自責の考えがないと…

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今日は先日の研修でのディスカッションで、
???と違和感を感じたことをお伝えしたいと思います。

ハラスメント研修でのケーススタディでのディスカッション。

お題は、「何度もミスを繰り返す部下Aさんに、ついイラっとしてしまって怒鳴ってしまった。。。
するとAさんは明らかにあなたと目を合わせてくれなくなって、萎縮してしまっている。
これはヤバい!と思ってフォローをしました。」

で、例では間違ったフォローの仕方が書いてあるんですね。

ディスカッションでは「ではどんなフォローをしたらよかったでしょうか?」
ということを話し合って頂きました。

とあるグループの方が…

「この例ではフォローって言ってるけど、実は謝ってないですよね。
ちゃんと謝った方がいいと思います」と。

するとそれに対して、「そもそもミスを繰り返すAさんが悪いんじゃないの?
悪いことをしていないのに、謝る必要ないですよね。」と反論が。

確かに…。
何度もミスを繰り返すAさんも悪いかもしれません。

でもそれを改善する手助けが出来ていない上司(このディスカッションではあなた)はもっと悪いんです。

プラスして…。

ミスを繰り返すAさんに対して、きちんと伝わるように叱り、

ミスをどうしたら防げるのか?を共に考え実行できるようにサポートするのは指導ですが、怒鳴っていいわけではないんです。

だから、その「怒鳴ってしまった」ことについては人として真摯に謝るべきなんです。

「悪くないから謝らない」という方、実は結構いらっしゃいます。

悪くない、と決めているのはあなた本人なんですよね。

相手から見れば悪いかもしれない。

相手を傷つけたり不快にさせたら?そう、悪いんです。

ハラスメントでも、マネジメントでもそうですが、
この「相手から見たら?」を想像することは必須です。

特に育成においては、何があっても120%上司の方が悪いんです。

管理職の役割の1つに、部下育成があり、
それは、彼らがモチベーション高く、仕事にやりがいを感じ、

自主的に業務に取り組み、目標を達成できるようにサポートすることです。

7つの習慣でもありますが、自責にするとはこのことだと思います。

何でもかんでも、自分が悪いんだ!と捉えるのではなく
ましてや、「謝ったら損!」(この考えの方、結構いますね(笑))でもなく
「じゃ、自分は何が出来るのか?」に思考を向けること。

原理原則、ほんとその通りだと改めて感じました。

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