苦手な人との付き合い方

3連休終えて、すっかり秋らしくなりましたね。
ようやく暑い暑い夏が終わり、過ごしやすくなりました。

今日は苦手な人との付き合い方、について思ったことをつらつらと…。
娘は今年6年生なんですが、今年から同じクラスに初めてなった
ある男の子がとっても苦手…。
5月くらいから、その話を何度も聞いてきました。

これまで娘は男女ともに苦手な人はいなくて…
誰とでも仲良くなれてきたので、
まぁそうゆう時期ね、と思いながら
これまで聞いてました。

その男の子から
「お前、めんどくさいねん」とか
「お前の声、うざい、だまれ。」とか
そうゆうことを毎日数回言われていました。

私自身は苦手な人とか嫌いな人、っていないので…
(いないようにしているので)
その仕方についていろいろアドバイスしてきました。

まずは、「何かきっと1つはいいところがあるからそれを見つけよう」です。
どうしても苦手、嫌いと思っていると
その人の言うこと成すこと全てが嫌に見えてきます。
でも「何かきっといいところがある!」と思って探してみると、あるものです。
まずは娘にその方法をアドバイスしました。

で、数か月娘も頑張ってみたのですが…
「どうしても見つからん…」らしいです。

見つけようと頑張っても、その間も嫌なことを言われるので
なかなか見つからないようです。
私的には、昭和の「好きな子にはいじわるする」ってやつじゃないの??
と内心思っているので、何かあるはず!見つけろ!と言い続けていました。

しかし、1か月ほど前、何かで言い争いになり…
おそらく、娘も口が立つので…
きっと相手の嫌なところを突く言葉を言ったんだと思います。
本人も「私もいらんこと言ってもた…」と言ってましたし。

彼が椅子を振りかざしてきて、周りと先生が間に入って止める、
という事件が起きたんです。
学校からも電話が掛かってきました。
娘に聞くと、「怖かった…」と言ってました。

そこで、私が次に提案した方法が
敵はいないほうがいい。だから相対せずに逃げろ、です。
世の中にはどうしても苦手な人、無理な人、がいます。
もちろんハラスメント体質の方もいますし…。
まずは、しっかり向き合っていいところを探す、をした上ですが
それでもどうしても無理なら、相対せずに逃げるほうが
お互いのためにいいと思うんです。

とにかく接点をなくすこと。
そうすることで、お互いに刺激しなくなるので
お互い楽になれると思います。
アドラー心理学でもありますが、人間だれでも、2割の人には嫌われるんです。
その代わり、2割の人にはとっても好かれます。
万人に好かれる必要はない。

これを聞いて、娘の気持ちはずいぶん楽になったようで、
とは言え、まだ毎日色々言われてはいるようですが…
「今日もいい感じに逃げ切った!後ろでめっちゃ言ってたわ。」と
気にならなくなりつつあります。
(相手もそのうち、飽きるでしょうし。)

友人関係においては、こうして逃げられますが…
ただ、ビジネスにおいては、逃げられない人もいますね。
それが上司だったり、仕事の取引先だったり…。
その場合はどうするのか?

これも基本は同じで、まずはしっかり向き合ってみること。
好きになることを1つでもいいから見つけてみること。
でもそれで無理なら…逃げるんです。
ビジネスで逃げるというのは、関係を断つことではなく
丁寧に対応し、礼節を尽くすことだと思います。

そうすることで、一定の距離間が生まれます。
そうなると、相手もこちらのパーソナルスペースに入りづらくなります。
それを繰り返す、しかないかなと。
それでもどうしても無理なら、信頼できる人に相談するしかないかと…。

私の場合は有難いことに、
苦手かも?と思っても、向き合って接してみたら
おお!いいとこあるやん!という人たちばかりに
囲まれていたので、苦手な人との接し方については
あまり経験がないのですが、
この人との時間って無駄だな、とかもったいないな、という人は
それなりに結構いて…

そんな時には、いつも以上に、丁寧に、
そしてかなり距離感を持った付き合い方をします。
そうすると、相手もそれなりに距離感を持ってくれるし
そうこうしている間に、離れていきます。

人生1回。
苦手な人に使う時間を、好きな人に使うほうが幸せです。
自分のために使う時間が大事です。
時間は有限、気持ちは楽に、そんなことを感じた3連休でした。

愛想を上回るもの

皆さん、石垣島からこんにちは(笑)
今年2度目の石垣島に来ている山口です。
昨年から本格的に始めたダイビング。
6月に石垣島に潜りに来て、もう1回今年中に来たい!!と
石垣島滞在中に再度予約をして、再び石垣島にやって来ました。

連日潜ってダイビングの世界を満喫しています。
今回は水中カメラを使って、自分で撮影したい!!と思い
潜りながら写真撮影する楽しさと難しさを感じています。

石垣の海は、本当に色がきれい。
サンゴも色とりどりで、フラワーガーデンなんて
名前が付くほどのポイントがあります。

海の中とは思えないほどの色とりどりのサンゴや魚がいて
まさにフラワーガーデンです。

ダイビングにはまった理由が、知らない世界。
陸の上とは全く異なる世界で、毎回その世界観に魅了されています。
そして、今度は水中カメラ、ほしいよなぁ
宮古島にも潜りに行きたいなぁ、
海外の海とかもきっとすごいんだろうなぁ、
と欲が止まりません(笑)

今年47歳。
この年で、没頭できる趣味があるって素晴らしいなと思うし
そのために、仕事ももっと頑張れる!!
まさに研修で、欲を持つことで、
もちろんモチベーションも上がるし
世界観は広がるし、いいことばっかり。
という話をよくさせてもらっておりますが、
私自身それを人一倍体現しております。

石垣島で2つのライセンスを取得したので、
そのダイビングショップのオーナーさんにところで
いつも潜ってるんですが…
このオーナーさんが、まぁ愛想がないんです(笑)。

特別に笑顔を振りまくわけでも、向こうから積極的に話しかけてくれるわけでもない。
一緒に潜っても、ほとんど説明もないし、
自分の撮りたいものに夢中になって、こっちのことは
あんまり気にしてくれていない(笑)
※大事なところとかは、ちゃんと見ててくれますが…

まぁライセンスも取ってるし、ある程度本数潜ってきたから。
ボートも慣れたもので、好き勝手にくつろいでるから。
ということもあるんでしょうが…
まぁ愛想がない(笑)

帰るときも、
今年はもう来れないんで、また来年来ますねーって
言っても…
「はーい!じゃまた来年!」で終わりです(笑)

じゃ、なぜこんなに愛想のないオーナーのところで潜り続けるのか??
こちらから質問したときに、ものすごく的確な答えが返ってくるんです。
テキストや教本に載っていないことが。

ああ、そんな風にテキストには載ってるけど、慣れてきたら
こういう潜り方のほうが楽に潜れるよ、とか。
こうゆうときには気にしなくていいけど、
こういうタイミングの時は、絶対ダイビングコンピューター見て、とか。

最初のライセンスを取りに行ったときに
一緒にボートに乗った、馴染みのダイバーさんがいて
「このオーナー、ほんと愛想ないけど、ものすごく信頼できるから。
機材もほんとちゃんとしてるし、その日の最高のポイントに連れていってくれるしダイビングを好きになるポイントを押さえてるから、
このショップにして正解よー」って教えてくれたのを
私は結構頑なに信じていて…(笑)
今回も確かに!と思うことが多くありました。

愛想ももちろん大事だけど、それ以上に経験や的確な指導って
愛想を上回るよね、と感じた次第です。
もう季節は秋。
ここ石垣島では、まだ30度なので、十分潜れますが…
この後の仕事のスケジュールを考えると、
今年最後のダイビングになります。

さぁ、次は雪次第ですが、冬の季節。
スノボの季節になります。
ダイビングからスノボに切り替え、仕事もプライベートも満喫していきます!

少子高齢化課題

最近、セカンドキャリアに関するご相談も
多く頂くようになりました。
以前から弊社ではセカンドキャリア研修を
実施させていただいており、
対象者は50代の男性の方が中心になります。

彼らのモチベーションを上げ、
定年までいきいきワクワク働いてもらうために
というのが目的の研修です。

ただ実際には悲しいかな。。。。
若い人たちの邪魔しないでほしい。
若い人たちのモチベーションを下げないでほしい。
ハラスメント言動をしないでほしい。
といった課題背景が多くあるようです。

先日も毎年実施させて頂いている企業様から、
来年度のセカンドキャリア研修どうしようかと
ご相談をいただきました。

実際セカンドキャリア研修をさせていただくと。。。
モチベーションが上がって、やもっと頑張っていこう!
まだまだ自分にはできることがある!
これまでのキャリアを棚卸しをして
さらに自信をつけて、
今まで自分が培った経験やスキルやノウハウ、
そして考え方を後輩に伝えて、会社に貢をしたい!!
と前向きに捉える方が多くいらっしゃいます。

しかしその一方で、、、
この年だし、もう変われない。。。
かといって、転職をできる年でもない。。。
頑張ろうと思っても全然やる気が出ない。。。
今まで評価されなかったことへの腹立ちや
これからやっても変わらないよねというあきらめ。。。
言ってる事はわかるけれども、
だからといって頑張ろうと言う気にならない。。。
と後ろ向きの方々も実際には居ます。

その後ろ向きの方々に何をやりたいか?
と聞いても、出てくるわけもなく、
定年後のお金を含めたことへの不安感や
またそれがままならないことへの苛立ちも見られます。

でも、だからといって
何か自分を変えようと言うわけではなく、
何とかこのままで、現状維持でいい、
といったご意見が多く見られます。

しかし彼らも、
少なくとも若い人たちの邪魔しちゃいけない。
少なくとも自分がマイナスのエネルギーを出してはいけない。
社内の雰囲気を悪くするような検討は控えないと!
とプラスにまではいかないけど
マイナスになるのはまずいよね、と気付いたと仰います。

少子高齢化問題の1つ。
実際この年代の方々は会社の中に多く存在します。
リーマンショックがあったせいで、
30代の社員が少ない企業様も多く、
実際には50代の方々がたくさん働いている会社も
多いでしょう。

社会的にもこれが大きな問題だなぁと
打ち合わせさせていただきながら、改めて感じました。
人生100年時代
どんどん定年年齢が上がっていき、
今では定年退職65歳、雇用延長75歳
の会社も多く出てきております。

そうすると今50代の方もあと数年働くのではなく、
あと15年~20年働くのです。

この15年~20年。
少なくとも周りの人には迷惑かけないようにしよう。
と働くのか??
やる気出ないのも歳だからしょうがないよね、
と思って働くのか??
全然違います。

少子高齢化という言葉はもう当たり前に聞かれるようになりました。
若者がいない人手不足課題も重大ですが
その一方で、いわゆるシニア層と言われる
50代後半の方々に、どう生き生き働いてもらうのか、
これについても大きな課題がある日本だと思います。

皆様はどのような対策をとられていますか?
先日の打ち合わせで弊社もここに対して
もっと良い方法や内容,コンテンツを
日々精進して作り続けなければいけないと
改めて感じた次第です。

ゲームから学ぶ

10月1日が内定式という会社様も多かったのではないでしょうか??
弊社でもなんとか2名内定者がいてくれて…
内定式とその後食事会、そして内定者研修と称した
ゲームを行いました。

今年は、コナン脱出!に行ってきました。
行ったことがある方は、分かるかもしれませんが…
めちゃくちゃ難しい!!!

そしてあの空間でまるでコナンくんがいるかのように感じる
演出とか演技に、やっぱりエンタメっていいよね
と感じました。

難問続きだったのですが、
我々社会人は本当に頭が固くて悶絶してたんですが
そこは内定者、やっぱり頭が柔らかい!!

こうじゃないですか??
分かった!!!
と積極的にリーダーシップを発揮してくれ
最後の難問には残念ながら時間切れで解けなかったのですが
それまでの問題はクリアすることが出来ました。

このゲーム形式で学ぶ、なんですが
弊社の研修でも、積極的に取り入れています。
というのも、難問であればあるほど
必ずロジカルシンキングやリーダーシップ、
そしてコミュニケーションが重要になります。

リーダーシップ、って皆をまとめる、引っ張るという風に
思っている方も多いのですが
それだけではありません。

応援するスタイルのサーバントリーダーシップは勿論ですが
行き詰った時に
「この視点から考えてみよう」とか
「もう1回最初から整理してみよう」とか
「こういう言葉ってみんなの手元に載ってない??」とか
何か具体的に声に出すってこともリーダーシップになります。

また難問であるほど、イラつく場面が出てきます。
そういった時にどのような態度になるのか?
どのようなコミュニケーションが出来るのか?
もかなり顕著に出てしまいます。

ですので、このようなゲームではそのリーダーシップやコミュニケーションが
鍛えらえるし、楽しみながら学ぶことが出来るんです。

内定者研修やインターンシップでは
学生さんがどんなリーダーシップを持っているのか?
ストレスが掛かった時のコミュニケーションはどういうものなのか?
を見ることが出来ます。

是非皆様の会社でも色んな場面でゲームで学ぶを
取り入れてみてくださいね。

変わることは組織を強くする

気がつくともう10月。
今年も残すところあと2ヶ月。
毎年毎年、月日が経つのを早く感じます。
年だから、ではなく充実してるから、
と思うことにしています。

さて、この時期は毎日何かしらの研修を実施させて頂いておりますが
研修があるということは、研修資料作成も勿論あります。
11月に実施する企業様からのご依頼で
「育児や介護などとの両立で活用できる国や地方自治体の制度」について
改めて調べる機会を頂きました。

そこで私自身も初めて知ったことも多く、
いろんな両立支援があるのね、と感じました。

例えば、出産に関わる費用について。
私の時は、まだ立替が必要で。。。
費用は保障してくれるんだけど、後から申請みたいな感じで
とりあえず立替しないといけなかったんです。

出産費用はほぼ満額保障されてたけど
検診費用については一部でした。
なので、保険適用外の検査って結構高いよね、
と思ったのを覚えています。

今は検診も含めてほぼ全ての費用が保障されているし
立替も必要ではなく、病院から保険組合へ
直接請求されるようになっています。

他にも、皆さんご存じのように
来年4月から順次、育児・介護休業法が改正になります。
ポイントをいくつかご紹介しますね。

柔軟な働き方の選択措置が義務化(フルタイムでの柔軟な働き方)になります。
事業主は、始業時間の変更やテレワークなどいくつかの中から
2つ以上の制度を措置し、従業員が選択できるようにしています。
これによって、各個人によって
自分の希望するものに近いものを選択することが出来
時短勤務以外での柔軟な働き方の実現を目指そうというものです。

他にも、男性育休取得状況の公表が義務化になったり、
育休取得の数値目標設定が義務化になります。
男性も当たり前に育休をとる時代になってきました。

また他にも、、、
来年4月からは、現在の育児休業給付に加えて、
両親とも14日以上育児休業を取得すると賃金の13%が上乗せされます。
育児休業給付には税金や社会保険料がかからないため、
手取りと比べると支給割合は実質約8割になります。
これは手取りにすると約10割に該当する水準です。

という風に、どんどん変わってきています。
これまでは、育休は女性が主として取るもの、だったものが
今や男女ともにとるものに変わっています。
まだまだ少数派ですが、男性が育休を取得し女性は復帰する、
ということも起こっています。
この先もっといろんな変化が起こってくるでしょう。

だからこそ、企業も変わっていかなくてはいけないんです。
世の中の価値観も、制度も、どんどん変わっているのに、
変えられない組織は結果弱いんです。
この激しい競争社会の世の中で残っていけません。
変わることは、結果組織を強くするんです。
いろんな変化に対応していかないと、ですね。

マイパーパス

今週も連日いろんな研修を実施させて頂いております。
ふと振り返ると、コロナの時には、
研修できない!!ということもあって
予定していた研修が急遽中止になったり
少し落ち着いても、やはりオンライン研修になり、
こうして対面で皆さんと一緒に学べる機会を
毎日頂けていることに、当たり前のことかもしれませんが
あの経験のおかげで、有難い、と毎日思います。


昨年くらいから、研修の後の懇親会も開催される企業様も増え
有難いことに、研修以外の場でも
皆様と飲みながら、研修プログラム以外のことを
語り合う時間も増え、その機会を頂けることに
非常に嬉しく、有難いなぁと思います。


コロナがなければこういう当たり前のことにも
気づかなかったかもしれません。
当たり前って、本当にありがたいことですよね。


さて、昨日研修後の懇親会でこんな話題になりました。
「山口さんってなんでそんなに前向きなんですか??
何を目指してるってありますか??」と。


この企業様ではパーパスの策定や管理職に必要ないろんなスキルを
研修で実施しています。
そのこともあっての質問かと思います。


弊社ではもちろんパーパスはあります。
これは会社のパーパスですが、
私自身にもマイパーパスがあります。


結構単純で…2つあるんですが、1つ目は…
死ぬときに、1つも後悔したくないんです。
あれやっとけばよかった
これ食べたかった
あそこに行きたかった
こんなことが1つもないように
自分の人生でやりたいことは全部やった!
と言い切りたい。


だからこそ、常にやりたいことに邁進しているし
やりたいことは年々どんどん増えるし
これはいつまで経っても死ねません(笑)


2つ目は…周りにプラスの影響を与える人でありたい、です。
これは私の仕事観でもあるんですが
やはり仕事をしてきて、一番うれしいなぁ、
仕事やっててよかったなぁと思う瞬間は
良い方向に向きました
良い学びになりました
いろいろ気づける機会になりました
といったお言葉を頂けるときです。


これは研修参加者様もそうですし、企画する人事の方々
もちろん経営層の方々含め、です。
自分のした仕事を認められる、というよりも
私と共に過ごす時間の中で
何かよいエネルギーを感じ取っていただけること
これが何より嬉しいんです。


仕事以外でも
話してたら元気出た
相談してよかった
聞いてもらえて助かった
一緒にいて楽しい、面白い
こんな風に言ってもらえる時が
自分の存在意義だと思うんです。


私は経営者ですから、当然マイパーパスと会社のパーパスは
限りなく重なっていて、
そしてそれを日々実感しています。


ですが従業員になると、そうとも限りません。
だからこそ、昨日実施したパーパス研修がすごく重要だし
それを任せて頂けることが本当に嬉しいです。


昨日ご質問頂いた方も、前回の研修からもあって多分私の発するエネルギーに何か感じ取って頂けたからこそのご質問だったんだろうな、と思います。こんな風に、オモロイ、を広げていければ私の人生も「誰かにとっても価値のあるもの」になると思います。来週も、オモロイ、を広げていくぜぇ!!!!

昨日ご質問頂いた方も、前回の研修からもあって
多分私の発するエネルギーに何か感じ取って頂けたからこその
ご質問だったんだろうな、と思います。
こんな風に、オモロイ、を広げていければ
私の人生も「誰かにとっても価値のあるもの」になると思います。
来週も、オモロイ、を広げていくぜぇ!!!!

おじさんコミュニティ

3連休が終わり、急に朝晩が涼しくなってきて
ようやく秋の訪れを感じられるようになりました。
ただ、日中はまだまだ30度を超える場所もあるようで
寒暖差が大きくなるので、体調管理が大事な時ですね。
皆さんも是非お気をつけください。

さてここ数日ハラスメント研修で
ハラスメントにならない指導の仕方の1つとして、や
管理職研修での部下育成コミュニケーションとして
アサーティブコミュニケーションを行っています。

この3連休で、この関連の本を読んで…なるほどね、
とすごく納得いった話があったので共有します。

皆さんは「おじさんコミュニティ」という言葉を知っていますか??
ナイスネーミング!(笑)と思ったんですが。

一番古典的な「おじさんコミュニティ」は「タバコ部屋(喫煙所)」。
女性が少なく、閉じた場で仕事にかかわる物事が決まるのが特徴らしいです。
他にも飲みながら、ゴルフで、などで
作り上げられる同質的なコミュニティらしいです。
ここでいう「おじさん」は特定の年代の男性を指しているのではなく、
アフター5も含む長時間をともに過ごすことで築き上げられる、
同質的なコミュニティの構成員を指しています。

同質性は人間にとって気持ちが良いものです。
確かに。。。
言わなくても分かってもらえる。
行間を読んでくれる。
お互いに「そうそう、分かる分かる」が普通に出来てしまうのは
楽ですし、気も合いますし、居心地がいいですよね。

プラスして、同じ考えや価値観の「おじさんコミュニティ」では、
意思決定が、速い。そして一丸になりやすい。
なにより、盛り上がるし、皆一丸となるので
行動変容も起こりやすく、結果成果も出やすい。
だからこうした成功体験が実際に多いのも事実でしょう。
安定した世の中、日本が強かった時代には大きな力を発揮してきました。
それまでやってきたことや方針を守っていけばよかったんです。

しかし、今は違います。
先の読めない時代であり、組織においては思考の幅が広いことが重要です。
つまりダイバーシティ。
色んな価値観や意見を尊重し合う、そんな組織が強いんです。

いろいろな人が入れば当然、すんなりと物事は決まりません。
どうしてそうすべきなのか、説明をする必要が出てきます。
時には面倒なことですが、「異質」な人々が互いに何を考えているのかを
言葉にしあうことで、組織として多角的に物事を見ることができます。

この気持ちや感情を言葉にする、というのがすごく難しく感じてしまうんです。
でも、今の時代、どう思っているか?を
相手が分かってくれるだろう、というのは無理があります。
だって感じ方はものすごく多様化していますから。

私が新卒入社したときには
「みんなのために、会社のために」って言われると
嬉しかったんです。
自分が役に立っている、と思えたし
皆で一丸になってやるって、会社人としてかっこいいな、と思えたからです。

しかし今のZ世代のアンケートでは
74%が「自分のために」働いているんです。
そんな彼らに「会社のために」って伝えても
かっこいいな、とは思ってもらえず、
中には損じゃない?面倒だな。。。と感じる人もいるでしょう。

だからこそ、ビジョンを色んな言葉で伝え続けたり
話し合ったり、聴く場を作ることはすごく重要です。
また、自分の感情を率直に対等に伝えるアサーティブコミュニケーションは
今の時代、いろんな場面で必要になっていると感じます。

苦手でもやってみること

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
まだまだ真夏のように暑くて…
彼岸ももう過ぎたのに、毎日暑い日が続いていますね。

さて先日ある企業様でハラスメント対策研修を行いました。
この企業様ではハラスメント研修2年目になります。
ですので、いわゆるオーソドックスなハラスメントとは?
ハラスメントのグレーゾーンは?
何をすればハラスメントになるのか?
の基本的なことではなく、
そこから1歩進んで、
ハラスメントにならない指導方法を中心に行っていきました。

今いろんな企業でハラスメント対策が行われていますが、
殴る蹴るといったようなザ・ハラスメントみたいなものは
すごく少なくなっていて…
言い方が少し。
語尾が強い。
口調がきつい。
いったようなパワハラがやはり多く見られております。

ですので、今回は特に表現の仕方について
DESC法を活用することで、ハラスメントにならない指導方法を
ケースとともに実践していきました。

皆さんやはり「E:気持ちを表現する」がとっても苦手なんですね。
例えばミスを繰り返しているメンバーに対して
ミスを繰り返さないようにしましょう、の指導で、
DESC法を使っていくんですが、
「次はミスをしないでください」と言ったような
要望は皆さん簡単に出てきます。

じゃあその時の気持ちは?と言うと、
「気持ちはミスしないで!しかありません。」と。
Eは、ミスをしなくなればあなたが成長してくれたと思うので、私は嬉しい。
あなたがミスを少なくすることで、仕事がもっと円滑に回るので、
チームとしてもすごく嬉しい
といったような表現です。

気持ちと言うのは、辛い、悲しい、嬉しい、楽しい、助かる、など。
これらが気持ちの表現なんですが、
ここが実は難しい…といった方々が多く見られました。

中には頭が真っ白になって、
気持ちを表現するって言うこと自体がわからない
といった方も実は多かったんですね。

これは珍しいことではなくて、
気持ちを表現するのが苦手な日本人にとって
実はすごく難易度が高いことだったりするんです。

ただケーススタディをどんどんやっていくと、
さっきはこういう風に言ってたから、
この場合だとこういうふうに言ったらどうだろう?
だったり、
さっきは助かるっていうのを使ったんで、
今度は「ありがたい」を使ってみたら相手にとって響くんじゃないか?
といったようなアレンジも出てきたりしました。

今回の研修では、回を重ねるにつれて、
自分で習得していくと言うことを少し体験をしていただきました。
研修をしていて、いつも思うんですが
最初はすごく難しかったこと、
なかなかできなかったことが
トレーニングをすることで、皆さん出来るようになります。

学びってすごいなぁと思うんですね。
できるようになるというのを体感するのも
研修の醍醐味の1つだなと思います。
もちろんスキルですから、習得しても使わなければ
またすぐに忘れてしまいます。

だからこそ、意識して学んだことを活用していかないと
もったいないですね。

成長とは主体的になること

3連休はどんなふうにお過ごしでしたか?
私はとっても充実した、3連休でした。

まず週末にブロードウェイミュージカル『RENT』を見に行きました。
今年は積極的に本物を観に行こうと思い、
いくつかミュージカルを観に行ってるんですが、
今回の『RENT』も超大感動でした。

とっても運が良いことに最前列でRENTを観れて、
ほんの1m先で俳優さん達が演技していました。
今回の「RENT」ですが、ブロードウェイミュージカルなので
全部英語なんですが、主役の山本耕史さんやクリスタルケイさんが
英語で演技されていました。

日本語でも演技するってすごく難しいのに全て英語!
これ、すごい練習されたんだろうなぁと思いながら鑑賞していました。
もちろん彼らはプロですから、最高のものに仕上がっているんですが、
それまでに至る努力ってほんとすごいんだろうなぁ…と。

ただでさえ歌や踊りや演技でミュージカルは感動するんですが、
そんなことも考えながら観ていたので、感動はひとしきりでした。

そして日曜日!娘の誕生日です。
今年の誕生日は娘の希望もあって、
娘の行きたいところに行き、買いたいものをリクエストされ、
1日デートをするというものでした。

今回、私は人生で初めてアニメイトに行きました。
今回アニメイトに行ったのは、娘の大好きなユーチューバーさんが
コラボをしていて、そのイベントがあったんです。
娘は事前にちゃんとネットで調べていて、
欲しいものリストを作っており、
とっても大満足で帰ってきました。

祝日の月曜日。家族全員でお墓参りに行きました。
我が家山口家のお墓は京都の綾部と言うところにあるので、
車で2時間位かけてお墓参りに行くわけです。

中高が宗教学校ということもあり、
お経を聞いてるとなんだかとっても気持ちが落ち着く。
お経を聴きながら…気がつけば娘ももう12歳。
この前生まれたのに…と思っていても、もう12年になったんですね。

これまでは私が選んだ服を着て、私が髪を切り、
私の行きたいところに一緒に行って私主体の誕生日でしたが、もう12歳。
彼女には彼女のしっかりとした意志があって、
彼女のやりたいことがあって、
服なんてもう私が選んだものは着てくれません。

娘が大きくなるにつれて、
娘には娘の人格があり、
そしてそれは私とは違うんだと感じます。

でもこれって少し寂しいんですけれども、
当たり前で良いことなんですよね。
彼女がそれだけ成長してきているということなんでしょう。

できる限り、これまでも彼女のやりたいこと、
彼女の思うこと、彼女の意思を
上手に育てようと思って接してきましたが、
ここ数年それはちゃんと芽吹いているように感じます。

子育てをしていると、部下育成もほんとに同じだなぁといつも感じます。
私のやってきたこと経験ややり方。
もちろんこれらはアドバイスとしてはすごく有効ですし、
求められることも多々あります。

しかし大事なのはそれを聞いた上で、
彼らがどうしたいのか?
彼らにあったやり方は何か?
彼らが「自分で」探していかなくてはいけません。

あくまでも上司はそれが探しやすいような環境を整えること。
子育ても部下育成も同じですね。
楽しかった3連休。
心も体もリフレッシュして、今週も頑張りたいと思います。

自分の役割をはき違える

先日とある企業様にて管理職研修を実施しました。
今回はマネジメントスキル分析を行い
その正解と理由をディスカッションしていくワークを
重点的に行いました。

結構意見が割れたり、回答はあっていても
理由がみんな異なる意見があったりで
大いに盛り上がって頂きました。

その中で様々な視点から問題を解いていくのですが…
成果に向けた業績管理やモチベーションについては
皆さん比較的よく出来ていたのですが、
組織と仕事のコントロールや、人材育成については
意見がものすごく分かれた、もしくは間違っていました。

これ、結構どの会社でもアルアルなんですが…
基本人間って「出来れば嫌われたくない」なので
ハッキリ言えない。
厳しく言えない。
そしてそこにプラスして、業績のためには
「自分がやった方がベスト!」
「自分がやった方が早い!」
で、自分の仕事だけがどんどん増えていくんです。

またこれもアルアルですが、
風通しがよく、なんでも相談できる職場雰囲気はいいんですが
会社での決定事項に対して、納得できるまで話し合う(上申する)
という意見が結構多く見られます。

私自身も昔はこのアルアル、よくやってしまっていて…
自分が納得しない時も
メンバーが納得していない時も
「上は現場を分かってない!」と勝手に思い込み
自分が納得できる答えをもらうまで、
ぐいぐい食い込んでたと思います。
今考えると、ほんと迷惑な部下ですね(笑)

その度に当時の役員から
「山口の役割は、メンバーの意見を代弁することじゃない。
経営陣の想いを翻訳してメンバーに納得させることや!!」
と毎回毎回言われていたのを思い出します。

普段長時間接するのはメンバーです。
すると、当たり前ですが、彼らのことをよく分かってくるようになるし、
人間ですから情も湧きます。
ついついメンバーの意見を通してあげたくなります。

もちろんメンバーの意見を代弁して役員に伝えることも必要ですが
それはあくまでも意見を言う場でのこと。
決定したことについては、必ず従わなければいけません。
そこを昔の私は分かっていなくて
「でも、、、みんなはこう思ってます!」と
必死に食い下がっていた気がします…。

管理職には管理職の役割があります。
その中に1つに、
「組織のゴールや目標を正しく理解し、正しく伝えること」
があるんですが、
これが自分の意見と異なったときに
自分の役割よりも、自分の気持ちが優先されてしまいます。

皆さん、自分で解く、
そして正解の理由を考えながらディスカッションする
を繰り返すことで、しっかり学んでもらえました。

今週は3連休ですね。
日曜日は娘の誕生日。
今回の誕生日は、娘が自分で行きたいところ、食べたいものを
リストアップして、私は完全に身体を1日空けろと言われています。
楽しんで共に12歳を祝いたいと思います!
皆さんも良い3連休を!