潜在課題を見つける

先日のマネジメント研修にて、
ロジカルシンキングを行いましたが。。。

これが苦戦する苦戦する!!

というのも実際に現場の課題を挙げてきてもらって
課題を整理し、顕在課題から潜在課題を見つけていくんですが、
そもそもココが苦手。

大手企業様で毎日タスクに追われている方々には
この課題を抽出し、整理分析するということが
あまりないんですね。

というのも、目標が先に常に下りてくるから、なんです。

目標に向けての行動経過を立てることには
めっちゃくちゃ慣れてて、ポンポン出てくる。

本来は。。。

顕在課題から潜在課題を分析する
リソースを考える
ゴール設定する
ゴールに向けての手段を考案する
手段の優先順位や取捨選択を行う
タスク化し行動計画にする

ですが。。。

後半部分しか通常業務では行ってこなかった。

だから、新たに業務が増えたりトラブルが起こると
労働時間を増やして出来る様にひたすら頑張る。

部下の労働時間は増やせないから、
管理職の自分がめいっぱい残業してやる。

疲れるし、業務過多になって
部下とのコミュニケーションを取る時間もない。

忙しさに忙殺される。

そしてそんな上司にはなれない、
と若手が管理職を目指さなくなる。。。

という悪循環起こっていませんか???

課題を掘り下げて考えなければ、
やっても無駄もしくは不可能じゃない?
なんていう計画になるんです。

例えば。。。新規アポが足りないという課題。

掘り下げなければ、テレアポ倍にする、
なんて行動計画になってしまいます。

そして倍にしても結果売上にならず、成果も出ない。

当然疲労感だけが残り、モチベーションがダダ落ち。。。

実は私も昔はこの課題を掘り下げるってのが苦手で
どちらかと言うと量を気合と根性でカバーしてました(笑)

ダメダメ管理職の典型だったんですよね。

若手が辞める時によく言われたのが

「山口さんはすごいと思いますけど、僕はなれないし
なりたくないです。」

です。まさに、憧れられない管理職!

おかげで、気合と根性ではあかんねん!
って気付かされました。

ビジネスの課題には多くの課題が複雑に絡み合っていて
一足飛びに解決出来ないことも多い。

だからこそ、時間が掛かるものもあります。

少しずつでもいいから、
潜在課題を1つずつ解決しなければ、
いつまで経っても気合と根性で乗り切るしかない。

ずっと悪循環なんですよね。

改めて。。。ロジカルシンキングで課題を分析し
潜在課題をまずは見つけ、1つずつコツコツと
解決していくことが大事ですよね。

読書三昧の充実感

先週のいわゆるシルバーウィーク、結構暇で(笑)

読書三昧の明け暮れてました。

まだまだ続きのある本なので、
毎日楽しんでます。

昨年末くらいに浅田次郎さんの蒼穹の昴を読み始めました。

これがめちゃくちゃ面白い!!!

実は知る人は知ってる、山口、歴史大好きです。

ただ、受験時に日本史専攻ということもあり
(私立6年一貫中高出身なので、専攻以外の教科は
当時はほぼしない。。。と言うか全くしない。)

世界史は中学の時にさら~っとしたレベルなので
知識がほぼ皆無。

大清帝国が中華人民共和国になったね、しか知らない。

なので、これまで日本史の本は読んでも
世界史は全然興味がなかったんです。

一昨年に入社したメンバーがキングダム大好き!で
めちゃくちゃオススメされました。

共通話題ないとあかんよなぁ。。。

せっかくめっちゃ勧めてくれてるし。。。
くらいの気持ちで読んでみたら

何これ???寝れないやん!!!
と夢中で読みました(笑)

そこから中国史にちょっと興味が出てきて
学生時代に断念した三国志を読んだら
またまた!どハマり!!

司馬懿のドラマ見てどハマり!

さすが4000年の歴史。面白さが半端ない。

で、この後ってどうなっていくの???

という興味本位と、Amazonさんがめちゃくちゃ推してくれる
蒼天の昴に行きつき、またどハマり。

続編の、珍妃の井戸まで一気読みでした。

そしたら。。。まだまだ続編があって(笑)

あと9冊(笑)さすが4000年の歴史ですよね。

事件が満載です。

今、中原の虹(全4巻)を読み終えたところで
ようやく中華民国が出来ましたがまだまだ先は長い。

この長編を読んで、
めちゃくちゃ知らないことが多いことに気付いたんです。

どうして香港は英国領となったのか??

どうして99年で返還、の契約になったのか??

どうしてこんにちはは、ニイハオ!なのか??

を初めて知りました。

なんだろう??
別に仕事に役立たないし、知った!ってだけなんですが
私の中の充実感とへぇ~がめちゃくちゃある!!

これ、知識欲求が満たされたんですよね。

人間にはみんな知識欲求があります。

知りたい!と思う欲求です。

これまで人生の半分近く、中国史を知りたい!
と思わなかったのは、その面白さに気付いていなかったから。

偶然キングダムに出会い、偶然三国志に出会い
偶然中原の虹に行き着いた。

全てwantは偶然から引き起こされます。

つまり知らないことには欲求は起こらないんです。

とあるお客様から、最近の若手はあまり
「こんな仕事がしたい~」ってないんですよ。。。
とご相談頂きました。

そう、知らない、興味がない、危機感もないからです。

私も若い時は上司は先輩から、色んなオモロい仕事話を
飲みながらよく聞かせてもらいました。

だからこそ、そんな仕事してみたい欲求が増えていったと思います。

ありがたい!!

私のwantを引き出してくれてたんです。

wantは偶然!
皆さんは部下のwant、引き出せていますか??

「どこ視点?」を持とう。

3年前に今のマンションに引っ越しました。

低層住宅なので10軒くらいしかありませんので、
必然的にマンション理事を3年ごとに行います。

今年は若輩者ですが理事長をさせて頂きました。

もう築30年超というマンションなので
色んなところを直していかないといけません。

いわゆる経年劣化です。

大きなものでエレベーター。
これが高い!!

エレベーター改修については、
私が入居前の約5年前くらいから議論検討してたそうですが
これが全然決まらない。。。

この3年、私が引っ越してきてからも
ずっと議論してきましたが本当に決まらない…。

というのも、建った時からの住民は今のエレベータに思い入れがあったり
そんなに今すぐに必要なのか?というところに納得感を得ることが出来ず
議論は決着を得ないままなんです。

先月、住民集会で皆さんの意見を聞きながら議論をしていました。

すると、ほぼ大多数の方が「もうそろそろ替えたい」という意見でした。

替えなくていいという意見は、実は1軒のみ。

ただこの1軒の方が、建った当初から
住まれていた重鎮さんなのです。

でも、大多数が替えたい、ということなので、
これは替える方向に進んだ!

と私は思いましたし、他の住民の方からも
「やっと1歩進んだ!」と思ったようでした。

しかし、先日の理事会でまた振り出しに戻ってしまったんです。。。

やはり納得されておらず、
他の議題そっちのけで、
このエレベータ問題について2時間。

どれだけ他の住民から「替えたい」という
意見があっても替えなくていい理由や
替えずにいた事例などをお話しされるんですね。

気持ちは分からなくはないのです。

もちろん新しく入居した私よりも、
もっともっと思い入れもあるでしょうし、

その方は不動産会社を経営されているので、
専門的な知識もお持ちですし
替えなくていい、という意見になる、
その心情は分かります。

でも大多数は「替えよう、替えたい」という意見。

どうしたものか???

多数決や住民投票を行って可決することは簡単なのですが
重鎮さんですし、ご近所付き合いも大事です。

もともとこの方とは私自身も
仲良くさせて頂き、いろいろ助けて頂いている。

そこで、いくつかステップを踏みました。

まずは事実の確認。

大多数の方がこういう理由で替えたい
という意見をお持ちだと思っていることを
繰り返し丁寧に訴求しました。

次にそれぞれのメリット、デメリットを
箇条書きにしていき各自の家庭環境を踏まえた
ご意見なども書き出していきます。

最後に
「マンションとしてどうすべきか?」
という流れに持っていきました。

皆が住んでいるところですので、
みんながhappyになることが大事です。

一部の人だけがhappyではダメなんです。

そして、常に弱者視点に立つことが
やっぱり大事だと思うんです。

ここで言う弱者は、子どもとお年寄り。

エレベーターは日常使うものです。

特に子どもとお年寄りには必需品なんです。

その視点で一度考えてもらいたいと
全員に再度お願いをしました。

するとようやく全員の合意が取れたんです。

今回の気付き。

まず、納得感を持たないことには
何事も進められないということ。

仕事でも納得感のないまましていくと
(仕事なのである程度納得感なくてもしなくてはいけませんから、
納得せずにしている方も多いと思います。)、

当然モチベーションは下がるし
やる気スイッチは入らない、結果成果も出ない。

だからこそ、納得感を持って
仕事をしてもらうことって本当に大事なんです。

次に、意見はみんな色々ある、
でもどの視点に立つか?によって
決断は異なるということです。

私は嫌だけど、お年寄りの方の立場に立つと、
やっぱり安全性を高めないとね。

というのがまさにその例。

これ、社内でもよくあります。

仕事を振られたとき、
「なんでこの仕事私がしないといけないの?」
と自分視点では思っても、

でも会社全体で考えると、
これはやらなきゃいけないよね、
今出来るのは私だけだよね、
と納得できるんです。

コンセンサスを得る。
簡単なようでなかなか難しいものです。

キャリアの違う、考え方、価値観の違う人との間で
コンセンサスを得るのは難しいものです。

だからこそ、この「どこの視点?」という観点が
必要なのではないかと思います。

人は人によって磨かれる

コロナ禍の前であれば、大型連休で海外旅行!
と喜んでいた山口ですが、海外に行けるのはまだ先になりそうですね。

さて、この3連休。

娘の誕生日partyを、
学校のお友達を5人お招きして行いました。

小学校に入ってから、
毎年お誕生日とクリスマスにはpartyをしています。

子供が6人集まると。。。。
モンスターになります(笑)

が、みんな本当にいい笑顔をして帰って行くので
疲れも吹っ飛びます。

こうしてpartyをしている理由が幾つかあります。

もちろん娘に喜んでもらいたい、これは大前提。

娘の友達との関係性や、友達といるときに
どういう自我があるのか?知りたい、と思うんですね。

家では一人っ子。母一人、子一人なので
多少我儘なところはありますが、
一言で言うとしっかり者に育っています。

まっ友達と居ても、そこはあまり変わりませんでしたが
私のことを友達呼ばわりしてました。
(まぁいいけど~ちょっと早ないか??)

こうして毎年していると、学校でお友達からも
「〇〇ちゃんママ~!」と声を掛けて頂けます。

もちろんお母さん達からも。

働く母としては、こうして娘のコミュニティの
一員になれることは、私としてもとっても嬉しいんです。

そして1番大きな理由は、私自身がpartyの思い出が大きいから。

当たり前のように毎年お誕生日とクリスマスpartyを
母はしてくれていました。

3姉妹ですから、労力は3倍です。

クリスマスなんて3回するんです(笑)

一気にはお家に入らないですから(笑)

改めて母ってすごい!と感謝しかありません。

今聞くと、partyの翌日は昼寝三昧しないと
!ってくらい疲れたそうです(笑)

小さい頃の楽しい思い出って色々あるんですが

私自身がpartyしてもらって、すごく嬉しかった、

お友達からもお祝いしてもらって、楽しかった、

と思うから、自分の娘にもしてあげたいと思うんですよね。

自分がしてもらった嬉しいことを、今度は誰かにする。

これは社内でも同じです。

私は恵まれていて、素晴らしい上司から
仕事のアドバイスはもちろん、人として、
をたくさん教えて頂きました。

まだまだやなぁ、と思うところも多く
また今になって分かることも多いです。

でも間違いなく、今の私の在り方を作ってくれたのは
親姉妹であり、これまでの上司先輩方、
そして部下仲間たち。

人は人によって磨かれる。

改めて誰かを磨ける人でありたいと思います。

いいとこ探し

海外旅行が大好きで、
最大のストレス発散だと思っている私ですが、

このコロナ禍で全然行けず、
本当に早く行きた~い!!
と切に切に願う毎日です。

海外旅行に行く旅に、色んな日本の良いところを
いつも改めて感じるんですよね。

例えば。。。

コンビニでおにぎりやサンドウィッチを
買ったらおしぼりが付いてくるところ。

フードコートでもファストフードでも
店内もトイレも当たり前にきれいなところ。

荷物取られないかな?と心配しなくていいところ。

夜に一人で歩いても全然怖くないところ。

ほとんどの人が困ってたら助けてくれる、いい人。

安心で安全で、衛生的で。

おもてなしの心があって、真面目で親切。

日本や日本人の良いところって
やっぱりそうゆうところ。

では、日本にいるときにはこの「良いところ」見えにくいのに
海外に行くとなぜ見えてくるのか?

比較したり、今まで当たり前と
思っていたことに気付くからです。

当たり前に、街灯が点いているって
実はすごいことなんだな。

当たり前に、どこでも郵便局も交番も
あるってすごいことなんだな。など。

そうすると、もっと日本のいいとこってどこ?
と探し出すんです。

でも反面、豊かでモノが溢れ、
そして未だに島国感覚。

つまり、ハングリー精神があまりない。

グローバル感覚も低い。自殺大国日本。

課題や問題もたくさんあるのも事実です。

特にここ数年若者の自殺が増え
大きな社会問題となっています。

研修でもいつもお伝えしていますが
育成では、もちろん課題は課題として認識し
改善していくことも必要ではありますが、

成果が出やすいのは、良いところを伸ばす、
出来ているところをもっともっと
出来るようにしていく方がはるかに有効です。

日本にも多くの課題がある。

でもそこばっかり改善しようとするよりも
日本の良いところをもっともっと増やしていく方が
より早く深く「良い国」になるのと同じです。

皆さんも部下の、仲間の「良いところ」探ししていますか?

これ、見つけるのではなく「探す」んです。

探すことで今までとは違う一面も見えてきます。

是非意識的に「100個探そう」と思って、
探してみてくださいね。

山口家の家訓

先日メルマガを読んでくださっているお客様からメールを頂きました。

いやー、ほんとに何書こうか??
とネタに困っているときに頂いたので
とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。

元来何が苦手って、継続が苦手な私ですから
実は毎週メルマガを書く、ってことがとっても苦手です。

でも、こうして反応頂くだけで、
書こう!という気がふつふつ!わいてきます。

やはり反応してもらうって嬉しいですね。

この前のメルマガで「反応すること」については既に書いたので、
今日は少し違った視点から。

メールを頂いたお客様は、このメルマガを見て
以前尊敬する方に言われた言葉を思い出されたそうです。

「育成とは、出来ると信じて待つこと、そして赦すこと」と。

すごく素敵な考えですよね。私も激しく共感します。

実は山口家の家訓がありまして…
私自身もこの言葉を何度も言われて育ちましたし、
娘にも何度も何度も言葉を変えて伝えています。

ありがとう/謙虚に感謝する心
ごめんなさい/素直に謝る心
大好き/妬まず恨まず、人の良い部分だけを探す心
いいよ/何事も許す心

の4つです。

この中で一番難しいのが許す心だと思うんですよね。

許すにはもちろん待つ、信じる、
そして期待する、が含まれるからです。

育成とはつくづくこの待つ、信じる、期待して、
そして許すものだと思います。

私も娘に言いながら、
いつも自分に言い聞かせています(笑)

まだまだ出来ていないところが多いんですが…。

この前も、買ったばかりの絨毯に
ジュースを娘がこぼしてしまって
プチキレしてしまいました…。

「TV見ながら、ゲームしながら飲んでるとこぼすよ!」と
何度も何度も言った後にこぼしたので、
めちゃくちゃ腹が立ちました。

しかもこぼした後も、ゲームしてたんですよ。
こぼしちゃった~って言いながら。

あまり大きな声で怒ることは好きじゃないし、こっちも疲れます。

でも、この時は、めちゃくちゃ腹が立ったんですよね。

「ほらみてみ!何やってんのよ!!」と
瞬間的に怒りがわぁーっと出てきました。

一通り拭き終わると、言いたいことが山ほど出てくるんですよね。

あかんあかん。。。
ここはぐっと抑えないと…。

と待っていると、「ほんとにごめんなさい…」
と謝ってきました。

とは言え、私の気持ちはまだ腹立ってるんですが、
とりあえず「いいよ。」と言ってみました。

すると…スーッと気持ちが落ち着いていくんです。

「ゲームしながら、もう絶対飲みません。」
「ゲームしてないときも、両手でコップ持ちます」
「こぼした後もゲームしててごめんなさい」

と私が言いたかったことを、自分からどんどん言ってくれました。
分かってるやん!!!言わなくても。

この「いいよ」という言葉。
ぜひ皆さんも使ってみてください。

たとえ、かなり怒っていたり、腹が立っていても
「いいよ」と許す言葉を発することで、
気持ちもスーッと落ち着きますよ。

そして、言わなくても自分で考えて答えを出してくれます。

教える必要ってほとんどなくて、
自分で考える機会をどう作っていくのか?

改めて大事なポイントですね。

どうしたら?が道を切り開く

弊社では毎月3~4回、
日本の人事部サイトにて無料オンラインセミナーを行っています。
(ちょっと宣伝ですが、ご興味のある方はぜひ!)

やはりその中でも、女性活躍推進に関するセミナーは
毎回多くのお申し込みを頂きます。
有難いです!

女性活躍推進法が施行されてもう5年以上経ち、
来年4月にかなり大きな改正が施行されます。

これまで301人以上の事業者が義務対象でしたが、
この対象範囲が拡大となり101人以上の
事業者も義務対象となりました。

この改正法施行に向けて、
「これは大変!うちも義務対象!何かしなきゃ!」
という企業様が増えてきています。

先日もとある企業様から
「女性活躍推進って本当に意味ある??」
といった根本的なところから

「じゃ、具体的に何をすれば?」
といったご相談を頂きました。

いつも女性活躍推進セミナーや女性キャリア研修でお伝えしているのですが、
この女性活躍推進、何も「女性を特別扱いしましょうね」ってことではないんです。

本当の意味で男女平等に機会を均等にしていきましょう、
というのが本質だと思っています。

当然ながら教育の機会(社内で言うと教育研修の機会)、昇進昇格の機会然りです。

ですが、逆の見方をすると転勤の機会、深夜勤務の機会も当然男性と同じように発生します。

ただ、やはりライフイベント上、出産や育児といった観点から
家事育児との両立可能なように取り組んでくださいね、というニュアンスのもの。

ということは・・・ライフイベント前であれば
当たり前に転勤も深夜勤務もありあり!ってことです。

男性ではまだ日本では育休を取得する方は少ないですが
介護が入ってくると、介護休暇や時短勤務をする
男性社員も増えてくるものです。

ここも同じように、時間や働く場所に制限がある
社員に対して配慮をすると共に
仕事とライフの両立可能な方法を提供する、
が正しいと思っています。

ただ、この辺りの意識や感覚が多少違う方がいるのも理解できます。

特に女性活躍においては、
「女性でも当然昇進昇格の機会は男性と一緒よね。
でも子供のいるから転勤も出来ないし、残業も出来ないわ」
が当たり前と思っている女性社員もなかにはいらっしゃいます。

これ、ちょっと違うと思うんですよね。

もちろんサービス残業なんてする必要はないと思ってますし
仕事は限られた時間の中で成果をどう上げるか?です。

無限の時間があれば、ある意味誰でも出来るものです。
(頑張れば…)

でも間違えないで頂きたいのは、権利と義務は同時ってこと。

成長したいと思うけど、時間はこれ以上さけない、では難しいです。

もちろん経営陣や人事サイドにとっても、
「時間や働く場所に制限のある社員をどう活かすか?」
は重要な視点です。

せっかく優秀でスキルもある方が、
「時間と働く場所」によって、
他の会社へ転職してしまうのはもったいないですから。

女性活躍推進とは、この双方が
「制限あるけれども、もっともっと成長して貢献していくためには、具体的にどうしたらいいか?」
を前向きに話し合い検討することだと思うんですよね。

その結果、職種転換や配置換えといった対応がある場合もあるでしょう。

でも大前提、働く社員側も
「制限あるけれどももっと成長して貢献したい」
という意欲は必要ですし、

そのためには、勉強することも必要です。
(時間は作らないといけませんよね。)

通勤時間の時間の使い方を変えてみる、
タイムマネジメントを見直してみる、
色んな方法はあると思います。

最初から「時間は作れない!=残業できない」ではなく、
「どうしたら?」という前向きな思考を持つこと。

この「どうしたら?」が道を開くんです。

ですから、「ロールモデルを用意してその中から選択する」のではなく、
自分自身で「自分のキャリアを切り開く」ということが大事だと思っています。

これ、女性だけではなく男性ももちろんです。

ただ、女性の場合、ライフイベントを考えると、
かなり早い段階からこの切り開くキャリアを意識しておかないと
切り開く前にライフイベントがやってきてしまう人もいます。

だからこそ、早くから「自律して切り開く」だ大事ですよね。

リミットを意識する

先日とある企業様でセカンドキャリア研修を実施させて頂きました。

この企業様では55歳で役職定年があり、
参加対象者は40代後半の管理職の方々。

つまり、ぶっちゃけ言うと。。。

部長クラスに昇進しなければ、
55歳でほとんどの方が役職定年を迎えられます。

もちろん後継管理職が居ない部署など
一部例外の方はいらっしゃいますが。。。

最近はこの役職定年前のセカンドキャリア研修の
ご相談が増えてきました。

景気の低迷が続いていたのと、
定年の引き上げによって、
この役職定年を設ける企業も増えてきたんですね。

確かに、若い世代からすると、能力も実績もある。

でも上のポストが空かない限り、実質課長職に就けない、
ということも起こってきています。

この役職定年を迎える前に彼自身の
今後のキャリア形成とスキルの伝承について考え気づき、

分かりやすく言うと
「リミットのある中で具体的に何をどうするのか?」
について考えて頂く、
という研修がセカンドキャリア形成研修です。

とは言え、対象は40代後半の方々。

会社からとっても、
まだまだもうひと頑張り、
もう一成長してほしい次第。

リミットを悲観的に捉えるのではなく、
「じゃ、いつまでに何をどうする?」と
前向きにとらえてほしい、という期待があります。

実際に研修を行ってみて、皆さんのディスカッションや発表を聞いてみると

ほとんどの方が「役職定年を意識していない」ということが分かりました。

ぼんやりとは分かっているけど、
実際には目の前の仕事に追われてしまっていて
深く考えていなかった、
というのが正直な感想でした。

ただ、もともと力のある方々。

ディスカッションを通じて、多くの学びを得られていきます。

年齢もあって、プライバート領域では

・親の介護にどのくらいの費用って掛かるの?
・定年後の自分たちの生活費ってどのくらい掛かるの?
・健康に人生100年、生きていくには具体的に何をすべき?

といったところが大きな関心事。

仕事領域では、

・時間のない中で、育成を具体的にどう進めるのか?
・職種柄、自分で勉強しなければいけないところも多く、その姿勢をどう伝えていくか?

といったところが多く意見として出てきました。

そして、この「リミットを意識する」というところ。

ここに皆さん多くの気づきがあったようです。

私もそうですが、若い時には
「40代って考えられなーい!おばさんだよ~」と
思ってましたが、実際にこの年になると…

まず「おばさんちゃう!!まだまだいける!!」と思ったり(笑)
(ここ大事!!いつまでも自分が若いと思いこむ!!)

「まだまだ大人じゃない。子供やなぁ。。。」と思うことが多いんです。

そして当然ですが、仕事でも何でもリミットがあると意識していない。

いつまでも、自分だけが「働き続けられる」と思っている、というところです。

まがいなりにも…社長をさせて頂いており、

当然ながら社員のことを考えると、自分にはリミットがあり、
いつなんどき、何かが起こっても、
会社として持続可能な状態にしておかなければいけないわけですが、

じゃそれに対して何をしているのか?と問うと、
実際には何もしていないんです。

まがいなりにも社長である私がそうなのですから
定年退職があるから、と言って、
ほとんどの方がそのリミットを意識するのは
1年前くらいではないでしょうか?

1年ってほんとあっという間なんですよね。

出来ることなんてちょっとしかない。

継承や育成なんて、何年もかかるわけです。

だからこそ「リミットを意識する」ことの大切さを、
私自身皆さんから教えてもらった気がします。

うん。やっぱり研修は生き物です。
そして教えることは教わること、だと思うんです。

皆さんも「リミット」意識していますか?
気持ちはいつまでも若く!でも計画はリミットを意識して!
改めて大事ですよね。

ローマ字からの学び

先日娘の宿題を見ていて、面白い気付きがありました!

国語の宿題でローマ字を書くんですが

犬→dog  猫→cat

と英語で記入してたので

「ちゃうで。それ英語やん!?ローマ字で書かないと~」

と言うとキョトンとしてるんです。

「これローマ字ちゃうの??」

そう、娘はアルファベットをローマ字と思い込んでました。

今小学校でも英語教育があります。

娘は幼稚園の頃から英会話も習っているんですね。

なので彼女にとってはローマ字よりも英語の方が
より親しみがあり慣れているんです。

「ローマ字ってのは、日本語をアルファベットで書くねん。
だから犬はINUで、猫はNEKOって書くねん。」

とっては至って普通に私は教えた訳ですが、

ここでなかなか進まない!!

「なんで?何のためにそんなんいるの??
だって外国の人にはdogの方が分かるし
日本人には犬でいいやん。
ローマ字って誰が読むの??」

ほんとです。誰が読むんでしょうか???

誰も読まなければ、なんで要るんだろうか??

いつも子供の疑問点にはなるほど、と思うことが多いですね。

「そうや!!パソコン打つ時ローマ字打ちやん??
だからローマ字っているのよ~」

「でもそれママ達はそうやけど、〇〇はタブレットやし
ひらがな打ちやで。パソコンもひらがな打ちやで。」

時代です。
私はスマホよりもpcのほうが先でした。

なので文字打ちはローマ字打ちの方が慣れている。

だからスマホもローマ字打ちです。

でも娘は生まれた時からスマホがあって、
スマホの打ち方の方が慣れているんですよね。

そうなると本当にローマ字っていつ使う???
友達の名前を英語表記にする特くらい???

今回の気付きは2つ。

1つ目は目的が分からなければ、
習得意欲も当然下がってしまうということ。

きっと使わないだろうな、
なんてものに意欲は生まれませんよね。

これ、仕事も一緒。
だからこそ目的意識を持つことって大切なんです。

2つ目は時代の変化が、ローマ字からも感じられたこと。

私たちが小学校の時にそろばん要る??電卓あるやん!

と思ったように、いつかローマ字も習わなくなるかもしれません。

時代の変化を敏感に感じ取ること、
これも仕事においても同じです。

前回と一緒でいいやん。
去年と一緒でいいやん。
は劣化です。

常に新しいこと、新しい内容に
取り組んでいかなければいけないなと感じました。

人間生涯成長。人生100年時代。

日々気付きと学びは大事ですね!

反応すると相手も変わる!

弊社では月に数回無料オンラインセミナーを
日本の人事部さんで開催しています。

基本はセミナーですからウェビナーなんですが、
先日のセミナーは体感ゲームセミナーだったので、
ミーティング形式で行いました。
(参加者のお顔が見える!!)

ゲームを通じて学ぶ、気付く、だから腑に落ちる。
をまさに体感してもらったんですが、

1時間のゲームを通じて、初対面の方々がどんどん打ち解けていく!

違う会社の人とは思えないくらい!と参加された方も仰ってました。

もちろん皆様には存分に楽しんでもらったんですが、
実は私が1番楽しんでました!!(笑)

ゲームの最中には、基本私は皆様の邪魔にならないように、
ミュート&カメラオフで聞いてるんですが
(時々ヒント出したり、の時だけ声だけ参加します)

皆様のお話やリアクションが面白い!!

なので実は私は声出して時々笑ってます。

「おお!!いい気付き!」
「ああ!!そこひっかかっちゃったー!」

と見てるだけでも面白い!

皆様からの感想でも、聞いているだけよりも面白かった!

実際にやってみると難しい!

社外の人と同じグループでやったけど、社外の人じゃないみたい!
など有り難い感想ありがとうございました。

ここから私自身の気付きなんですが。。。

皆様に楽しんで喜んで学んで頂いたのですが
実は私がめちゃくちゃ楽しくて面白かったんです(笑)

いつもはウェビナーでセミナーしてるんですが
どうしてもお顔が見えないと反応が分からない。。。

壁に向かってひたすら独り言言ってる感覚になってくるんですよね。
(勿論せっかくお申込頂いたので、全力でやってますよ(笑)!!)

それが反応が見えて、皆さんの取り組みが見えると
こっちのテンションも上がってくる。

これね、セミナーや研修だけではなくて
日々のコミュニケーションでも一緒ですよね。

反応があるとテンション上がる。

表情が見えると盛り上がる。

当たり前なんだけど、大事なこと。

私も研修でも参加者の方に「反応しましょう」
はお伝えしてます。

うなづきながら聴く。

表情や抑揚付けて話す。

これだけで相手にちゃんと向き合ってますよって
気持ちが伝わります。

私もメンバーへの指導で、お客様との会話の際の
うなづき方、会話の中身に合わせた表情は
細かくアドバイスしてます。

特にオンラインであれば、
当然オーバーリアクションです!

コミュニケーションの8割は非言語!

どんな反応があるか?で会話の量も質も変わります!

反応があるって嬉しいなぁと改めて感じたと共に
反応する大切さも感じました。