そんなに言わなくても…。

日曜日に娘と、お友達親子と一緒に、木下大サーカスを見に行ってきました。
小学校低学年頃に私も見た記憶があり、
木下大サーカス以外を知らないというくらい
サーカス=木下よね、という印象になるほど
楽しかった思い出です。

ですので、40年ぶりくらい?に木下大サーカスを見ましたが
空中ブランコ、ホワイトタイガー、トランポリン、オートバイなどなど
色んな芸で楽しませてもらいました。

今回私たちは一応指定席を予約してたんですが
実は、席からは、柱が邪魔になって結構見づらい…。
指定料金払ってるけど、かなり見づらかったんです。

すると隣に座っているおっちゃん(多分55歳前後くらい)。
ずーっと奥さんに文句を言い続けてるんです。
ここから、本日はリアルに感じてもらうために、
会話バージョン、大阪弁そのまんまでお伝えします(笑)

おっちゃん「柱で見えへんわ!こんなん何もおもろないわ。」
奥さん「そんなん言わんと。折角来たのに~」
とまた奥さんがずっとなだめている。

会場がおお~!と沸いた時にもこんな感じ。
おっちゃん「誰がやってるかも分からんし、何やってるかも見えへん。腹立つわ。」
奥さん「なんか男性が、、、椅子積み上げて、そのうえで逆立ちしてるっぽい」
おっちゃん「そんなん言われても余計腹立つわ。なんでこの席やねん。」

この席の取り方は、勝手に決められるので、決して奥さんのせいではないんです。
でもおっちゃんは、もう腹立って仕方ないから
その説明を奥さんがしても、全然聞いてない。

おっちゃん「そんなんおかしいやろ。こっちが払ってんのに、見えへんのはおかしいやろ。」
奥さん「でも私に怒らんといて。わたしのせいちゃうし!」
このやり取りが、2時間半ずっと続いてました。。。

おっちゃん、分かりますよ。
そりゃ、指定券買ったのに、見えなかったら腹立つし、
文句も言いたいでしょう。
会場が沸けば沸くほど、見えないのは腹立つし
言いたい気持ちも分かります。

でも、、、奥さんかわいそうだし
横でずっと聞いている私もイライラしてきました。
誰かの文句を聞くのは、聞くだけでイライラします。
せっかく楽しんだり、感動しているのに・・・半減です。
きっと私以外の周りも人も同じように感じていたんじゃないかと思いますが
おっちゃんだけは気付いてない…。

おっちゃん「こんなん木下に言わないとあかんで。これはあかんわ。」
と、言うこと=正義に変わっていってます。
奥さん「もうそんなん言わんと。いちいち揉め事起こさんといて…。」
おっちゃん「何言うてんねん!こんなん、あかんことしてるんやから、言うたらんと!他の人も同じ目に会ったら大変やで。今言うとかんと!!」
はい、自分の正義感が世間の正義感になった瞬間です。

このおっちゃんの気持ちはもちろん分かります。
私もめちゃくちゃ見えなかったし、見るために娘の席にめっちゃ首傾けて見たので
首は痛いし、気持ちはとってもよく分かります。

でもちょっと冷静に考えてみて、です。
ずっと文句言われているの、誰もいい気がしませんよ。
ハラスメント研修などでもお伝えしてますが、
気持ちのコントロールが出来ない人
自分の正義感を世間の正義感と思い込んでいる、ですね。
自分を客観視することの大事だを感じた1日でした。

なんておいしいネタ!!

2日間ある企業様でのハラスメント研修を実施させて頂きました。
世の中、色んな所でハラスメントという言葉が聞かれます。
政治の世界でも、企業の中でも
最近ではお客様からのカスタマーハラスメントも増えております。

で、その研修の帰り道、電車で帰っていると…
後ろの席の男性が…「おい!当たってるやろ!!何考えてるねん!!!」と
突然大きな声で怒鳴り始めました。

2人掛け席の通路側に男性が座っており
そこへ女性が奥の窓際の席に座ろうとしました。
(新幹線ではなく在来線です。指定席ではありません。)
多分女性の持っていた傘か何かが、男性に当たってしまった…。

女性が「あっ。すみません。」と言いましたが…
「痛いやろ!何してんねん。いい加減にしろや!!!」と
まだまだ怒鳴り声が続きます。
そしてその度に、女性が「すみません」と言ってるんですが
男性は怒鳴り続けます。しばらくして、言い切ったのか…静かになりました。

ハラスメント研修の帰りのタイミングで!!なんておいしいメルマガのネタ!!(笑)

さて、今回のケースですが、
もちろん男性側が悪い。というか…恥ずかしい、と思います。
いきなり怒鳴り声を響かせて、自分が正しいと正当化したかったんだろうと思いますが、その自分を客観的に見れていない。

私含め周囲の人は、もちろん嫌な気がしているし
不快感を明らかに持っている。
そして、大の大人が、おそらく傘か何かが足に当たったと思いますが
大声で怒鳴り散らすほどのことなのか???
その行為が結局自分を下げていることに気づいていない。

ハラスメント事案のご相談を頂くことも多々あり、
当事者は自分は間違っていない
自分は正しいと声高らかに正当化されますが
客観的に見たら、そうすればするほど自分を下げていってます。
ああ、残念な人、と思ってしまいます。

ただ今回のケース、この女性、「すみません」と言葉では言ってるけど
全然心がこもってなくて、すみませんの連呼なので
客観的に聞いていて、ああその言い方、人をイラつかせるな、と感じました。
だからと言って、彼女に怒鳴っていいわけでもないし
電車の中という公然の場で、大声で怒鳴り散らして
彼女に恥をかかせてしまうのは良くないし、
これ、間違いなくハラスメントに該当します。

今回考えさせられたのは、もちろん怒鳴る方が未熟だし子供だしハラスメントですが、でも言い方って本当に大事よね、ってことです。
自分の発する言葉、言い方、表情などが
相手にどういう影響を与え、どういう気持ちにさせるのか?
を客観的に考えてから、発しないと、結果自分に返ってきてしまう。
まさに、言葉は剣よりも強し、鋭し、ですね。

女性たちの成長

先日ある企業様での女性活躍推進関連の研修でした。
もう7-8年実施をさせて頂いておりますが
年々参加者の方々の成長ぶりがすごい!

思い起こせば、最初のころは
「私は女性だから…」といったご意見の方も多かったんですが
ここ数年、そういう傾向の方はかなり減ってきています。

これは社会的にも、この企業様内でも
男女平等、女性活躍が進んできていることがある意味良い原因であり
だからこそ、「女性だから…」といった発言が少なくなってきていると思います。

あるテーマディスカッションで、
今から15年後の自分を想像してください。
ただし、今の会社で働き続けています。
(職種、部署については変わってもOK)
自分のやりたいこと、なりたいこと、してみたいことが
全て全部できている状態です。
さぁ、どんな自分になっているでしょうか?というディスカッション。

今回はとってもアグレッシブ、エネルギッシュな方も多く
「もう15年後は自分のやりたいことをもっとやりたい、と思うので
社内の子会社制を活用して、会社を作ってもらって社長になってます!」だったり…
「少なくても課長代理、出来れば課長になって、周りから
おお!と言われるような人になっている」だったり…
「女性の営業で時短勤務者はまだまだ少ないので、
私が女性営業チームの責任者になっていて、時短勤務メンバーのチームだけど
売上は会社で一番のチームになっている」だったり…。

皆さん、とってもいい笑顔で15年後のありたい自分像を
なっている前提で自慢してくれました。
もうね、めちゃくちゃ嬉しいですよね!(笑)

本当にたった10年前には、そんな社会が出来るとは…私も思っていました。
だからこそ、無理だよね、ではなく
ではどうしたらそんな社会に近づけるか?を考え
色んな企業で「女性活躍推進」に関わる機会を頂き
私の想いを伝え、そして彼女たちのなりたい!を育む研修を実施させて頂きました。

そして気が付けば、それって別に不可能じゃない。
(すでにそれを実施している企業様も多くあります)
そんな社会になっていて、そこで着実に女性たちが育ってきて
社会貢献できる場がたくさん出来てきている。

一方で、まだまだそこまで出来ていない、という会社もたくさんあります。
うちの女性社員はそこまで意識高くない、という会社もたくさんあります。
でも確実に10年前よりも女性たちの意識も変わってきているし
組織も社会も確実に良い方向へ変わってきている。
全てではもちろんないですが、そこに少しでも関われて
少しでも自分が、当社が役に立てて、変わっていく一端を担えていることに
改めて嬉しいな、有難いなと感じた次第です。

もっともっと皆が働き続けたい組織へ、社会へ。
もっともっとイキイキワクワク生きる組織へ、社会へ。
頑張ろう!と気持ち新たにした研修でした!

躾のしなおし

この2週間、新入社員研修や、新入社員を育てる上司、メンターに向けての
研修を毎日連続で実施しております。
そこで、非常に強く強く感じること。
やっぱり躾って、ものすごい大事だということ。

研修をしていると、かなり躾部分が見えます。
研修態度が悪い。
これね、新入社員なので、無意識なんです。
足を組む、肘をつく、のけぞりかえる。姿勢が悪い。腕を組む。
指摘すると、「え??」という顔をされます。
これまで普通にしてきたけど、ダメなんですか??
と質問されたこともありました。

また、椅子をなおさない、消しゴムのかすはそのまま帰る、電気を消さない。
先輩や人事部が机やいすを片付けていても
手伝おうともせず、挨拶もなしで帰っていく。
(これは何も意地悪とか意図的ではなく、自分の仕事ではないので
気付かないんです。)

これらはすべて躾です。だいたい同じ人がやってます。
最近の若者は…みたいなことも巷では言われますが、そんなことはありません。
出来ている人は出来ています。
ただ、出来ていない人は、ほとんど全部一貫して出来ていません。

躾ですから、出来るまで何度でも何度でも
言い方伝え方を工夫して、なおるまで言い続けなければいけません。
諦めたら、一生そのままでなおりません。

また指導を受ける側も、素直にそのまま受け入れる、コーチアビリティが絶対必要です。
でも…だって…他の会社では…友達が…親が…
と言い訳するのは、素直ではないんです。それ言ってるうちは、全然なおりません。

だから、大切なのは
それ言い訳だよ、言い訳するのではなく、「はい」でいいんだよ
自分で気付かないことも多いから、
指導されたら、「はい」と素直に聞こうねを100万回伝え続けることです。

そう、100万回!
そのくらい言って、ようやく伝わるのでは?と思います。
だって、これまでの人生では、「でも…」の言い訳がノーマルだったわけですから。
めげずに、心折れずに、100万回言い続けましょう!
躾って本当に大事、と親として改めて感じます。

素直になるといつでもどこでも学べる

あっという間に5月の2週目。
気候もめっきり春らしくなり、過ごしやすくなりましたね。

5月に入ると、私は新入社員研修や、新入社員を育成する側の研修が
連日あり、この時期はとっても忙しいんですが…
ある意味、若い方々からエネルギーをもらえて
ああ、やっぱり5月っていいよねーと感じております。

とある企業様での新入社員研修。
この企業様では毎年新入社員研修をさせて頂いているのですが、
嬉しかったことがあります。

先輩社員が人事に配属されて、彼は2年前に入社し、今年3年目。
その彼が社内報に載せるために、研修風景を写真撮ってくれてたんです。
時々新入社員と話をしたり、しながら。

その彼を見て、おお、成長してる!!と嬉しくなりました。
新入社員の時には、ちょっと自信なさそうで…
でも久しぶりに見た彼は、顔がとっても明るくて
テキパキテキパキ仕事をしていて、
それでいて新入社員に気遣いながら、写真を撮ってくれていたんです。

せっかくなので、彼にも一言、コメントを最後に頂きました。
「新入社員の時に皆さんと同じように目標を立てたんですが、
その1つはもう達成出来ているんですが…
実はもう1つ目標を立てたんですが、その目標を覚えていないんです(笑)。
だからこそ、大事なことは、ちゃんと振り返りをするってことだと
今日の研修を見学していて、改めて大事なことに気付きました。
僕も改めて目標と進捗の振り返りをしてみようと思いました。」と。

彼は新入社員の時から、少し自信なさそうではあったんですが
凄く頑張り屋さんで、真面目で、すごく一生懸命さを感じる人だったんです。
その良い部分がこの2年間でしっかり伸びているな、と感じました。

また自分自身が研修を受けているわけではなく
見学して写真撮影しているだけだったんですが、
そこでも気付きをしっかり得ている。
これがすごく素晴らしいです。

学ぶ人というのは、いつでもどこでも学ぶんです。
謙虚であること、素直であること、学ぶにはこの2つがとても大事です。
彼はとっても謙虚でとっても素直。
だからこそ見学しているだけでも、また1つ学んでいく。
そんな姿を見て、嬉しいな、ありがたいな、と感じた次第です。

素直ってやっぱりかわいい!

先日長年研修をさせて頂きました企業様にて
新入社員1年目の振り返り研修をさせて頂きました。
これまでの1年間の振り返りと今後のキャリアに向けて、
そして2年目に必要なスキル習得などのプログラムでしたが
皆様1.5日でお顔が、かなり明るくなりました!!

新入社員なので…とっても素直なんです!!
この素直さ、新入社員だけではなく、いくつになっても大事なものです。
素直さがないと…成長を妨げることになるんです。

例えば評価などのときに、「こうしたほうがいいよ」とか
「こうゆうところは改善しよう」と課題やアドバイスをもらうわけですが…
素直さがないと「自分は出来てるのに…」と素直に受け入れることが出来ず
それが成長を妨げてしまうんです。
これ、性格ではなくコーチアビリティというスキルになります。

で、先日の研修の最後にお伝えしたのが…
まずは可愛がってもらえる人になってください、です。
これは決して迎合したり媚びへつらったりすることではありません。
人として、可愛がってもらってください、です。
可愛がってもらえると、たくさん教えてもらえるし
たくさん仕事も任せてもらえます。

では可愛がってもらう人になるにはどうしたらいいか?
単純です。一生懸命仕事をしたらいいんです。
では一生懸命って形のないもの。どうやって人は
「この人、一生懸命してるな」って思うんでしょうか??

彼らにも質問しました。
「仕事の準備をちゃんとやること」
「教えてもらったことを復習すること」
「いろいろ自分で考えて質問しに行くこと」
「返事をして反応すること」
そんな答えが出てきましたが…
もっともっとシンプルです。
※上記については研修内で学んだことなので、
これらを彼らが覚えていてくれたことも素晴らしい!んです!

もちろん上記に挙げたことも必要ですが
それ以前に「挨拶」することです。
実はこの日は100名を超える新入社員の人たちでしたが
この1.5日で、「お!!いい挨拶するな」と思った人は
10名程度でした。

これをそのまま厳しく伝えました。
人に伝わらない挨拶は挨拶じゃないよ!!!
明るく笑顔で、元気に目を見て!自分から先に!!

すると研修が終わって、私が帰る時には…
皆がそれぞれに近くまで来て、目を見て
「今日はありがとうございました!」
「お疲れ様でした!」
「これから頑張ります!」
としっかり挨拶してくれて!!

なんとまぁ素直な!!!
彼らの親世代の私ですから(笑)、心がとってもあったかくなり
嬉しくなりました!
無性に頭をなでなでしてあげたくなりました(笑)!
素直って大事!そしてやっぱりいいな!と感じました!

余談ですが…100名を超える人数なので
それぞれが挨拶してくれて、しかもみんな聞こえるような大きな声で
そして道を空けてくれるので…
なんだか極道の花道のような感じになったのが
ちょっと最高に笑えました!!

コミュニケーションは難しい

先日若手向けの研修させて頂いた企業様で
アサーティブコミュニケーションで盛り上がりました。
例題をグループで考えてもらう、というのを
いつもやってるんですが…

この中でも皆さんE(自分の感情を言語化し説明する)がとっても苦手。
というよりも普段はこうゆうことをせずに
態度や表情で表しますから、なかなか言語化が難しい。
プラスして、ポジティブな言葉を使って言語化するので、さらに難しい。
皆さんに悶絶しながら学んで頂きました。

これもね、スキルですからやれば習得できるものですし
慣れればするするっと出てくるようになるし
態度や表情にも出ずに出来るようになるんです。
でも…なかなかプライベートでは難しいですよね(笑)

今、年度末ということで我が家では来年の受験(内部進学ですが…)に向けて
えらいこっちゃの毎日です。というのも…どんどん成績が下がってきてます(泣)

まぁ、周りが勉強していくので、何もしていない娘の成績が下がってくるのは
当然なんですが…。
テストの結果は悪い、評定は下がる。私は焦りまくりです。

しかし当の本人は…「きっと何とかなる!」とものすごく楽観的で
全然行動に移っていません。。。
私が仕事から帰ってくると、遊んでる…(何もせずに)
そして塾の日は…遅刻したり宿題していってなかったり、
とりあえず塾に行っているというレベル。

毎日毎日私は焦りレベルが上がっていくわけです。
「なぁ。。。なんで勉強せーへんの??」
「いつになったら、やるん??いい加減にしーやー!」と
帰って速攻このセリフの毎日なわけです。

研修では「YOU」じゃなくて「I」で話そうね
自分の感情をポジティブワードで言語化しようねと何度も言ってたんですが…
なかなか娘のこととなると、理性が利かなくなりますね。
うーん。難しい!!!
ということを、昨日も感じた山口です。

次は!!
「宿題ちゃんとして行ってくれたら、嬉しいわー」
「きっと次の塾は宿題終わらせていくって期待してるで!!」
と「I」視点で、ポジティブワードで
感情は一旦置いといて、言えるように頑張ります!

反省を必ず次へ活かす

約6年前から様々な研修をさせて頂いております企業様にて
今回新入社員振り返り研修のご依頼を頂き、その研修の翌日に
新入社員の方々と一緒に、特別に柏崎刈羽原子力発電所を見学させて頂きました。

恥ずかしながら…電気ってどうやって出来るんだろう?
という極めて初歩的なことも知らない私なんですが、
今回の原子力発電所視察で、スッキリ!!しました(笑)。

13年前の福島、ニュースや記事で見聞きしていたことを
実際に目にすることで、原子力発電所への理解が深まりました。
事故当時、福島にて実際に事故を経験された方からの
事故への反省(反省という一言ではなくものすごく強い使命感を感じました)と、
そして経験したからこその、今後への取り組みについて
お話を聞き、そして実際に様々な取り組みを目で見て、
ただ一言、「反省を活かす」ということをリアルに感じた次第です。

例えば、柏崎刈羽原子力発電所に押し寄せる津波の想定高さは7~8m。
しかしそれに対して15mの高さの防潮堤を設置し、津波対策を立てている。
福島では外部電力、自家発電など全ての電力が使えなくなってしまったことを踏まえて
電力供給をいくつも用意している(電源車やガスタービン発電機車など)。
福島では冷やす水が供給できず最終的に海水を使用したことを踏まえて
冷やす方法をいくつも用意している(消防車や淡水貯水池など)

これ以外にもいくつもいくつも福島以降に新たに出来た対策を
実際に見せて頂きました。

原子力発電所再稼働には賛否両論あることは理解しています。
そして、私たちの生活に電気は欠かせない存在です。
今回のメルマガでは、この賛否両論について語るのではなく
この「反省を活かす」度合いについて書きたいと思います。
有難いことに…私の仕事は人の生命に関わる仕事ではありません。
多少失敗しても…「すみません」です。
(もちろんそれでも失敗は良くないことですし、失敗を次へ活かす努力は
同じように怠ってはいけませんし、改善すべきです)

しかし、多くの人の命に携わるお仕事に就いている方の
「次へ活かす」ことへの尋常ではないレベルでの想いに
頭が下がると共に多くの学びを頂きました。

今回見学の前にお話をお聞かせ頂いた方の言葉にこんなものがありました。
「人類の最大の発明は『無知の発見』である」
私たち人類が得た最高の発明は
「私たちは知らない」ということを知っていることである、です。

知らないからこそ学び続ける。
想定外のことが起こるから、そこから反省しそして次へ活かす。
これが人類の最大の発明です。

私も未熟ながらこれまで多くの企業様で研修をさせて頂き
こんな質問を頂きます。
優秀な人はどんな人ですか?
優秀な新人はどこで見抜きますか??

研修の中で、最も積極的に学び、得て帰られる方は
「実際には出来ている人たち」です。
しかし彼らは誰よりも「まだ自分は出来ていない」と思っている方々です。
一方で残念ながら…出来ていない、気づいていない方々は
「自分は出来ているからこんな研修は必要ない」と思っていることも多いです。
そしてこの違いが更なる差を生むのだと思います。

一昨日は3月11日。
被災された多くの方々のご冥福をお祈りすると共に
この「反省を必ず次へ活かす」姿勢を、私たちは忘れてはいけないと感じました。

すごいな…と尊敬したこと

今日はとある会社様での新入社員振り返り研修ということで
入社1年目の方々に研修をさせて頂きました。
研修の内容はまた後日。
今日は研修前に、研修会場となった施設長のお話から
すごいな、とそしてごもっとも!と思ったお話をしたいと思います。

新入社員から色んな質問を受け、それに1つ1つとっても丁寧に
そして率直にお応えされていたんですが、
その中でこんな話になったんです。

着任した頃は、所内で「気軽に先輩や上司に聞けない」雰囲気だった。
コミュニケーション不足というよりも「聞けない」雰囲気だったそうです。

そこで所長が率先してされたことは
朝、正門の前に立って、一人一人に挨拶することから始められたそうです。

最初は目も合わせてくれず、挨拶しても返さない…。
それでもずっと続けていくと3か月後には
ほとんどの人が、目を見て笑顔で挨拶を返してくれるようになったそうです。
そうすることで所内でも「聞ける」雰囲気が少しずつ出来ていったようです。

ただ、人はすぐに元に戻ろうとする。
だから、この朝の挨拶をいつまで続けるんですか?って
よく聞かれるんだけど、それは自分がここを去るまで続けますよ、と。

ほんとうにすごい、、、と思います。
簡単なことではないんですよ、これ。
寒い日も(しかもここ、めちゃくちゃ雪寒い場所です)、
雨の日も、体調がちょっとすぐれない日も
毎日です。すごくないですか??もう私はお話を聞いていて、胸が熱くなりました。。。

そして朝の挨拶以外にも、色んな施策や工夫をされているんですが
職場の雰囲気も少しずつ変わってきたそうです。
と、とっても嬉しそうにお話されていらっしゃいました。
やっぱり組織において、上司の言動ってものすごく大きな影響力を持ちます。

それに比べて…私はあかんと反省しきりです。。。
もっともっと頑張らないとだめですね(笑)

マヌカハニーからの気づき

あっという間に3月になりましたね。
弊社は3月決算ですので、
通常の研修のお仕事も季節柄たくさんご依頼頂いておりますが
それとは別に来期のキックオフ研修の準備、
入社式等採用に関わる業務などもあり、
絶賛頑張っている山口です。(笑)

最近ちょっと感じたことを今日は共有したいと思います。
皆さんは自分自身の強みって具体的に何か?
ご自身で理解し、言語化出来ていますか??

実はこれ、私は10年ほど前にすごくすごく突き詰めた時期があったんです。
というのも、10年前に会社を創立する際に、自分自身の強みって何かな??って
実は初めて真剣に考えたんです。

それまでサラリーマン時代の時には、
例えばリーダー気質であるとか、
営業でのコミュニケーションに自信があるとか、
結構面倒見はいい方だな、と自分で自分の強みを何となく、それまでの上司やお客様からの評価や周りの反応とか、よく言われる第一印象とかで
きっとそうだよねって思ってたんです。

で、きちんとこの強み分析を勉強して
改めて周りの人たちからもヒアリングを実施して
会社創立にあたって、考えた時期がありました。

私の強みって何だろう???
多分一番はですね、(アホが付くほど)素直なんです。
人から言われたことは、とりあえずやってみますし、
やったことは、ある程度の結果が出るまでは続けます。

人が話していることは「ふーん。そうなんだー」って誰でも結構思ってしまいます。
なので、結果「え??うそ??」と失敗することも多々ありました。
「山口さんに営業するのはめちゃくちゃ簡単です。
あまり深く考えずにやってしまうので、即断は危険です」と
弊社の某マネージャーはいつも言ってます。

はい、事実そうだと思います。
色んな営業の方の話を聞いて、大半は「お!いい商品、いいサービスだな」って思います。

これ、コーチアビリティというスキルなんですが
多分私はこのスキルが高いのが、最も強みだよねって
10年ほど前に気付いたわけです。
リーダー気質や営業スキルについては、これはある方だと思いますが
ものすごくあるか?と突き詰めれれば
そうではなくて、ちょっとだけ得意程度です。
でも素直さについては、これはアホが付くほどですから
めちゃくちゃ得意なんだと思います。

これを自分で分かっているか?って結構大事で
じゃ、それ活かしてどうする?
逆にデメリットになるときはどう対策する??
って考えることで、さらに他の能力も伸びていきます。
是非皆さんも自分自身の、そしてメンバーの強み
言語化してみてくださいね。

~ちょっとしたエピソード~
本日のメルマガ、どうしてこのコーチアビリティになったのか?というと…
最近風邪をこじらせて、かなり喉もつぶれてしまって…
そしてなかなか声が戻らない…がありました。
そこで、メンバーから
「マヌカハニーいいらしいですよー」と
勧められたので、即購入、毎日食べてます。
しかも定期購買で購入しました。
この時に、マヌカハニーとは何か?を自分では調べてません。
単純にいいよって教えてもらったからです。
そして、先日スーパーでマヌカハニーキャンディが1000円だったんですが
とりあえず買ってみて、研修の合間に食べてます。
教えてもらったら、とりあえずやってみる、が
染みついてるな、と気付きました(笑)!!