人材育成ノウハウ

0点と満点評価ってどっちがダメなの??

前回、ポジティブ思考にさせる
1on1面談についてお伝えしました。

この面談でよくある質問について今日はお答えしますね。

面談の最初で10点満点で
自分の今を点数化してもらいますが、
「0点って言われたらどうしたら??」

0点と表現する人は、
自己評価の非常に強すぎる人か、
全くこの面談に真剣に向き合う意思のない方です。

前者の場合は、肯定してあげること。

「こういう仕事もちゃんとしてくれているよ。
ここはこのくらい出来ているよ。0点ってことはないよ〜」

後者の場合は、時間が掛かりますね。

そもそもどうして0点だと思うのか?

仕事の内容よりも、
面談している相手=上司(つまりあなた)への
不信感の多いケースが多いですね。

そこは信頼関係の再構築が必要です。

では反対に、10点です、の場合。

もちろん目標をハイ達成してたり、
周囲から見て明らかな成長をしている場合もありますが、
これは若手のみです。

キャリアを積んでいる中堅社員や管理職が10点と表現してきたら。。。???

中堅社員や管理職なのに、そういう人っているんですか?
とよく聞かれますが、
いやいや、むしろ多いです。

なぜなら彼らは、個人のパフォーマーとしては大変優秀だからです。

これまでの部署からの配置換え(転勤含む)
職種変更(昇格を伴った職種変更は特に)
そして昇格して役職に就いた時!
が最も多いんです。

自分ではやってる感満載なのにそれが評価されていない。。。

個人のパフォーマンスは抜群なのにマネジメントが出来ていない。。。

そんな時にこの10点満点現象が起こります。

彼らへの期待していることと現実、
そしてその乖離(差)を伝えることは必要ですが、
そこも自ら気付かないと成長は鈍化します。

うんうん。個人としては10点満点だよね。
じゃ、〇〇部としては何点?

と言ったように視点を個人から組織へと向けてもらう。

そこで出来ていることや理想像を明確にしていく。

自ら考えて答えてもらうことで気付きや学びは深くなります。

元々個人として、プロフェッショナルでハイパフォーマーですから
気付くと成長は早いんですね。

学びは一足飛びにはいきません。

経営者としては、
ロケットくらいに飛んで成長してくれてもいいのに〜(笑)
と思う時も多々ですが。。。

繰り返しこの面談をしていくことで彼らは確実に!成長していきます。

ポジティブ思考にさせるには???

こんにちは。

先日、日本の人事部にて告知させて頂いた
無料オンラインセミナーを実施しました。

コロナ禍における上司と部下のコミュニケーション。
この1年でずいぶん変わりましたね。

当たり前に毎日8時間顔を突き合わせてきたのに突然、
その当たり前が当たり前じゃなくなった。。。

悩み事があれば、飲みながらガス抜きも出来たんですが
それも今では思い出になりつつありますね。

見た目に比べて、お酒がそんなに強くない
そしてそれほど好きでもない山口ですが、
さすがに、飲んで〜の飲みニケーションが懐かしいと感じるくらいです。

セミナーでもお話しさせてもらいましたが、
元来人はネガティヴ思考の強い生き物です。

生物全体がそうかもしれませんね。

だってどの生物でも捕食者がいるわけですから。

生きていくために常にリスクヘッジしてます。

もし仮にこうなったら。。。
とリスクを想定しながら生きているものです。

だからこそ、ポジティブ思考にするにはポジティブワードを自分で選ばなくてはいけません。

評価面談、目標設定、1on1面談。

課題解決のための、出来てない部分探し、してませんか???

もちろん、課題を解決することは大切です。

コレも出来てないよ。
ここはまだまだ足りないよ。
で、どうするの???

コレ、自由に答えさせている質問(オープンクエッション)のようで、
全然自由じゃない。

めちゃくちゃ追い詰めてクローズしてます。

だって、「頑張ります。今以上に。。。」
しか答えはありませんから。

心情はどうでしょう??
happyですか?
ワクワクします??
成長してる自己肯定感持てますか???

全く逆ですよね。

出来ていない感満載。自信喪失。

やる気も出ないけど、頑張るって言わなきゃ絶対に終わらない。

そして期待以上のことを言わないと上司はどんどん機嫌が悪くなる。

「そんなんでどうやって目標達成するの??できるの???そんなんで。。。」って具合です。

うちのメンバーは無限ループと呼んでました(笑)

なかなか的を得た表現です!

だからこそ、1on1面談でも、
詰める面談から出来るイメージがする面談へと
質問の仕方や使う言葉を変えていかなくてはいけません。

1、出来ているところを聴く
これまでの自分の成長を自分で整理し自分の言葉で話させる

2、成長した努力を詳しく聴く
どのような気持ちで、プロセスを経てきたのか?どんな努力をしたのか??

3、なりたいイメージを明確に!
具体的にどんなパーソンになりたいか?仕事は?気持ちは?周りの反応は???

4、そこへのステップを整理する
一足飛びでは何事も出来ません。段階や優先順位を付けましょう。

5、じゃ、今から何する??
これが具体的な行動目標です。期日、数量を明確に。

ポイントは本人に「ポジティブワード」をたくさん使って、
前向きに取り組もうという気持ちにさせることです。

だからこそ、8割以上の時間を本人に話させる。
つまり上司は聴く、に徹することです。

どうですか??

ネガティヴにさせて追い込むような面談はもはや過去の遺物です。

時代の合わせた面談方法、出来ていますか??

5秒で出来るアンガーマネジメント

皆様、こんにちは。

もう6月、雨が多くなり梅雨の季節になりました。

先日、ちょっと嫌な気分になることがありました。
そんなことで、そんなにキレる???
という人をお見かけしました。。。

人間は感情の生き物です。当然怒りの感情もあるわけです。

今のコロナ禍という状況が
このアンガーを引き起こしている1つの要因かもしれません。

哀しいかな、人は色んな外的要因によって感情を左右されてしまうんですよね。

私ももちろん人ですから、怒りの感情もあります。
(最近うちのメンバーから、山口は「人ではない説」も出てますが。。。
ってなんでやねん!!??)

ただ、怒りの感情に縛られている時間も労力もハッキリ言って無駄だと思うんですよね。

だってそのほとんどが外的要因ですから。。。

そこで登場するのが、アンガーマネジメント

昔から気性の激しい私は20代後半から30代の頃、
このアンガーマネジメントにずいぶん助けられました。
(気持ちは今でも28歳のままですが。。。)

ただ単に深呼吸を繰り返す!

8カウントで息を吸って〜8カウントで息を吐く〜
吸って〜吐いて〜繰り返すだけ!!

この繰り返しで怒りやイラつきとずいぶんおさらば出来ます!!

コレ、ヨガの呼吸も一緒なんですが、メディテーションでも使いますね。

大事なことは呼吸に意識を向けること。

すると腹立たしい気持ちが消えていってくれます。

それでもダメなら、100から7ずつ引き算していったり
素数の足し算していったり。。。

要は怒っている時は、相手なり外的要因にばかり意識がいってるんですね。

だから呼吸や計算という、単純なことに無理矢理、脳を持っていってあげる。

外的要因や相手、他人。

変えようと思っても絶対変わりません。

いくら愚痴っても怒鳴っても何も変わりません。

変えれるのは自分だけ。

怒りという負の感情に囚われる時間が勿体無い!

だったら、深呼吸して、今あることに目を向けて今あるものに感謝する方がはるかにいい気分です!

梅雨の時期は、人間の気分も落ち込みやすくイラつきも多いようです。

上司に絶対必要な感情コントロール。

ついイラついてしまう時は、簡単にできる深呼吸。

是非試してみてくださいね。

愛情育成1000本ノック!!!

仕事柄(弊社は8割が管理職研修)。。。
人様にマネジメントや育成についてお話していると、
「御社は人材育成バッチリですよね!」と言われることが多いですが。。。

そこは正直お恥ずかしながら完璧とは程遠い
まだまだ全然あかん、という段階です。

私自身も完璧なマネジメントなんてできません。
なので毎日試行錯誤の繰り返しです。

前回OJT研修のポイントについて書きましたが
つい先日、面白いことをやっちゃいました(笑)

メンバーたちが、今日の仕事の段取りについて
話していたところへ(かなり真面目に!)、
私がその時ぱぁ〜っと思い付いたことを
「○○くん、ここ、こうしたいねんけどやっといてくれる〜??」
くらいのアバウトさで言ってしまいました。

メンバーもキョトン?です。
でもうちのメンバーはこの無茶振り、
話がパンパン飛ぶ私の頭と口にしっかり付いてきてくれてます。

「えっと。。。○○の件ですかね??」
「そうそう!それ。お願いね〜」
これはこれでいいかな、と思います。

もちろん、多少は慣れてきたという前提ありきですけど。

なぜなら、そうゆうポンポンと私から投げられるパスを
彼らはちゃんと自分で処理していくことを今、学んでいるからです。

目的は?
期日は?
具体的にどんな風に?
対象は誰に??
などなど

自分で前後の文脈から読み取って自分のタスクに組み入れていきます。

常にいつもいつも、体系立てて、順序正しく仕事があるわけではありません。

イレギュラーな仕事もあるわけです。

当然ポンポンくる仕事もあるわけです。

ここで私が気を付けているポイント。

1、愛嬌よく満面の笑みで!ポンポン投げる
だって、命令口調で言われたら「自分の仕事に組み入れよう」なんて誰も思いませんから。

2、仕事量を把握してちょっと溢れるくらいの量にしていること
仕事量をどれだけできるか?は人間風船です。
多過ぎると破裂します。
でも少ないと、いつまでも大きく膨らみません。
だから、個人の仕事量をちょっとずつ増やしていくことが大事です。

3、いつでもwelcomeで質問させる雰囲気
自分で考えていくうちに、疑問や不安が生まれます。
そんな時に質問できなければ、フラストレーションが溜まります。
そしてほとんどが、間違った方向に進んでいく。。。
だからこそ、いつでも聞いていいねんで〜雰囲気を出すことはmustなんです。

こんな風にまだまだ育成バシバシ継続中の弊社。

皆さんは愛情ある育成1000本ノックしてますか??

教えることは深く「出来る」こと。

今日は、「教えることって深い!」という気付きについて。

まだ娘は小3なので、見てないと勉強が捗りません。

親同様、基本はサボりたいんです。

なので、毎日娘の宿題を一緒に

リビングテーブルの前に座って見てます。

昨日は豆の漢字を習ってきて

豆を使った単語を書く宿題でした。

「大きい豆でだいず~、小さい豆であずき~。

ちゃんと漢字って意味があるんやで~」

と教えてくれました。

そして夕食。偶然納豆!!!!

「納豆って豆よね???なんで納豆って言う名前なん??」

そこで、納豆の出来た由来についてティーチング!

「でも偶然腐って出来たもんやったら

腐豆とか、発酵豆とかの名前じゃないん??」

なるほど!!!

確かにそうだけど、どうして納豆って名前になったんだろう??

そこで、いつものGoogleさん!

実はお坊さんが肉を食べれなくて、

味の濃い納豆を好んで食し、寺の倉庫(納所)で

作っていたことから、納豆となったそうです。

さすがGoogleさん!

私も初耳!!!

納豆について、また1つ学びました。

これってなんで??と疑問に思うことの

大切さに改めて気付きますね。

理解度には段階があります。

知らない→知る→理解する→分かる→出来る

ですね。

実践することで「分かる」ようになり

人に教える側も、教えることで「出来る」領域になります。

単に教えるだけで、きちんと体系化されたり、

質問に応えることでより深い学びになります。

私も研修講師として登壇し、

同じコンテンツを何度もするわけですが、

登壇する度に深い学びと新たな気付きを頂きます。

皆さんは部下から、後輩から、

毎日深い学びや新たな気付きをもらっていますか?

自分に矢印向いてますか?

新入社員もそろそろ新人研修が終わり
早いところでは現場配属となり、
実際の仕事に慣れてきた頃ですね。

そうなると色々課題も浮き彫りになってきます。

思っていた仕事と違う。
つらい。
しんどい。
上司とうまくいかない。
などなど。

これまで多くの新人を見てきて、
私も若い時は

「は??まだ何もやってないのに何言ってんの??」
「メンタル弱すぎ!甘え過ぎ!」
「学校みたいに仲良しごっこちゃうやん、仕事やで!」

とイキリたってましたが。。。

山口も大人になって丸くなりました(笑)

社長、最終責任者という立場もあると思いますが、
溢れる夢持って入社して来た子たちが
ほんの数ヶ月でそう思うって

何がいけなかったんだろう???
自分にもっと出来たことはなかったのか??

と。。。やっと!!内省出来るようになりました。

弊社でも7つの習慣は必読書にしてますが、
まさしく、インサイドアウト。

自責にするということです。

もちろん新入社員に責がないとは言いません。
甘え過ぎているところもあるかもしれないし、
乗り越えるべき壁の1つであることは間違いありません。

でもその乗り越え方です。

「甘いねん。出来てないよ。もっとやれよ。」
「なんで出来てないの?」
「こんなことも分からないの?」

こんな言葉を毎日浴びれたらどうでしょう?

乗り越えようと思っても、心が折れてしまいます。

彼らだって、仕事がしたくてしょうがないんです。
ちゃんとお客様の役に立って
会社に、仲間に貢献したいんです。

だからこそ、アプローチを変えた指導が必要です。

新人のうちはコーチングよりもまずはティーチング。

でも一方的に言うだけ言って、放ったらかし。
そして出来ていなかったら詰める。
この繰り返しのOJT研修多いですね。。。

伝え方にもポイントがあります。

1、何故こうしなければいけないか?
 →必要性(背景)から説明する

2、具体的に何を?いつまでに?どのように?
 するかを伝える
 →どのように?が1番大事!!

3、2の内容を自分の言葉で復唱してもらう
 →きちんと伝わってるかチェック!

4、実際に1つだけやってもらう
 →ここ、一緒にやる方がベター!

5、出来ているところを褒める
 →具体的に褒める!(出来ている事実を伝える)

6、中間報告のタイミングを伝える
 →期待値も一緒に!

どうですか?

OJT研修での、この伝え方出来ていますか?

新人が育たない原因の99%は
教える側の上司やメンターに課題があります。

その課題に矢印は向いてますか???

間違ったリーダーシップって???

先日新入社員のメンターの皆様へ、サーバントメンター研修を行いました。

非常に大きな企業様ですから

メンターの年齢も25~50歳までと様々。


その際に、色んなプログラムを通じて

これまでのリーダーシップの具体例を共有すると。。。

典型的なトップダウン支配型リーダーシップ。

じゃ、これって皆さんが憧れるリーダーの姿???

うんうん。全然憧れないし、そこには絶対なれないって言う感想が。。。

そうなんです。

リーダーシップって結構美化されてしまってる部分もあるんですよね。

実際にトップダウンリーダーの特徴を挙げてもらうと。。。

トップダウン支配型リーダーシップの良い側面

・仕事がめちゃくちゃ出来る
・的確で冷静な判断が出来る
・忙しい自分が大好き
・ド根性論、気合いで何でも乗り切る(勿論本人も)
 →この能力ってある意味すごい!メンタルめちゃくちゃ強い!!

そして良くない一面

・育てようという姿勢は感じるが基本はアシスタント扱い
・細かなことでも管理したがる
・自分に1番に報告相談がないと機嫌が悪い
・権力とお金がモチベーション
・とにかく怖い。。。

一昔前の氷河期世代の新人であれば

このトップダウンリーダーシップも全然有りでした。

なぜなら、彼らのモチベーションも権力や報酬であり

成果を出す仕事=最強って価値観ですから。

でも今は違います。

トップダウンリーダーって煙たがられ、尊敬されない。

なぜなら自分たちが「あんな上司にだけはなりたくない」って思っちゃうからです。

だからこそ、サーバント精神が必要になってくるんですね。

皆さんの会社の上司はサーバントリーダーですか???

Career Cheers通信 vol1を発行しました

この度、メンバーが自分たちで考え

採用と教育に関わるお役立ち情報「Career Cheers通信」を

月に1回発行することになりました!

素晴らしい!!私が知らない間に出来上がってました!!

しかも私には教えてくれない(泣)

みんなの会議をこっそり聞いてて知りました!


さてさて。。。今回のトピックスとしては。。。

70歳まで雇用延長努力義務(高年齢者雇用安定法の改正)ですね。

新入社員研修から管理職研修まで全ての研修で必ずお伝えしている、

「人生100年時代」。


キャリアも知識もお金も、自分の頭で考えて、

どう積み上げていくのか?試行錯誤するしか方法はない。

だって上司も社長も先輩も、人生100年時代の経験がないからね。


色んな本を読んでいると、投資とかもたくさん記載されてます。

もちろんお金は大事です。

私が70歳の時に十分な年金はもらえるのか??

答えはNOですね。これは言わずもがなですね。


ではキャリアは???
今までと同じキャリアの築き方でいいか?これもNOですね。


複業という言葉も一人歩きし始めてますね。

もちろん当社も複業全然OKですし、起業精神大歓迎です。

でも間違って欲しくないのは、本業の成果も一人前に出来てない人が複業しても、本末転倒。

複業がうまくいかないどころか、本業も失うことになります。


では本業の成果さえ上げてればいいのか?

これも違う。100年続くビジネスもそんなにないからね。

本業からどんどん新たなビジネスを生み出していくこと。

会社の中で、どんどん新しい組織を作っていけばいいんです。

新規プロジェクトでもいいし、新会社でもいい。

もちろん今やるべき本業の成果をしっかり上げてから。

このキャリアをどれだけ早いスピードで築けるか?の差が大きいと思ってます。

社内独立制度のように組織が1番強い時代がとうとうやってきましたね。

じゃあ私はどうしたいか?

投資や貯蓄を今からして働かずして暮らすか?

今と同じようにフルタイムで働き続けるか?

私は、その中間の。。。それなりに貯蓄もして、今よりもセーブしたスタイルででも働き続けたい。


だって、絶対暇だもの(笑)

人とに接点、社会との接点なくして刺激はなし!

そしてやっぱり人として、誰かの、社会の役に立ってると感じ続けたい。

色んな変化に柔軟に、多くの成長と進化をしながら

人生100年時代という新たな局面に会社も人も変わっていかなくてはいけません。

ホウレンソウって難しいよね

普段は管理職研修が多く、若いフレッシュ(今は死語!?)の新入社員研修はこの時期だけの山口です。

自分では、若者と一緒!って思ってても現実は全然違うことに毎年痛感させられてます。


例えば。。。白い巨塔ドラマ、誰も知りませんでした!!

「財前教授の総回診です〜っ!!」

をトップダウン支配型で説明しようとしても通じないっ!!!(笑)


私のショック心は置いておき、本題に入りましょう。

新入社員研修の中のコンテンツでほぼ全員が悶々と苦しみ、

そしてどんどん出来る様になっていくのがホウレンソウ。

まず結論から話す。報告の仕方の鉄則ですが。。。

これが出来ない。

普通に「こんなことがありまして。。。」と経過から話し出す。

まぁ、普通の会話だと順序を追って話しますよね。

いいことなの?悪い報告なの?

すぐに対応が必要なの?それともアドバイスがほしいの??

相手の立場に立って、何を言いたいのか?

相手に何を望んでいるのか?それを考えてからホウレンソウしようね、と。

するとすぐ出来るようになってくる!


で。。。しばらくして。中間報告に来ない(笑)

上司役の私が「〇〇くん、これはどうなった?」と聞くと

「あっ。まだ確認出来てません!」

報告で1番大事なのは中間報告。

今プロジェクトがどっち向きで、どのくらいのスピードで進んでいるのか?

ズレはないか?漏れはないか?

何か躓いている時に、補足で欲しい情報はないか?

中間報告がないと、気付かないうちに違う方向へ行ってたり、必要以上に時間が掛かってしまったりします。

新入社員研修のマストコンテンツですが、実はこれ、キャリアの長い人も出来てないことも多いんです。

という私自身も、出来てない時もあります。

思いついた時に言うだけ言っといてほったらかし(笑)

そりゃ、結局アレはどーなった??ってなりますよね。

出来てるつもりで、出来てない。

キャリアの長い人こそ、今一度振り返ってみてくださいね。

人との繋がりが成長速度を上げる

先日とある企業様にて新入社員研修を行ってきました。


このご時世ですから、入社して既に2週間経つのに入社後、

私の研修までは技術習得オンライン研修が多かったようで

集合研修時も食事や休憩時間はあまり話せない。

同期なのに、お互いあまり知らない感じでした。


私も2日間宿泊研修でしたが、朝食と夕食はホテルの部屋で一人で食べ、

昼食は講師控え室で一人で食べ。。。

ホテルと研修会場間は専用バスで送迎付きだったんですが、

かなり孤独感 感じますよね(笑)

人事担当者さんも、新入社員の子達には囚人みたいに閉じ込めて可哀想だけど。。。仕方ないんですよねって苦笑されてました。


そこで研修では、色んなワークに取り組んでもらいました。

お互いの第一印象をどう思うか?逆に、どう思われたいか??

自分たちのキャリアについて、どんな風になりたいか?

自分の将来とキャリアの築き方は?などなど。


すると全然考えてなかったことについても話したり、

聞くことによってどんどん具体化していくんですよね。

「今まで考えたこともなかった」ってことがちゃんと具体化されてちゃんと発表できる形になってるんです。


グループワークで発言する機会をなるべく多く取り、

チームリーダーはそれをまとめて発表する。

もちろんチームリーダーは順番に全員やっていってもらいます。


すると半日もしないうちに彼らの顔がどんどん変わっていくんです。

休憩時間も積極的にコミュニケーション取りにいくんですよね。


若いってすごい!どんどんスポンジみたいに吸収していくし、

お互いとっても素直なので、互いに伸びていくんですよね。


例えば、誰かがいいアイデアや意見を言った時管理職研修でありがちなのが

「いいですね〜。でもなかなか出来そうにないなぁ。。。」

のような反応が多い。

否定はしてないけど、めっちゃ肯定もしてないってやつです。


でも新入社員は違う!めちゃくちゃ素直!

「すごいな。同い歳でそんなん出てくる???パクっていい???俺も同じことやってもいい???」って感じで、肯定しまくり。

お互いにいいことはどんどんパクる、アレンジする!

すると全体で伸びていってる感じが彼ら自身もわかってくるんですよね。


人と繋がる。

私が新入社員の時は、毎日同期や先輩と飲み会!飲み会!飲み会!!のオンパレード。

でもやっぱりそこで磨かれることって大きいんですよね。


このご時世、それが出来ない。。。

だからこそ、研修では一方的に教えるのではなくお互いに触発しながら、

気付く、学ぶ、をコロナ前より重視しています。


がんばれ!新入社員たち。人は人で磨かれ、輝くんです!