
5月くらいから、その話を何度も聞いてきました。

これまで娘は男女ともに苦手な人はいなくて…
誰とでも仲良くなれてきたので、
まぁそうゆう時期ね、と思いながら
これまで聞いてました。

その男の子から
「お前、めんどくさいねん」とか
「お前の声、うざい、だまれ。」とか
そうゆうことを毎日数回言われていました。

私自身は苦手な人とか嫌いな人、っていないので…
(いないようにしているので)
その仕方についていろいろアドバイスしてきました。

まずは、「何かきっと1つはいいところがあるからそれを見つけよう」です。
どうしても苦手、嫌いと思っていると
その人の言うこと成すこと全てが嫌に見えてきます。
でも「何かきっといいところがある!」と思って探してみると、あるものです。
まずは娘にその方法をアドバイスしました。

で、数か月娘も頑張ってみたのですが…
「どうしても見つからん…」らしいです。

見つけようと頑張っても、その間も嫌なことを言われるので
なかなか見つからないようです。
私的には、昭和の「好きな子にはいじわるする」ってやつじゃないの??
と内心思っているので、何かあるはず!見つけろ!と言い続けていました。

しかし、1か月ほど前、何かで言い争いになり…
おそらく、娘も口が立つので…
きっと相手の嫌なところを突く言葉を言ったんだと思います。
本人も「私もいらんこと言ってもた…」と言ってましたし。

彼が椅子を振りかざしてきて、周りと先生が間に入って止める、
という事件が起きたんです。
学校からも電話が掛かってきました。
娘に聞くと、「怖かった…」と言ってました。

そこで、私が次に提案した方法が
敵はいないほうがいい。だから相対せずに逃げろ、です。
世の中にはどうしても苦手な人、無理な人、がいます。
もちろんハラスメント体質の方もいますし…。
まずは、しっかり向き合っていいところを探す、をした上ですが
それでもどうしても無理なら、相対せずに逃げるほうが
お互いのためにいいと思うんです。

とにかく接点をなくすこと。
そうすることで、お互いに刺激しなくなるので
お互い楽になれると思います。
アドラー心理学でもありますが、人間だれでも、2割の人には嫌われるんです。
その代わり、2割の人にはとっても好かれます。
万人に好かれる必要はない。

これを聞いて、娘の気持ちはずいぶん楽になったようで、
とは言え、まだ毎日色々言われてはいるようですが…
「今日もいい感じに逃げ切った!後ろでめっちゃ言ってたわ。」と
気にならなくなりつつあります。
(相手もそのうち、飽きるでしょうし。)

友人関係においては、こうして逃げられますが…
ただ、ビジネスにおいては、逃げられない人もいますね。
それが上司だったり、仕事の取引先だったり…。
その場合はどうするのか?

これも基本は同じで、まずはしっかり向き合ってみること。
好きになることを1つでもいいから見つけてみること。
でもそれで無理なら…逃げるんです。
ビジネスで逃げるというのは、関係を断つことではなく
丁寧に対応し、礼節を尽くすことだと思います。

そうすることで、一定の距離間が生まれます。
そうなると、相手もこちらのパーソナルスペースに入りづらくなります。
それを繰り返す、しかないかなと。
それでもどうしても無理なら、信頼できる人に相談するしかないかと…。

私の場合は有難いことに、
苦手かも?と思っても、向き合って接してみたら
おお!いいとこあるやん!という人たちばかりに
囲まれていたので、苦手な人との接し方については
あまり経験がないのですが、
この人との時間って無駄だな、とかもったいないな、という人は
それなりに結構いて…

そんな時には、いつも以上に、丁寧に、
そしてかなり距離感を持った付き合い方をします。
そうすると、相手もそれなりに距離感を持ってくれるし
そうこうしている間に、離れていきます。

人生1回。
苦手な人に使う時間を、好きな人に使うほうが幸せです。
自分のために使う時間が大事です。
時間は有限、気持ちは楽に、そんなことを感じた3連休でした。