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仕事の贈り物

先日、もうかれこれ10年近く、
お会いしていなかった(連絡も取っていない)方から
お久しぶりにLINEをもらって、お会いさせて頂く機会がありました。

その方は、前職時代に大変お世話になったお客様先の常務でいらっしゃった方。

前職にまだ私が勤めていた時に常務を退職され、これまでの経験を活かし、

個人で色んな会社のコンサルタントを常務退任後、されていらっしゃいます。

常務でいらっしゃった時には、もちろんお客様ですからたくさん商談もさせて頂いたし、たくさん一緒にお仕事をさせて頂きました。

たくさん叱っても頂いたし、たくさん教えて頂きました。

ご退任後は直接お仕事をさせて頂くこともなかったのですが、

有難いことに、こんな小娘にご相談頂くこともあったので、
すごく頻繁に、ということはないですが、ご相談頂くたびにお会いしていたくらいです。

その後、私も独立起業し、その方もお忙しくされているので
ほとんど連絡も会うこともなく、あっという間に10年近く経ち…

そして先日急にLINEでご連絡頂いたんです。

聞くと、今ご支援されている会社での連絡がLINEが多かったらしく
スマホで打ち込むのがかなり面倒、なのでPCにLINEをインストールしたら
なぜか私の連絡先が出てくる。

でもなかなか連絡するのも…と躊躇していたが、なんと3回も出てきた。

これは、きっと神様かなにかの力が働いて、会いに行けよ、というメッセージなんだ!と思ったらしいです。

もう70歳も超えて、まだまだ現役に元気に働いていらっしゃるそうで

お久しぶりにお会いしましたが、10年前と全く変わらないすごいエネルギー!

70歳を超えたと聞いて、ビックリしました。

「山口さんには、ちゃんと顔を見て、お礼を言わないとあかんと思ってね。」と。

全然お元気で、お仕事もバリバリされていらっしゃるんですが、

70歳を超えて、ご自身の人生をこれまで振り返って、
これから先何年かが、自分の集大成を締めくくる時だと仰っていました。

なんだかね、有難いなぁと心からしみじみ思ったのとやっぱりすごいなぁと思うんです。

私なんて、その方のお子様よりも下の年齢なんです。

そんな私に「ちゃんとお礼を言わないとな」と普通に仰る。

別に私は何かしたわけではなくて…ある意味たくさんたくさん教えて頂いて
むしろちゃんとお礼を言わなくてはいけないのは、私の方なんです。

「山口さんにたくさん教えてもらってお世話になって、本当に有難い」と
わざわざ会いに来てくださる。

こちらこそ、頭が下がります。

ちょっと真面目な話をしますが…仕事ってすごいな、と思います。

単に業務をして給与をもらう、だけじゃないんです。

こうして人とのご縁があり、それが自分の心や考えに影響を与えてくれる。

人生を振り返った時に、その出会いの1つ1つが心に残っていて
ちゃんとお礼を言わなきゃ、という想いに変わっていく。

もちろんプライベートの出会いでもこうゆうことはあると思うんですが
仕事の出会いってものすごく濃いですよね。

取引があろうがなかろうが、その時その時真剣に仕事をすることで
自分にも相手にも「濃い」何かが残っていって
それが自分という人を作っていく。

上手く伝わっているか分かりませんが、そんな感覚になりました。

そういうご縁に感謝し、
これからもそういうご縁を築いていきたい、大事にしていきたいと
心がじわーっとあったかくなりました。

仕事から得る幸福感

先週金曜日のメルマガ配信、
急遽お休みして申し訳ございません。

お恥ずかしいですが、
体調不良で急遽お休みを頂きました。

メルマガだけではなく、
ご迷惑をお掛け致しましたお客様には
再度この場をお借りして、お詫び申し上げます。

体調自体は熱もなく、だったんですが…1週間近く声が出なくて(笑)

4日間はまるまる全く声が出ず…

ある意味商売道具である声が出なくなってしまって
創業して初めて、研修をリスケして頂いた次第です。

病院に行くと、喉で全部止まっていて…

(菌やウイルスが体内に入っていると熱が出たり、と症状があるらしいのですが…)

私の場合は、全くその症状がなく、喉が痛い、声が出ない、咳き込む…

だけなので、全部喉で止まっているため、のどがやられてしまったようです。

今日は5日目、ようやく声が出るようになりました。
(まだおかしな声ですが(笑))

4日間、筆談、LINEでのやりとりを娘ともしていたので
声が出るようになって、当たり前のことですが、

ものすごい嬉しいのと、普段当たり前にあることへの感謝、
マジでそうだなと痛感した次第です。

自分が研修を出来なくなったこの数日、改めて事業の脆弱性、
このままではあかんと考えさせられた訳です。

無形物である研修という商材は当然俗人性も高く、
また研修講師というのは、ただ単に話している、だけではなく

これまでの経験や考え方、価値観なども問われる職種です。

だからこそ、どの研修会社も研修講師のクオリティの担保が非常に難しく俗人的になります。

恥ずかしながら当社でも全く同じで、
同じことを出来る人間がどれだけいるのか、と聞かれると
返答が難しくなります。

ただ、これではあかん、と危機感を持ちました。

今まで自分はある意味強じんで、やっていける!という
何の確証もないのに、自信だけがありました。

でも声が出ない、という数日を過ごし
自分も人間なんだと、当たり前ですが気が付いた次第です。

会社として、事業をしている以上、
その商品が良い、お客様にご満足頂けている、というだけでは不十分で、

それがいつでも担保できている、ということが大事です。

山口の声が出ないので、研修は出来ません、
ということはあってはいけないんです。

ということで。。。

クオリティは上げ続け、そしていつでもどんな状況であっても
それを提供できる環境作りと育成が絶対だ!!!

をこれから更にスピードアップして取り組みたいと思います。

全くの余談となりますが…
この週末、Netflixで「the days」を一気見しました。

全8話ですが、あっという間の一気見でした。

未曽有の原子力災害が発生した福島第一原発。

責任を問う批判の声と英雄としての称賛を浴びながら、
政府、会社組織、現場担当者たちは、
命をも奪いかねない見えない脅威に立ち向かう。
(Netflix紹介文そのまま)

改めて彼らに果てしない感謝をしています。

彼らの「あきらめない姿勢」に激しく感動し、感謝をしました。

これを仕事、責任という一言でいうのは
あまりにも陳腐で場違いな言葉で私は違うような気がします。
(色々な問題もあると思うので…ここまでにしておきます。)

ただ、彼らが命がけで「何とかしてくれたこと」が有難いし、
感謝するだけでは足りません。

彼らが守ってくれた今、改めて自分自身の「仕事」を考えると

もっと出来ることがあるし、もっとやらなくてはいけないと思った次第です。

素晴らしい「仕事」をしてくださって、本当にありがとうございます。

仕事から得る幸福

先日の弊社の10周年記念&出版記念のパーティに
お越し頂いた方々へお礼のメールを差し上げ、

そしてまた沢山の励ましのメールを読みながら、
本当に私ってめちゃくちゃ幸せだと感じました。

皆様、私との出会いの思い出や、弊社の研修に対する
ご期待を添えてお祝いと励ましのたくさんのお言葉に触れ、

本当に嬉しくて嬉しくて、という素敵な週末を過ごさせて頂きました。

仕事って、ほんとに心持ち1つだと思うんです。

ただ単に商品やサービスを提供しているのではない。

そこに価値を感じて頂けるので、購入して頂き売上となる。

この価値って、当然商品の使いやすさ、機能、それを使うことの成果だけではなくて、
誰から買うか、ってとっても大事だと思うんです。

特に我々のような「研修という無形物」を提供する者として
誰から買うか、って本当に大事だと思うんです。

パーティでも多くの方に弊社の
社員メンバーについてお褒めのお言葉を頂きました。

まず、とても明るい、そして一生懸命。

弊社のメンバー(特に営業メンバー)が若いのに、本当に頑張ってる!
と嬉しいお言葉も頂きました。

ありがとうございます。

ある意味、私は厳しい社長兼営業マネジャーだと思います。

目標数字に対しては詰めたことはあまりありませんが(笑)

仕事の仕方や姿勢、その考え方については、
結構厳しい方だと思います。

さすがに私もハラスメント研修とか、
ほめて伸ばそう!研修をさせて頂いているので、

激高して怒鳴りちらす、なんてことはもうしていませんが…
(昔は結構普通にしてました。あかんやつです)

手を抜く、小さな約束を破る、このくらいでいいかと妥協する、

これらについては、絶対許しません。

私自身もそうですが、
「この仕事を一緒にするのに、同じかそれ以上の熱量を持っているか?」
を重要視します。

だって、そうじゃないと、
成果も出ないし、おもろくないですから。

シナジーってよく言いますが、シナジーって同じか
それ以上の熱量がないと生まれないんです。

ですから、私自身もパートナー企業様にお願いするのはその熱量なんです。

それってね、顔を見たら分かるんです。

この仕事に情熱を持っているか?相手のために真剣になれるか?
そしてその仕事を心から楽しんでいるか?

ですから弊社のメンバーにも同じように求めます。

ですからうちの社員で、結構年齢の高い人が入って来ても…
合わないことが多いんですよね(笑)

若い人で、それがいいな、と思う人の方が
うちの会社にはあっている。

ということで数年前から若手ばかりの採用をしています。
(今年はめちゃくちゃ苦戦してます…売り手市場、マジで痛感です・・・)

特に若いメンバーにはよく言ってますが仕事だけは絶対に裏切らないんです。

自分がした分だけが返ってくる。

手を抜けば、その分も返ってくる。

でも一生懸命やれば、絶対返ってくるんです。

それが仕事の面白さだと思うし、同時に達成感や充実感も味わえる。

プライベートもめちゃくちゃ遊びますし、全力で楽しんでいる私ですが、

やっぱり仕事でしか味わえない楽しさ、おもろさがあると思うし、
そこから得る幸福感は何にも替えられません。

改めて私は本当に幸せ者だと感じた数日でした。

10周年記念祝典を終えて…

弊社の10周年記念&出版記念祝典を東京にて開催させて頂きました。

このメルマガをお読み頂いている方々も、
お越し頂いた方々がいらっしゃると思います。

改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、今日を迎えるにあたり、私自身、10年目っていうけど…

ほんとついこの間だよなぁ、と思いながら祝典を過ごしておりましたが

コロナ有り、で決していつもいつも順風満帆だったわけではないよね、
となんだか感無量になった次第です。

お越し頂いたお客様、パートナー企業の皆様とお話させて頂きながら、

本当に私って恵まれているし、ラッキーだし、なんか持ってる!!と思います。

今回の祝賀会については、私はほぼノータッチでメンバーにお任せしていたんです。

今回の催しで、サックスの生演奏と和太鼓をお願いしました。

でも選曲はもうお任せしていたんです。

すると本番で演奏頂いた曲の1つに、
You raise me upが!!

サックス奏者の方が、弊社のことを聞いて、このイメージでしっとり、、、と。

最後に情熱大陸でパワフル且つ情熱溢れる演奏をと
選曲してくださいました。

You raise me upについては、
いつも研修の最後に見て頂く映像の曲なんです。

そして葉加瀬太郎さんはもちろん大好きな音楽家です。

偶然でこの選曲ってやっぱり私はツイてます!!

とある尊敬する方から、
「10年目が今年でやっぱりツイてますよ!
だって、去年や一昨年だったら、絶対出来なかったわけですから。」
とお言葉を頂きました。

本当にそうですよね。今年が10年目でやっぱりツイてます。

まだまだたった10年という節目ではありますが、

多くのお客様、パートナー企業様、
そしていつも耐え忍んでくれているメンバーのみんなのおかげで
ここまで来れたと思います。

また、皆様にお越し頂き、
私自身もとっても楽しい素敵な時間を過ごさせて頂きました。

本当にありがとうございます。

さぁ、また今日から20年、30年を目指し
お客様に価値を提供し続ける、働くことが幸せだと思ってもらえる、
そんな会社に、日々邁進していきたいと思います。

今後とも、皆様どうぞキャリアチアーズを宜しくお願い致します。

納得できるフィードバックとは?

先日ある企業様でOJTトレーニング研修の
フォローアップ研修を実施させて頂きました。

前回の研修でOJTとは、について研修をしているので、
今回はその実践を多く実施してきました。

特にフィードバックでの差を埋める、
を重点的に実施しました。

差を埋める…で最も多くあるのが、

OJTトレーナーからは、
「出来ていない、足りない」と思っていることについて

トレーニーは「出来ている、十分だ」と思っている。

この差を埋めなければいけません。

もちろん逆もありますが、逆の方は結構簡単ですね。

いやいや、出来てるよ!と大いに褒めてあげればいい訳ですので。

とある方のロールプレイングを聞いてみると…

トレーニー「○○について、僕はよく出来たと思います。実際~~でしたし。」

トレーナー「そうだよね。○○について頑張ってくれていたのは良く分かるんだけど…僕から見たら、実はまだ足りないと思っているだよ。」

トレーニー「そうですか…。」

トレーナー「第三者的に見れば、もうすこし~~してほしいんだよね。納得したかな?」

トレーニー「はい。分かりました」

どうでしょうか?これって本当にトレーニーは納得しているんでしょうか??

分かりました、と答えているけど、実際には納得していないんですね。

なぜか??

第三者的に見れば…トレーナーから見れば…
と言われても、分からないからです。

ではどうしたら納得できるのか?

それは具体的に説明しなければ、相手は納得しません。

例えば…
○○についてだけど、ここまでは出来ているんだけど、ゴールはこういう状態だよね。
だから◆◆の部分がやはり足りないんだよ。
お客様はこうゆうことを望んでいるのに対して、○○だと足りないよね。

といったように、
実際にあった出来事について具体的に説明しないと相手は納得してくれないんです。

具体的に…というのは結構難しいんですが、
実際にあった出来事、実際にやってくれた仕事、その仕方などを
細かく示してあげる、と言う風に考えると分かりやすいです。

出来れば、一方的に具体的な説明をするのではなく、
会話方法で問いかけてあげると、より効果的ですね。

これって、ゴール(期待値)を伝えるときも同じです。

抽象的な言葉ではなく、具体的に数字を用いて、
具体的な例を出して伝えないと、相手は分かりません。

これを相手の表情やしぐさを観察しながら、
納得出来ているかな?と確認しながら、

納得するまで問いかけて会話を続けることが大事ですね。

ついつい、私も一方的に言ってしまうことが多くて…

皆さんのロープレを見ながら、
「一方的ってあかんよね」と感じてしまった次第です。

大失態の思い込み

さてさて、今日は「思い込み」について共有したいと思います。

昨今ではアンコンシャス・バイアスという
言葉も少し浸透してきましたね。

ダイバーシティや多様性において、根本となるこの「思い込み」ですが、
決して悪いことではないんです。

人間、当然年齢と共に、経験が増えますので色んな「思い込み」が生じるんです。

これって、経験値が増えると同時に増えることなのでそれ自体は悪いことではないんです。

ただ、いろんなときに「ほんとにこれって思い込んでない??」と
自分自身に問いかけることが必要ってことなんです。

と言いつつ、私も日々色んな思い込みをしてしまっています。

先週、金曜日が娘の学校の創立記念日で学校が休みでした。

そして日曜日が日曜参観なので、3時間目までの短い時間のみ。

月曜日が日曜参観の振替でお休み。

なのでほぼ4日間お休みみたいな気持ちになってしまってたんです。
(娘が…)

学校の宿題も4日分あるし、それ以外にも塾の宿題もある。

量も多いので、計画立てて、早めにしようね、って木曜日から言っていたのに…

案の定、月曜日の夕方になって、何もしていないという、いつもの状況です。

私自身は月曜日も研修があるので、その間でしようね、とかなりきつく!言って
オンライン研修に入っていました。

そして研修後、自宅の仕事部屋から出てきたら…全部出来た!!!と遊んでいたんです。

ここで、私の思い込み。

「○○、答え見て写したやろ!!!」と一言目にかなりきつく言ってしまいました。

過去、答えを写してこっぴどく私が怒ったことがあったんです。

そう、この経験から、私は瞬時に、こんな短時間で出来上がるはずがない
きっとまた答えを写したんだろう、と強く思い込んだんです。

すると娘が号泣し始めました。

何も言わず…。

で、またそこで私は追い打ちをかけたんです。

「立場が悪くなったからって、泣いたらいいってもんちゃうねん!」と。

すると娘が泣きながら言いました。

(半ば泣き怒鳴りながら言ってるので、
全部理解するまでに何度も聞きなおしましたが…)

学校の宿題…

前週に宿題を多く間違えてやっていて、
今回宿題になっているページを既にやっていたので、

実は宿題は既に終わっていたので、実際に今回やらないといけない宿題は案外少なくて済んだこと。

塾の宿題…

もうすぐ学力テストがあるので、同じような問題を何度も以前にやっていたので
けっこうスラスラ解けて、時間が掛からなかったこと。

大失態です・・・。

答えを写したわけではなく、ちゃんと自分でやっていたんです。

彼女の中では、早く宿題を終えたことに満足していたし
それについて、私から褒めてもらえるだろうと思っていたのに、

頭ごなしに、「答えを写した!」と言われたことにショックを受け、またとっても腹を立てていたんです。

それでも私はまだ信じられなくて…(絶対あかん親です…)

実際に宿題を見てみると、計算している跡があり…

写していないことが「証拠」として目にするまで、謝りもしなかったんです。

その後、ひたすら謝り続けました・・・。

ダメですね、この思い込み。と猛反省した次第です。

今回の反省点は大きく2点。

まず、勝手に過去の経験から思い込んでしまったこと。

そしてまず聞く前に、感情で酷い言葉を突き付けてしまったこと。

さらに2点目(こっちが本当にだめ)が、証拠を見つけ出すまで、自分の方が正しいと、また思いこんでいたこと。

親や上司という立場では、自分の方が正しいと思い込んでしまっています。

この思い込み、決めつけ、は時に人を大きく傷つけるし自分自身の可能性をも狭めてしまいます。

外す努力が必要だよね、と自戒した出来事でした。

6年間での変化=成長

今週は、ある企業様にて、
女性メンバーを持つ上司の方と、女性本人たちと

それぞれの研修を実施させて頂きました。

この企業様では既に6年目になります。

で、どちらの研修でも色んなディスカッションをしてもらっているんですが、

随分6年前とは変わってきたなぁと本当に感じました。

例えば上司の方に向けて、女性社員への指導で気を付けているところをディスカッションしてもらうのですが、

6年前は…「どうしたら、やる気が出るのか??」
だったり、

「家事や育児と両立しながら時短で働いている方に対して、どのようなサポートをしてあげたらいいのか?」

が主に出てきたんですが。。。

先日は、

「女性社員も男性社員も同じように指導している」

「配慮は必要だが、女性だからと意識することが少なくなった」

「定時に帰りやすい雰囲気作りにかなり注力している」

といったような回答が多くなりました。

対して、女性本人たちには、どんなところが働きやすいと感じるか?
についてディスカッションしてもらったのですが

6年前は…

「制度も福利厚生もあるけれども、上司によって実は実態はすごく違う」

「有給や早退って言いにくい…。周りに迷惑掛かりそう…」

といった意見が多かったのに対して、先日では、

「定時15分前になったら、早く帰って、って周りが言ってくれるから有難い」

「本当にたくさん助けてもらって感謝している」

「急な有給でも本当に取りやすくなった」

といったような意見がたくさん出てきました。

もちろんこの6年間、特にコロナの影響もありシステムや制度も変化してきていますが、

何よりも双方皆さんが感じられた共通点は、

数年前よりも、すごく意識が変わったってことだよね、ってことでした。

女性だから、ということも少なくなり時短だから、という意識も減っている。

これ、すごい変化ですよね。

そして上司の方々は、それでもなお、もっともっと働く女性も男性も
「働きやすい」「だから働き続けたい」と思ってもらうには
自分はどうしたらいいのか?と学ぶ意欲が強くなったように感じます。

本人たちからも、これだけ自分たちが助けてもらってきて今の自分たちがある、

だからこそ、この後の後輩たちが同じ状況になったときに
自分が一番に助けてあげられる存在になりたい、という意見も多く出てきています。

(中には、管理職に女性がなったら、もっと実現しやすくなるかも??
だからこそ、そのチャンスもいつか自分もつかみたい、と
管理職を目指してくれる方も多く出てきました。)

本当に嬉しいし、本当にありがたい。

数年前から色んなメッセージを多くの方に研修を通じて
お伝えさせて頂いたのですが

目に見えてすごく変わってきた!と感じた瞬間でした。

また同時に、すごい人って、
やっぱりどこまでも学ぶ姿勢が強い、と感じます。

客観的に見て、すごく「優秀な上司の方たち」「優秀な女性社員の皆さん」なんです。

やる気もあるし、自主性も高い。当然多くの実績も出されている。

でもそんな方々が、もっともっと成長しなければという気持ちを前面に出して学ぼうとされている姿勢に私もとっても熱い気持ちになりました!!!

半年でイチバンの笑顔

あっという間に4月半ばになりましたね。

今日は自発的になるには?について
気付きを共有させて頂きます。

弊社の約半年前に入社してくれた営業パーソンAくん。

中途入社で入ってくれたのですが、

前職はBtoCビジネスだったので、BtoBも初めて、営業職も初めてです。

最初はうちのあまりに自由すぎる社風にも戸惑い…

(自由とは…自分で考えなければ仕事は生まれない、の社風です)

何をしていいのかも分からず…

営業もとっても緊張するし、上手に出来ない…。

それでもとっても頑張ってトークの練習をしたり

質問にどんどん来たり、と頑張ってくれていました。

そんな彼に、1つ仕事を任せてみたんです。

少し大きな仕事で、外部パートナーの方々と一緒にする仕事なので

彼らをまとめたり、連携を取ったり、レクチャーしたり…があります。

正直、出来るかな??という不安は多少あったんですが、

でも仕事って自分でやってみないと自信も付きません。

自信がないと、それが表情にも出るし言動にも出る。

もちろん何でも一人で、ではなく先輩もマネジャーもいるので、
もし何かあってもカバーしてくれるはず!!

と思い、任せてみることにしました。

初日が終わった翌日に、別件で一緒に行動することがあり、
彼に聞いてみました。

「昨日、どうやった??出来た??」

すると半年間一の笑顔で「めちゃくちゃ楽しかったです!!僕、合ってると思います!」と。

イチバンの笑顔です!!

「すごいやん!!!これから一人でもいけそう???」「全然大丈夫です!任せてください!」と。

まぁ頼もしい!!!

ここでちょっと反省。

実は私の中では、失敗するかもな…と思ってたんです。

はい、これ完全にあかん思い込みですね。なので、一緒に行くメンバーにも念入りに頼むで、と言っていたし

その後もどうやった??と一緒に行ったメンバーにも聞き取りしてたんですよね。

内心実は心配してしまっていたんです。信じきれてない、反省です。

でも彼は見事私の心配を裏切って(笑)

楽しみながら、しかもお客様からの評価も良く、見事やり切ってくれたんです。

いいやん、いいやん、と嬉しくなりました。

すると、その仕事での
プラスアルファのこと(いわゆるQ&Aマニュアル作成)を自発的に彼からしてくれたんです。

何の指示もしていませんし、頼んでもいません。

でも彼は「自分の仕事」として捉え、どうしたらもっとうまくいくのか?

を自分で考えてまとめてくれたんです。

外部パートナーの方から質問があるたびにそれをまとめてくれ、今後スムーズに仕事がみんなが出来るようにしてくれました。

素晴らしいですね。

聴く⇒認める⇒褒める⇒そして最後に任せる。このサイクルに尽きます。

自発的にしてもらうには??をよく管理職研修でも聞かれます。

でもこの任せる、が難しい。

当然お客様にも迷惑をかけてはいけません。

でも任せない限り、自発的にはなかなか、なりません。

そして人は必ず失敗する生き物です。(失敗のない人はいませんからね。)

任せる大切さ。

そして思っている以上に実は出来る!(出来ないんじゃない?って思い込みはダメ!)ってことにも気付いた出来事でした。

知らなかったん???

先週の土曜日、娘のピアノの発表会でした。

毎年、1年に一度、親子連弾をしています。

今年はパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲に挑戦しました。

ピアノを習い始めた時から、「いつかこれ、連弾したいよね。」と
私が一方的に言い続け、

今年弾ける年齢になったんじゃない?ってことでチャレンジしました。

娘はパイレーツ・オブ・カリビアン世代ではないのでもちろん映画も見たことがないんですが、

私が良く、レ・フレールの音楽をかけているので曲は良く知っています。

最後の追い込み1週間、強弱をもっと付けて曲のイメージを2人で話しました。

ここは、だんだん波が荒くなるところやから、ピアノからフォルテにしないとね。って言うと…

「なんで波なん??」と。。。

え??そこ???

だってこの曲、海賊やで。海に出てるやん。。。

そう。
娘は映画を見たことがないのでパイレーツ・オブ・カリビアン=海賊
となってなかったんです。

なんで今まで聞かなかったん??と聞くと、

そんなに重要じゃないと思ったから、流してた、と。

いやいや、曲を弾くのに、イメージってすごく大事よ。

分かってるという前提で話をしてしまったのですが…
これって恐ろしいですよね。

こちらは当然知っているだろうという前提で話を進める。

でも相手は知らない、そしてその重要さも分からないので
質問することもせず、流していく。で、ズレが生まれるんですね。

4月は年度の始まり。

先日入社した新入社員たちも、今まさに新入社員研修などで
会社に、先輩に、上司に、仕事に、働くこと自体に必死に慣れていこうとしていると思います。

この後OJT研修を実施されるところも多いと思います。

キャリアが長くなればなるほど、年齢がいくほど、仕事をすればするほど
この「知っているだろう領域」
が広くなります。

「知ってる??」と聞いてあげることの大事さ、ですね。

動物病院での反省

今日は、またまた私の思い込みのあかん反省を…。

先日うちのネコちゃんの目がおかしかったんです。

1月に新たに家族となった子なんですが、
山口家はずっと犬派でしたので、ねこちゃんは初めて。

ブリーダーさんから、猫の病気の多くは目に表れるから、
目がおかしいな、と思ったら病院にお願いしますね、と言われていたんです。

以前から外見でいいな、と思っていた、動物病院に連れていくことに。

すると先生が…全然コミュニケーション力がないんです。
人間と…。

色々私が質問しても、的を得た答えが返ってこない…。

こういう状態なんです、って私が話しても、頷きも相槌もしないし、目も合ってる??ってくらいなんです。

私としては、ネットでいろんな病気をみて不安になっているし
ネコちゃんはまだ子猫だし、色々答えて欲しかったんです。

で、山口の強い強い思い込みがここで発揮されてしまって…

「この先生、全然あかんやん…」と決めつけてしまったんですね。

でも実際猫ちゃんを見てもらうと…ネコちゃんとは会話してるんです!!!!

しかもめちゃくちゃ優しく…。

本当に赤ちゃんに対して接するくらい、ゆっくり丁寧にうんうん頷きながら見てくれたんです。

うちのねこちゃんは初めての病院で緊張していたし初めての人、場所で最初は威嚇してたんですが、先生がうまいうまい!

すぐに大人しくなって、色々見てもらったんです。

結果、全然大したことなくて、目薬もらったら翌日にはすっかり良くなったんです。

最後に受付の方に…
「うちの先生、犬ちゃんや猫ちゃんの方が圧倒的に得意なんですよ。
ご心配は分かりますが、腕は確かなので安心してくださいね」と。

はい、私が大丈夫か??って思ったの、200%ばれてました。

人の思い込み、決めつけ、ダメですよーって
毎日研修でいろんな方にお伝えしてますが、

色んな所で、この思い込み、決めつけ、偏見で顔を出します。

そしてそれが、自分では気づかないことも多いんですよね。

多いに反省した山口でした(笑)。