未分類

少子高齢化課題

最近、セカンドキャリアに関するご相談も
多く頂くようになりました。
以前から弊社ではセカンドキャリア研修を
実施させていただいており、
対象者は50代の男性の方が中心になります。

彼らのモチベーションを上げ、
定年までいきいきワクワク働いてもらうために
というのが目的の研修です。

ただ実際には悲しいかな。。。。
若い人たちの邪魔しないでほしい。
若い人たちのモチベーションを下げないでほしい。
ハラスメント言動をしないでほしい。
といった課題背景が多くあるようです。

先日も毎年実施させて頂いている企業様から、
来年度のセカンドキャリア研修どうしようかと
ご相談をいただきました。

実際セカンドキャリア研修をさせていただくと。。。
モチベーションが上がって、やもっと頑張っていこう!
まだまだ自分にはできることがある!
これまでのキャリアを棚卸しをして
さらに自信をつけて、
今まで自分が培った経験やスキルやノウハウ、
そして考え方を後輩に伝えて、会社に貢をしたい!!
と前向きに捉える方が多くいらっしゃいます。

しかしその一方で、、、
この年だし、もう変われない。。。
かといって、転職をできる年でもない。。。
頑張ろうと思っても全然やる気が出ない。。。
今まで評価されなかったことへの腹立ちや
これからやっても変わらないよねというあきらめ。。。
言ってる事はわかるけれども、
だからといって頑張ろうと言う気にならない。。。
と後ろ向きの方々も実際には居ます。

その後ろ向きの方々に何をやりたいか?
と聞いても、出てくるわけもなく、
定年後のお金を含めたことへの不安感や
またそれがままならないことへの苛立ちも見られます。

でも、だからといって
何か自分を変えようと言うわけではなく、
何とかこのままで、現状維持でいい、
といったご意見が多く見られます。

しかし彼らも、
少なくとも若い人たちの邪魔しちゃいけない。
少なくとも自分がマイナスのエネルギーを出してはいけない。
社内の雰囲気を悪くするような検討は控えないと!
とプラスにまではいかないけど
マイナスになるのはまずいよね、と気付いたと仰います。

少子高齢化問題の1つ。
実際この年代の方々は会社の中に多く存在します。
リーマンショックがあったせいで、
30代の社員が少ない企業様も多く、
実際には50代の方々がたくさん働いている会社も
多いでしょう。

社会的にもこれが大きな問題だなぁと
打ち合わせさせていただきながら、改めて感じました。
人生100年時代
どんどん定年年齢が上がっていき、
今では定年退職65歳、雇用延長75歳
の会社も多く出てきております。

そうすると今50代の方もあと数年働くのではなく、
あと15年~20年働くのです。

この15年~20年。
少なくとも周りの人には迷惑かけないようにしよう。
と働くのか??
やる気出ないのも歳だからしょうがないよね、
と思って働くのか??
全然違います。

少子高齢化という言葉はもう当たり前に聞かれるようになりました。
若者がいない人手不足課題も重大ですが
その一方で、いわゆるシニア層と言われる
50代後半の方々に、どう生き生き働いてもらうのか、
これについても大きな課題がある日本だと思います。

皆様はどのような対策をとられていますか?
先日の打ち合わせで弊社もここに対して
もっと良い方法や内容,コンテンツを
日々精進して作り続けなければいけないと
改めて感じた次第です。

最高の景色

先週和歌山みなべにダイビングに行ってきました。
この日はめちゃくちゃすごい日で
インストラクターも「こんなすごいことは滅多にない!!」と
潜る前から仰ってました。
(朝一潜ったときに発見したそうです)

潜ると…
きびなごの大群!!!!!
そしてそれを狙いに来ている鯛、イサキ、はまちなどなど。。。
なんかね、ちょっとかわいそうなんですが…
狙っている側は結構ちゃんと順番待ちしているんです。

まず、きびなごたちは、鯛の群れがやってきて
逃げまどいつつも、、、何百匹が食べられます。。。
そしておなかいっぱいになった鯛が
きびなごの大群から離れると…
今度はイサキの群れが待っている。
イサキがお腹いっぱいになると、
今後はハマチが待っている…。
きびなごにしてみたら…
順番に食べられるので、めちゃくちゃかわいそうだと思うんですが
それもまた自然の原理ですね。

で、今回あまりにも凄すぎて、
じっーーーとずーっと見てたんです。

普通はダイビングは顔を下に向けたうつ伏せの状態で泳ぐんですが
じっと座って見ていて、
しかもきびなごの大群の下に潜ってみているので
顔を上に向けてずーっと見ていると
タンクが重くて、腰がかなり痛くなりました(笑)
時々後ろにひっくり返りそうにもなりました(笑)

インストラクターの方に聞くと
朝よりもすごい!!
ここ10年でこんなにすごいのは見たことない!!
なかなかこの景色は見られない!
めちゃくちゃ運がいいですね!と。
さすが私。どこまでも運がいいようです!
最高!!の一言でした!

前々回の石垣島でのダイビングで
ダイブコンピュータは欲しいなと思い
購入して、今何mを感じながら潜ってるんですが
今回のダイブで
やっぱり水中カメラいるよな、欲しいよなぁと
またまた欲が出て来ました。。。

行動すると欲が生まれる。
この連鎖は私の場合常でして。。。
やればやるほど、あれ欲しい
これもしたい、ココも行きたい
と、どんどん欲深くなっていきます。。。
で、早速色々ネット検索です。

年と共にしたい欲がない方は
いつもと違うことをちょっとしてみる
いつもと違う人と話してみる
いつもと違うところに行ってみる
を是非試してみてくださいね。

情報から知識へ

お盆明け、皆様お久しぶりです。
弊社では1週間の夏季休暇でしたが
皆様はどんな夏季休暇をお過ごしになりましたか??

地震があったり、台風がきたり、
連日猛暑アラートの夏日だったり。。。
の夏休みでしたね。

私は少し早めにがっつりと夏休みを取ったので
この1週間はかなーりゆる~く仕事してました笑笑
多くの企業様が夏季休暇なので
研修や商談がなく、結構たまっていた事務仕事が
サクサク進みました!
そんなどこにも行かず、ザゆっくりまったりの
夏季休暇を過ごしていた私です。

そんな夏休みに読んだ本で、なるほどね!
と思ったら内容をシェアしたいと思います。

内なる自分との関係が
そのまま他人との関係に出る、です。

数冊まとめて読んだんですが、結構どれも
なるほどね、と納得のいく内容で
簡単に要約すると。。。

自分に自信が持てない
→嫌われるのが怖い
→人と深く関われない

本当の自分が分かっていないor好きじゃない
→劣等感
→マウント取る

自分の嫌な部分や本心を見られるのが怖い
→理解してもらえないだろう
→本心を隠して人と付き合う
(嘘をつく)
or虚勢を張ってしまう

NOが言えず我慢する
→相手や他人にイライラする
→言えずにストレス
→マウント取るor距離を置く

自分の気持ちが分からない
or言語化出来ない
→人の気持ちが分からない

といった感じです。
コミュニケーション研修などでもお伝えしてますが
具体的なスキル習得も大事ですが
自分自身としっかり向き合い
自分への理解を深めることも同様に大事です。

この辺の理解度が更に体系化された感じで
私的にすごく腑に落ちやすかったです。
自分への理解が大事ってことは
もちろん分かってるし知ってるわけですが
それが更になぜか?
人によってどういう波形になるのか?
みたいな深いところまで体系化出来て
個人的にスッキリしたわけです。

インプットしたことを必ずアウトプットする。
私は有り難いことにこうしてメルマガを
書かないといけないので。。。笑
強制的にアウトプットの機会があるんです。
もちろん研修もそうですけど。

週2回何かしらアウトプットしないといけないので
ちょっとでも、おっ!と感じたことを
ネタにしないと続かないんです。

でもそのおかげで、インプットした情報を
更に深掘りしたり、要約したり、
他の情報と混ぜたり、比較したり、
そんなふうにすると、単なる情報インプットから
知識へ変わっていきます。

ということで今日もアウトプットの機会になっている
メルマガライティングに感謝しながら
研修三昧、出張weekを満喫します!

旅先ハプニング!

先週1週間早めの夏休みで鹿児島指宿と熊本阿蘇を満喫してきた山口です。
鹿児島ではダイビング、阿蘇ではホーストレッキングを満喫し
めちゃくちゃリフレッシュできました!!
特に鹿児島は美味し過ぎて、2キロも太って帰って来て
やばいやばいと焦っている今日この頃です。

鹿児島では実はハプニングがあったんです(笑)
レンタカーを借りて、近くの美味しい飲食店に行ってました。
今年で指宿3年目なので、オーナーも覚えてくれていて
今年も来ました!!って通ってたんです。
(お店もそんなに多くないので、5日間の滞在で3回行ってました!)

で、バックで車を停めようとしたら…
飲食店の壁の上の方が出っ張っていて…
車高が高い車だったので…
ぶつけてしまったんです。。。

飲食店の壁はコンクリートでレンガ張り。
その角の部分がちょうどリアガラスにぶつかって
見事粉々!!に割れてしまったんです…。

レンタカーで事故するのは初めて。
レンタカー会社に電話して、警察電話して
もちろんオーナーもすぐすっ飛んで来られたので
平謝り!!!!
(リアガラスの割れる音ってすごいですね。。。)

乗っていた私たちも、もちろん怪我1つしていないし、
幸い飲食店の壁も何ともなってない。
車のリアガラスだけが粉々になりました。

そこで初めて知ったことですが…
レンタカーで事故ると、代車の手配がない。
事故をした時時点で契約完了となるので
(もちろんレッカー呼んで車は返さなくちゃいけないし、
営業補償とか、車の補償もしないといけない)
代車がないんです。。。

飲食店からはタクシーで帰るとして、
翌日じつは、指宿から熊本に移動してホーストレッキングして
1泊の予定でした。
その後熊本から鹿児島空港までまた移動して飛行機に乗らないといけない。

そこで、レッカー待ってる間
飲食店でご飯食べながら、スマホでめちゃくちゃ検索する!!!
指宿から鹿児島空港まで電車移動⇒朝6時半に出れば間に合う!!
鹿児島空港で再びレンタカー手配⇒これもすぐ出来た!

いや、スマホってめちゃくちゃ便利!!
これ、電話のみだったらほんと時間かかってたし
すでに夜21時ごろだったので、レンタカー会社閉まってて
手配できなかった!
インターネットって何て便利なの!!
と大感激しました。

事故った時は、マジか…と一瞬思いましたが
怪我人なし!
飲食店も損傷無し!
車の補償は、今回に限ってなぜか完璧に入ってたので、免責もなし!
追加費用としては、電車代とレンタカーの営業補償と新しく手配したレンタカー代。
合計6万くらいの追加出費にはなりましたが
旅工程には影響全然ない!!
その手配やら、手続きに掛かった時間はたった30分!

よくセルフモチベーションの研修でも言ってますが
ストレスから早く抜け出すには
現実的に客観的に考えて、とにかく行動すること。
すると頭も体も動くので、ストレスから早く抜け出すことが出来ます。

今回も一瞬マジか…と思いましたが
その後行動するまで、30秒くらい。
落ち込んでる暇はないんです(笑)!

怪我してたり、お店に迷惑掛かったり、旅工程に影響でなくてラッキー!!
そしてきっと今年は残りいいことばっかりしかない気がする!ラッキー!!
と話しながら帰路につきました!
要は受け止め方次第。
8月夏本番。ポジティブに今月もいきましょう!

そんなに言わなくても…。

日曜日に娘と、お友達親子と一緒に、木下大サーカスを見に行ってきました。
小学校低学年頃に私も見た記憶があり、
木下大サーカス以外を知らないというくらい
サーカス=木下よね、という印象になるほど
楽しかった思い出です。

ですので、40年ぶりくらい?に木下大サーカスを見ましたが
空中ブランコ、ホワイトタイガー、トランポリン、オートバイなどなど
色んな芸で楽しませてもらいました。

今回私たちは一応指定席を予約してたんですが
実は、席からは、柱が邪魔になって結構見づらい…。
指定料金払ってるけど、かなり見づらかったんです。

すると隣に座っているおっちゃん(多分55歳前後くらい)。
ずーっと奥さんに文句を言い続けてるんです。
ここから、本日はリアルに感じてもらうために、
会話バージョン、大阪弁そのまんまでお伝えします(笑)

おっちゃん「柱で見えへんわ!こんなん何もおもろないわ。」
奥さん「そんなん言わんと。折角来たのに~」
とまた奥さんがずっとなだめている。

会場がおお~!と沸いた時にもこんな感じ。
おっちゃん「誰がやってるかも分からんし、何やってるかも見えへん。腹立つわ。」
奥さん「なんか男性が、、、椅子積み上げて、そのうえで逆立ちしてるっぽい」
おっちゃん「そんなん言われても余計腹立つわ。なんでこの席やねん。」

この席の取り方は、勝手に決められるので、決して奥さんのせいではないんです。
でもおっちゃんは、もう腹立って仕方ないから
その説明を奥さんがしても、全然聞いてない。

おっちゃん「そんなんおかしいやろ。こっちが払ってんのに、見えへんのはおかしいやろ。」
奥さん「でも私に怒らんといて。わたしのせいちゃうし!」
このやり取りが、2時間半ずっと続いてました。。。

おっちゃん、分かりますよ。
そりゃ、指定券買ったのに、見えなかったら腹立つし、
文句も言いたいでしょう。
会場が沸けば沸くほど、見えないのは腹立つし
言いたい気持ちも分かります。

でも、、、奥さんかわいそうだし
横でずっと聞いている私もイライラしてきました。
誰かの文句を聞くのは、聞くだけでイライラします。
せっかく楽しんだり、感動しているのに・・・半減です。
きっと私以外の周りも人も同じように感じていたんじゃないかと思いますが
おっちゃんだけは気付いてない…。

おっちゃん「こんなん木下に言わないとあかんで。これはあかんわ。」
と、言うこと=正義に変わっていってます。
奥さん「もうそんなん言わんと。いちいち揉め事起こさんといて…。」
おっちゃん「何言うてんねん!こんなん、あかんことしてるんやから、言うたらんと!他の人も同じ目に会ったら大変やで。今言うとかんと!!」
はい、自分の正義感が世間の正義感になった瞬間です。

このおっちゃんの気持ちはもちろん分かります。
私もめちゃくちゃ見えなかったし、見るために娘の席にめっちゃ首傾けて見たので
首は痛いし、気持ちはとってもよく分かります。

でもちょっと冷静に考えてみて、です。
ずっと文句言われているの、誰もいい気がしませんよ。
ハラスメント研修などでもお伝えしてますが、
気持ちのコントロールが出来ない人
自分の正義感を世間の正義感と思い込んでいる、ですね。
自分を客観視することの大事だを感じた1日でした。

女性たちの成長

先日ある企業様での女性活躍推進関連の研修でした。
もう7-8年実施をさせて頂いておりますが
年々参加者の方々の成長ぶりがすごい!

思い起こせば、最初のころは
「私は女性だから…」といったご意見の方も多かったんですが
ここ数年、そういう傾向の方はかなり減ってきています。

これは社会的にも、この企業様内でも
男女平等、女性活躍が進んできていることがある意味良い原因であり
だからこそ、「女性だから…」といった発言が少なくなってきていると思います。

あるテーマディスカッションで、
今から15年後の自分を想像してください。
ただし、今の会社で働き続けています。
(職種、部署については変わってもOK)
自分のやりたいこと、なりたいこと、してみたいことが
全て全部できている状態です。
さぁ、どんな自分になっているでしょうか?というディスカッション。

今回はとってもアグレッシブ、エネルギッシュな方も多く
「もう15年後は自分のやりたいことをもっとやりたい、と思うので
社内の子会社制を活用して、会社を作ってもらって社長になってます!」だったり…
「少なくても課長代理、出来れば課長になって、周りから
おお!と言われるような人になっている」だったり…
「女性の営業で時短勤務者はまだまだ少ないので、
私が女性営業チームの責任者になっていて、時短勤務メンバーのチームだけど
売上は会社で一番のチームになっている」だったり…。

皆さん、とってもいい笑顔で15年後のありたい自分像を
なっている前提で自慢してくれました。
もうね、めちゃくちゃ嬉しいですよね!(笑)

本当にたった10年前には、そんな社会が出来るとは…私も思っていました。
だからこそ、無理だよね、ではなく
ではどうしたらそんな社会に近づけるか?を考え
色んな企業で「女性活躍推進」に関わる機会を頂き
私の想いを伝え、そして彼女たちのなりたい!を育む研修を実施させて頂きました。

そして気が付けば、それって別に不可能じゃない。
(すでにそれを実施している企業様も多くあります)
そんな社会になっていて、そこで着実に女性たちが育ってきて
社会貢献できる場がたくさん出来てきている。

一方で、まだまだそこまで出来ていない、という会社もたくさんあります。
うちの女性社員はそこまで意識高くない、という会社もたくさんあります。
でも確実に10年前よりも女性たちの意識も変わってきているし
組織も社会も確実に良い方向へ変わってきている。
全てではもちろんないですが、そこに少しでも関われて
少しでも自分が、当社が役に立てて、変わっていく一端を担えていることに
改めて嬉しいな、有難いなと感じた次第です。

もっともっと皆が働き続けたい組織へ、社会へ。
もっともっとイキイキワクワク生きる組織へ、社会へ。
頑張ろう!と気持ち新たにした研修でした!

昔も今もダメなものはダメなんです

さてさて今日は先日のお客様との商談で感じたことを。
実はプライベートでもこう感じることですが。。。

ハラスメントって昭和(昔)は良かったのに、最近になって言われるようになって…。昔は良かったよね、と言われますが。。。
そんなことはないんです。
昔も今も、ハラスメントはだめですし、良いという時代は過去ありません。

でも昔は「ハラスメント」という言葉もなかったし
ハラスメント対策委員なんて機関も組織内にはなかったんですよね。
ただ、なかっただけで、良いということはないんです。

だってハラスメントは「いじめ、嫌がらせ」ですから
太古の昔からそれが良いなんてことはなかったんです。
私の敬愛する西郷さんも坂本竜馬さんも子供のころからこんな風な教えを受けています。
「強いものは弱いものを助けるための強さである」
「権力や権限は弱いもの乃ために使わなくてはいけない」

これ、組織の中で言うと、権限のある者=上司は
弱い立場にある人たちを助けるためにその権限を使うべきものなんです。
決してその権限、権力を盾に、弱い立場にある人に対して
意図があろうがなかろうが、いじめ、嫌がらせをしてはいけないんです。

そしてもう1つ。
最近の子はメンタル弱くて困るよね。
このくらい昔は耐えてたのに、最近の子がメンタル弱いからハラスメントが
これほど言われるようになったんだ、と。

これも違います。
メンタルの強さ弱さなんてものは昔も今もそう変わらないと思います。
人ですから誰でも傷つくし、誰でも凹みます。

1つ異なることと言えば「理不尽なことに対して慣れているかどうか」の違いです。
確かに一昔前は「理不尽なことが多かった時代」でもありますから
またか。。。と慣れていただけです。
今は学校生活の中で、クラブ活動の中で、家庭内で
理不尽なことは確かに昔に比べると少なくなっています(亡くなったわけではありません)。
だから社会に出たときに、この慣れていない理不尽なことに直面して
驚くことも多いと思いますが、慣れていないだけで
メンタルが弱いということではないと思うんですよね。

メンタルが弱い=人間的に成熟していない
ような感覚で最近の若い子はメンタル弱いよね、という方もいらっしゃいますが
決してその方式は当てはまりません。

私個人的には理不尽なことが少ない世の中になったということは
日本が世界が、より文明社会になったことで、とってもいいことだと思うし、
西郷さんや竜馬さんの教えの通り、
上司が部下にハラスメントをするのではなく
彼らの味方になり、彼らをサポートしていく方が
正しい強さの使い方だと思います。

と、先日お客様と商談しながら、そうだよねーと
西郷さんや竜馬さんのを思い出してました。
やっぱり偉人ってすごいよね!!

自分から反応する

さてさて、つい先ほど娘の参観に行ってきたので
そこで感じたことを共有したいと思います。

今回の参観授業は国語でした。
娘が「この先生の授業はめちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ分かる!!」と
いつも言っている先生の授業でした。

小学校5年生になり、半数以上が外部受験をするので
学校の授業も中学受験に備えた授業内容になっています。
今日の授業では、ある中学入試の過去問題にみんなで取り組んでいました。

そこで先生が「文章問題を理解するために大事なことは??」と聞くと
数名が「状況理解ー」と言います。
先生「状況理解って具体的に何ー??」
生徒「5W1H」

やば。小5で5W1Hが出てきました(笑)!!
先生「なんで5W1Hで具体的に考えないとあかんかった??」
生徒「気持ちを分からないとあかんからー」
先生「そうやんな。気持ちを分かるためには、その前後とか裏に隠れてるとか、そういうところを分からないとあかんからねー」

そうなんです。管理職研修でもコーチング研修でもコミュニケーション研修でも
必ずやる傾聴。ある意味傾聴は必須の基本スキル。
受け止めて(受容)、相手の気持ちを理解し共感する。
相手の立場に立って、相手の心情を理解する。

でも相手の立場に立つには、状況を理解していないと立てませんよね??
だから5W1Hで具体的に聴いていくんです。
そうすると、前後関係、裏に隠れた気持ち、自分自身でも気づいていない本音に届いていくんです。
まさに大人がやっていることを、今の子供たちは既にやっているわけですね。(笑)

そしてもう1つ。
授業中に先生がしきりにこう言ってました。
「反応して!」「自分から!」と。
先生が誰、と指名しないと子供たちが沈黙してしまっていたんです。
先生が「~は??」と聞いても、誰と指名していないと誰も答えない。

小学校低学年の時には、答えられる人が手を上げて、指名されるのを待っている。
でも5年生になると、それぞれが反応していく。
そしてその反応を見て、先生がどんどん指名したり、
時には口々に言い合ってお互いに意見を出したり、それをまとめる子がいたり。

これってすごいな、と感心しました。
私も研修でよく言います。
「分かってます??伝わってます??伝わって理解できてるなら反応してください。」と。
頷いたり、表情を変えたり、何か発言したり、と。
自分から反応するって、傾聴でいう「聴く姿勢」なんです。

この先生の授業がものすごく面白いって、4月からずっと言っていたので
一度見てみたいと思っていました。
この先生の授業が面白いと感じるのは「対話」しているからなんですね。
生徒たちが自分たちからどんどん反応して、自分たちで授業の1つを担っているから
面白いって感じるわけです。

今日も素晴らしい学びを頂きました。
次回の研修で私もどんどん使っていきます!!(笑)
「自分から!」「反応して!!」

やる気って大事よね

今日は、やる気ってほんと大事よね、というお話を。。。
4月にある、いつものピアノの発表会。
娘はソロも、連弾もあります。ソロは7P、連弾は14Pあります。

で、もうすぐ2月が終わろうとしているのに、
娘の進捗度合いはソロ1P分を右手だけ
連弾1P分を右手だけ。です。
当然私としては、めちゃくちゃ焦ってます。(毎年ですが…)

つい先日の土曜日も、ピアノのレッスンがあり
私が出かけているので、電話を掛けて
「5時になったらピアノに行ってね」とわざわざ言ったのにも関わらず
私が帰った5時10分。何と娘はソファで寝ている。

はい、ブチギレです。
「ああ…。忘れて寝ちゃったわー」の返事です。

元々ピアノはそんなに好きじゃない。
なので、なんちゃかんちゃ理由を付けてすぐさぼろうとします。

この日も私にキレられて、仕方なしにピアノに行きました。
ただ、ピアノに行ったら行ったで、楽しいらしいんです。
毎回ピアノのレッスンから帰ってきたら
何も言わなくてもピアノを弾くんですよね。家で。

レッスンに行かない日には、
私が何回も「ピアノしーやー」と言わないとしない。
自ら進んでピアノを弾かないんです。だって好きじゃないから。
でもいつもレッスン終わりには、自ら進んでピアノを練習するんです。

そしてもう1つ。
レッスンの1時間で普段の練習の3倍くらい進んでいます。
例えば譜読みだとすると、
家で1時間譜読み練習して、ようやくなんとなく出来ているくらい。
でもレッスン行くと1時間で、両手で弾けるようになって帰ってくる。

この理由を娘に聞くと
「だって~。先生やもん。」の一言でした(笑)
ママが家でピアノを見るのは「途端にやる気が失せる」そうで…
それは、やはり私が怒ったり、ため息ついたりするからでしょうね。

なんでもやる気って大事なんだけど、そのやる気を出させるのは非常に難しい。
研修では人にはやる気なんて出させてもらえないから
自分で出そうね、とセルフモチベーションスキルをやってますが
自宅ではそんな悠長に娘を待ってられないので
決まって昭和の根性出せよ、理論で…「やる気出せ」と
キレまくってしまいます。。。
(なかなか娘にコーチングや待つ、のは本当に難しいと毎回実感します。)
でも、人のやる気って、ほんと結果への影響大きいから大事よね、という
改めの気づきでした。

たった1つでも出来たら「プラス」

先日お客様との商談で
「必ず人は成長します。ただ、その成長スピードは人によって違うし
成長方法も人によって違うんです」
みたいな話をしてきました。

これですね、実は私の経験談でもあります。
昔マネジャーになったばかりの頃は…ですね、
要はめちゃくちゃダメダメオンパレードだったんです。

何度言っても出来ないメンバーが数名いたんですが
「なんで何回言っても出来ないねん。やる気が足りないわ。」と
普通に思っていましたし、
出来ないメンバーがいることが「マイナス」だと本当に思っていたんです。
私だけではなく周りの仕事も増えるし、言葉選ばずに言うと「お荷物」だからです。

そもそも、当時の私は出来ないことについて、相手だけが悪い、と思っていました。
私は言ってるのに、理解できていない。彼らはやってるけど、成果が出ない。
何回言っても、出来るようにならない。すぐ泣き言文句を言う。

で、何回言っても改善されないから、私はどんどんイラついてくる。
それも思いっきり態度に出る。
当然それは周囲にも伝わってるし、超雰囲気悪いし、私は怖い。
メンバーは居心地悪いし、本領発揮どころか緊張して委縮して
出来る限り「私にとって、いい答えばかり」を建前で言うようになる。
当たり前ですが、成果なんて出るはずありません。

行き詰ったときから、真剣にマネジメントの勉強をし始めました。
そこで本当に、自分が悪の根源だった!!と気付いたわけです。
自分自身に矢印を向けることで、気付けたんです。
私は言ってるのに、理解できていない。⇒私のコミュニケーションスキルが足りないから。
彼らはやってるけど、成果が出ない。⇒私の成功方法を押し付けてるだけだから。
何回言っても、出来るようにならない。⇒彼らのやる気を私が一番削いでるから。
すぐ泣き言文句を言う。⇒そりゃ、そんな鬼軍曹がいたら、泣きたくなるわ。
だったんです(笑)

マネジメントを学んで一番意識したことは、いいやん!と思うこと&伝えること、です。

その方法もいいやん。そのくらいでも(今は)いいやん。
その意見もいいやん。です。

今、色んな知識を得て振り返って思うと、
この「いいやん思考」は
「今あることへ目を向ける」ことであり
だからこそ「ないものへの不安や不満」もなくなります。

あれが出来てない。これも足りない。
と出来ていないところばかりに目を向けると
どんどん不安も不満も溜まります。

そうではなく、1つでもいいから
今ある、出来ていることに目を向けることで
これが出来ている。

あれも出来そう
1か月後はきっともっと出来そう
と余裕も出るし、今に感謝する気持ちも出てきます。

すると「マイナス」ではなく、たった1つでも出来ていることは「プラス」だし
そこへの感謝が生まれてきます。
感謝を伝えることで、メンバーは自分の存在意義も感じることが出来るし
そうなると貢献意欲も成長意欲ももっともっと出てくる。
成長スパイラルの始まりです。

思えばあの時(勉強した時)がなかったら、今の自分ってないよな、と
お客様と商談しながら、ふと振り返ってました。
人間、学ぶってほんと大事!ですね。