根回し力

先日の研修では、根回し、についてお話ししました。

根回し、と聞くと

「そんなことしないといけないの?」
「何だか…政治っぽくて嫌…」

と思う方が多いですね。

うん。この気持ち、ちょっと分かります。

私は元来ストレートな性分ですし、その場で勝負!的なところもあります。

ですから、若い時には、そんなことナンセンス!って
思っていたこともあります。

しかし、逆の立場で考えてみると…
事前にある程度内容を知っておくと、受け入れやすい。

事前に意見とか聞いてくれていたら、「自分事」として捉えやすい。

なんなら、通るようにアドバイスとかもしてあげれるかも。
って感じですね。

そう、特にこの「自分事」になることが大事なんです。

提案や稟議の際に、
「これは私からの提案ですが…あなたも関わりましたよね?」
と同意を得ることも出来易くなり、ハードルが低くなります。

また、事前に関わるメンバー以外からの意見(特に反対しそうな人の意見)を聞き、取り入れることで、更に良い内容になったり、リスクヘッジが出来たりします。

根回し、といってもそんな大層なことをする必要はありません。

「今度の会議でこうゆうことを出そうと思ってるんですか、どう思います?」

「〇〇さんだったら、これ以外にどんなアイデアあります?」

と立ち話程度でいいので、聞いて回るんです。

そうすることで、いざ会議の時に出席者はみんな

「ああ、この前のことだよね」
「これ、俺の意見もあの後入れてくれたのね。」
「ここ、懸念してたところ、ちゃんと検証して持ってきたな。」

と感じてくれます。

多くの人は、初めて見聞きしたものに対しては、すぐに同意出来かねるものです。

いろんな角度から検証してみたくなるものです。

大きな企業では、関わるメンバーの数も増えます。

部署や立場が違えば、異なる意見が出てくるのは当然です。

だからこそ、この事前の根回し、が効果を発揮するんです。

根回しの基本スキルは傾聴です。

聴くってほんと、大事ですよね。

生きているだけで有難い

さて、先日は1月17日。

27年前、阪神大震災が起こった日です。

若いメンバーでは経験していない人も多くなりました。

私は当時高校2年生。

大阪市内に住んでいましたが、地震の怖さを
生まれて初めて経験した日でもありました。

とは言え、家族や友人が亡くなったわけでも家が崩壊したわけでも、

避難場所に行かなくてはいけなかったわけでも
ライフラインが止まったわけでもありません。

当時親戚が神戸に住んでいたので

数日泊まりに来て、その時の話を聞いたり
学校で寄付を集めたり、とある意味その程度でしたが

それでも、今でも鮮明に覚えています。

その後社会人になり、神戸で被災した部下と話す機会がありました。

数名親戚や友人を亡くしていて
約3ヶ月、避難場所で過ごしていたそうです。

「生きてるだけで有り難い」

とよく言ってました。

あまり震災のことは話さない子でしたし
話すことも、数年経ってもまだ心の準備が出来ないのだと思います。

昨今のコロナ禍により若者の自殺者が残念ながら劇的に増えています。

もともと自殺大国の日本ですが、更にこの数年で
この状況はより一層悪化し、これは大きな社会問題の1つです。

生きてるだけで有り難い。

私も親となり、この想いはより一層強くなりました。

毎日当たり前のように目が覚めること、
ちょっとしたご飯が美味しいこと、
今日も笑顔でいられること、

この、ちょっとした「いいこと」に目が向けられること

それだけで充分に幸せであり、有り難いと感謝なんですよね。

いつも研修で、この「当たり前」と「有り難い」のお話をさせて頂きます。

有り難い、の反対語は、当たり前。

今ある「当たり前」に感謝すること
これがすごく大事なんですね。

当たり前を当たり前と思わない、ということですね。

そう意識すると、自然と「ありがとう」という言葉が増えてきます。

社内で「ありがとう」が増えると、笑顔が増え
ミスが減り、活性化し、売上も増えてくる。

改めて、1月17日、冥福をお祈りすると共に
生きているだけで有難い、この言葉を噛みしめていきたいと思います。

復唱スキル

先日研修で「傾聴」トレーニングを実施してきました。

終わった時には皆さん「あー疲れた!!!」という表情が多く、

いい感じにトレーニング出来てる!とニヤニヤしておりました(笑)

でも、1日のトレーニングで皆様かなりスキルアップしてるんです!

あいづちしながら復唱する、がけっこうスラスラ~っと出来る様になってました。

この復唱、ちょっとレクチャーすると3段階に分かれます。

レベル1は、ただオウム返しする。

相手の言ってることをそのまま復唱します。

「コミュニケーション取ることによって
相手の立場とか自分と違う感じ方をしてるな、
自分のこともわかってもらえてるなってことが分かりました。」

「なるほど。いい気付きですね。
相手のことがよく分かって、ご自身のこともわかってもらえたんですね。」

レベル2は、言い換える。

言葉を変えて(相手が使わなかった言葉で)表現する。

「なるほど。いい気付きですね。しっかりと相互理解が出来たわけですね。」

レベル3は、更に発展させる。

相手が言ったことから、さらに膨らませ発展させて展開する。

「なるほど。いい気付きですね。
そうゆうふうに分かり合えると、自然とwin-winの姿勢にお互いなりますよね。」

と言った感じです。

レベル3の発展する聴き方が出来るようになると
「そうそう、それでね」
と勝手にどんどん話が膨れていき、

こちらから質問しなくても話が進んでいくわけです。

この聴き方、もちろん上司として必須スキルの1つではあるわけですが、

ハラスメント防止にも、生産性向上にも役立ちます。

要は聴くことによって相互理解が進み相手の立場や心情がよく分かり、
コミュニケーションの質が向上します。

ですので、部下がいない若手社員もこのスキルは
是非身に付けて頂きたいスキルの1つとしておススメしています。

私も久しぶりに実際にロープレに入って皆さんとトレーニングさせて頂きました。
(人数調整のため)

なんかですね、表現が難しいんですが楽しかったです!!(笑)

やっぱり分かり合えた!!!って気がするんですよね。

たった30分くらいの会話で。。。そんな大袈裟な!と思うかもしれませんが、

でもなんかね、通じ合えた!って気がするんです。
(聴き手の時も話し手の時も)

是非皆さんも部下と、家族と、子供と。。。

じっくりと聴く時間を作ってみてくださいね。

一緒に悩む姿勢

東京では雪が降ったりと。。。
すっかり真冬らしくなった今日この頃ですね。

しっかりゆっくり年末年始休暇の後は
有り難いことに研修オンパレードの毎日の山口です。

先日のお客様の研修で、
これまで3年間マネジメント研修を実施させて頂き、
その集大成としてこれまで学んだこと、気づいたこと、
そして活かして変化したことを発表してもらいました。

やはり1番多くは、コミュニケーションの仕方が変わったこと。

聴くことを中心としたコミュニケーションや
積極的に認め褒める言動を取ることで
ミスが減ったり、部下が自立し自発的になったりと

変化を感じていらっしゃいました。

ある方は、この聴く、認める、褒めるコミュニケーションを
ちょうど反抗期真っ盛りの娘さんにしてみたら。。。
ものすごく態度が変わってきたんですって。

これまで夕食が終われば、ずっと部屋にこもって
夕食時話しかけても
「はぁ?」「うん」「いや」か無言だったそうですが

自分から色々話してくれるようになったり、
最近のゲームやアイドルの話もしてくれるようになったりと。。。

そこで更にそのアイドルの曲を聴いたり
YouTubeで探して見たりして
共通話題の勉強をしてみたところ!!!

ますます普通に他愛のない話題で会話が増え
進路相談もしてくれるようになったんです!!!

ここで大事なことに気付いたそうです。

これまで子供のことに関して

「育てている」や「教育している」という感覚だったのが、
「一緒に楽しむ」「一緒に悩む」に変わった、と。

だからこそ子供の興味のあることを自分も関心を持ち
進路についても、アドバイスではなく
一緒に悩み、考え、一緒に調べる。

この変化がお子様の反抗期態度をも変えたんです。

そう!大事なことは
積極的に関わり、共に学ぶ姿勢。

親でも上司でも同じです。

誰もが絶対正しい方法なんて分からないんです。

誰もこんな激動の時代を生きていませんから。

だからこそ間違ってもいい。

一緒に考え学ぶことが、寄り添うことなんだと思います。

素晴らしい気付きと変化ですね。

人間幾つになっても大きく変化成長出来る!

皆様に、今日もたくさん気付きがありますように。

ワークライフ充実

例年、年末年始休暇を少しずらし、
スノボ三昧の数日を過ごしています。

実はスキーも20年弱、スノボは20年以上の趣味です。

娘も3歳から滑っているので、
ここ数年は中級コースも一緒に普通に
滑れるようになってきました。

こうして親子で一緒に何かできるって最高だなと思います。

今年も雪質最高!
景色も空気もよくて、大いにリフレッシュしてます。

元々テレワークやフレックスをコロナ前から取り入れていた弊社ですが、

この2年で更にお客様もオンライン商談が当たり前になり、
本当にどこに居ても仕事ができる環境と時代になりました。

このメルマガもスキー場から書いています。

まさにワーケーション!!!

いわゆるワークライフバランスみたいなことが
言われ出して数年経ちますが、

新入社員研修などで聞くと定時で仕事終えて
帰ることがワークライフバランスという風に
思っている若者が圧倒的に多いです。

定時に帰って何するの??って聞いても
特には何もなくてゆっくりする人が多い。

これもまた、ありかなとは思いますが。。。

私が思うワークライフバランスはちょっと違います。

自他共に認める仕事大好き人間ですから
未だに徹夜もあるし、休日という感覚もなく仕事があれば喜んで!働きます。

でも休む時には思いっきり休むし遊ぶ!
(平日の方が空いてるし、安いし、遊びやすい!)

もちろん年齢もあると思います。

生涯の中で、育児に専念する時もあれば
今後介護などで仕事をセーブせざるを得ない時も来るかもしれません。

要は自分の納得のいく形でワークもライフもバランスが取れればいいと思うし
それが真のワークライフバランスだと思うんです。

ワークライフ充実と言った方が適切かもしれません。

納得感を持って働くことは、それだけで幸せなことだと思います。

当然やりがいも感じやすいし、ロイヤリティも高くなる。

単に定時に帰ることだけで、納得感は得れません。

オモロい仕事をオモロい仲間と共に。

お客様に期待されて、期待以上を返し、喜んでもらう。

大いに働き、大いに遊ぶ。

今年も納得感高く、邁進したいと思います。

明けましておめでとうございます。

皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて皆様はどんな年末年始をお迎えになりましたか??

ゆっくり寝正月。飲み会や旅行などアクティブに。

色んな年末年始の過ごし方があったと思います。

私はここ数年、だいたい同じ過ごし方です。

たまっている本を読み、今年の抱負をじっくり考えてリストアップ、期日を決めて計画する。

その後、新潟か長野に母と娘とスノボに繰り出します。
(この間は仕事から離れ、満喫しまくります!!)

昨年下半期から、お陰様で休み暇がない!

というほど恵まれ、10月以降は怒涛の数ヶ月でした。

新しいお客様も増え、若いメンバーもメキメキ育ち

今年は抱負を考えるのがワクワクして想像と妄想が止まりません(笑)

昨年末にご挨拶に来て下さった若いメンバーのお客様。

約1年前にお取引が始まり、また新たにご依頼を頂きました。

なぜわざわざご来社してくださったのか?

それは、彼がものすごく成長したと電話で思ったから、ですって。

「何されたんですか!!??」と聞かれました(笑)

それくらい変わっていたそうです。

「電話の声と受け答えで、一皮むけたな!って思って
来たけど顔も全然変わってるわ~。別人やで!」

とめちゃくちゃ褒めて頂きました。

もうね。。。母はマジで嬉しいわけです。

涙が出そうになりました。

若い彼らは、私にとっては子供と同じなんです。
(だいぶ若いママですけどね!!)

もう嬉しくて嬉しくてしょうがない。

自分のことを褒めて頂くよりも、何万倍も嬉しいです。

そう、彼は当時、マジで腐ってたんです(笑)

辞めたい、とまで言ってました。

出来ない言い訳と逃げる口実探しばかりをしていました。

でもそこからじっくり話をして、
もう一度私を信じて一緒に頑張ってみようと
この8カ月奮闘してくれました。

もちろん全てが順風だったわけでもなく
小さな失敗を繰り返し、小さな成功体験を繰り返し

私の無茶苦茶な丸投げにも「絶対できるって!」の一言を
信じてついてきてくれたと思います。

改めて実感します。

部下に必要なのは、厳しい指導でも管理監督でもなく
ただただ出来ると信じて応援し続けることのみ。
(もちろん多少のテクニック(業務指導)は要りますが…)

人間ってほんと感情に支配される動物だと思うんですが、
昨年のお正月を振り返ってみると
「~しないといけない」「~もやらねば」と
という義務役割の思考になってたんですよね。

それが今年は「~したい」「~も出来る!」と
ものすごく前向きな欲求がたくさん湧き出てくる。

何が違ったのか?

単純に私の気の持ちようが変わっただけ。

昨年末のお客様のご来社で頂いたお褒めの言葉も幸先良い印!

いいことしか思いつかない!めでたい!!

という新年の始まりです。

今年も、社員一同「オモロク働く」社会の実現に向け
お客様と共に汗を流し、共に走る1年になるよう
益々精進していきたいと思います。

本年も、「ええやん」と思ってもらえるメルマガ
どうぞお付き合いを宜しくお願い致します。

皆様に幸と実り多き1年となりますよう祈りを込めて!

今年もありがとうございました!

今年1年振り返ってみると、前半はコロナちゃんの影響で
まだまだ事業も上向きとは言えない状況。。。

昨年の1~3月では予定していた研修も
中止や延期になっている状態でした。

4月のキックオフでは、
「絶対できる!」「必ずやり切る!」
と皆を鼓舞した山口です。

今から考えると、そうして自分自身を奮起させていた気がします。

でも、半年経った頃から、徐々に上向きになり
新たなお客様も、新たなご相談も
多く頂くようになりました。

やはり人間、感情の生き物です。

奮起した自分の「絶対にやってやる」という言葉に
大きく影響を受けたと思います。

また社内でも問題山積みでした。

小さな小さな会社ですから、個人プレーが多く
チームワークと呼べるレベルでもない。

人材育成の会社が、実は人材育成出来ていない。。。

そんなダメダメの典型みたいになってしまっていました。

業績が思うように上がらず、自分の成長も感じづらい。

すると今やっていることって無駄じゃない?
という気持ちにもなる。

色んな所で歪が出てきた1年でした。

自然と当たりもキツクなる。。。

これではあかん。。。

もう一度社員全員とじっくりと話し合い

何をしたいか?私たちの目指す姿は何か?
お客様に何を提供し、世の中にどんな影響を与えたいのか?
誰と一緒に汗を流し、どんな仲間と共に成し遂げたいのか?

そんなことを彼らと共に語り合い、
また自分自身と向き合った1年だったと思います。

お陰様で、今ではチームと呼べるまでに
大きく成長してくれたと感じています。

1人1人が大きく成長できた、
そんな1年だったような気がしています。

来年が楽しみで仕方ない、
そんな小さな芽もたくさん芽吹いた1年でした。

雨降れば地固まる。
壁無くして成長なし。

そんな言葉がぴったりの1年でした。

来年は、1周りも2周りも成長した私たちが
お客様にもっと「いいやん!!」と思って頂ける商品とサービス

何よりも、お客様と共に汗を流し成果を出す集団となり
「やるやん!!」と思って頂けるよう、頑張りたいと思います。

今年から始めたメルマガも1度も休むことなく!
(当たり前ですが…継続が私には一番難しいこと(笑))
続けてこれることが出来ました。

これも
「読んでます」「楽しみにしています」「ファイリングしてます!」

といったお言葉に支えられて、続けてこれました。
ほんとに嬉しいお言葉の数々ありがとうございます!

皆様はどんな1年でしたでしょうか?

まだまだコロナちゃんは居座り続けていますが、、、
心は晴天!気持ちは明るく!!!

来年も皆様にとって大きな幸と実り多い1年となりますように。

良いお年をお過ごしくださいませ。

メリークリスマス!

先週末、母校である和歌山大学に
アントレプレナー教育の一環として
実施されているビジネスプラン審査会の
最終プレゼンの審査員として参加させて頂きました。

昨年に引き続き2回目の審査員です。

大学時代には、あれほど授業に行かず、
一般教養も語学も4回生まで受講せざるを得なかった

ダメダメ学生の私が、こんな審査員をさせて頂けるとは!!

同級生が知ったらびっくりな事実です(笑)

有難いと共に、貴重な経験をさせて頂いていることに感謝です。

審査会にて感じたことや気付きについて、今日はお話したいと思います。

まず最初に、最近の学生さんは本当にすごいと思います。

就活も私たちの時代よりも長期間、そして深い。

自己分析や自分の適性をきちんと考え
インターンシップに積極的に参加し、
且つ授業も代返とかなかなかデジタル社会になって難しい…。

つまり真面目に授業に出て、しっかり勉強して
そして就活もインターンシップも真面目にコツコツ長期間して
更には、このような審査会にも応募する。

脱帽しかありません。

プレゼン資料も当たり前にパワーポイントを使いこなし、
(その辺の社会人よりもすごい出来栄え!)

プレゼンの仕方も各グループ創意工夫を凝らしている。

練習時間もかなり必要だったと思える内容。

その後の交流会でも積極的にアドバイスを求めに審査員のもとに行き
メモをしながら真剣にアドバイスを聞いている。

いや、ほんとすごいしかないんです!

彼らの姿勢から私たち社会人が学ぶことってものすごく大きい。

素直さ、謙虚さ、直向きさ。

学ぶ大切さ、そしてチャレンジする姿勢。

私も多くの勇気と元気と、エネルギーを彼らからたくさんもらいました。

「最近の若者は…」なんて言葉を言えないくらい、
彼らはめいっぱい頑張っています。

私たちの時代は「根性」の一言で済んでいたものが
彼らに求められるものはもっともっと大きくなっていると感じます。

知識やスキルだけではなく、多様性を受け入れる姿勢、
独創的な想像力、生産性高い効率化など。

私たちはただ、先人の真似をしていたら良かったけど今の若者はそうではない。
そのくらい時代はすごいスピードで動いているからです。

彼らを見て、日本の未来も明るいよね!と思えます。

彼らを見ていると、どうかそのまま社会に出て羽ばたいてほしいと思うし、
その責任を担う私たち先輩社会人はもっとちゃんと見てあげなきゃと思います。

私たちも負けてはいられない。

彼らが社会に出た時に、「オモロイ社会だ!」と思ってもらえるようにしなければいけません。

そんな気づきとエネルギーを頂いた機会でした。

改めて感謝の気持ちを込めて。。。

皆さま、メリークリスマス!!

皆さまにも大きなエネルギーのサンタさんが降り注ぎますように!

思い込みメガネ

今週ちょっとした気づきがあったんです。

娘のピアノのレッスンに迎えに行ったときのこと。
(最近はレッスンについてこられるのを嫌がり、送迎だけしています。)

全然練習も出来ていない週で、先生から色々注意を受けていました。

本人も完璧に出来ていない曲ばかりで。。。

「〇〇ちゃん、手を見ないで楽譜見て!」

「だって、まだそんな余裕ない。覚えてないもん。むりー!」

「だからやねん!覚えてないから楽譜見ながら弾いたらできるから!」

「え???楽譜見ながら弾いたら間違えるやん!!」

そう、娘の中では、

「手を見ずに弾いたら間違える」
という思い込みがあったんです。

「大丈夫!もう手を見なくても感覚で覚えてるから楽譜見て!!」

先生の応援もあり、見事1回でちゃんと手を見ずに楽譜を見て弾けたんです。

これ、ピアノ習ったことのある方なら分かる
よくある、あるあるです。

実はピアノは手を見ないで楽譜を見た方が間違えずに弾ける。

でも子供にとっては結構「無理!」って思っちゃうんですよね。

人の思い込みってなかなか取れないものなんです。

仕事においてもこの思い込み、結構ありますね。

時短勤務者は責任が取れない。

この営業は1人前になるのに1年かかる。

営業スタイルはこれが1番いい。

そして最も多い思い込みは、最近の若い子は根性がない、
ではないでしょうか??

最近うちの若手メンバーを見てると
根性あるなぁ、と思うことが多々あります。
(少し昔のアプローチとは違うところはありますが。)

でも根性はあるんです。

要は見方によって変わるんです。

思い込みというメガネを外してみると
実は根性あるやん!というところに気付きます。

この思い込み、
年齢とキャリアが積み重なるほど、
激しくなります。

私も「今の見方で合ってるか?思い込みや自分のメガネで測ってないか?」

といつも自問自答しながら確かめながら見るようにしています。

どうですか??
分厚いメガネを掛けていませんか??
メガネを外す努力をしていますか??

思い切ってメガネを外してみると、
思いがけない発見や気付きがあるかもしれませんよ!

ダメダメ上司の典型

さて、最近研修のフォローアップで、個人セッションを行う機会も多く
特に今週は10名以上の方と個人セッションの連続です。

実際にセッション後に聞くとモヤモヤしていたのがすっきりした!

実は全然考えていなかった、ということに気付いた!

私ってこんなことを思ってたんだ…

という気づきをたくさん頂きます。

人は聴いてもらうことにより、自分の考えが整理できて頭がクリアになったり

考えていなかったことについて深く考えるようになったり
新たなアイデアが出てきたりと、

聴いてもらうことによって引き出されることが多いんです。

そして自分で考え、自分で答えを出すからこそ、行動に繋がる。

だから成果が出る。

これがコーチングの効果のあるところですね。

私もこれまで研修では多くの方から
色んな刺激をもらうことが多いんですが
一人一人とじっくり向き合って話してみると

そういう風に取るんだ・・・
そういう考え方もあるんだ・・・

といった色んな考え方や感じ方に気付きます。

自分とは違った感じ方や考え方に触れることで、
なるほど、と思うことも多いんですよね。

正直昔は「なんでそんな風に考えるの??」
と自分と違うことに対してNOという反応をしていたと思います。

若さもあったと思いますが、今から振り返ると、自分の奢りに近かったと反省ですね。

自分はこれで成功してきた、自分はこういう風に考えてきたからこれが正解だ!

みたいな、自分の成功体験を一般的な正解としてきたんだと思います。

これはダメですね(笑)完全に奢りです。

今更ながら、、、昔の部下は大変だった思います。

ではどこで、このパラダイム転換が出来るようになったのか??

昔ある部下からこんな一言をもらいました。

「山口さんはすごいと思うし正しいと思いますが…私はそんな風になれないし、なりたくないです」

当時は、ただ単にショック!が大きく
(頭に一撃くらったくらい衝撃でした!)

その次に来たのが、「はぁ??」という怒り(笑)。

でもそこからしばらくして、色々自分を振り返り気付くことがあったんです。

なぜ彼女はそんな風に私を見ていたのか?
私の何がダメだったのか??と。

そこでいくつかの気づきを得ました。

完璧を求めすぎるが故に、
それ以外についてはNOという反応が出る
100点じゃなければ、0点も同じという姿勢。

自分と違う価値観や考え方は許容できない。
まさしくダメダメ管理職の典型です。

多様性どころか、自分以外NOですから、
そりゃ誰もついてこれないし、ついていきたくない。

今から考えても、有難い気づきの機会をもらったと思います。

色んな企業様で研修をさせて頂くと、
このケースの管理職が結構多い。

しかもそういう人はかなり実務レベルで優秀。

営業トップの成績だったり、
社歴もかなり長かったり、
大きなプロジェクトを成功させたり。。。

だからこそ厄介な問題でもあるんですよね。

聴くことによって、聴いている方にもメリットは大きいんです。

色んな感じ方や価値観があることに気付く。

自分のやり方だけが正解ではないことに気付く。

人それぞれ合うやり方があることに気付く。

そして人の成長そのものに気付く。

私も奢っていたダメダメ上司時代、
まずは色んな人の話を聴くことから始めました。

どうですか?
皆さんはフラットな目で、姿勢で、聴けていますか??