マネジメント研修

主体性のあるマネジメント

先日とある企業様での
マネジメント研修を実施させて頂きました。

この企業様での研修は初めて実施させて頂くので
どんな方々かなぁと、ワクワクしながら
オンラインで皆様とお会いしました。

オンラインではあるものの。。。
皆様の「食い付き具合」がめちゃくちゃ素敵!!
ものすごく真剣だし、学ぼうという気持ちが
pc画面からも伝わってきます。

ディスカッションでは。。。

時間が足りないほど意見が出る。

その意見の出し方もほんとに模範的!

「〇〇という理由で、こうだと思うんですが、
でも実際は、こうゆう風になっちゃってます」

ちゃんと正解とその理由を論理的に述べる。

でも、あるべき論だけではなく実態との乖離もちゃんと分かってる。

仕事なので、全てが全て、あるべき正解ばかりができるわけではありません。

時には違うよなって思っていても、
時間やスピードを重視してしまう場面がある。

ましてやそこに人が絡んでくるから
こうゆうマネジメントが正解って分かってても
出来ない時もあるんですよね。

でも大事なことは、それをどこまで自覚しているか?です。

これ、案外分かっていない方が多いんです。

1.正解を分かっていない人
2.自分の普段のしている方法が正解だと思い込んでいる人
のどちらかが実は結構多いんですが…

では、この
「正解は分かっているけど、普段の行動との乖離もよくわかっている人」
との違いは何か?

これは主体性に尽きるのではないかと思います。

いわゆる色んなマネジメント論や研修等を通じて正解を知っている。

で、それを何度か実践してみた…でも結果乖離が生まれている。

これは全然失敗じゃないんです!むしろ大正解!!

主体性をもって実践しているわけですから。

マネジメントのこうあるべき、はもちろんありますが
それもタイミングや相手によって微妙に異なります。

だからこそ、どんどん実践して、自分を客観視してみることが
ものすごく大事なんですよね。

それには主体性をもって取り組むこと
そこから客観視すること
そしてアウトプットすること

この3つがめちゃくちゃ重要です。

この企業様ではこれがみんな自然に出来てる!!

すごい、いい会社だなぁと研修をしていて感じました。

「画面への食いつき感」でものすごくその主体性を感じます!!

管理職なんだから、主体性があって当然でしょ??

ともしかすると思うかもしれませんが・・・

主体性のない管理職、残念ながら結構多いんですよ。

どうですか??
主体性をもってマネジメント出来ていますか??

潜在課題を見つける

先日のマネジメント研修にて、
ロジカルシンキングを行いましたが。。。

これが苦戦する苦戦する!!

というのも実際に現場の課題を挙げてきてもらって
課題を整理し、顕在課題から潜在課題を見つけていくんですが、
そもそもココが苦手。

大手企業様で毎日タスクに追われている方々には
この課題を抽出し、整理分析するということが
あまりないんですね。

というのも、目標が先に常に下りてくるから、なんです。

目標に向けての行動経過を立てることには
めっちゃくちゃ慣れてて、ポンポン出てくる。

本来は。。。

顕在課題から潜在課題を分析する
リソースを考える
ゴール設定する
ゴールに向けての手段を考案する
手段の優先順位や取捨選択を行う
タスク化し行動計画にする

ですが。。。

後半部分しか通常業務では行ってこなかった。

だから、新たに業務が増えたりトラブルが起こると
労働時間を増やして出来る様にひたすら頑張る。

部下の労働時間は増やせないから、
管理職の自分がめいっぱい残業してやる。

疲れるし、業務過多になって
部下とのコミュニケーションを取る時間もない。

忙しさに忙殺される。

そしてそんな上司にはなれない、
と若手が管理職を目指さなくなる。。。

という悪循環起こっていませんか???

課題を掘り下げて考えなければ、
やっても無駄もしくは不可能じゃない?
なんていう計画になるんです。

例えば。。。新規アポが足りないという課題。

掘り下げなければ、テレアポ倍にする、
なんて行動計画になってしまいます。

そして倍にしても結果売上にならず、成果も出ない。

当然疲労感だけが残り、モチベーションがダダ落ち。。。

実は私も昔はこの課題を掘り下げるってのが苦手で
どちらかと言うと量を気合と根性でカバーしてました(笑)

ダメダメ管理職の典型だったんですよね。

若手が辞める時によく言われたのが

「山口さんはすごいと思いますけど、僕はなれないし
なりたくないです。」

です。まさに、憧れられない管理職!

おかげで、気合と根性ではあかんねん!
って気付かされました。

ビジネスの課題には多くの課題が複雑に絡み合っていて
一足飛びに解決出来ないことも多い。

だからこそ、時間が掛かるものもあります。

少しずつでもいいから、
潜在課題を1つずつ解決しなければ、
いつまで経っても気合と根性で乗り切るしかない。

ずっと悪循環なんですよね。

改めて。。。ロジカルシンキングで課題を分析し
潜在課題をまずは見つけ、1つずつコツコツと
解決していくことが大事ですよね。