期待値の伝え方

先日ある企業様での研修のこと。
面談時での期待値を伝えるときの言い方について学んでいました。

1、義務役割
○○しなければいけない、するべきだ
2、願望
○○してください、しようね、しましょう
3、必然
絶対○○できるよ、きっと○○できるよ

さて、どの言い方で言われる方がより効果的でしょう?
という内容です。正解は3ですね。

もちろん2の方も多くいらっしゃいますが、
これは前提として期待をかけてもらう上司との信頼関係が出来ていること
本人がメンタル的にも実績も調子がいいこと、が大事です。
要は、信頼している上司により期待をかけられることにより
その期待に応えたい!という気持ちが働き

そしてそれに応えるだけのメンタルと実績が伴っている状態です。

この日研修をしていていた対象の方は部長職(50代の方多め)でした。
1、義務役割
を答える方が多かったんです。
聞いてみると…
「○○しないとあかん」と思った方がやる気が出る!!
「この言い方しか言われたことないけど…」
がご意見でした。

ザ・昭和ですね(笑)
私も間違いなくザ・昭和ですので、義務役割で言われることの方が多かったですし
自分自身で考えても、しないといけない!!と思った方が
お尻に火が付きます(笑)

私の場合は、特に怠け者ですから
締切がちょっと先だと、まだいけるわーと余裕をかまし、
今日締切やん!絶対今日やらないと!!
と思うと、取り掛かれます。
(手本にしないようにしてください。あかんやつです。)

でも心理学でもマネジメント本でも、正解は3必然なんです。
絶対できるよ、きっとできるよ、と言われて
出来ているイメージを持つ方がはるかに効果的なんです。

もちろん相手の性格や状況により多少異なると思いますが
こんな一言でも時代ってあるなぁと感じた次第です。

日曜日に娘の五木テストがあり、送迎してきました。
外部のテストを受けるのは初めてでした。
3必然のほうがやる気がでるよね、ということと上記の出来事を思い出し、
送り出すときに
「絶対大丈夫!出来るよ!!」と応援して送り出しました。

「めっちゃ難しかった。意味分からん(笑)!!!あれはあかんわー。」と
迎えの時の第一声。
はい。どれだけ必然で応援しても、普段の実力が伴わなければ難しいことも
同時に実感した週末でした(笑)

今いる場所で花を咲かす

気付けばもう9月も残り10日。
まだまだ残暑厳しい毎日ですが、それでも朝晩は少し涼しくなり
エアコンつけっぱなしで寝る夜も少なくなってきましたね。

新学期が始まり、もうすぐ運動会に向けての練習が始まっていますね。
近くの小学校でも運動会の練習を頑張っている子供たちの声がよく響いています。
特に今年は3年ぶりに全員での運動会が出来るところも多くあり
子供たちの頑張りも例年以上になっているのかな、と思います。

娘は今年5年生なのですが、もう毎日この運動会の話です。
まず、有志の応援団に入りました。
これは4年生以上が入れるのですが、昨年は学年分かれての運動会だったので
当然応援団もなかったんです。

応援団に入ろうかどうか迷ったらしいのですが…
山口家での口癖が決め手となったらしいです。
「やるなら全力で楽しむ!」です。

ザ・昭和ですね(笑)。
何事もやるなら全力で、です。運動会も然り。
参加できる応援団なら、絶対見るだけより参加したほうがおもしろい。
なのでやってみたら??と話していました。

本人的には、放課後練習がずっとあるし、
かなりの大声出さないといけないし、
応援団のダンスも覚えないといけないし、
応援団当日は昼休憩時間が少なくなって準備もあるし…と渋ってたんですが、
やるなら全力で、に後押しされて応援団に入りました。

最初のころは、結構ハードで声が出ないとか、足が痛い、とか
若干弱音も吐いてましたが…。
最近になると、その応援団でも楽しさが出てきて
皆で声が揃ったときの気持ちよさとか、
しんどいときに応援してくれる友達と仲良くなれたとか、
その中で楽しんでいるようです。

最近では。。。
「勝負の勝敗は応援団に掛かってるねんで!」と
毎日意気込んでおります。

今いる場所で花を咲かす
という言葉も山口家ではよく言っている言葉です。
目いっぱい今の状況を自ら楽しむことで
花は自分で、自主的に開きます。

超感動!な教え

先日本当にすごい!!と感動したことがあったので共有しますね。

実施した管理職研修でのことです。

今年で2年目の実施となるこの企業様ですが、
今年は視覚障害をお持ちの方が参加してくださいました。

点字のテキスト(うちがつくったのではありません。お客様が作ってくださいました)を読み、点字でメモも取ってくれます。

私は、投影するスライドの説明時に少し留意したり、
テキストの今何ページなのか、などをこまめに伝えたり…
とちょっとだけ工夫します。

それだけで、これまでディスカッションやワーク、ロープレなど
全ての研修内容にしっかりついてきてくれてたんです。

で、先日モノを使ったチームビルディングのプログラムがあり
え??どうしよう…と正直困っちゃったんです。

実際に見て、その見本通りにチームで作る(しかも部品めちゃくちゃややこしくて多い…)というもの。

これは一体どうしたら…と思っていたら、先方の担当者さんから

やる内容をきちんと理解してもらったら、
自分で自分のできる役割をきちんと見つけられる方なので大丈夫ですよー、と。。。

そして少し留意しながら見ていると、
「見に行くことは出来ないので、私は部品の管理とか、そうゆうのをしようかな…」と。お!!すごい!!!

でも実際にワークが始まると、周囲の声がかなりワーワーなってしまったり、
皆が結構大きな声で話すので、どの声が自分のチームの声なのか?
も結構分からなくなってしまって…

すると同じチームの人がそれに気づき
「ちゃんと図面に書いたら、何を何個使ったよ、という報告を○○さんの右横に行って、名前読んでちゃんと報告しよう」と言ってくれました。

おおお!!!すごい!!!!!

そして最終的にワークを終えて、
「実際の完成品を触ってみますか??」を完成品をお渡ししました。

すると、触りながら、
「これがきっとあの部品ですね、こっちは4個しかないので、きっとあの部品ですね」と。

で、触り終えたら
「すごい!みんなこんな複雑なのを図面に書いてたのね。イメージがやっとできたわ!」と。

おおおおおお!!!凄すぎる!!!

それぞれの特性を活かし、役割分担をちゃんとやる
相手が困ることにちゃんと気付き、改善する
見てないのに、みんなの会話で頭の中でかなりのイメージを
持つ

なんでしょう。この1つ1つの凄さ!!!

私は見えていることが当たり前で、そこに対して感謝もしていないし、
見て実施するワークは難しいかも…とすぐ諦めちゃう。
(ダメだと思い込んでいる)

でも実際にはそんなことは全然なくて
ちょっとした工夫で出来るようになるんです。
(その背景にはものすごい努力があると思いますが…)

超感動したのと、すごい!!と思いっぱなしだったのと、
バイアス掛かってるな、という反省と。

なんだか大事なことをたくさん教えて頂きました!

自分の課題に改めて気付く

私の仕事の多くは研修登壇とそれに付随する営業活動や研修の打ち合わせや振り返り、
社内的には経営者として、また指導者として教えたり導いたりすることが
仕事の多くを占めていますが、

他にも外部の方にも協力いただき、色々なお仕事もさせて頂いております。

その中に1つから、最近感心したことを書きたいと思います。

外部の方なので、弊社の社員ではないのですが、ものすごくお客様志向を持ってくださって、

業務についていない時にも、情報共有を積極的にしてくれたり
業務の中での気付きから、改善提案を積極的にしてくださる方々がいて
本当に有難いと思います。

で、このお客様志向からくる、気づきと改善提案についてなんですが、

そもそも気付かない人も多いし、
そもそも業務をするだけ、の人も勿論多くいらっしゃいます。

その違いって何かな?って考えた時に
やはり彼らに共通していることは、仕事に対する責任感なんです。

毎回毎回その業務に携わっているわけではないので
自分が業務に入っていない時に起こったことは知りません。

でも積極的に、情報を取りに行こうとしていることが分かるんです。

そしてそれを自分に置き換えて考える癖が付いているんです。

例えば、「今日はこういうことがありました。」という報告をAさんがします。

積極的にその情報を自分の経験と照らし合わせて考えるBさんは
「過去自分が入った時には、同様にこうゆうことがありました。
同様のミスが起こり得るということは、マニュアルの○○が分かりづらいので
こうゆう風に変えたらどうでしょうか?」
という発言をされます。

すると同様にCさんも「それであれば、マニュアルのこの部分も結構分かりづらいです。
一度今の現状とマニュアルを照らし合わせて、ピックアップしてみます。」
といったように、各自が勝手に役割分担もしてくれて改善に進んでいきます。

そうではない人と、このような発言が出来る人の大きな違いは
どこまでその仕事に対して責任感を持っているか?に尽きるかな、と私は思っていて、

これはどの仕事にも共通することだと思います。

自分はその時は関わってないから関係ないし。そんなことは私の仕事ではないし。と思ったらそこまでで、

総合的に見て、
どうしたらもっとお客様にお役に立てるか?
どうしたらもっと改善出来て、ミスがなくなるのか?
という視点を持つにも、どこまで自分が深く関わっていくか?
によると思うんです。

最近この、自主性と責任感について考えることが別件でも多く、
当然主体的に動くから、いろんな気付きや改善点が見えてきます。

そしてやらされ感なく、仕事への満足感も高まります。
そして主体的に動くことで、最終的には仕事への責任感も生まれてきます。

また一方では責任感を持って仕事をすることで、主体的に動くことが出来る、
という見方もありますね。

責任があるから、自分で深く考え自分から動く。

鶏が先か、卵が先か…。

要は自主性と責任感は両方切っても切れない関係性だと思うわけです。

これを教育として、どう教え、どう導いていくのか、
これが目下、私の大きな課題です。

リスキリングって?

先日ある企業様で、
セカンドキャリア研修を実施させて頂きました。

セカンドキャリア、といっても、
まだまだ40代後半の方もたくさんいらっしゃって、

いわゆるリスキリングしましょうね、
という内容をふんだんに盛り込んだ内容でした。

で、最近このリスキリングの内容の研修も多いんですが、
私が思うリスキリングについて、今日は少し書きたいと思います。

ITだったり、AIだったり、と色々出てきて
学びなおす機会もどの企業様でも多く出てきていると思います。

私自身実はITにはかなり苦手意識もあり、得意でもないので
出てくる単語自体の意味が分からん…と悶絶しております。

ちなみに、いろんなセキュリティにも実は全くついていっていないので
誰かが設定してくれたものを使うだけ、に留まっております。

ですので、何か不具合が出た時には、もうどうしようもないんです。。。

少し前に弊社でも「gmail宛のメールが送れない」という事態になり、
何とか自分でしようと色々試行錯誤した結果…

全てのメール送受信が出来なくなった…という風に悪化させたことがあります。

その際に「もう山口さんは触らないで」と叱られました…。

今回の研修のリスキリングでもそうなんですが…

やはり年を経ると、なかなか新しいことへの習得が難しく
当然気力も体力も若い時とは違うし、

何よりも「脳が劣化してる」と痛感します。

理解しようと頑張るけど、頭がついてこないんです。

だからといって、学ばなくていいということではありません。

人生学び続けなければいけないし、チャレンジもし続けなくてはいけないと思います。

でもそれって、今までのことを広げていくことを重点的に、
ということだと思うんです。

例えば、私の場合、これまでIT関係の知識は皆無でしたので
ここで、ITスペシャリストになる、をこの年からやっても、多分難しい。

全く不可能ではないけれど、成果は出にくいし、時間も労力もものすごくかかる。

もちろん今の時代についていくのに、
最低限必要なスキルは習得しなければいけませんし
IT不得意の私も、色々便利な機能に助けられています。

でも、本当のリスキリングって、私の場合だと

これまで培ってきた研修コンテンツの幅を広げたり
部下育成のスキルを伸ばしたり、ということであればまだまだ伸びしろはあると思うんです。

これが経験と得意分野を伸ばす、ということだと思うんですよね。

研修でも皆さん、これまでの自分の経験ややってきたことを振り返り、
キャリアの棚卸をしたうえで、

自分の得意分野をさらにもっと広げていくことに対して
とっても前向きになって頂きました。

研修最後に、
「今日の研修を受けて、よし!まだまだもっともっと出来る!!
とモチベーション上がった人は??」と聞くと、

ほとんどの皆さんが手を挙げてくださり
研修前とはずいぶん違う顔つきで、目がキラキラしてました。

いつもこの瞬間、めちゃくちゃ私は嬉しくなります!!

いくつになっても、人は成長できるし
自分の気持ち一つで、まだまだ!もっともっと!伸びます。

私も「もう年で…」と言い訳しないように日々精進したいと思います。

やったら気持ちは上がる!!

有難いことに、研修繁忙期。

もちろんその準備やら、資料作成など、毎日やることが終わらないという
有難い悩みにぶつかっている山口ですが、

私の悪い癖で…
忙しくなると、遊びたくなる(笑)!!!

休みの日はゆっくり休めばいいのに…ついつい遊んでしまうわけです。

今年6月にスキューバダイビングのCカードライセンスを取得しました。

せっかく取ったんだから、潜りたい!!とネットで検索すると
白浜にもいいポイントがあって。沈船があるんです。

ということで日帰りで2ダイブ、行ってきました。

沈船は初めてだったんですが、もうお魚さんの住処になっていて
色んな魚を楽しむことが出来たり、

沈船の中に入って、まるで映画のタイタニック!!!
(これ言うあたりが昭和世代!)

(そして規模が全然違うので、タイタニックでは全然ないんですが…気分はタイタニック見てる気分!)

めちゃくちゃ疲れすぎて、帰り爆睡していた山口ですが
めちゃくちゃ楽しみました。

そしてこの白浜でのダイブで、
自分の中でのスキューバ熱が上がったんです。

元々私は、結構はまったら、どっぷりやるタイプなんですが、
(ただし、飽きるのも早い…これ最大の欠点です)

実はオープンエアライセンスで十分ちゃう??
ってちょっと思ってたんです。

というのもライセンスを取った時が、
鼻詰まりがひどくて、耳抜きがうまく出来ず、

ダイビング向いてるのかな??楽しいかな??
と思ってたところもあったんです。

でも今回でめちゃくちゃ楽しいやん!!!と確信したんです!
(鼻づまりなしなので快適!)

すると、ダイビング終わりに、
アドバンス(1つ上のライセンス)取得を検索してました(笑)

モチベーションってよく言いますが、
一番はやってみないとその意欲は湧かないよね、ってことです。

やらないことには向いてるのか、楽しいかも分からない。

またたった1回ではそれも不確か。

やってるうちに面白くなったり、
楽しくなったり、もっとやりたくなったり。

つまり仕事も一緒で、
何もしていない時が一番やる気もないんです。

やる気が出ないな…。

なんか気持ちが上がらないな・・・。

そんなときの解決策はたった1つ。ひたすらやるしかないんです!

そしたらやってるうちに、勝手に気持ちは上がります!

ということで、マスクやダイビングインナーウェアなどをネットでポチポチ。
(とりあえず…形から、で退路を断つ!※買ったらなかなかやめにくい!)

次のダイビングの予約もしました!!!

大いに楽しみたいと思います!

小さな些細なことを発見する力

ここ数日、いろんな企業様で管理職向けの研修ラッシュが続いています。

部下育成方法として、認める、褒めるということを
より具体的に研修内で実施しているのですが、

先日のとある企業様での気付きです。

なかなかメンバーの成長やいいところを見つけられない…というのは良くあります。

その時に、結構私が質問するのは、

ご自身の面白かったこととか、楽しかったこととか、感動した、とか
そうゆうことってありますか??と聞きます。

すると結構でない方も多いんです。

最近楽しいことないよなぁ。。。何かなぁ・・・という感じです。

発見する力、ってよく言いますが、気付く、発見する力ってものすごく大事です。

些細なことを楽しいと思える力、相手の良いところを発見する力にも
通じるものがありますが、

これって、別に才能とか性格ではなく見つけようとしているかどうか?なんですよね。

見つけようとすると、必ず見つかります!!

見つけ出すんです!!

これもトレーニングなので、続けることで、見つけやすくなります。

自分自身の楽しいことや、自分自身の周りの些細なことに気付く力が付いてくると、

相手の良いところ、成長、相手の頑張っているところも見つけやすくなります。

これが更に進んでくると、相手の意見や相手の話を聞いて
自分自身の課題に気付けたり、

課題解決のためのヒントになったり自分も気付きをもらえます。

研修内では、良いディスカッションが出来ていると

1人の意見がどんどん深堀したり、発展していき他の方へのヒントや学びに繋がっていきます。

すると相乗効果が生まれますね。

私は、有難いことに、週2日このメルマガを書く!ということで
何かないかなぁーと探し続けております(笑)
(これ、結構ハードです(笑)が、有難いことにその機会に恵まれております)

自分自身も約2年続けてきて…

発見力、上がったんじゃない?と自画自賛しておりますが(笑)

このようにアウトプットする機会を無理やりにでも作ることで
実はインプット力が養われているんですよね。

自分自身の周りの小さな些細なことを発見する力、是非実践してみてください!

ぶぞうさん

もう8月も終わりそうですね。

ようやく長い夏休みも終わり、
学校や給食が始まってくれたことに
本当に本当に感謝している山口です。

給食って本当にありがたい!!!

夏休みの宿題で、毎年恒例の作文があります。

今年の夏休みの課題作文は「2学期の目標を四字熟語で書く」でした。

案の定最後の最後まで、この宿題が残っていて
母としては、早くしろよ、ばかりです。

四字熟語って相談乗ってあげた方がいいかも?と勝手に思っていたんですが、

本人が「自分で出来るから大丈夫」ということで
何も相談にも乗らずにおりました。

すると出来上がってきた作文のタイトルが「万里一空」だったんです。

こんな四字熟語知っているの???

と母としては
「いつの間にこんな四字熟語覚えたん!!賢いやん!!」
と嬉しくなりました。

「こんな四字熟語、よく知ってたねー。えらいやん!!」

「ちゃうねん。『かっこいい四字熟語』でググったら出てきてん!
ぶぞうさんが本に書いてたらしいでー。」

さすが最近の子で、なんでもググる時代ですね。

「ん??ぶぞうさん??」

「そう、ぶぞうさんが本に書いたらしいねんけど、ぶぞうさんもかっこいいでー。」

と、ぶぞうさんの絵(イラスト)が載っているページを見せてくれました。

宮本武蔵やん!!!

歴史好きな私とは異なり、娘は全く歴史に興味がなく…

学校でもまだ社会では歴史を習っていません。

なので、宮本ぶぞう、と呼んでおりました(笑)

娘曰く、武蔵を「むさし」と読む方がおかしい、
と納得してませんでした…。

その後私が宮本武蔵について熱弁するも、
途中で「めんどくさー」とどっか行ってしまいました…。

もう5年生になり、日に日に会話が大人になっていってます。

当たり前ですが、すっかり自我も出来あがっていて
それは親の私と似ていないこともあります。

昔は、私の話を「へぇー」と聞いてくれていたのに、

最近では自分の興味のない話は「めんどくさー」と、
どっか行ってしまいます。

好き嫌いや趣味、性格など、親子といえども
違うことは分かっているんですが…

娘の成長を嬉しくもあり、少し寂しくもある山口でした。

突き詰めると…

昼間はまだ真夏状態と言えども、
朝晩は少しだけ涼しくなった気がしています。

秋の訪れかなと、少し嬉しくなっている山口です。

さて、先日はとある会社様でのハラスメント研修でした。

もうどの企業でも当たり前にハラスメントに対する認知も進み、
何がハラスメントになり、何がアウトか、というのは皆様よくご存じですが…

とは言え、0にはならないハラスメント。

今回の研修では昨年度で
「ハラスメントとは何ぞや??」というところは実施しているので、

微妙なラインの具体事例を用いて、
ディスカッションを多くするプログラムでした。

ディスカッション時には皆様

「これ・・・微妙・・・」
「この行為自体ではハラスメントじゃないけど、、、言い方次第ではあり得るよな・・・」
「でもこの言い方、めちゃくちゃ難しいわ・・・」

と、大いに盛り上がって頂きました。

そして研修後、ある方から質問を頂いたんです。

ちょうど研修前日にDJ SODAさんの性被害問題が報道されていました。
(実は私はテレビを全く見ないので、初耳でした(笑)芸能ネタは皆無で知りません…。)

質問者の方は50代くらいの男性で、

「この報道を見て、露出の多い服装をしているし、ファンサービスで自分から寄って行っているし
ファンなら手を伸ばすってことはあるんじゃないかな、と思い
それを家に帰って言ったら、娘さんに『その考えあり得へん!』と言われたんです…。
今の時代で言うと、僕の感じ方がおかしいでしょうか??」と。

私の昭和人ですから、親から
「そんな恰好してたらあかん!誘ってるみたいや!スカート長くして!!」
と、よく学生時代には言われました。(ミニスカート時代でしたので)

確かに、昔はそれが当たり前だったと思うし、
正直、私も娘には「そんな恰好したらあかん!」と言ってます。

ただ、だからと言って触っていい訳ではありませんし、
芸能人だから仕方ないというのも違います。

どんな服装をしようが、それは個人の自由ですし
露出の多い服装だからと言って、誘っているわけではありません。
(多くの女性が声を大にして、言いたいでしょう、全く誘ってません。)

セクハラや性被害を受けて、当然なんてことは、
何をしていようがどんな格好だろうが一切ありません。

ただ、現実問題として…娘の服装には気を付けています。

会社においても同じですね。

どんな服装をしていようが、
どんなメイクをしようが基本的には個人の自由です。

ただ、会社には服務規程や、
なくてもマナーというものがあります。

あまりに露出の多い服装は、仕事に適していませんし
顧客が不快感を感じることもあります。

ですので、注意する時には
「その服装、けっこう露出多いからダメだよ。」(例えばノースリーブとか…)
と注意すると・・・

「どんな目で見てるんですか??」と思われるかもしれません。

「服装規定で、袖有りとなっているから」や
「顧客へのマナーとして」、袖有りを着てくださいと
性別関係なく注意する言い方のほうがベターです。

と言ったように、注意すること自体は
セクハラにもなりませんし正しい指導です。

でも言い方や表情など、1つ間違うと
「セクハラだ…」と取られかねないんですよね。

ハラスメントとは何か?を突き詰めると、やはりコミュニケーションや
その奥底にある信頼関係に行きつくわけなんです。

個人の思い込みや偏見が、大きく影響してきます。

また、その更に神髄はバイアスにあります。

アンコンシャスバイアス、
奥が深いなと改めて学びとなりました!

いい大人なんだから。

先日あるお客様で
クレーム対応(カスタマーハラスメント)研修を実施させて頂きました。

クレームというのは、何かしら不満を持っていて、
それに対して改善希望を込めてクレームを仰るケースがほとんどであり、

もちろん企業としては真摯にそのクレームを受け止め、
改善していかなくてはいけません。

ただ、残念なことに、理不尽なクレームもあることも事実です。

カスタマーハラスメントとは、明らかに非が企業側にないにも関わらず
クレームを言ってこられるケースもあるし、

また内容的にはクレームとして成り立つんだけれども、
その言い方ややり方に脅しやインターネット上での拡散をほのめかす、
やり方悪いよね、というケースがあります。

そんな内容のクレーム対応研修を実施した帰り、台風一過で新幹線が大混乱した翌々日でしたので、

往復飛行機での移動での帰り道、まさにこのカスタマーハラスメントを目撃したわけです。

夜7時の羽田発、伊丹空港行きを予約していたんですが
伊丹空港は夜9時以降は住宅街にあるため離発着が出来ず、
そのため、遅延が発生すると伊丹ではなく関空行きに変更になります。

ちょうど乗る予定の7時発の飛行機が20分ほど遅延をしていたんです。

ただ、20分遅延だと十分伊丹には9時までには到着するので
伊丹空港行きになっているままです。

しかし、とあるビジネスマン(50代くらい)がカウンターでクレームを言っているんです。

「20分遅れてて、もし伊丹に入れなかったら関空に行くやろ?どないしてくれるねん。」と。

そもそも、伊丹行きになってるし、関空行きになったわけではない段階で
もうクレームを言ってるんです。

「新幹線で散々待たされて帰られへんから飛行機にこっちはしてんのに、
関空行きになったら、どないしてくれるねん。」と。

どうやら、新幹線での大混乱にあった方のようで、
その新幹線が動かないことについても航空会社にクレームを言っている。

で、どんどんエスカレートしていってるんです。

当然航空会社の方の回答としては…

20分遅延して申し訳ございません。⇒謝罪

現在伊丹行きです⇒現状ご説明

もし仮に関空行きになった場合は、振替費用等負担します⇒補填の説明

新幹線は航空会社とは全く関係ないですが、大変でしたね。⇒寄り添う

をずっと徹底して仰ってましたが、
このビジネスマン、どんどんヒートアップしていくんです。

ずっと話を聞いていると、伊丹行きが遅れたこと、
もしかしたら関空行きになるかも??

よりも昨日本当は新幹線で帰りたかったけど帰れなかった。

仕方なく今日も東京で仕事して、ようやく飛行機の予約が取れた。

そのうえ遅延で待たされた!!と仰っているんですが
要は、昨日の帰れなかった不満をぶつけているんです。
航空会社に。

これもクレームではよくあることで、不満がたまって溢れ出たときには
全部出し切らないと怒りが収まらない。

この不満が溢れ出るきっかけと、
心底にある不満は必ずしも一致しない、ですね。

完全にとばっちりを受けた航空会社さんですが、
さすがそこは一流です。

嫌な顔一つせず、このビジネスマンの置かれた状況に
寄り添い傾聴し、同情している感じがとっても伝わってきて、

彼も言い切ったら大人しくなってました。

なくならないクレーム(カスタマーハラスメント)
単純に見ていて、クレーム対応した方が大変だなぁ、でも流石だわぁ、と思いつつ

このビジネスマン、きっと会社ではパワハラしてるんだろうなぁ…と思ったり
(若干思い込み入ってます、でも本質は同じですから。)

この部下や周りの人たちってかわいそうだなぁ、と思ったり・・・

そして最終的には、ストレスを周りにまき散らすな!と思い、
横目でじーっと見ておりました。

今日の気づきは…

ストレス発散は一人で、周りに迷惑かけずにしようよ、いい大人でしょ!です!