コミュニケーション

救われる一言

実は先日、元部下とランチをする機会に恵まれました。

FBでの私の投稿を見て、久しぶりに連絡をくれました!

約4年ぶりくらいに会う彼女ですが、
今は家事育児と仕事を両立しながら、忙しい日々を送っています。

朝の掃除機の話になって。。。

朝ご飯のパンをこぼすことが日常で、

でも帰ってきてからは、夕食や洗濯、翌日の保育園の用意などもあるし、

気持ち的に朝のパン屑をそのまま放っておきたくない。

だから朝7時に掃除機を5-10分くらいかけていたら、
マンションの下の階の方から、
朝7時の掃除機はやめてくれとクレームがあったそうです。

世間の常識的時間としては、朝8時以降、らしいです。

「ほんと時短勤務だといつも時間に追われてて。。。
仕事もいつも時間との戦いなのに家でも時間でクレーム来て。。。」

そう。本当に時間に追われているんですよね。

時間に余裕がないこと、これって結構なストレスになります。

私みたいに元来いい加減な性格だとパン屑くらい放っておいてもいいやん!
と思えるんですが、そう思えない人も多い。

これは性格なので、なかなか簡単に変えれないものですが、
完璧にしようと思わない。

だって完璧な人はいないんですから。

昔まだ独身時代(20代後半くらい??)に、
本当に朝から夜中まで働いててまともな食事も食べてない、

みたいな生活してた時があります。

仕事ばかりしてたので、それ以外のことが
けっこうどうでもいい様な生活してたんですよね。

1人暮らしをしてたんですが、マグカップだけは、1人暮らしなのに、20個くらい持ってたんです。

ある日の朝、コーヒーをいつもの様に飲もうと思ったら、

全てのマグカップを使っていて、コーヒーが飲めない!!!
(要は洗ってなかったんです。疲れてて(笑))

同時に1枚もきれいなタオルがない!!!
(いっぱいタオルも持ってるのに、洗濯してなかったんです(笑))

その時、プツンと自分の中できれたんです。

なんでこんな働いてんのに、まともにコーヒーも飲めないねん!!!

なんで顔も洗われへんねん!!と。。

で、朝から食器を全部洗い、洗濯して、
ついでに掃除もして、遅刻して会社に行きました。

遅刻した理由を社長にそのまま言ったら
笑って、「えらい頑張ってくれてたからなぁ」
と言われた時に、すーっと心が軽くなったのを
彼女の話を聞きながら思い出しました。

元々きっちりした、完璧にしなくちゃ!とあまり思っていない私でも、
張り詰めた糸が切れそうになってたんだと思います。

時短勤務で家事育児と仕事を頑張っている女性たちは
こんな風に糸がずーっと張ってるんだろうな、と思いながら聞いてました。

その張り詰めを、周りが、上司が、ほんの少し思いやること、

理解しようと歩み寄ること、

これが働きやすさに繋がるのではないかと。

昔私が、社長の思いやりある一言で救われたように。

改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

一緒に悩む姿勢

東京では雪が降ったりと。。。
すっかり真冬らしくなった今日この頃ですね。

しっかりゆっくり年末年始休暇の後は
有り難いことに研修オンパレードの毎日の山口です。

先日のお客様の研修で、
これまで3年間マネジメント研修を実施させて頂き、
その集大成としてこれまで学んだこと、気づいたこと、
そして活かして変化したことを発表してもらいました。

やはり1番多くは、コミュニケーションの仕方が変わったこと。

聴くことを中心としたコミュニケーションや
積極的に認め褒める言動を取ることで
ミスが減ったり、部下が自立し自発的になったりと

変化を感じていらっしゃいました。

ある方は、この聴く、認める、褒めるコミュニケーションを
ちょうど反抗期真っ盛りの娘さんにしてみたら。。。
ものすごく態度が変わってきたんですって。

これまで夕食が終われば、ずっと部屋にこもって
夕食時話しかけても
「はぁ?」「うん」「いや」か無言だったそうですが

自分から色々話してくれるようになったり、
最近のゲームやアイドルの話もしてくれるようになったりと。。。

そこで更にそのアイドルの曲を聴いたり
YouTubeで探して見たりして
共通話題の勉強をしてみたところ!!!

ますます普通に他愛のない話題で会話が増え
進路相談もしてくれるようになったんです!!!

ここで大事なことに気付いたそうです。

これまで子供のことに関して

「育てている」や「教育している」という感覚だったのが、
「一緒に楽しむ」「一緒に悩む」に変わった、と。

だからこそ子供の興味のあることを自分も関心を持ち
進路についても、アドバイスではなく
一緒に悩み、考え、一緒に調べる。

この変化がお子様の反抗期態度をも変えたんです。

そう!大事なことは
積極的に関わり、共に学ぶ姿勢。

親でも上司でも同じです。

誰もが絶対正しい方法なんて分からないんです。

誰もこんな激動の時代を生きていませんから。

だからこそ間違ってもいい。

一緒に考え学ぶことが、寄り添うことなんだと思います。

素晴らしい気付きと変化ですね。

人間幾つになっても大きく変化成長出来る!

皆様に、今日もたくさん気付きがありますように。

デジタルコミュニケーションの盲点

東京で対面でのセルフマネジメント研修を実施してきました。

実はこの会社様、
4年前に管理職マネジメント研修をさせて頂き、
今回はグループ会社様での
セルフマネジメント研修をご依頼頂きました。

4年前に研修を受けられた方がオブザーバーで来られていて、
お久しぶりにお会いすることに。

嬉しいことに研修内容覚えて頂いてたんです!

「研修内容もですけど、罰ゲーム、めちゃくちゃ覚えてますよ!僕は〇〇役でした!」と。

やっぱり自分で体験したことは忘れない!!

すごく細かく鮮明に覚えてくださっていました。

有り難いですね。嬉しくなりました。

「普段特に職種が異なると、
メールやチャットでのコミュニケーションが主流で。
単純にお互いの肉声が聞けるってだけでいいですよね。
やっぱり顔を見て肉声を聴くと伝わるものが違いますよね。」

今の時代を象徴している感想だなぁと感じます。

やっぱり顔を見て話すと伝わることも、
メールやチャットでは伝わらないことも多い。

違う風に取られてしまうこともある。

これ、話し手側の問題も多いけど、受け手側の問題もある。

変に裏読みしてしまったり、勘繰ってしまったりもします。

ふと…別の会社様での研修ディスカッションで
面白い気付きがあったのを思い出しました。

普段仕事を依頼しても、快く受けてくれない。

仕事がパンパンで、自分が1番忙しく仕事量が多く、
と言った言葉をよく使うAさん。

Aさんは確かにキャリアも長く、仕事もよく出来る。

ただ、自分が1番!というアピールがすごい。

周囲の人もそれに辟易しているところもあり…

でも本人だけは「だって事実ですから」というスタンス。

上司の方もここさえ直れば、と普段から悩んでいらっしゃいます。

先日、Aさんが出張だったので、他のメンバーが
Aさんに確認して欲しい資料をチャットで頼みました。

「出張中ですので、戻ってから明日でいいので確認してください。」と。

するとAさんから
「明日は明日で仕事が詰まっていて忙しいんだよね、
だから新幹線で確認しました。今日は疲れましたよ。」
という返事が。。。

この返事を見て、
「これって…何が言いたいの??
忙しいってことをアピールしたいの?
疲れてるってアピールしてるの??
私だって忙しいのに!」
と感じたそうです。

もし顔を見てこの返事をもらっていたら、
受け取るニュアンスが異なっていたかもしれない、
とディスカッションで気付いたそうです。

受け止めすぎて、腹が立ったりとストレスを抱えていたな、と。

普段からのAさんへの印象や思っていること。
(今回の場合はアピールしてる!という普段からの印象)

これが思い込みや偏見というバイアスになっているんですね。

もちろんAさんの普段の姿勢や言葉にも問題は大いにあります。

でも受け手側もバイアスがかかっていることも事実。

特に顔を見ないメールやチャットでは、
このバイアスがダイレクトに影響されてしまう。

要は非言語である声のトーン、
強弱、表情や声色が全然見えないからなんです。

だからこそ、メールやチャットでは
「この文面どう取られるかな?」
と受け手側を意識しなければいけない。

当然ですが、愚痴や不満、自慢といった文章は即刻辞めたほうがいい。

(口頭でのコミュニケーションもそうですが…時間と労力、気持ちの無駄です。
でも人間だからそう思いきれるものでもない。。。分かります。)

また受け手側もそのまま受け取るのではなく、
ある意味「流す」くらいの気持ちで受け取った方がいい。

重要な仕事の内容はしっかり受け止めなければいけませんが
口頭でのコミュニケーションと違い、文面でのコミュニケーションを
そのまま同じように受け取っていたら、それこそストレス過多になります。

しんどいこと、この上ない(笑)

特に若手Z世代はデジタルネイティブ。

メールやチャットを口頭でのコミュニケーションと
同じように、もしくはそれ以上に使います。

話す方も受ける方も、このバイアスを理解して
「これは流した方がいいな」という感覚を持たなければ、
それこそ心が持ちません。

特に送る側は
「そういう要らないストレスを相手に与えてしまうかもしれない」
という意識を持った方がベター。

私も仕事上、メールもチャットもよく使いますが…
口頭でのコミュニケーションと違って、
文字として残るコミュニケーションは必要以上に気を遣います。

これって本当にこの言葉で大丈夫?

こうゆう風に取られたりしない??

便利なデジタルコミュニケーション。

でも使い方を間違えると大きなトラブルに。

私も気をつけなきゃと改めて感じました。

たくましく生きる

先週日曜日も娘の運動会でした。

この時節ですから、半分ずつの学年に分かれて
午前、午後と区切ってスポーツフェスティバルという
名称で行って頂けました。

競技は各学年2つだけ。

徒競走と団体競技。

学年をまたぐリレーなどはありません。

それでもこうして行事を行ってくださる学校、
対策含め実質準備をしてくださる先生方に
感謝しかありません。

児童宣誓にてこんな言葉がありました。

「コロナによって出来ないことも多い。
でも今まで当たり前に出来ていたことに気付け、
そこへの感謝の気持ちを持つことが出来た。
遠足や修学旅行などみんなで集まって1つのことをする。
当たり前だと思っていたことが、そうではなかった。
その大切さに改めて気付けた。」と。

もちろん内容や文章は先生方が考えているんでしょうが、
それを子供たちが言っていることに
色んな感情が出てきたんですよね。

お友達や先生、色んな人と意見交換したり
自分とは違う考え方や価値観を知り
時には喧嘩し、言い合い、折り合いを付けていく。

そうゆう人とのある意味「摩擦」を通じて
人は多様性を学び、コミュニケーションも学んでいく。

また他人とふれあうことで、
自分自身の考えも深まっていきます。

そういう機会が少なくなった子どもたち。

本当にやるせない気持ちがいっぱいです。

ただその中でも、みんな元気に笑顔で
当たり前のことに感謝して、明るく楽しんでいる。

このたくましさ、
大人も見習わないといけないと思うんですよね。

色んな研修をしていると。。。

制度でこれがない。。。

上司が、全然わかってくれない。。。

仕事の仕方やシステム上、○○はできない。。。

ない、ない、ない、のオンパレードがよくあります。

ないものねだりしてても、そこから前に向けません。

ないことばかりに目がいって、
あるものに気付きません。

当たり前にあったものに感謝し、
今あるものに目を向け、
そこから明るく楽しもうとする姿勢。

これってめちゃくちゃたくましいですよね。

そういうとこ、もっともっと大人も
していかなくちゃいけないなぁと思いました。

そしてこのたくましさが、
もっともっと仕事を、
人生をオモロくしてくれるんです。

よしっ!今日もオモロい1日にしましょう!

山口家の家訓

先日メルマガを読んでくださっているお客様からメールを頂きました。

いやー、ほんとに何書こうか??
とネタに困っているときに頂いたので
とっても嬉しかったです。
ありがとうございます。

元来何が苦手って、継続が苦手な私ですから
実は毎週メルマガを書く、ってことがとっても苦手です。

でも、こうして反応頂くだけで、
書こう!という気がふつふつ!わいてきます。

やはり反応してもらうって嬉しいですね。

この前のメルマガで「反応すること」については既に書いたので、
今日は少し違った視点から。

メールを頂いたお客様は、このメルマガを見て
以前尊敬する方に言われた言葉を思い出されたそうです。

「育成とは、出来ると信じて待つこと、そして赦すこと」と。

すごく素敵な考えですよね。私も激しく共感します。

実は山口家の家訓がありまして…
私自身もこの言葉を何度も言われて育ちましたし、
娘にも何度も何度も言葉を変えて伝えています。

ありがとう/謙虚に感謝する心
ごめんなさい/素直に謝る心
大好き/妬まず恨まず、人の良い部分だけを探す心
いいよ/何事も許す心

の4つです。

この中で一番難しいのが許す心だと思うんですよね。

許すにはもちろん待つ、信じる、
そして期待する、が含まれるからです。

育成とはつくづくこの待つ、信じる、期待して、
そして許すものだと思います。

私も娘に言いながら、
いつも自分に言い聞かせています(笑)

まだまだ出来ていないところが多いんですが…。

この前も、買ったばかりの絨毯に
ジュースを娘がこぼしてしまって
プチキレしてしまいました…。

「TV見ながら、ゲームしながら飲んでるとこぼすよ!」と
何度も何度も言った後にこぼしたので、
めちゃくちゃ腹が立ちました。

しかもこぼした後も、ゲームしてたんですよ。
こぼしちゃった~って言いながら。

あまり大きな声で怒ることは好きじゃないし、こっちも疲れます。

でも、この時は、めちゃくちゃ腹が立ったんですよね。

「ほらみてみ!何やってんのよ!!」と
瞬間的に怒りがわぁーっと出てきました。

一通り拭き終わると、言いたいことが山ほど出てくるんですよね。

あかんあかん。。。
ここはぐっと抑えないと…。

と待っていると、「ほんとにごめんなさい…」
と謝ってきました。

とは言え、私の気持ちはまだ腹立ってるんですが、
とりあえず「いいよ。」と言ってみました。

すると…スーッと気持ちが落ち着いていくんです。

「ゲームしながら、もう絶対飲みません。」
「ゲームしてないときも、両手でコップ持ちます」
「こぼした後もゲームしててごめんなさい」

と私が言いたかったことを、自分からどんどん言ってくれました。
分かってるやん!!!言わなくても。

この「いいよ」という言葉。
ぜひ皆さんも使ってみてください。

たとえ、かなり怒っていたり、腹が立っていても
「いいよ」と許す言葉を発することで、
気持ちもスーッと落ち着きますよ。

そして、言わなくても自分で考えて答えを出してくれます。

教える必要ってほとんどなくて、
自分で考える機会をどう作っていくのか?

改めて大事なポイントですね。

反応すると相手も変わる!

弊社では月に数回無料オンラインセミナーを
日本の人事部さんで開催しています。

基本はセミナーですからウェビナーなんですが、
先日のセミナーは体感ゲームセミナーだったので、
ミーティング形式で行いました。
(参加者のお顔が見える!!)

ゲームを通じて学ぶ、気付く、だから腑に落ちる。
をまさに体感してもらったんですが、

1時間のゲームを通じて、初対面の方々がどんどん打ち解けていく!

違う会社の人とは思えないくらい!と参加された方も仰ってました。

もちろん皆様には存分に楽しんでもらったんですが、
実は私が1番楽しんでました!!(笑)

ゲームの最中には、基本私は皆様の邪魔にならないように、
ミュート&カメラオフで聞いてるんですが
(時々ヒント出したり、の時だけ声だけ参加します)

皆様のお話やリアクションが面白い!!

なので実は私は声出して時々笑ってます。

「おお!!いい気付き!」
「ああ!!そこひっかかっちゃったー!」

と見てるだけでも面白い!

皆様からの感想でも、聞いているだけよりも面白かった!

実際にやってみると難しい!

社外の人と同じグループでやったけど、社外の人じゃないみたい!
など有り難い感想ありがとうございました。

ここから私自身の気付きなんですが。。。

皆様に楽しんで喜んで学んで頂いたのですが
実は私がめちゃくちゃ楽しくて面白かったんです(笑)

いつもはウェビナーでセミナーしてるんですが
どうしてもお顔が見えないと反応が分からない。。。

壁に向かってひたすら独り言言ってる感覚になってくるんですよね。
(勿論せっかくお申込頂いたので、全力でやってますよ(笑)!!)

それが反応が見えて、皆さんの取り組みが見えると
こっちのテンションも上がってくる。

これね、セミナーや研修だけではなくて
日々のコミュニケーションでも一緒ですよね。

反応があるとテンション上がる。

表情が見えると盛り上がる。

当たり前なんだけど、大事なこと。

私も研修でも参加者の方に「反応しましょう」
はお伝えしてます。

うなづきながら聴く。

表情や抑揚付けて話す。

これだけで相手にちゃんと向き合ってますよって
気持ちが伝わります。

私もメンバーへの指導で、お客様との会話の際の
うなづき方、会話の中身に合わせた表情は
細かくアドバイスしてます。

特にオンラインであれば、
当然オーバーリアクションです!

コミュニケーションの8割は非言語!

どんな反応があるか?で会話の量も質も変わります!

反応があるって嬉しいなぁと改めて感じたと共に
反応する大切さも感じました。

ちょっとした違和感を大切にする

先日、3月に入社したメンバーのお誕生日でした。

当社では、本人とお子様(18歳まで)は
誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントがもらえます。

これは、小さな会社だからこそできることだと思っていますが、
顔が見える範囲のうちは、お祝いしたいという想いから。

また私も母親なので、自分の誕生日より子供の誕生日!!

という気持ちから、お子様のお誕生日もお祝いしてます。

最初のうちは、何がいいかな~とサプライズでしたが。
毎年毎年になり、人数も増え。。。

そのうちネタ切れになったのと、実は持ってた!という
プレゼントかぶりがあり、昨年から申告制にしました。

これが欲しい!と自分で申告してもらいます。

これまでは、営業にも行ける通勤用バッグや
営業にも着ていけるシャツなどでしたが
なんと今回はプロテイン1kg。

昭和生まれの私は、え???と思っちゃったわけです。
完全に仕事全く関係ないよね???
飲んだらなくなるよね???と。。。

古い人間かもしれませんが、
自分で買うものとプレゼントでもらうものって違うものだと思ってたんですよね。

これが感覚の違いかぁ。。。と思いました。

彼らにとっては「今、1番欲しいもの」をセレクトしてくれたんですが、
それが私にとってはちょっと違和感だったんですよね。

ただ、本人が喜んでくれるのが一番ですから
プロテインで全然okなんです。

ここで気づいたんです。

世代の違いもあると思いますし、
たとえ同じ世代でも個々人の考え方や価値観が違う。

だから時々え??という違和感を感じることもある。

でもそれを否定するのではなく、
そうゆうのがいいんだねぇ~と認めることが大事。

これが個々の個性を尊重するということだし
もっと広い視野で見れば、多様性を受け入れる、
まさしくダイバーシティの原点だと思うんです。

私が新卒だった20年前だった常識。

残業している方が優秀。
(仕事をいっぱいしている風だから。。。してなくても)

上司に誘われたら断らない。
(朝まで付き合う)

社内で怒号罵声は日常茶飯事。

有給は取るものではない。
(病気の時に仕方なく使うもの→病院に行った証明書が必要でした)

休んだ次の日は謝り倒す(休む=悪)

お酒の席の無礼講は、無礼講じゃない
(後々言われる。。。実は仕事より気を遣う)

始業時間は仕事のスタート時間。
つまり30分以上前に来ないと怒られる。
(メールチェックは始業時間前。が当たり前)

これ、今では非常識だしありえないですよね。

時代と共に常識も価値観も変わってきたんです。

私が新人時代にはダイバーシティの概念は全くなく
多様性や個性を尊重するという考えは、
私自身も全くありませんでした。

昔だと考えられなかったプレゼントの選び方。

自分の物差しで測るのではなく
本人が一番欲しいもの、だからいいやん!!
と思えるようになりました。

でもこれって結構自分で「老害」になったらあかん!
と思っておかないとついつい「ありえへん!!」と決めてかかってしまう。

ちょっとした違和感を感じ、
その度に本当にそうか??と自問する大切さを感じました。

これから歳を重ねる度に老害へどんどん近づいていく可能性が上がります。

時代と共に常に変われる自分でありたいと思います。

人は色んな側面を持っている

この前、ちょっと失敗しちゃったな
と思うことがありました。

学期末テストの国語、テスト日に娘が
「めっちゃ今回は出来た!!頑張ったよー!!」
と帰ってきて教えてくれました。

「おお!!すごいやーん!!」
とひとしきり褒めてたんです。

ところがテストが返ってきたら、87点。
本人はややしょんぼりしてました。

回答用紙を見ると、記号で答えないといけないところを
記号ではなく漢字をそのまま書いてたんです。

しかも書いてる内容は全部正解してる。
そして、そこで12点配分ありました。

つまり、きちんと記号で書いてたら99点だったんです。

なんてもったいない!!!

「何やってんの~??問題ちゃんと読まないと~。
めっちゃもったいないやん!!99点取れてたんやで!?」と。

ついつい言っちゃったんですよね。
(ちょっときつめの言い方で。)

「わかってるよ!でも頑張ったやろ???!!!」と。

褒めないと!褒めないと!と普段から思ってるんですが
ついつい褒める前に、出ちゃうんですよね。

しかも私から見たら、多少しょんぼりしてるけど
それほど悔しがってるようには感じられない。。

「頑張ったよ。でも悔しいやん。
ここちゃんと記号で書いてたら99点やったのに。。。」

「でも頑張ったもん!!!」

しまいには、頑張ったのに褒めてもらえないと
泣き始めてしまいました。。。

私も研修で褒める大切さをお伝えしてますが
家族となるとついつい。。。難しい。

親としては、今回の点数がどうこうではなくて

ケアレスミスや問題ちゃんと読んでないってミスを
悔しいと思って欲しいんですよね。

じゃないといつまでたってもミスしますから。

でもね、これも続きがあるんです。

テスト返却から2週間くらい経ってから、
昨日、学校の期末個人面談があったんです。

そしたら先生から

「ほんとに勉強にもいつも前向きに取り組んでて。。。
テストの点数が悪いとすごく落ち込んで。。。
でもその後しっかり自分で復習やり直ししてるところがすごくえらいです!」と。。。

ん???
我が家での娘と違うぞ???

と思ってたら、先生からこの前の国語のテストの話も出て、
記号で答えないといけなかったことに気づくと
娘はショックと悔しさで泣いてたそうです。。。

「もっともっと点数の低い子で、けろっとしている子も結構いるんですが、
●●ちゃんは泣くほど悔しがってて。。。
私も内容は正解してるから点数上げたくなったんですが…
でも間違いは間違いなので、そこはきちんと説明して。
次からはちゃんと問題を読もうねってお伝えしました。
●●ちゃんも絶対次からしっかり読む!!って言ってくれましたよ。」と。

その時思ったんですよね。
家で私に見せている顔だけが全てじゃないんだと。

頭では、いろんな顔があるから、
一面だけで判断するのはいけないと
わかっているんですが、

実際には自分が見ている顔のみで
決めちゃってるんですよね。

仕事においても、部下の顔はいくつもあります。

お客様の前に一人で立ってる方が
私が思っている以上によく出来てたり、
非常によく考えられていたり、、、
しっかりやりがいも持っていたり、、、

ってことは日常茶飯事です。

メンバーも子供も
いろんな顔を持ってるんだなぁと
改めて感じました。

皆さんもしっかりいろんな顔、見てあげていますか???

相手の立場と心情を理解する

こんにちは。

毎日メンバーと娘の成長が嬉しい山口です。

実は先日、3ヶ月前に購入したソファの納品日でした。

コロナちゃんで、工場稼働が少なく通常よりも納期が長くなると。
で、3ヶ月楽しみに待ってました。

しかし当日、ソファが大きくて玄関が入らない。
我が家は玄関ドアから90度に曲がって廊下があるんですが、
この角が全然曲がらない。

結局1時間以上色んな向きから入れて試してくれたんですが、
入らず持ち帰られました。

結構大きなソファだったので、家の写真も事前に見せていたんですよね。

そしたらピアノが玄関から入ったんだったら大丈夫ですよ、
と言ってもらってました。

3ヶ月待ったので、私の落ち込みようはドーンです。
またオーダーしてるので、もし入らなかったら??とよぎります。

その後お店から連絡が来て、まず担当者さんが
「ほんとに長い間お待たせしたのに申し訳ございません。
お仕事も都合付けて頂いて今日空けて頂いたのにこんなことになって申し訳ないです。」と。

この一言で、すーっと気持ちが晴れました。
クレーム対応の時、本当に最初の一言なんですよね。

こちらの気持ちをどこまで汲んでくれているのか?
が分かると怒る気も全然しなくなります。

先日メンバーのお客様からちょっとしたお叱りを頂いた時に、
メンバーからの報告で「今回の補填はこうします」という対応策をお客様に伝える、という報告が出てきました。

その報告を聞いて、いやいや順番違うよね??
まずはこうなってしまったことへの謝罪とお客様の気持ちを考えること。
そして次に経過説明と、最後に今後の対応策。

まずはお怒りになったお客様の気持ちを考えないと、
って話をしたところでした。

今回自分もお客様の立場になって、ほんとにそうだなぁと感じます。

もちろんクレームがないに越したことはありませんが、
どんな仕事でもなんらかのクレームはあるものです。
その時にどんな対応をするのか?で信頼関係は大きく変わります。

今回、その後担当者さんがすぐに配送の方を連れて家に来られて、
全ての寸法を図り、どうにかして入らないか?を考えてくださりました。

最終的には。。。どうやっても入らないので(笑)工場で一度分解できるところまで分解して家の中へ入れて、専門の方が組み立てる、という対応策になりましたが、初期の対応が素晴らしくて、こちらこそありがとうございます、です。

クレーム対応だけではなく、相手の立場や心情を理解する
はコミュニケーションの基本ですが、改めて大事だなぁと思った次第です。

そしてまたソファを心待ちにしている今日この頃です。

聴き方あいうえお作文!!

こんにちは。

もう早いもので、6月も終わろうとしてます。
あっという間に1年の半分が過ぎていってますね。

1年の初めに皆さんは今年の抱負を立てますか?

ザ昭和、熱血一家の山口家では昔から必ず立ててました。

今年のうちの娘の目標は、何事にも一生懸命頑張る、
という漠然としたものでしたが(笑)

先生に教えてもらった、「話の聴き方」を今年はやり切る!
と意気込んでおります。

たまたま先日、目標に対してどう??と振り返った際に、
改めて先生の教え方に感服した次第です。

それは「あいうえお作文」なんですね。

あ:相手の目を見て
い:いい姿勢で
う:うなづきながら
え:笑顔を向けて
お:終わりまでしっかりと

めちゃくちゃすごくないですか!!??

この聴き方、研修では聴く力研修やコーチング、
もちろんマネジメントの基礎でもプログラムに入れてますが、
大人ほど!出来ていないんですよね。

研修では、あいうえお作文ではありませんが
ほぼ同じ内容をトレーニングします。
(常に笑顔ではなく、相手の表情にあわせて同じ表情をする、ですが)
プラスするならば、復唱したり、要約したり、です。

研修をしていていつも思うんですが、皆さん話すのは結構得意だけど、
聴くのが本当に苦手ですね。

研修では、話を掘り下げたり、
より具体的にしていくために色んな質問をしていきます。

いわゆる拡大質問や関連質問です。

次なんの質問しようかな?と考えていると
聴き方が疎かになっていて、
一問一答クイズみたいな会話になっている。

では聴き方に気を付けていると、質問が出てこなくて、会話が止まる。

このようなケースが多々あります。

聴き方も質問力もトレーニングですから練習を繰り返せば上手になりますし、
考えなくても質問が出てくるようになります。

特に上司の場合は、伝えたいことが優先してしまいます。

育てようと思えば思うほど、言いたいことが多くなります。

この心理、私もつくづくそうだわ〜と思います。

こうして欲しいこうなって欲しいそれはあかん
もっとなんでこんな風に思わないの??

言い出したらキリがありません。
ですから、私はメンバーと向き合う時は
なるべく「こうあるべき」を考えないようにします。

こうして欲しい、こうなって欲しいを一旦横に置いといて、
とにかく聴くだけに徹しようとしています。

実はこの横に置いておく、出来るまでに私は結構時間が掛かりました。

だって、仕事ですから成果も出さないといけないし
その責任は上司にありますから、
1日でも早く成長して、戦力化してもらわないといけません。

となると、「こうあるべき」を横に置いとくことが難しい。。。

上司と部下の関係って、そもそも縦の関係ですから
聴くこと自体も難しいですよね。

なので私は「〜についてどう思う??」と相談するようにしています。

「え:笑顔を向けて」です。

この出だしの一言を変えるだけでその後の会話は変わるんですよ。

そして、「お:終わりまでしっかりと」聴いて
「いいやん!!それお願いね!」
と承認応援します。

聴き方あいうえお作文、頭に残りますね!
これで今日からバッチリ!です。