人材育成ノウハウ

たくましく生きる

先週日曜日も娘の運動会でした。

この時節ですから、半分ずつの学年に分かれて
午前、午後と区切ってスポーツフェスティバルという
名称で行って頂けました。

競技は各学年2つだけ。

徒競走と団体競技。

学年をまたぐリレーなどはありません。

それでもこうして行事を行ってくださる学校、
対策含め実質準備をしてくださる先生方に
感謝しかありません。

児童宣誓にてこんな言葉がありました。

「コロナによって出来ないことも多い。
でも今まで当たり前に出来ていたことに気付け、
そこへの感謝の気持ちを持つことが出来た。
遠足や修学旅行などみんなで集まって1つのことをする。
当たり前だと思っていたことが、そうではなかった。
その大切さに改めて気付けた。」と。

もちろん内容や文章は先生方が考えているんでしょうが、
それを子供たちが言っていることに
色んな感情が出てきたんですよね。

お友達や先生、色んな人と意見交換したり
自分とは違う考え方や価値観を知り
時には喧嘩し、言い合い、折り合いを付けていく。

そうゆう人とのある意味「摩擦」を通じて
人は多様性を学び、コミュニケーションも学んでいく。

また他人とふれあうことで、
自分自身の考えも深まっていきます。

そういう機会が少なくなった子どもたち。

本当にやるせない気持ちがいっぱいです。

ただその中でも、みんな元気に笑顔で
当たり前のことに感謝して、明るく楽しんでいる。

このたくましさ、
大人も見習わないといけないと思うんですよね。

色んな研修をしていると。。。

制度でこれがない。。。

上司が、全然わかってくれない。。。

仕事の仕方やシステム上、○○はできない。。。

ない、ない、ない、のオンパレードがよくあります。

ないものねだりしてても、そこから前に向けません。

ないことばかりに目がいって、
あるものに気付きません。

当たり前にあったものに感謝し、
今あるものに目を向け、
そこから明るく楽しもうとする姿勢。

これってめちゃくちゃたくましいですよね。

そういうとこ、もっともっと大人も
していかなくちゃいけないなぁと思いました。

そしてこのたくましさが、
もっともっと仕事を、
人生をオモロくしてくれるんです。

よしっ!今日もオモロい1日にしましょう!

オモロい世の中へ。

先日とある福祉法人様との商談で感じたこと。
やっぱり想いは全ての上層概念である。

「何のために税金など優遇させて頂いているのか?
それは地域社会にもっともっと還元貢献するため。
だからこの先100年続けていかないといけないという
焦りが最近すごくあって。
そのためには人材育成ってものすごく大事なんですよね。」

しびれますね。

本当にそうなんですよね。

なんのために、この仕事してるのか?

誰のための経営なのか??

さて。。。先日の品川駅コンコースの
「今日の仕事は楽しみですか?」
の反応報道を読んで、ちょっとリアルにショックを受けたんです。

ニュース内容の詳細はこちらを参照ください

http://c.bme.jp/18/3749/364/1

仕事ってそんなに楽しくないのか。。。
有り難いことに、私は仕事が好きです。楽しいです。

もちろん社長ということもあるでしょうが、
起業前サラリーマン時代も、
たまに嫌なことやしんどいなぁと思うことはあっても、
基本、仕事はめちゃくちゃ楽しかったです。

寝不足寝坊で遅刻することはあっても
会社に行きたくないって思ったことはないんです。

恵まれていたと言えばそうだと思います。

なぜ多くの人が仕事が楽しくないんでしょうか?

働くことにより、誰かの役に立つ。

喜んでもらえる。自分の成長も感じられる。

誰かに頼りにされ、誰かを育てる喜びを感じる。

趣味でも遊びでも得れない充実感を味わう。

そんな楽しいことは仕事からしか得られません。

だからこそ、弊社の理念がある。

働く人と企業の比翼連理を実現し、
その双方の最大最強の応援団であり続ける。

私たちは、もっとオモロく働く人の実現により
もっとオモロい世の中にしたいと思うんです。

ただ所得が高い、福利厚生が手厚い、
という概念ではなく、
働きやすい、居心地がいい、という良い世の中でもなく
ああ、今日もオモロい仲間とオモロい仕事して
頑張ったわ~って
毎日思えるように。

それが私たちの存在意義であり目的なんです。

先日の企業様との商談で、想いはやはり全ての上にあり
同じ想いの企業様のお役に全力で立つ!

そして共にオモロい世の中を作り
私たちの子や孫が、日本に生まれて良かったねって

思える時代を作っていかなくちゃいけない。
と、改めて強く感じました。

無理をやめよう!

先日とある企業様で女性活躍推進の1つである
女性管理職養成研修を実施させて頂きました。

基本的には男性管理職養成研修と同じコンテンツですが
例や題材に少し女性ならでは、の要素が入っています。

初回の先日はコーチング初級から。

まずはしっかり聴くことと掘り下げること。

ポジティブにゴール設定できるように
ポジティブな聴き方を心掛ける、を学び
実践してもらいました。

思ってた以上に難しい。。。

深掘りしても、「だって無理」という返答が多い。。。

同じように思っていることだと一緒に愚痴ってしまう。。。

といった言った感想が多かったです。

ロールプレイングを私も順に見ていたんですが
色んな制約に頭がしばられていて
「無理」と思っている方が多いな、と思いました。

これ、実はこの企業に限ったことではなく
他の企業でもほぼほぼ同じような反応です。

というのも、彼女たちが多くの制約の中で生きることに
慣れすぎていて、制約を外して考えることが出来にくいんです。

保育園のお迎えは私しか行けないから残業は出来ない。。。

子育てしながら管理職してる人はいないから無理。。。

会社の色んなことが男性中心で、
本当に女性ってこの中で活躍できるの?

結局社長も役員も女性にならないと
何も変わらないんじゃない?それまでは何やっても無理だよ。。。

結婚したら転勤は無理。

子供ができたら、フルタイムは無理。

何か制約や障壁がある→無理だよ
となる。

したいのか?どうありたいか?
は二の次なんです。

もちろん、制約や障壁を乗り越えてでもしたいのか?
に対して「そこまでは。。。」って意見もあります。

ここが難しいところで、
ある意味いい逃げ道になっている人もいます。

ただ、全員ではないんです。

色んな工夫して、協力もしてもらって
でも仕事もこんな風にしたい!
と思っている人も多くいます。
(なかなか声を上げにくい、という背景もご理解ください)

私は研修で彼女たちに、まずは声をあげてみようよ、
とお伝えしています。

全ての制約や障壁がなくなるわけではないけれど
少なくとも「無理」って思ってしまっている時点で
絶対になくならない。むしろ障壁は高くなる。

だからこそ、

じゃあどうしたら?

って考える癖とたった1つでいいから行動を起こすこと。

これが自分自身のキャリアを切り開くことなんだと思います。

当然これって女性だけじゃなく、男性も全く同じですけどね。

為せば成る!!ですよね。

自己満を大事にする

よく働き、もっとよく遊ぶ、
がモットーの山口ですが、
この遊ぶ、には色んな遊びがあるんです。

娘との時間や、大好きな旅行、
美味しいものを食べる、
といった自分への
エナジーチャージ(ご褒美)はもちろんですが、
読書やヨガ、テニス、岩盤浴など
日常的にしている趣味も、よく遊ぶ、なんです。

山口の趣味の1つに書道があります。

3歳から習っていて、
途中10年くらいブランクがありますが、
心を落ち着かせる趣味の1つなんです。

特に小筆の場合は、ゆっくりゆっくり書きます。

1枚の半紙を書き上げるのに20分くらい掛かります。

この筆先もきれいに決まった!とか
この続けるところ、味出たわ!など
完全に自己満の世界ですが、楽しいんです。

最近は小筆仮名書きの昇段に向けて、
娘と一緒に習っています。

なので私、字を書くことは結構好きなんですよね。

そして文房具大好き。
ロフトやハンズに行くと、萌えます♥ ♥ ♥

ひょんなことで手紙を書く機会があって、
昔使ってた万年筆をメンテナンスして書いてみる。

ボールペンじゃなく万年筆ってだけで、
テンション上がります!

インク切れだったので、カートリッジ買おうと
ネット検索したら、ボトルインクの方が
色んな色があって可愛いやーん!!!

黒といった色ではなく雫色や、時雨といった
微妙な黒青の色など、たくさんの色彩があるんです。

香水インクというのもあって、香り付きインク!
書いてるとほのかに香る!!

で。。。
素敵な万年筆もいっぱいオススメされるやーん!!
ついつい新しい万年筆買ってしまいました。

しかも名入れ無料!

これは買うしかない!!!

とうとう名入れ万年筆が届きました。

めちゃくちゃカッコいい!!

色も最高!

必要以上に文字書きたくなります(笑)

テニスの時も、まずは見た目から!と書きましたが
仕事でも好きなものに囲まれていると
それだけでテンションが上がります。

ボールペンで書いても、万年筆で書いても
それほど大して違わない。

これも完全に自己満の世界なんです。

この自己満って、私は大好きで、
仕事も趣味も何でも自己満から入ってます。

(仕事の成果は自己満では当然ダメで
お客様の満足や部下の成長など自分ではなく相手主体ですが、)
スタイルは自己満なんですよね。

というのも、
どうしたらもっと楽しい???
どうしたらもっと面白い??

と考えてしまうから。

結局人生楽しんだ方が勝ち!と思ってるので
自分自身が楽しいと思う方法が自己満!なんです。

この自己満、ストレスフリーになるし、
いいことづくしです。

是非皆さんもお試しくださいね。

潜在課題を見つける

先日のマネジメント研修にて、
ロジカルシンキングを行いましたが。。。

これが苦戦する苦戦する!!

というのも実際に現場の課題を挙げてきてもらって
課題を整理し、顕在課題から潜在課題を見つけていくんですが、
そもそもココが苦手。

大手企業様で毎日タスクに追われている方々には
この課題を抽出し、整理分析するということが
あまりないんですね。

というのも、目標が先に常に下りてくるから、なんです。

目標に向けての行動経過を立てることには
めっちゃくちゃ慣れてて、ポンポン出てくる。

本来は。。。

顕在課題から潜在課題を分析する
リソースを考える
ゴール設定する
ゴールに向けての手段を考案する
手段の優先順位や取捨選択を行う
タスク化し行動計画にする

ですが。。。

後半部分しか通常業務では行ってこなかった。

だから、新たに業務が増えたりトラブルが起こると
労働時間を増やして出来る様にひたすら頑張る。

部下の労働時間は増やせないから、
管理職の自分がめいっぱい残業してやる。

疲れるし、業務過多になって
部下とのコミュニケーションを取る時間もない。

忙しさに忙殺される。

そしてそんな上司にはなれない、
と若手が管理職を目指さなくなる。。。

という悪循環起こっていませんか???

課題を掘り下げて考えなければ、
やっても無駄もしくは不可能じゃない?
なんていう計画になるんです。

例えば。。。新規アポが足りないという課題。

掘り下げなければ、テレアポ倍にする、
なんて行動計画になってしまいます。

そして倍にしても結果売上にならず、成果も出ない。

当然疲労感だけが残り、モチベーションがダダ落ち。。。

実は私も昔はこの課題を掘り下げるってのが苦手で
どちらかと言うと量を気合と根性でカバーしてました(笑)

ダメダメ管理職の典型だったんですよね。

若手が辞める時によく言われたのが

「山口さんはすごいと思いますけど、僕はなれないし
なりたくないです。」

です。まさに、憧れられない管理職!

おかげで、気合と根性ではあかんねん!
って気付かされました。

ビジネスの課題には多くの課題が複雑に絡み合っていて
一足飛びに解決出来ないことも多い。

だからこそ、時間が掛かるものもあります。

少しずつでもいいから、
潜在課題を1つずつ解決しなければ、
いつまで経っても気合と根性で乗り切るしかない。

ずっと悪循環なんですよね。

改めて。。。ロジカルシンキングで課題を分析し
潜在課題をまずは見つけ、1つずつコツコツと
解決していくことが大事ですよね。

読書三昧の充実感

先週のいわゆるシルバーウィーク、結構暇で(笑)

読書三昧の明け暮れてました。

まだまだ続きのある本なので、
毎日楽しんでます。

昨年末くらいに浅田次郎さんの蒼穹の昴を読み始めました。

これがめちゃくちゃ面白い!!!

実は知る人は知ってる、山口、歴史大好きです。

ただ、受験時に日本史専攻ということもあり
(私立6年一貫中高出身なので、専攻以外の教科は
当時はほぼしない。。。と言うか全くしない。)

世界史は中学の時にさら~っとしたレベルなので
知識がほぼ皆無。

大清帝国が中華人民共和国になったね、しか知らない。

なので、これまで日本史の本は読んでも
世界史は全然興味がなかったんです。

一昨年に入社したメンバーがキングダム大好き!で
めちゃくちゃオススメされました。

共通話題ないとあかんよなぁ。。。

せっかくめっちゃ勧めてくれてるし。。。
くらいの気持ちで読んでみたら

何これ???寝れないやん!!!
と夢中で読みました(笑)

そこから中国史にちょっと興味が出てきて
学生時代に断念した三国志を読んだら
またまた!どハマり!!

司馬懿のドラマ見てどハマり!

さすが4000年の歴史。面白さが半端ない。

で、この後ってどうなっていくの???

という興味本位と、Amazonさんがめちゃくちゃ推してくれる
蒼天の昴に行きつき、またどハマり。

続編の、珍妃の井戸まで一気読みでした。

そしたら。。。まだまだ続編があって(笑)

あと9冊(笑)さすが4000年の歴史ですよね。

事件が満載です。

今、中原の虹(全4巻)を読み終えたところで
ようやく中華民国が出来ましたがまだまだ先は長い。

この長編を読んで、
めちゃくちゃ知らないことが多いことに気付いたんです。

どうして香港は英国領となったのか??

どうして99年で返還、の契約になったのか??

どうしてこんにちはは、ニイハオ!なのか??

を初めて知りました。

なんだろう??
別に仕事に役立たないし、知った!ってだけなんですが
私の中の充実感とへぇ~がめちゃくちゃある!!

これ、知識欲求が満たされたんですよね。

人間にはみんな知識欲求があります。

知りたい!と思う欲求です。

これまで人生の半分近く、中国史を知りたい!
と思わなかったのは、その面白さに気付いていなかったから。

偶然キングダムに出会い、偶然三国志に出会い
偶然中原の虹に行き着いた。

全てwantは偶然から引き起こされます。

つまり知らないことには欲求は起こらないんです。

とあるお客様から、最近の若手はあまり
「こんな仕事がしたい~」ってないんですよ。。。
とご相談頂きました。

そう、知らない、興味がない、危機感もないからです。

私も若い時は上司は先輩から、色んなオモロい仕事話を
飲みながらよく聞かせてもらいました。

だからこそ、そんな仕事してみたい欲求が増えていったと思います。

ありがたい!!

私のwantを引き出してくれてたんです。

wantは偶然!
皆さんは部下のwant、引き出せていますか??

「どこ視点?」を持とう。

3年前に今のマンションに引っ越しました。

低層住宅なので10軒くらいしかありませんので、
必然的にマンション理事を3年ごとに行います。

今年は若輩者ですが理事長をさせて頂きました。

もう築30年超というマンションなので
色んなところを直していかないといけません。

いわゆる経年劣化です。

大きなものでエレベーター。
これが高い!!

エレベーター改修については、
私が入居前の約5年前くらいから議論検討してたそうですが
これが全然決まらない。。。

この3年、私が引っ越してきてからも
ずっと議論してきましたが本当に決まらない…。

というのも、建った時からの住民は今のエレベータに思い入れがあったり
そんなに今すぐに必要なのか?というところに納得感を得ることが出来ず
議論は決着を得ないままなんです。

先月、住民集会で皆さんの意見を聞きながら議論をしていました。

すると、ほぼ大多数の方が「もうそろそろ替えたい」という意見でした。

替えなくていいという意見は、実は1軒のみ。

ただこの1軒の方が、建った当初から
住まれていた重鎮さんなのです。

でも、大多数が替えたい、ということなので、
これは替える方向に進んだ!

と私は思いましたし、他の住民の方からも
「やっと1歩進んだ!」と思ったようでした。

しかし、先日の理事会でまた振り出しに戻ってしまったんです。。。

やはり納得されておらず、
他の議題そっちのけで、
このエレベータ問題について2時間。

どれだけ他の住民から「替えたい」という
意見があっても替えなくていい理由や
替えずにいた事例などをお話しされるんですね。

気持ちは分からなくはないのです。

もちろん新しく入居した私よりも、
もっともっと思い入れもあるでしょうし、

その方は不動産会社を経営されているので、
専門的な知識もお持ちですし
替えなくていい、という意見になる、
その心情は分かります。

でも大多数は「替えよう、替えたい」という意見。

どうしたものか???

多数決や住民投票を行って可決することは簡単なのですが
重鎮さんですし、ご近所付き合いも大事です。

もともとこの方とは私自身も
仲良くさせて頂き、いろいろ助けて頂いている。

そこで、いくつかステップを踏みました。

まずは事実の確認。

大多数の方がこういう理由で替えたい
という意見をお持ちだと思っていることを
繰り返し丁寧に訴求しました。

次にそれぞれのメリット、デメリットを
箇条書きにしていき各自の家庭環境を踏まえた
ご意見なども書き出していきます。

最後に
「マンションとしてどうすべきか?」
という流れに持っていきました。

皆が住んでいるところですので、
みんながhappyになることが大事です。

一部の人だけがhappyではダメなんです。

そして、常に弱者視点に立つことが
やっぱり大事だと思うんです。

ここで言う弱者は、子どもとお年寄り。

エレベーターは日常使うものです。

特に子どもとお年寄りには必需品なんです。

その視点で一度考えてもらいたいと
全員に再度お願いをしました。

するとようやく全員の合意が取れたんです。

今回の気付き。

まず、納得感を持たないことには
何事も進められないということ。

仕事でも納得感のないまましていくと
(仕事なのである程度納得感なくてもしなくてはいけませんから、
納得せずにしている方も多いと思います。)、

当然モチベーションは下がるし
やる気スイッチは入らない、結果成果も出ない。

だからこそ、納得感を持って
仕事をしてもらうことって本当に大事なんです。

次に、意見はみんな色々ある、
でもどの視点に立つか?によって
決断は異なるということです。

私は嫌だけど、お年寄りの方の立場に立つと、
やっぱり安全性を高めないとね。

というのがまさにその例。

これ、社内でもよくあります。

仕事を振られたとき、
「なんでこの仕事私がしないといけないの?」
と自分視点では思っても、

でも会社全体で考えると、
これはやらなきゃいけないよね、
今出来るのは私だけだよね、
と納得できるんです。

コンセンサスを得る。
簡単なようでなかなか難しいものです。

キャリアの違う、考え方、価値観の違う人との間で
コンセンサスを得るのは難しいものです。

だからこそ、この「どこの視点?」という観点が
必要なのではないかと思います。

人は人によって磨かれる

コロナ禍の前であれば、大型連休で海外旅行!
と喜んでいた山口ですが、海外に行けるのはまだ先になりそうですね。

さて、この3連休。

娘の誕生日partyを、
学校のお友達を5人お招きして行いました。

小学校に入ってから、
毎年お誕生日とクリスマスにはpartyをしています。

子供が6人集まると。。。。
モンスターになります(笑)

が、みんな本当にいい笑顔をして帰って行くので
疲れも吹っ飛びます。

こうしてpartyをしている理由が幾つかあります。

もちろん娘に喜んでもらいたい、これは大前提。

娘の友達との関係性や、友達といるときに
どういう自我があるのか?知りたい、と思うんですね。

家では一人っ子。母一人、子一人なので
多少我儘なところはありますが、
一言で言うとしっかり者に育っています。

まっ友達と居ても、そこはあまり変わりませんでしたが
私のことを友達呼ばわりしてました。
(まぁいいけど~ちょっと早ないか??)

こうして毎年していると、学校でお友達からも
「〇〇ちゃんママ~!」と声を掛けて頂けます。

もちろんお母さん達からも。

働く母としては、こうして娘のコミュニティの
一員になれることは、私としてもとっても嬉しいんです。

そして1番大きな理由は、私自身がpartyの思い出が大きいから。

当たり前のように毎年お誕生日とクリスマスpartyを
母はしてくれていました。

3姉妹ですから、労力は3倍です。

クリスマスなんて3回するんです(笑)

一気にはお家に入らないですから(笑)

改めて母ってすごい!と感謝しかありません。

今聞くと、partyの翌日は昼寝三昧しないと
!ってくらい疲れたそうです(笑)

小さい頃の楽しい思い出って色々あるんですが

私自身がpartyしてもらって、すごく嬉しかった、

お友達からもお祝いしてもらって、楽しかった、

と思うから、自分の娘にもしてあげたいと思うんですよね。

自分がしてもらった嬉しいことを、今度は誰かにする。

これは社内でも同じです。

私は恵まれていて、素晴らしい上司から
仕事のアドバイスはもちろん、人として、
をたくさん教えて頂きました。

まだまだやなぁ、と思うところも多く
また今になって分かることも多いです。

でも間違いなく、今の私の在り方を作ってくれたのは
親姉妹であり、これまでの上司先輩方、
そして部下仲間たち。

人は人によって磨かれる。

改めて誰かを磨ける人でありたいと思います。

いいとこ探し

海外旅行が大好きで、
最大のストレス発散だと思っている私ですが、

このコロナ禍で全然行けず、
本当に早く行きた~い!!
と切に切に願う毎日です。

海外旅行に行く旅に、色んな日本の良いところを
いつも改めて感じるんですよね。

例えば。。。

コンビニでおにぎりやサンドウィッチを
買ったらおしぼりが付いてくるところ。

フードコートでもファストフードでも
店内もトイレも当たり前にきれいなところ。

荷物取られないかな?と心配しなくていいところ。

夜に一人で歩いても全然怖くないところ。

ほとんどの人が困ってたら助けてくれる、いい人。

安心で安全で、衛生的で。

おもてなしの心があって、真面目で親切。

日本や日本人の良いところって
やっぱりそうゆうところ。

では、日本にいるときにはこの「良いところ」見えにくいのに
海外に行くとなぜ見えてくるのか?

比較したり、今まで当たり前と
思っていたことに気付くからです。

当たり前に、街灯が点いているって
実はすごいことなんだな。

当たり前に、どこでも郵便局も交番も
あるってすごいことなんだな。など。

そうすると、もっと日本のいいとこってどこ?
と探し出すんです。

でも反面、豊かでモノが溢れ、
そして未だに島国感覚。

つまり、ハングリー精神があまりない。

グローバル感覚も低い。自殺大国日本。

課題や問題もたくさんあるのも事実です。

特にここ数年若者の自殺が増え
大きな社会問題となっています。

研修でもいつもお伝えしていますが
育成では、もちろん課題は課題として認識し
改善していくことも必要ではありますが、

成果が出やすいのは、良いところを伸ばす、
出来ているところをもっともっと
出来るようにしていく方がはるかに有効です。

日本にも多くの課題がある。

でもそこばっかり改善しようとするよりも
日本の良いところをもっともっと増やしていく方が
より早く深く「良い国」になるのと同じです。

皆さんも部下の、仲間の「良いところ」探ししていますか?

これ、見つけるのではなく「探す」んです。

探すことで今までとは違う一面も見えてきます。

是非意識的に「100個探そう」と思って、
探してみてくださいね。

山口家の家訓

先日メルマガを読んでくださっているお客様からメールを頂きました。

いやー、ほんとに何書こうか??
とネタに困っているときに頂いたので
とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。

元来何が苦手って、継続が苦手な私ですから
実は毎週メルマガを書く、ってことがとっても苦手です。

でも、こうして反応頂くだけで、
書こう!という気がふつふつ!わいてきます。

やはり反応してもらうって嬉しいですね。

この前のメルマガで「反応すること」については既に書いたので、
今日は少し違った視点から。

メールを頂いたお客様は、このメルマガを見て
以前尊敬する方に言われた言葉を思い出されたそうです。

「育成とは、出来ると信じて待つこと、そして赦すこと」と。

すごく素敵な考えですよね。私も激しく共感します。

実は山口家の家訓がありまして…
私自身もこの言葉を何度も言われて育ちましたし、
娘にも何度も何度も言葉を変えて伝えています。

ありがとう/謙虚に感謝する心
ごめんなさい/素直に謝る心
大好き/妬まず恨まず、人の良い部分だけを探す心
いいよ/何事も許す心

の4つです。

この中で一番難しいのが許す心だと思うんですよね。

許すにはもちろん待つ、信じる、
そして期待する、が含まれるからです。

育成とはつくづくこの待つ、信じる、期待して、
そして許すものだと思います。

私も娘に言いながら、
いつも自分に言い聞かせています(笑)

まだまだ出来ていないところが多いんですが…。

この前も、買ったばかりの絨毯に
ジュースを娘がこぼしてしまって
プチキレしてしまいました…。

「TV見ながら、ゲームしながら飲んでるとこぼすよ!」と
何度も何度も言った後にこぼしたので、
めちゃくちゃ腹が立ちました。

しかもこぼした後も、ゲームしてたんですよ。
こぼしちゃった~って言いながら。

あまり大きな声で怒ることは好きじゃないし、こっちも疲れます。

でも、この時は、めちゃくちゃ腹が立ったんですよね。

「ほらみてみ!何やってんのよ!!」と
瞬間的に怒りがわぁーっと出てきました。

一通り拭き終わると、言いたいことが山ほど出てくるんですよね。

あかんあかん。。。
ここはぐっと抑えないと…。

と待っていると、「ほんとにごめんなさい…」
と謝ってきました。

とは言え、私の気持ちはまだ腹立ってるんですが、
とりあえず「いいよ。」と言ってみました。

すると…スーッと気持ちが落ち着いていくんです。

「ゲームしながら、もう絶対飲みません。」
「ゲームしてないときも、両手でコップ持ちます」
「こぼした後もゲームしててごめんなさい」

と私が言いたかったことを、自分からどんどん言ってくれました。
分かってるやん!!!言わなくても。

この「いいよ」という言葉。
ぜひ皆さんも使ってみてください。

たとえ、かなり怒っていたり、腹が立っていても
「いいよ」と許す言葉を発することで、
気持ちもスーッと落ち着きますよ。

そして、言わなくても自分で考えて答えを出してくれます。

教える必要ってほとんどなくて、
自分で考える機会をどう作っていくのか?

改めて大事なポイントですね。