期待値の考え方

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先日ある企業様での
女性活躍推進研修を実施させて頂きました。

と言っても、内容は結構多岐にわたり、

女性だけが必要なスキル・内容ではまったくありません。

今回、自分たちのキャリアを自分たちで考えて築いていこうね、ってプログラムで、

まず、WANTを増やしましょう、そしてWANTを増やすにはまず知ることから。

だから知る努力(知識を増やす)ってことは大事だよね。

そしてWANTと同時に必要なのが、期待に応えること。

自分にかけられている期待値を超えていこうね。

この2軸を両方から考えていくことが大事ですよ。ってお話させて頂きました。

皆さんWANTは結構たくさん出てくるんです。(特にプライベートは)

でも期待値がなかなか分からない。

これって実は女性だけではなく、男性でも同じことが言えます。

営業職のような期待値が目標数字(売上・利益)などで明確に出ている場合は分かりやすいんですが…

そうじゃない職種は、この期待値が分からないんです。

今回ほとんどの人たちが期待値を明確に分かっていなかったんです。

営業事務やサポート職の方が多く、業務としてはミスなく正確にしっかりできている。

キャリアも長い、ある程度のことがほとんど自分で完結して出来ている。

そのうえで何を求められるのか?が分からないんです。

これって、実は結構ありますよね。そこで、方向性を示しました。

当然企業ですから、売上貢献もしくは、経費削減につながることが求められます。

でも売上貢献って…事務でどうするの??って疑問なんです。

でもね、売上貢献ってものすごく広いんです。

例えば、自分がやっている業務を見直して改善を繰り返すことで
効率化が図られ生産性向上につながったり、

例えば、社内のコミュニケーションが円滑になることでミスの削減やみんなの心理的安全性が高まり、生産性の向上やエンゲージメントの向上に繋がったり・・・

離職委率削減になると、経費削減にもつながります。

って話をすると、ようやく期待値について少しずつ出てきたんです。

仕事をするときに、業務内容についてはかなり細かく説明するし、

やっているうちに深いところまで出来るようになってくる。

でも、もっと大事なことは、なぜこの業務をするのか?

それがどこに繋がって最終的に顧客にどう繋がっているのか?を理解してもらうことです。

キャリアが長くなるほど、一方的に説明するのではなく
共に考えたり、みんなで意見を出したりしてもらいます。

期待値、目的が分かっていなければ、仕事に慣れれば慣れるほど
マンネリ化してきたり、手抜きになったり…

そして遣り甲斐は感じなくなり、ルーティンワークを「こなす」ようになります。

逆に期待値が分かることで、「自分にできることって結構いっぱいあるよね」という風に色んな方向性や可能性が見えてきます。

期待値を意識してもらうことって本当に大事ですよね。

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