OJT研修

自分で課題を見つける

この祝日。

娘は、これまで溜まっていたテニスの振替を使って
初めてのプライベートレッスンを受けてきました。

※コロナちゃんで休校などもあり、その間習い事も行けなかったんで
かなりの振替がたまってるんです!

このプライベートレッスン。
めちゃくちゃ成長を自分で感じられたようです。

「私、めちゃくちゃ上手くなったと思う!!」

終わった瞬間に言った言葉がコレです!

そうなん?どんな風に教えてもらったん??
と詳しく聴いていくと、

・いつものように打ってみる
・コーチが体の向き、体重の掛け方などを教えてくれる
・横に並んで一緒にやってくれる
・更に具体的に教えてくれる
・最後に一人でやってみる

の順でみっちり教えてもらえたようで、

具体的に自分のどこがダメだったのか?
がかなり明確になったようです。

娘がかなり上達したところは、特にサーブの打ち方。

体の向きがこれまでと全然違うようになったとか。

コーチと横に並んで、自分との違いをまずは自分で発見する、
ということからスタート。

すると、うちの娘は、サーブを打った後の姿勢が
コーチと自分は全然違うという発見をしたのです。

これは体重移動がうまく出来ていないから。

すると、コーチが左足を押さえておいてくれて、
サーブを打つ時に、左足に乗る!
という感覚が出来るようにサポートしてくれたらしいです。

これ、まさにOJTの正しいやり方、ですよね。

具体的に出来ていないことを見つけて、
(自分で見つけさせて、納得感を持たせる)
出来るようにサポートする。

一緒にすることで、自分との違いを自分で見つける。

大事なポイントですね。

私も振替がめちゃくちゃたまっているので…

来週プライベートレッスンを入れています。
今からめちゃくちゃ楽しみです!!

「ただ、やれ!」は愚の骨頂!

先日うちの入社2年目メンバーが
はじめて大きな案件を受注し、
見事7月にして上期達成という素晴らしい成果を出しました。

いや~ほんとに嬉しい!!!

今、毎日ガッツリ彼ら若手と関わってますが、
毎日の成長速度がすごいんですよね。

どんどん自信のある顔付きに変わっていってます。

実は月曜日に新規のお客様とオンライン商談があり、
最初彼ら若手に話を進めてもらうんですが
どうもしっくりこない。

もたもたしてる感じが否めないんですよね。

そして的外れの質問をして、お客様もキョトンとなってる。

そこで私とバトンタッチしました。

当然私はバリバリの営業ですので、当社の説明や強み、実績などを
スラスラ―っとご紹介していきました。

で、商談が終わった時に、これが出来るようにならないと!
ということで、水曜日にまた新しいお客様とお話しする予定になっていたので、
それまでに完璧に出来るようになっておいてね、と伝えました。

ただ、その時の彼らの顔の表情が、
ちょっとまだ理解し切れていないような顔をしていたんです。

そこで、もう一度、順番に説明していきました。
A→B→C→Dと話を展開する順番やその時に使う資料などを
更に詳しく実演しました。

幸いオンラインで繋がっていたので、録画も出来ていたんです。

私が実演した後、彼らに一度どの順で話を展開するのか復唱してもらいます。

本当に彼らが理解しているのか?を確認するためです。

そして、再度「ここはもう少しゆっくり話す」「ここはもっと抑揚付けて」
などをアドバイスしていきます。

と、ここまで20~30分程度。

ただ、この20~30分をしっかり行うことで、彼らの理解度を測ることが出来、
彼等も自分たちがちゃんと理解していると腑落ちします。

そして、2日後。

私がビックリするくらい完璧に出来ていたんです!

商談後に「すごいやん!完璧やん!!!よく2日間でここまで出来たね!」と
彼らに伝えると満面の笑みで
「めちゃくちゃ頑張りました!」と返ってきたんですよね。

彼等は録画を見返し、文字おこしをし、先輩にお客様役をお願いして
ロールプレイングを行っていました。

私が彼らに伝えたのは、たった1つだけ。
「○○くんなら、絶対大丈夫。水曜日までに絶対出来る!」
という期待と、そのやり方を見せただけなんです。

OJT研修でよくありがちな失敗は、行動管理のみを行って
具体的な成功事例を見せないこと。

いわゆる「ただ、やれ!」の繰り返し。

これは気持ちも萎えますし、全然出来るイメージが湧かない。

ティーチングで大切なのは、出来るイメージが湧くように見せること。
そして具体的な期待値と期限を設けること。

今回彼らはまさに、私の期待を超える成果を出してくれました。
日々彼らに接していると、人が育つって本当に面白いし嬉しいなぁと感じます。

自分に矢印向いてますか?

新入社員もそろそろ新人研修が終わり
早いところでは現場配属となり、
実際の仕事に慣れてきた頃ですね。

そうなると色々課題も浮き彫りになってきます。

思っていた仕事と違う。
つらい。
しんどい。
上司とうまくいかない。
などなど。

これまで多くの新人を見てきて、
私も若い時は

「は??まだ何もやってないのに何言ってんの??」
「メンタル弱すぎ!甘え過ぎ!」
「学校みたいに仲良しごっこちゃうやん、仕事やで!」

とイキリたってましたが。。。

山口も大人になって丸くなりました(笑)

社長、最終責任者という立場もあると思いますが、
溢れる夢持って入社して来た子たちが
ほんの数ヶ月でそう思うって

何がいけなかったんだろう???
自分にもっと出来たことはなかったのか??

と。。。やっと!!内省出来るようになりました。

弊社でも7つの習慣は必読書にしてますが、
まさしく、インサイドアウト。

自責にするということです。

もちろん新入社員に責がないとは言いません。
甘え過ぎているところもあるかもしれないし、
乗り越えるべき壁の1つであることは間違いありません。

でもその乗り越え方です。

「甘いねん。出来てないよ。もっとやれよ。」
「なんで出来てないの?」
「こんなことも分からないの?」

こんな言葉を毎日浴びれたらどうでしょう?

乗り越えようと思っても、心が折れてしまいます。

彼らだって、仕事がしたくてしょうがないんです。
ちゃんとお客様の役に立って
会社に、仲間に貢献したいんです。

だからこそ、アプローチを変えた指導が必要です。

新人のうちはコーチングよりもまずはティーチング。

でも一方的に言うだけ言って、放ったらかし。
そして出来ていなかったら詰める。
この繰り返しのOJT研修多いですね。。。

伝え方にもポイントがあります。

1、何故こうしなければいけないか?
 →必要性(背景)から説明する

2、具体的に何を?いつまでに?どのように?
 するかを伝える
 →どのように?が1番大事!!

3、2の内容を自分の言葉で復唱してもらう
 →きちんと伝わってるかチェック!

4、実際に1つだけやってもらう
 →ここ、一緒にやる方がベター!

5、出来ているところを褒める
 →具体的に褒める!(出来ている事実を伝える)

6、中間報告のタイミングを伝える
 →期待値も一緒に!

どうですか?

OJT研修での、この伝え方出来ていますか?

新人が育たない原因の99%は
教える側の上司やメンターに課題があります。

その課題に矢印は向いてますか???