今期キックオフ研修を実施

先日弊社のキックオフ研修を実施しました。

毎年行ってますが、昨年はオンラインで、今年は対面で行いました。


いつもキックオフに向けて、今期の指針を作成しますが、

今期は。。。めちゃくちゃ頭が痛かったですね。。。


というのも自分で前期を振り返ると、反省しかない。

心のどっかで、コロナだから仕方ないよな、研修がキャンセルになっても仕方ないよな、新規のアポも今のご時世行きづらいよな、と数え切れない言い訳をしていたように感じます。


それでも絶対やるんだ!という強い気持ちがあったかと自問自答すると、反省しか出てこない。

経営者がこんな状態だから、当然社員にもこれが伝播してしまってますよね。

これはあかん!!!


どんな状況であれ、成功の10割は執念です。

何があっても絶対やってやるんだという気概や執念が全然足りなかった1年だと反省です。


その想いをそのまま社員に打ち明け、絶対今期は執念を持ち、やり切ろうと投げかけました。

1つ1つの仕事や業務、そしてお客様への想いが情熱であり、その積み重ねが執念です。


これくらいでいいかこのくらいしょうがないか、が1mmでもあれば執念にはならない。

この1mmの油断や気の緩みのない1年にしていきたいと思います。


キックオフ研修の度に、少しずつですが仲間が増えていっています。

起業した時には全く考えていなかったんですが、有り難いことに少しずつ会社になっていっています。


こう見えて、結構石橋叩くタイプなのでまだまだ一気に何人も!という採用が出来ません。

一人ずつですが、我々の想いに共感し心を共に恊働できる人を大事に育てていきたい。

大きな会社では出来ない仕事やキャリアがあると思っています。

そんな彼らと共に1年がむしゃらに突っ走っていきたいと気持ち新たにした1日でした。

感謝多謝!ありがとう。

Career Cheers通信 vol1を発行しました

この度、メンバーが自分たちで考え

採用と教育に関わるお役立ち情報「Career Cheers通信」を

月に1回発行することになりました!

素晴らしい!!私が知らない間に出来上がってました!!

しかも私には教えてくれない(泣)

みんなの会議をこっそり聞いてて知りました!


さてさて。。。今回のトピックスとしては。。。

70歳まで雇用延長努力義務(高年齢者雇用安定法の改正)ですね。

新入社員研修から管理職研修まで全ての研修で必ずお伝えしている、

「人生100年時代」。


キャリアも知識もお金も、自分の頭で考えて、

どう積み上げていくのか?試行錯誤するしか方法はない。

だって上司も社長も先輩も、人生100年時代の経験がないからね。


色んな本を読んでいると、投資とかもたくさん記載されてます。

もちろんお金は大事です。

私が70歳の時に十分な年金はもらえるのか??

答えはNOですね。これは言わずもがなですね。


ではキャリアは???
今までと同じキャリアの築き方でいいか?これもNOですね。


複業という言葉も一人歩きし始めてますね。

もちろん当社も複業全然OKですし、起業精神大歓迎です。

でも間違って欲しくないのは、本業の成果も一人前に出来てない人が複業しても、本末転倒。

複業がうまくいかないどころか、本業も失うことになります。


では本業の成果さえ上げてればいいのか?

これも違う。100年続くビジネスもそんなにないからね。

本業からどんどん新たなビジネスを生み出していくこと。

会社の中で、どんどん新しい組織を作っていけばいいんです。

新規プロジェクトでもいいし、新会社でもいい。

もちろん今やるべき本業の成果をしっかり上げてから。

このキャリアをどれだけ早いスピードで築けるか?の差が大きいと思ってます。

社内独立制度のように組織が1番強い時代がとうとうやってきましたね。

じゃあ私はどうしたいか?

投資や貯蓄を今からして働かずして暮らすか?

今と同じようにフルタイムで働き続けるか?

私は、その中間の。。。それなりに貯蓄もして、今よりもセーブしたスタイルででも働き続けたい。


だって、絶対暇だもの(笑)

人とに接点、社会との接点なくして刺激はなし!

そしてやっぱり人として、誰かの、社会の役に立ってると感じ続けたい。

色んな変化に柔軟に、多くの成長と進化をしながら

人生100年時代という新たな局面に会社も人も変わっていかなくてはいけません。

ホウレンソウって難しいよね

普段は管理職研修が多く、若いフレッシュ(今は死語!?)の新入社員研修はこの時期だけの山口です。

自分では、若者と一緒!って思ってても現実は全然違うことに毎年痛感させられてます。


例えば。。。白い巨塔ドラマ、誰も知りませんでした!!

「財前教授の総回診です〜っ!!」

をトップダウン支配型で説明しようとしても通じないっ!!!(笑)


私のショック心は置いておき、本題に入りましょう。

新入社員研修の中のコンテンツでほぼ全員が悶々と苦しみ、

そしてどんどん出来る様になっていくのがホウレンソウ。

まず結論から話す。報告の仕方の鉄則ですが。。。

これが出来ない。

普通に「こんなことがありまして。。。」と経過から話し出す。

まぁ、普通の会話だと順序を追って話しますよね。

いいことなの?悪い報告なの?

すぐに対応が必要なの?それともアドバイスがほしいの??

相手の立場に立って、何を言いたいのか?

相手に何を望んでいるのか?それを考えてからホウレンソウしようね、と。

するとすぐ出来るようになってくる!


で。。。しばらくして。中間報告に来ない(笑)

上司役の私が「〇〇くん、これはどうなった?」と聞くと

「あっ。まだ確認出来てません!」

報告で1番大事なのは中間報告。

今プロジェクトがどっち向きで、どのくらいのスピードで進んでいるのか?

ズレはないか?漏れはないか?

何か躓いている時に、補足で欲しい情報はないか?

中間報告がないと、気付かないうちに違う方向へ行ってたり、必要以上に時間が掛かってしまったりします。

新入社員研修のマストコンテンツですが、実はこれ、キャリアの長い人も出来てないことも多いんです。

という私自身も、出来てない時もあります。

思いついた時に言うだけ言っといてほったらかし(笑)

そりゃ、結局アレはどーなった??ってなりますよね。

出来てるつもりで、出来てない。

キャリアの長い人こそ、今一度振り返ってみてくださいね。

人との繋がりが成長速度を上げる

先日とある企業様にて新入社員研修を行ってきました。


このご時世ですから、入社して既に2週間経つのに入社後、

私の研修までは技術習得オンライン研修が多かったようで

集合研修時も食事や休憩時間はあまり話せない。

同期なのに、お互いあまり知らない感じでした。


私も2日間宿泊研修でしたが、朝食と夕食はホテルの部屋で一人で食べ、

昼食は講師控え室で一人で食べ。。。

ホテルと研修会場間は専用バスで送迎付きだったんですが、

かなり孤独感 感じますよね(笑)

人事担当者さんも、新入社員の子達には囚人みたいに閉じ込めて可哀想だけど。。。仕方ないんですよねって苦笑されてました。


そこで研修では、色んなワークに取り組んでもらいました。

お互いの第一印象をどう思うか?逆に、どう思われたいか??

自分たちのキャリアについて、どんな風になりたいか?

自分の将来とキャリアの築き方は?などなど。


すると全然考えてなかったことについても話したり、

聞くことによってどんどん具体化していくんですよね。

「今まで考えたこともなかった」ってことがちゃんと具体化されてちゃんと発表できる形になってるんです。


グループワークで発言する機会をなるべく多く取り、

チームリーダーはそれをまとめて発表する。

もちろんチームリーダーは順番に全員やっていってもらいます。


すると半日もしないうちに彼らの顔がどんどん変わっていくんです。

休憩時間も積極的にコミュニケーション取りにいくんですよね。


若いってすごい!どんどんスポンジみたいに吸収していくし、

お互いとっても素直なので、互いに伸びていくんですよね。


例えば、誰かがいいアイデアや意見を言った時管理職研修でありがちなのが

「いいですね〜。でもなかなか出来そうにないなぁ。。。」

のような反応が多い。

否定はしてないけど、めっちゃ肯定もしてないってやつです。


でも新入社員は違う!めちゃくちゃ素直!

「すごいな。同い歳でそんなん出てくる???パクっていい???俺も同じことやってもいい???」って感じで、肯定しまくり。

お互いにいいことはどんどんパクる、アレンジする!

すると全体で伸びていってる感じが彼ら自身もわかってくるんですよね。


人と繋がる。

私が新入社員の時は、毎日同期や先輩と飲み会!飲み会!飲み会!!のオンパレード。

でもやっぱりそこで磨かれることって大きいんですよね。


このご時世、それが出来ない。。。

だからこそ、研修では一方的に教えるのではなくお互いに触発しながら、

気付く、学ぶ、をコロナ前より重視しています。


がんばれ!新入社員たち。人は人で磨かれ、輝くんです!

新しい風が吹く

何と…ブログ更新が約1年ぶりでした(笑)。大いに反省。。。

継続することが大の苦手、小学生の頃から課題の1つです。大いに反省。。。

今期はもうちょっと真面目にコツコツと(一番苦手だけど…)

書いていきます。頑張ります(笑)(すでに弱気…)

さてさて、この1年間、弊社も多分に漏れず、コロナに影響を受けた1年でした。。。

予定していた研修が軒並みキャンセルや中止になり・・・

在宅勤務や時短勤務となり、皆の顔を見ることが少なくなって・・・

改めて、これまで当たり前に出来ていたことへの感謝と

出来ないフラストレーションに苦しんだ1年だったと思います。

とは言え…そんな中でも、弊社にまた新しい仲間が増えました。

3月8日から入社してくれた、元公務員の彼ですが、

公務員とは全く違う会社の風土や制度、そして初めての営業職。

毎日慣れない中でも、一生懸命頑張ってくれています。

この時期ですから新入社員が入社される企業も多いと思いますが

新しいメンバーが入ることで、新しい風が吹く。

これが新規メンバーを迎える最大のメリットであると思っています。

旧来メンバーでは「普通」であることも、新しいメンバーにとっては「イレギュラー」なことは多々。

そこを「なんで?」「本当に必要?」「他に方法は?」を疑問を投げかけてくれるのが、新しい風なんですね。

当社に入った新しい風も、色んな意味で刺激になっています。

今まで当たり前にしてきたことや、当たり前に疑問に思わなかったことに着手出来てきました。

私自身も、マジでちゃんとしないとこれはあかんわ…と背筋が伸びます(笑)

だって、超安定の高収入のしかもすごい難しい試験突破してまでの公務員辞めて

当社に入ってくれたんですから。絶対に転職して良かったって心底思ってもらわないと…!!

明日より全員在宅勤務実施の当社

CAREER CHEERS

コロナウィルスの影響により、ここ連日、日本政策公庫や大阪産業創造館にて融資の申込やコロナウィルスの認定を受けに行きました。並ぶこと3~4時間。こんなにコロナの影響を受けている企業が多いことを改めて痛感している毎日です。しかも、4月になったので、今後ますます増えていくとのこと。気が滅入りますね。

中には、審査の際に号泣されている方も数名お見受けしました。このままでは、社員の給与を払えない、何とかしてほしい、という切実な声です。その場にいるのもつらくなりました…(その状況下で若干キレている人がいるのが何とも大阪らしいと言えば、大阪らしいですが(笑))。

観光業、サービス業などかなりの影響を受けられている企業も多いですね。特に大阪でもここ数年でインバウンドが進み、また今年開催予定だったオリンピックに向けて観光産業がかなり伸びてきていました。心斎橋周辺では、日本人の方が少ないんじゃないの?というくらいの観光街になっていましたよね。その企業が今、まさに影響を大きく受けているんだと実感しました。

特にここ数日、東京はもちろんですが、大阪も外出自粛を含め、様々なことが変わりつつあります。世界的に見ると、まだまだ日本はイタリア、スペイン、アメリカほどではないにしても、そうなる日も近いと言われています。

このような状況において、弊社でも明日から全員在宅勤務を実施することに致しました。元々創業以来、在宅勤務でも可能なインフラは整えていたのですが、これまで在宅勤務に踏み切らなかった理由は、昨年入社してくれた新人くん(営業職)がいるからです。

その企業においても同じですが、キャリアの長い人や、事務系の職種は在宅勤務でも仕事はあります。(その管理方法やマネジメントについては難しいところもありますが…)多くの企業の経営者様とお話ししていて、一番悩ましい問題が、新人の育成を在宅勤務で出来るのか?です。特殊な専門知識が必要で、研修を何か月も有する職種であれば、もしかするとそれは可能なのかもしれません。しかし、営業職(特に新規営業を中心に行う)で新人の場合、在宅勤務にすること、イコール仕事がそれほどないんです。

弊社も同様の理由で、新人くんの在宅勤務をどうするのか?その間の仕事は何をしてもらうのか?育成はどうすべきか?がなかなか明快な答えが出ず、これまで通常通り出勤してもらっていました。

ただ、現状の状況を鑑み、またメンバーとも本人とも話し合った結果、皆で何とかできそう、という感覚を得た、という気がします。こういう時だからこそ、知識を増やす、ということも1つ。大阪市内に会社があることもあり、これまで大阪市内を中心に営業活動をしていたけれども、自宅周辺にしてみてはどうか?など様々なアイデアも出てきました。

兎にも角にも、今の状況においては、社員とその家族の安全を最優先とし、ZOOMやチャットワーク、dropbox、サイボウズなど、オンラインで出来ることをもっともっと増やしていき、これまでの絆や信頼関係を大事にしつつも、この未曽有の危機を共に乗り越えていきたいと思います。お客様、お取引先様にはご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、ご理解ご了承のほど宜しくお願い申し上げます。

【若手社員にお勧め】大合格(中田敦彦著)

今回のお勧めの1冊は「大合格 参考書じゃなくオレに聞け!」(中田敦彦さん著/KADOKAWA出版)です。

これは、基本的には受験生に対して、大学合格に向け、勉強の仕方や合格へのステップ、その時の気持ちの持ち方など、基本的には高校生からの質問に対して、答える本なのですが、その内容はそのまま若手社会人にも通じるところがたくさんあります。そして、さらさらっと読めるので、1時間弱で読破出来ます。めちゃくちゃ易しい言葉で書いてあるし、読みやすい1冊ですね。

その中から、若手社員に向けてのメッセージにもなるところ。私も若手研修ではよくお伝えしている内容です。

(1)自分に甘い言い訳をするな。

弊社に社員にも、若手研修でも良くお伝えします。まず決まること、決めたら退路を断つこと。「決断」とは決めて絶つことです。「時間がないから」「上司が教えてくれないから」「不景気だから」「自分にはまだそんなスキルはないから」などなど。言い訳なんて、いくらでも思い付きます。自分を甘やかそうと思えば、いくらでも甘やかすことが出来ます。まず、その言い訳をする癖を断つこと。これが大事です。

(2)人生は選択肢が多い方が幸せになれる近道

これも同様によくお伝えします。人生は選択肢の連続です。自分自身で責任をもって後悔しないように、選択をしていくのです。学校選びも職業選びも、どんな仕事をしてお客様に満足してもらうのかも、全て選択です。誰かに無理やりやらされているうちは、いつまでも自立しません。自ら選択するのです。では、その選択肢が1つしかなかったら?この会社しか入れない。この仕事しか出来ない。それは不幸です。たくさんの選択肢から選べることが、すなわち幸せそのものだと思うのです。あれも出来る、これも出来る、でも自分が一番したいのはこれだ、という風に。だからこそ、常に情報を取りに行き、勉強しインプットを増やす。出来ることを増やしていくんです。

社会人になると、給与をもらってこの勉強をさせてもらいます。こんな仕事がしてみたい、こんな人と関わりたい、こんな風に生きてみたい、それらを叶えるには、それだけのスキルと情熱がなければ出来ません。だからこそ、受け身ではなく、自分で仕事を取りに行く、創っていく、その姿勢と気概が必要になってきます。

(3)大きな夢が、大きな目標を創り出し、大きな1歩に繋がる

これも研修でよくお伝えすることの1つです。とにかく大きな夢を描いてみよう。大きな家に住みたい、かっこいい車に乗りたい、年収1000万円欲しい。それはまだまだ小さな夢です。私欲とも言いますね。大欲を抱くことが大事です。歴史に名を残したい、世の中から飢餓を失くしたい、などなど。大欲を抱きましょう。そのためには、もっともっと良質の欲を育むことだと思います。

よく、ゆとりさとり世代の特徴として「無欲・無努力・パラサイト」と言われます。「何もやりたいことがない」といった無欲が象徴的ですね。どんな仕事でもいいから、定時に終わって、ワークライフバランスを充実させたい、とね。これもこれで悪くないと思いますが、個人的には、「たった1回の人生だよ。本当にそれでいいの?」と思います。40代、50代になれば、当然体力もないし、頭もフル回転できる時間もどんどん減ってくる。休息はいくらでも年を経ってから出来ますから。若いうちにしか出来ないこと、もっともっと楽しんでほしいと思います。

という。。。ビジネスにも共通することがたくさん書かれている本です。受験生や高校生もとっても役に立つし、もちろん子育てにも役に立つ1冊です。でも若手社会人に是非読んでほしい、そんな1冊ですね。

【経営層にお勧め】史上最強のCEO(ジェームス・スキナー著)

今回のお勧めの1冊は、「史上最強のCEO」(ジェームス・スキナーさん著作/フローラル出版)です。既に100万部以上のベストセラーなので、読んだ方も多い1冊ではないかと思います。

あまりに面白く、そして内省することが多い1冊で、あっという間に1時間弱で読める1冊でした。読みながら、セミナーや合宿に参加したくなる、そして思わず検索してしまう1冊でしたね(笑)

全てが共感、そして学び深い1冊でしたが、「ビジネスとは、世界のニーズを満たすという作業」というフレーズに心がドーンとなりました。そう。まさしくその通りなんです。儲けるとか、雇用を生み出すとか、そういうこと以上に、お客様のニーズをどう満たすのか?お客様の真の求めていることを満たす作業なんだと改めて痛感しました。

また、現代はインターネットがあり、世界人口78億人、88兆円というビジネスマーケットというこの状況で、出来ない商売がないということ。ここにも内省しました。現在コロナウィルスの影響で、弊社も研修が中止やキャンセルになったり、採用ニーズが減少したりと、この1か月で色んな影響を受けています。しかし、そうではない!これだけ世界が広がっていて、逆に世界は狭くなり、ビジネスチャンスはいくらでもあるんですよね。

また新規事業を考えるときに、顧客は何を求めているのか?どうしたらそのニーズを満たすことが出来るのか?については、非常に良く考えますし、リサーチもします。競合はどこになるのか?競合とのサービスの違いは何か?価格はどう違うのか?などなど。しかし、この本にあるように、抜けていたところが、「小さなマーケットでシェアを取る」こと。(オウムの本の例ですね。)

弊社は零細企業なので、色んな新規事業を考えるときに、ついつい「マーケットシェアは取れない」という大前提で進んでしまいがちです。そして、「もうこの世の中にないものはない」という概念も同時に出てしまう。

でも違うんですよね。本もたくさんあるし、動物関係もたくさんある。動物の飼育に関する本もたくさんある。しかしオウムの育て方に関してはない、という風に小さなマーケットでシェアを取ることが、大事だと改めて感じました。

本を通して、やはり社長が一番あかん!ということ。本当にそうです。ここ、本当に反省です。まだまだもっともっと出来ることがある!とっても勇気を頂いた1冊です。私の場合は怠け者です(笑)。もっともっと自分が動かないといけないし、もっともっとチャレンジしていかないといけない、と強く思いました。

今月決算月。来期に向けて、色んな計画をしています。キックオフ研修の資料作りに、この本のエッセンスもかなり入れていきたいと思える1冊でした。

【経営者にお勧め】Employee Happiness 社員幸福度(桑野隆司著)

今回のお勧めの1冊は、「Employee Happiness 社員幸福度 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました」(桑野隆司さん著・クロスメディアパブリッシング発行)です。

3月は弊社は決算月。4月からの来期のキックオフ資料や経営指針書を、ちょうど今作っています。そして、この本。めちゃくちゃ参考になりました。考え方も本当に賛同共感できるし、やっている取り組みも既に弊社でもやっていることが多くあって、更にいくつか参考にさせてもらいました。

まだまだ零細企業である弊社では、やはり社員の幸福度をものすごく大切にしています。満足度ではなく幸福度。ここ、全然違います。弊社では充実度とも言うかな。例えば働き方改革。通り一遍的に育児中の社員は時短に、なんてことは幸福ではない、という考え方も全く一緒です。人はそれぞれですから、時短で働きたくない人もたくさんいます。また働きたい時間も日によって違う、というのも女性ならでは、というところ。だから通り一遍的に働き方改革を行っても社員は幸せにならないんです。

残業も然りです。残業がないことが幸せである、とは思いません。だからと言って、残業はほぼ皆無に等しい弊社ですが…。残業してもやりたい仕事にならないといけないと思いますし、働きたい(働ける)時間というのは、毎日違うものです。ですから、弊社ではフルフレックス制度を導入しています。

また、この本を読んで、早速弊社でも実施したのが、社員充実度アンケート。いろんな質問内容を参考にさせてもらいました。社内にライバルがいるか?憧れる人がいるか?この人のためなら頑張ろうと思える人がいるか?という質問は、なるほど!と唸りました。

また、社員の大切な人を大切にする、この考え方にも大変共感できます。社員にとって一番大事なのは自分と家族です。その家族を大切にしてくれる会社でなければ、意味がないと思います。ですから、弊社では社員の家族も同伴の社員旅行や社内イベントを実施していますし、社員の子供にはお誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントがあります。ただ、この本を読んで、勤続年数貢献度にも何かしたいな、や結婚記念日や奥様や旦那様の誕生日にも何かしたいな、という気付きが得られました。

まだ現状弊社の規模では出来ませんが、今後もう少し人数が増えたら参考にしていきたいのが、より良い競争環境を作る仕組みです。社員数が20名以上の会社であれば、この競争環境を作る仕組みも参考になると思うので、是非!

小さな会社には、大手企業では出来ないことも出来ます。小さな会社だからこそ出来ることもたくさんあると思っています。そんな成功事例がたくさん紹介されている1冊。なによりも社員の血が通っている会社にしたい経営者にはお勧めの1冊です。

この本に書かれていることの3/4以上は既に弊社でも実施済なので、これは10年連続黒字になるってことのお墨付きでしょうか?(笑)来期のキックオフが楽しみになる1冊でした!

【管理職にお勧め】管理職1年目の教科書(櫻田毅著)

今回のお勧めの1冊は「管理職1年目の教科書」(櫻田毅さん著作・東洋経済新報社)です。最近コロナの影響で、出張や研修が中止や延期になり、普段よりも本を読むペースが上がってきてしまっているこの頃です。仕方ないことですが、ここは第2領域を充実させる時間だと思って、日々インプットを増やしています。

さて、この本、管理職になりたての方に特におススメですね。外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール、とサブタイトルが付いている通り、日本企業では当たり前になっていることを前提から疑う、というところが面白いですね。なかなか決断できない日本企業のよくある「あるあるケース」がたくさんあります。

人の育て方にも、かなり納得のあるルールがたくさん紹介されています。例えば…本人任せの無責任な「失敗から学べ」をやめる、です。これも現場でよく聞くあるある。「たくさん経験させてあげているのに、全然失敗から学んでないですよね。むしろ失敗することを恐れて、失敗すらしないんです。」とよく管理職の方々から相談されます。

失敗すらしない、というのは、そもそも何も経験させていないからなんですよね。上司の描いたとおりに動いている限り、ほとんど失敗しませんから。だからこそ、部下本人に考えさせることが大切ですし、それが成功に繋がる失敗になるように導いていかなければいけません。そのプロセスも丁寧に書かれています。

また、忙しいことをアピールするのをやめる。これも大いに賛成共感です。管理職が一番忙しいのは、アピールしなくても当たり前。アピールすればするほど、部下は相談しにくくなりますし、また自分はそんな上司になりたくないと、管理職になりたがらない人が増えるだけです。もっともっと余裕を見せないといけません。

でも、日本企業の多くにおいては、「忙しいとアピールすることが、優秀だ」みたいなバカげた当たり前があることも事実です。優秀だから、俺忙しい、みたいな感じです。

「忙しい」「難しい」「大変だ」このようなネガティブワードは自分自身の脳にもネガティブな思考を植え付けていきます。英語圏の人たちは、忙しいの代わりに「チャレンジだ」という言葉をよく使うそうです。するとポジティブなイメージに変わりますね。

私も研修でこのポジティブワードを使おうというメッセージをよくお伝えします。「疲れた」ではなく、「頑張った」という言葉を使うようにする。すると人間は疲れないんですよね。「頑張った」という言葉は、明日に向けての活力になります。「大変だよね」を「遣り甲斐あるよね」という言葉に変えていく。

これは自分自身にも有効ですし、部下や周りの人への影響も大いにあります。ネガティブの言葉をよく使う上司は、あの人に相談しても…と思われますし、逆に、ポジティブワードをよく使う上司は、頼りがいもありますし、何より何とかしてくれそう、と思われます。

この本に書いているには、心構えや考え方が全てなので、何か大きな仕組みや仕掛けは必要ありません。大手企業でも中小零細企業でも通じることばかり。ぜひ、管理職になりたての方に読んでほしい1冊ですね。