プレゼンテーション

show & tell

先日参観に行った時に気付いたんですが
朝礼で日直が「一言スピーチ」をしています。

よくよく聞いてみるとこのスピーチにはある程度ルールがあるそうです。

1、自分の自慢をスピーチすること

2、なぜその自慢をしようかと思ったのか、理由も言うこと

3、ノーカンペで暗記してスピーチすること

4、3分以上4分以内におさめること

5、次(明日)の日直2人が、各自1つずつスピーチに関する質問をすること

6、終わったら日直が席に着くまで、大きな拍手をすること

素晴らしい!!!!

これ、よく研修でもやっているんですが

アメリカでは「show & tell」と言って自己肯定感を高める、幼稚園小学校などからスタートする教育プログラムなんです。

この「show & tell」、どんな効果があるのか?

1、自分の自慢を聞いてもらうことで、自信が付く
(自己肯定感も上がります!)

2、理由付けすることで、自分の「スイッチポイント」を理解する

3、聴く姿勢が身につく

4、質問を考えながら聴く、質問力も身につく

5、プレゼンテーションスキルup

素晴らしいですよね。

私は昭和生まれなので、日直のやることと言えば

授業ごとの号令掛けたり、日誌書いたり、黒板消したりくらいでこんなスピーチはありませんでした。

娘が大きくなるにつれ、学校教育を知る機会も増えるんですが、
つくづく私の時とは全然違うわ~って感じます。

昭和生まれ第二次ベビーブーム世代なのでめちゃくちゃ受け身授業ですし超アナログです。

でも最近の学校ではiPadを全員で使ってゲームでの授業をしたり

ディスカッションやディベートで意見交換しグループや個人でのプレゼンテーションを行い

そしてそのプレゼンに対して質問するという

まさに私たち大人が社会人になってから学んだことを子供たちはすでに慣れた感じでやってる。

インプットするだけではない学びは気付き、腑落ちが多く、だからこそ自分で考えるようになるんです。

この「show & tell」も自分で考える典型ですね。

聴いている方も質問しなきゃいけないので、考えながら聴く癖付けになります。

私も研修内でこの「show & tell」をよく使います。

お互いをよく知ることもできるし、その後のアイスブレイクの話題にも使える。

皆さんも朝礼などで使ってみてくださいね。

うまいプレゼンテーションって???

先日とある企業様で管理職研修最終回を実施してきました。

最終回はこれまでの研修での気付きや学び、

宿題で出された課題に対して現場で実践した取り組みや成果を

発表してもらいます。

といっても一人数分程度のプレゼンテーションですから

それほどだいそれたものではないんですね。

どちらかというと、スピーチに近い方も多くいました(笑)。

ですが、たった数分のプレゼンテーションでも大きな差が出るんです。

その差は何か?

はい。当然ながら準備です。

スライドを作ってくる人、何か模造紙に書いてくる人

趣味嗜好を凝らして考えてくる人

その準備にどれだけかけているか?

でプレゼンテーションのうまさは変わってきます。

単純に自分が言いたいことを言ってる人

相手が分かりやすいように表現しようと工夫している人

これも大きな差になります。

そもそもコミュニケーションを人はなぜ取るのか?

相手を理解しようとし、自分を分かってもらおうとするから

そこにコミュニケーションが生まれます。

プレゼンテーションはそれが1対1から1対複数に変わるだけです。

しかも決められた時間の中で

簡潔に表現しなければいけません。

何のためにプレゼンテーションをするのか?

オーディエンスに何を感じてほしいのか?

このプレゼンテーションの目的は何か?

これをしっかり考えて準備したプレゼンテーションは

やはり心を打つものになります。

あなたがオーディエンスに伝えたい、感じてほしいものはなんですか?