【管理職のお勧め】エゴグラムが教える最良のリーダー(塚田治著)

今回のお勧めの1冊は「エゴグラムが教える最良のリーダー」(塚田治さん著作・日本実業出版社)です。

いつも管理職研修のコミュニケーションスキルのプログラムでエゴグラムを活用してます。自分自身のコミュニケーションの型を知って頂き、どのような対応をしていくのか?を考えてもらっています。やはり皆さん、自己分析大好きで、いつもたくさんの質問を頂いたり「僕のを見てください!」と言って頂きます。研修後もこのエゴグラムに関するご質問も結構頂きます。

そんな皆さんにお勧めなのが、この1冊。エゴグラムからみる自分自身の特徴やその対策など、結構簡単に学べます。さらっと読めちゃいます。

特におすすめなのが、第3章。リーダーとしてあるべきコミュニケーションの取り方が具体例を挙げて詳しく書かれています。「I am OK/ You are OK」のコミュニケーションが取れなければ、リーダーとしては厳しい。確かにその通りです。そのために関心を持って傾聴すること。これは基本中の基本ですよね。

関心を持って傾聴した上で、正しく評価すること。この正しく評価することが、出来ていない場面が多くあります。ついつい人間なので、感情が入ってしまう。「まだ出来てないね。(何度言ったらできるんだ!?)」ですね。あるがままの事実をちょこちょこ小出しにして冷静に言うこと。これが大事です。でもついつい人間なので、感情交じりに言ってしまう。そして返答のチャンスを奪ってしまう。で、矢継ぎ早にガンガン言ってしまう。よくありますね。

そして最後は、期待をすることです。これには、雰囲気作りも大事。多くのストリークを与え、成功するたくさんの機会を作る。そして小さな成功をほめる。この期待の掛け方も間違って、かなりのプレッシャーのみを与えてしまっている場合も多いですね。

先日管理職研修のご相談を頂き、商談してきました。その時も「そうなんですか!!??僕たちの時代はそんなこと言われませんでしたけど…時代が違ってるんですね。」確かに、時代は変わっています。しかし、傾聴すること、ほめることは結構昔からずっと言われてるんですよね(笑)。少し昔と違うなと感じるのは、昔の上司と部下は「かなり言い合って、腹を割って…」みたいなことを経験している方も多いと思いますが、今はこの「言い合って…」みたいなところがないような気がします。「どうせ分かってもらえないし…」「言っても無駄…」こんな風に捉えている若者が多いような気がしますね。

部下とのコミュニケーションに悩んでいる方は、自分自身の傾向を知ると、「自分はそういう傾向があるから、ここちょっと注意しとこう。」「自分はすぐ言いすぎちゃうから、半分くらいで止めておこう。」となります。エゴグラムは、自分自身の傾向が分かるので、お勧めですね。

コロナウィルスによる学校休校により、在宅勤務や時には子連れ出勤中の当社。

連日のコロナウィルスの影響で、学校休校により働くママにとっては、働くても出勤できない状態や、感染が心配だけど預ける先がなく学童保育に預けなければいけない状態の方々、多いと思います。本当に大変だなと思います。私もサラリーマンの時であれば、実家に預けるしか方法がない、と嘆いていたと思います。

当社では、創業時から子連れ出勤OK、在宅勤務OKです。これは働くママである私自身が実際に会社努めをして「どうにかしたい」と思っていたこと。やはり母である私としては、ずっと預けっぱなしで子供と一緒にいる時間が少ないことは、正直罪悪感も感じるし、事実色んな場面を見逃していて、さみしい。でも仕事は続けたいし、むしろバリバリ働きたい(笑)。なので、在宅勤務で家に居ながら仕事が出来たらいいのになぁ、と思っていました。

また来客や訪問などどうしても外部の方と会わなければ仕事にならない、ということもたくさんあります。PCに向かってする仕事であれば、在宅でも出来るし、いまではオンラインも出来るけど、中にはやはり顔を見て、ということも多々あります。また経営者という立場上、社員のみんなの顔も見たいし、会社に行かないと出来ない仕事もあります。そんな時には子連れ出勤です。

当社は私がこうゆうスタンスなので、基本的には全社員このスタンスです。(子供がいないメンバーは除きますが…)これまでもインフルエンザなどでの学級閉鎖や日曜参観日の振り替え休日での月曜日出勤時など、子連れ出勤や在宅勤務をしてもらっています。

また、当社の社内イベントは社員旅行、懇親会イベント、忘年会新年会に至るまで、ほぼ全て家族同伴OKとしています。当然お子様のいるメンバーは子供を連れてきてくれます。(ときには旦那様や奥様も。)ですので、私の子も、会社に行くのも、会社メンバーに会うことも、皆が仕事をしている環境の中で、宿題をしたり、一人遊びををしたり、ゲームをしたり(この時間結構長いです(笑))、が普通になっています。

昨今のこの状況下で、当社としては当たり前にやってきたことなので、違和感なく何の弊害もなく出来ますが、そうではない会社も多いと思います。また接客業や医療関係など出来ない会社もたくさんあります。そうした働くママに対して、何かお役に立てないかな、と考える今日この頃です。

具体的な方策はまだまだ思い浮かびませんが…例えば助成金や色んな制度ももちろんなのですが…。それ以前に職場内での「大丈夫だから、子供さんと今日は居てあげて」「お互いに子供を預け合うっていうのはどう?」「輪番制にしようか?」といった「コストのかからない助け合い」がたくさんできるのではないかなと思ったりもします。また、そういう風土や信頼関係が普段から築けていることも重要ですね。今の時代だからこそ、思いやりを持ってお互い助けあって働き続けることが求められているような気がします。

【働く人にお勧め】2022これから10年、活躍できる人の条件(神田昌典著)

今回のお勧めの1冊は、「2022-これから10年、活躍できる人の条件」(神田昌典さん著作/PHPビジネス新書)です。

2012年に書かれた本なので、今となっては、ん???違うよ。という部分はもちろんあります。例えばiphoneはなくなっている、とありますが、全然そんなことはない(笑)ですね。2024年には会社はなくなる!?とありますが、これもないですね。ただ、働き方改革やリモートワークなど、それに近いことはあるような気もします。

共感できるところもあれば、そうかなと思うところもあった本ですが、最も私が共感したのは「電機メーカー勤務 25歳 サラリーマン3年生徒の対話」というところですね。これまで、会社では人は育たない、キャリアも望めない時代になるという内容がずっと続いていたのですが、最後の章にそれが覆されるんですね。

人生ゲームのルールという表があり、これは、オーストリア出身の思想家シュタイナーが、幼児教育において7年周期を説いていることにインスピレーションを受けたもので、それに米国メリーランド大学、キャロル・S・ピアソン博士の元型論、そして著者が開発に関わった春夏秋冬理論を複合して作成したチャートです。15~21歳までは戦士であり、障害やチャレンジの年、22~28歳までは世話役で、他社の必要性や依存に気付くこと、そして29~35歳までは探求者であり、不満足、離別、空虚感、機会に気付くこと、とあり、それが84歳まで続きます。

つまり28歳までの世話役の間は、修行の期間である、ということなんですね。会社での理不尽なこともあるだろうし、ダメダメ上司もいるだろう。しかしそれらの経験から人間力が磨かれ、その後の探求者となった時に、花が開く、というわけです。ここには非常に共感できました。

昨今、働き方改革もあり、給与がなかなか伸びないという背景もあり、副職が盛んに言われています。私もfacebookをしてますが、「家に居ながら年収1000万」みたいなことを書いている人、たくさんいます。さらにはここ数か月、コロナウィルスの影響もあり、個人事業主になろう、LINEで広告するだけで大儲け、や色んなネットワークビジネスの方々の投稿はどんどん盛んになっているように感じます。もちろん成功している人もいるでしょうが、その陰で借金ばかりを背負っている人の数はおそらく数十倍から数百倍いるんじゃないかな、と個人的には思います。

特に若い世代には、この理不尽から学ぶこと、を是非知ってもらいたい、と思います。だからと言って、理不尽になっちゃいけないんですが、組織の中でしか学べないこともたくさんあります。上司や先輩から教えてもらえること、お客様から教えて頂けることは、かけがえのない財産になります。安易に独立起業という雰囲気の中、是非この本を読んで頂きたいですね。

面接時の1on1質問力UP研修を実施しました。

先日、約1か月間かけて、とある企業様にて新卒採用及び中途採用時の1対1の面接での質問力UP研修を実施してきました。おかげさまで大好評いただき、皆様とても学び深く、ご質問もたくさん頂きました。ありがとうございます。

その中で、いくつかの質問をご紹介します。まずは1つ目。。。

「コンピテンシーを分かるためのキラークエッションってありますか?」

そうですよね(笑)。何とかこの質問をしたら、分かる!みたいなキラークエッションがあれば、嬉しいですよね。ところが…残念ながらありません。ですので、質問をどんどん深堀して、彼らの労働観や仕事観を聞いていくしかないんですね。しかもある程度皆さんトレーニングしてきますから、より具体的に、過去の行動特性を深堀していくしか方法がありません。「実は…」という言葉が彼等から出るように、深堀していってください。

次の質問事例です。2つ目です。

「人見知りの自分を変えたい」が志望動機にある場合、変われるポテンシャルがあるのかないのかを見極めるポイントが あれば教えて頂きたいです。新卒にかぎらずアルバイトの採用でもよく聞くワードで、「自分を変えたい」というのは ハードルの高いチャレンジでもあり、意欲は買いますが、それに取り組む覚悟が本当にあるのか見極めるのが難しいなと 感じています。 何かアドバイスがあればお願い致します。

見て頂きたいポテンシャルは「積極性」と「行動力」です。 ご本人が自分自身で「人見知り」と思っていらっしゃっても、社会に出てから大きく変化する方は多くいらっしゃいます。 また、そのようなお気持ちを持っていらっしゃる方は、是非チャンスをあげて頂きたい、が私個人的な意見です。 とは言っても、本当に「自分を変える」ことが出来るのか?ですが、これは「積極的に行動する」ことで変化成長することは可能です。 過去に、「どれだけ行動しているのか?」を重点的に面接で掘り下げて頂ければと思います。 一般的に内向的な方は、この行動力がなかなか伴わないことが多く、気持ちはあっても行動できない、という方も多く見受けられます。 ただ、初対面でなければ、行動している、という方もいらっしゃいますので、その点を深堀して頂ければと思います。

最後の事例ご紹介です。

5回深堀して質問とのことでしたが、就活練習をやりこんでいる学生には、本当に5回の深堀で本当の姿が見えますで しょうか。練習に練習を重ねてきている場合を想定しての、有効的な質問法はありますでしょうか?

ぼんやりした質問(○○はどうですか?)ではなく、より具体的な質問をして頂ければ 5回以上の質問を掘り下げていくことで本来の姿が見えやすくなります。 続くのであれば、5回ではなく、10回、15回とどんどん深堀して頂ければ、より見えやすくなります。 1問1答ではなく、5回以上の掘り下げを是非お願いします。 共感し、深堀を続けていただくと、面接ではなく「世間話」をしているようになってくる、これが一番ベストな状態です。 「実は、こんなことがあって…」「実は、僕はこう思ってたんですが…」というように、 「実は…」という言葉がたくさん出始めると、これは練習ではなく、本来の姿が見えている状態です。 そのためには、共感と「もっと知りたい」雰囲気を出していただき、具体的な質問を投げかけて頂くと効果的です。 応募者の返答に「そうだよね。」「それは大変だったよね。」「それは面白いですね」「へぇ。そんなことがあったんですね!」といったように、共感をして頂き 「それでそれで?」と応募者がどんどん話したくなるような質問を投げかけて頂ければと思います。

面接は何度やっても、むしろ経験が増えれば増えるほど、先入観や思い込みも同時に形成されやすくなるので、難しくなります。限られた時間の中で、見抜く、というのは本当に難しいものです。是非参考にしてみてくださいね。

【議論するのにお勧め】お姫様とジェンダー(若桑みどり著)

今回のお勧めの1冊は、「お姫様とジェンダー(アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門)」若桑みどりさん著作(ちくま新書)です。

はっきり言って…この本は議論するのにおススメですが、この内容に私は全然理解も共感も出来ません。シンデレラや白雪姫、その他諸々のおとぎ話が「女性を受動的に」してしまっている、という内容です。確かにそうかもしれません。歴史としてはそうかもしれませんし、事実そうなんだと思います。ただ、この現代において、「待っているだけでいつか白馬の王子さまが来てくれる」「そのために美貌を磨き、おとなしく主張せずただただ待つことが全てである」と、私たち女性は思うでしょうか?

私も小さいころからプリンセスは大好きです。私の娘もプリンセスが大好きです。でも自分自身がプリンセスのように、仕事もせず「きれいで思いやりがあり、男性を支える存在になれば、人生ハッピーになれる」と思っていませんでした。それはそれ、これはこれです。小さいころからプリンセスのようにかわいくありたい、とは思ってましたが、それは、男性に受け入れられやすいから、や男性を支えるために優しさが必要と思ったことはありません。ただ、自分がキラキラしているプリンセスって素敵と思ったに過ぎなかったように感じます。

ジェンダーの歴史や、それを取り巻く時代などを学ぶのにはいい1冊だと思いますが、この本が書かれた2003年を思い返しても、本当に女性はそんな風に思っていたのか?と疑問を感じずにはいられない1冊です。ただ、この本の中で大学生の彼女たちの感想や感じたことがそのまま掲載されているのですが、ただその内容に驚嘆せずにはいられません。

この本が書かれてから約20年。時代は大きく変わりました。当然ながら男女の別なく働ける社会になりつつあります。もちろん男性が女性を理解し、育成方法や指導方法に取り入れていくことは、これからの時代ますます必要になるでしょう。

この本で著者が最も伝えたいメッセージとして「自ら目覚めよ」とあります。つまり女性たちに対して「待ってるだけではだめよ。自分で自分の人生を切り開いていかなければ、幸せにはなれないわよ!」と伝えています。ここには大いに共感できます。ただ、20年経った今、これは女性だけではなく、男性でも言えることで、何も若者だけではなく、年配者にも同じように言えることです。

時代は今、大きく変わっているし、まだまだもっともっと変わっていくでしょう。この時代の変化を感じることと、それに備えることが必要です。しかし、時代の変化を感じない人、感じているけれども変わりたくない人、変わりたいけれども何も行動しない人、ここが多いように感じるのです。

この本はこれまで読んだ「役に立つ」や「なるほど」といった納得や共感は、残念ながらあまりありませんでした。読みながら何度も「腹立つ!」と読むのを中断したくらいです。しかし、是非この本を基に、女性たちと男性たちと「どう感じたのか?」を議論していきたいと思える1冊です。

今の大学生って…大変だと思うこと。

先日、母校のMEET UPに参加してきました。母校としては初めて、起業家同志や起業を目指す学生を繋ぐことを趣旨とした会合を開催され、その栄えある第1回にご招待頂き、参加させて頂きました。そこで、出会った大学1年生との会話から思ったこと。

「将来、起業するのかどうか分かりませんが、就職するにしても起業するにしても、先輩や先生から大学時代から学ぶことを進められていますが、一体何をしたらいいんでしょうか?」

マジですか!!??私が大学生との時には、将来のことも正直真剣に考えたこともなく(多分なんとかなるだろうと思っていたし、自分がどうなりたいかなんてことも漠然とも描いていなかった…)、何か学ぶなんてこともなく、ただひたすら、学校で遊び(ここは先生方にもよく言わないで、とご指摘頂きますが…)、アルバイトに明け暮れ、毎日遅くまで飲んで語って、休みの時には旅行に行って、と絵に描いたようなダメダメ学生を満喫してました。

そこで、聞いてみました。「何に興味があるの?」

「何にも興味がないんです。なので何をしたらいいのか分からないので、取りあえず資格を取ろうと勉強しています。」

またまたマジですか!!??私なんて、学生との時も今も、興味がありすぎて、目移りしてしまっていかん!と思うことも多々あるくらいです。ではでは…「楽しいことって何?」と質問を変えてみました。

「それもないんです。何か心が躍ることとか…そういうのがなくて困ってます。」

三度目のマジですか!!??です。いやいや、きっとそんなことはないよ。スポーツとか、趣味とか、時間を忘れてしまうようなことってないの?

「テニスは小さいころからずっとやってるんですが、だからと言ってテニス選手になれるわけでもないので、今はテニスのコーチのアルバイトをしてますが、それでいいんですかね??」

それでいいのよ!!大学生の時って、人生の中で唯一「自分探し」をしてもいい時だと思うのです。でも自分探しって何かを勉強することでも資格を取ることでもなく、色んな人と出会い、いろんな経験をして、そこから自分の芯を作っていくことだと思います。これが唯一人生で公に認められている時が学生時代だと思います。

なので、大学生の時こそ、大いに遊び、かけがえのない友人をの時間を作っていってほしいと思います。それがこの先の長い人生できっと彼らの芯となり、そして辛い時には彼らを助け支えてくれるものとなります。

それにしても、今の学生って大変過ぎませんか??1年生の時からインターンシップ活動やボランティア活動をして、それが就職に優位に働くと信じて止まない。もちろん多少優位に働くこともあるかも知れません。またこれらの活動を通じて自分の芯を作ったり、同志を見つけることもあると思います。ただ、目的が違うんです。就職に優位だからやろうでは、なかなかここが見つからない。いろんな人と出会おう、いろんな経験をしよう、という目的なら、見つかることもあると思います。

是非就活のための活動を辞めてほしい。就活でいい会社に入社することがゴールになってしまいます。仕事のスタート地点に立ったばかりなのに、それでは実際に働いてから心が早くに折れてしまいます。

また、友人との飲んで語ること。これは就職には役に立たないと思われていることが多い。これも間違いです。直接は確かに何の役にも立たないかもしれない。でももっと長い目でみると、彼らから受けた刺激や交わした言葉、考え方の相違点を受け入れ共有し、新たな視点で物事を見ること。これは就活だけれはなく、人生において大いに有益です。というよりもないと困る、レベルです。貴重な4年間、是非自分探しのために、色んな活動をしていってほしいと思います。

【管理職以上にお勧め】妻のトリセツ(黒川伊保子著)

今回のお勧めの1冊は、「妻のトリセツ」(黒川伊保子さん著作/講談社+α新書発行)です。

ここ数年、女性活躍推進の動きが各企業様でもかなり活発になっており、有難いことに毎年色んな企業様にて女性活躍推進研修や女性キャリアデザイン研修を実施させて頂いております。女性に向けての研修はもちろんですが、女性を多く持つ男性管理職向けの「女性部下とのコミュニケーション研修」もここ数年、飛躍的に多くなっています。

「女性の考えていること、よく分かりません。」

「どうして、今そうなるの??」

という男性からの質問が研修でも多く、なかなかご理解して頂くのが難しいところです。そこで、知識を増やそう&もっと分かりやすい例えが出来ないかなと、昨年読んだ1冊です。

ジェンダーコミュニケーションの基礎から、脳の仕組み、そして太古の昔からの培った男女間の習性や役割の違いなど、ものすごく分かりやすく書いてあります。また、例え話もタイトル通り「妻」なので、非常に腑に落ちやすい。

同じ女性ですが、なるほど、ふむふむと頷く場面がたくさんあります。 男性だと「そんな風になってたのかぁ…」と思うところ満載ではないでしょうか? また、「え?これ普通でしょ?」と思うところも多々あり、「これが男女の違いかぁ」と男性とのコミュニケーションを学ぶ1冊としても有りな1冊です。

コミュニケーションとは、相手を理解し、また自分自身を理解してもらうために取る方法であること。そのためには、相手のことをまず理解する必要があります。言葉ではなく、なぜそう感じるのか?ここにジェンダーの違いがあり、記憶の残り方や整理の仕方も異なります。

女性部下を持つ管理職の方々には、彼女たちをよく知る1つのきっかけになる1冊であり、また女性にとっても、男性にはこうゆう風に理解されやすいのだと理解する1冊でもあると思います。

【管理職以上におススメ】アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」につくり方(マイケル・アブラショフ著)

今回のお勧めの1冊は、「アメリカ海軍に学ぶ『最強のチーム』の作り方」(マイケル・アブラショフ著/三笠書房)です。

ダメダメだった軍艦ベルフォルドを海軍№1と言われるまでに改革したときの数々のエピソードを通じて、最強のチームの在り方、そのリーダーシップの在り方が、臨場感あふれるストーリー展開でハラハラドキドキしながら楽しめる1冊です。

所謂自己啓発本やノウハウ本のように、固い感じではなく、小説を読んでいるかのような感覚で読めるところが面白い!に尽きます。

アメリカ海軍と聞くと、超絶トップダウン!命令は絶対!意見はするな!上官は神様!的なイメージを持ってるかと思いますが、全然違う。

艦長でありながら、現場を訪れ、一人一人の顔と名前、家族構成、趣味を覚え、声掛けし、会話を通じて、心を通わせていきます。命令ではなく、傾聴。彼らの心の声を聴くことから始まります。

リーダーの人としての一貫性を持ち、ミッションを共有する。厳格なルールがありながらも(時には破り)、自ら考え、自ら学びたいと思える環境を創り続ける、原則に沿いながらも、なるほど、と唸るシーンがたくさんあります。

私も日々、管理職研修で多くの管理職の方々にお会いします。色んなご相談も頂きます。

「組織が大きすぎて、なかなか自由に出来ないんですよね…。」

「大手企業ならそれは出来ると思いますが、うちは小さすぎるから難しいんですよね…」

「とは言え、日々の仕事がたくさんあって、なかなか時間的余裕がないんですよね…。」

もちろんそれも分かります。忙しいことも、十分分かります。でもこの本を読んで思うこと。あんなに大きな(世界一大きな組織と言ってもいいんじゃない?)アメリカ軍という組織でも出来てます。

そしてやっていることも、1つ1つはお金のかかることではありません。(すごいシステムとか、そうゆうのは入ってません。)つまり中小零細企業でも真似できます。

軍隊に入ったことはありませんが…命の危険や国を守るという業務は、私たちの仕事よりも多分めちゃくちゃやること多いんじゃないかしら??ということは、時間的余裕とか関係ないと思うんですよね。

マネジメントやチームビルディングの要素もたくさん学べるだけではなく、「私でも出来そう!」と勇気をもらえる1冊だと思います。

ポジティブシンキング研修は、プライベートでも使える!!

今日は、とある企業様での管理職研修2回目。今日の内容は、ポジティブシンキングを導き、自主的行動を促す会話の仕方(聴き方)、です。

今日の企業様は、若手社員とアルバイトリーダーが対象の方々。というのも、アルバイト・パートスタッフさんの多い業種なので、20代前半の社員の方々や、アルバイトリーダーの方々が、実際に現場で、数十人のアルバイト・パートさんを指揮し、まとめています。

いつもの管理職研修では、参加者が40代以上の圧倒的男性という感じですが、今日は6割以上女性、そして若い方々多い、といういつもの違った風景です。

アルバイトリーダーさんにとって、このマネジメントはすごく難しい。やはり心のどこかで、「だって私アルバイトなのに…そこまで言っていいの?」という遠慮があります。若手社員さんも同様、「アルバイトさん、みんなお母さん以上の年齢で…どうしたら年配の女性の方々に動いてもらえるんでしょう?」といったお悩みもあります。

前回は、時代背景や、今の時代に必要なこと、認めるほめるスキルについて、研修を実施したので、今回は、「ポジティブシンキングに近づける聴き方」について、です。

そもそも、ネガティブな人にポジティブになりましょう、は不可能です。だって、「そんなもの考えなくても大丈夫だよー」っていくら言われても、考えてしまうのもそれぞれの性格だし、悩んだりするのもそれぞれの性格です。

でも、上司や育てる側はよく言います。「なんでも前向きに捉えて、自主的になってほしいよね…。」はい。この「前向き」。そんな元来前向きの人間はそうそう居ません。では、どうしたら前向きポジティブになってくれるのか?

答えはシンプルです。前向きでポジティブな言葉をたくさん話してもらうような質問をたくさん投げかけ、自分自身でポジティブワードのシャワーを創り出してもらうことです。

これ、プライベートでもすごく使えます。

「全然勉強やってないよね?」よりも「ちょっとだけ勉強できたね。」

「何もしてくれないのね!」よりも「○○はしてくれたのね。」

です。すると、本人から「これも出来てる、あれも出来てる。」から「これもやりたい。あれもやってみたい。」という前向きな発言が生まれてきます。

「うん。でも全部正解になるように、計算問題頑張ってみるよ。」

「うん。でもお母さん大変そうだから、お風呂洗ってくるよ。」

といった具合に…、です。すぐにはなかなかこのような前向きな言葉が出てこなくても、繰り返し繰り返しポジティブな言葉を掛けていると、少しずつ出てくるようになります。

今日の研修の方々。「『もう無理!』っていつもよく言ってるけど、今日から『いけるっしょ!』って言葉にします!」と。かなり前向きになってくれてました。

【管理職以上にお勧め】NEWTYPEニュータイプの時代(山口周著)

今日のお勧めの1冊は「NEWTYPEニュータイプの時代」山口周さん著作(ダイヤモンド社発行)です。

情報革命時代の現代、どんどん時代が変化していることは、皆さん肌身に感じていることだと思います。ある学者が出した統計では、現在の10歳以下の子供たちの約8割は「今ない職種」に将来就くそうです。そう、8割もの職種がなくなると予想されているからです。

ビジネスの在り方、世界の広がり方、働き方もここ数年で、大きく変わりました。100億のビジネスではなく、1億のビジネスを100事業と言われる時代になり、もう10年くらい経ちますが、商品サービスだけではなく、働き方や働く意識についてもここ数年で大きく変化してきています。

これまでの仕事においては優秀な能力として、「問題解決力」と「推進力」と言われていました。ですから、多くの管理職研修の必須スキルとして、ロジカルシンキングやリーダーシップが組み込まれていますし、私の研修でももちろん入っています。

また、人事評価においてもKPIで管理し、生産性をどれだけ上げるのか?という視点が焦点になっているところも多いのではないかと思います。

しかし、これからの新時代においては、AIの登場により、問題解決は人間よりもはるかにAIの方が優れるだろうと予想され、これからの時代に必要なのは、解決する力ではなく「発見する力」が求められます。そして、新たに「創造する力」、これもAIではなかなか難しいところです。

リーダーシップの在り方も、皆を引っ張り導く従来の支配型ではなく、意味を与え、共に楽しむ、支えるサーバントリーダーシップが必須となってきます。というのも、じっくり考え実行するように、皆が同じ行動をするように指導するだけの時間的余裕がないからです。刻一刻と変化し、正解がない新時代においては、自らの規範にしたがい、とにかく試す、トライアルするという指導の仕方が必要になるからです。

というように…思考法、働き方、生き方、キャリア、学び方など様々なことが新時代に突入している今、管理職以上の古い世代のパラダイムシフトが必要になり、その考え方やノウハウがしっかり学べる1冊となっています。

この本を読んで、、、確かに新時代ではありますが、その根本は7つの習慣に代表されるような「人格形成」の根本に通じるのではないかと思います。つまり、また第一次戦争以前の時代に戻った「新しい世界の創造」という時代に戻っている、そんな感覚を受けました。

モノが溢れかえり、モノが充実しすぎている新時代だからこそ、コトの重要さやコトを生み出すことを訴求しているのではないかと思います。だからこそ、人としての「個人個人の規範、道徳」が「効率化=生産性を上げる」こと以上に重要な時代に、また戻ってきているのではないかと思います。改めて、著者の山口先生もすごいと思いますが、コヴィー先生のすごさを感じた1冊です。