人材育成ノウハウ

夢中になる!

さてさて、世間の中高生はもうすぐ期末テストということで
うちの姪っ子も絶賛高校1年生ですから、試験前勉強の真っ最中です。

実は前回中間テストの際に、これはマジであかん、ということで
1週間我が家に泊まりに来てました。
というのも、姪っ子の母親に勉強教えてもらうと…

1.だんだんと、マジでキレてくる。
(あまりに分かってないから…これでもめちゃくちゃ分かる)
2.キレられている横で、説いていると…
横で「ありえへん…」と大きなため息をつかれる。
(まぁ、やる気は激減しますよね。)
3.「ああ!もうスマホもゲームも取り上げるわ!!」と
最終通告される。
(そして本当に取り上げられる)

なので、まぁ姪っ子としては絶対に母親に聞きたくないわけです。
ということで、私の家に泊めりこみに来て
教えて~というわけです。

そして前回の中間テスト、頑張った結果、
過去1番の成績となりました!!(やれば出来るんです!)
更には数学については、成績によりクラス替えされるのですが
上位クラスに入れたんです。

すると周りから…
「まじで??何やったん???」
「ほんまに???なんか見たん??」
とカンニングを疑われる始末で(笑)
(まぁ、それくらい今までが酷過ぎたんですが…)

となると、本人もこれは次も頑張らないと沽券に関わるわけです。
次の期末テストで成績が前の段階に戻ってしまったら
「やっぱりね。」と思われてしまいます。
それは本人も絶対避けたい。(笑)
なので金曜日から我が家に来て、期末テスト対策勉強というわけです。

私も高校生の数学は、はるか昔…。
なんかやったな…程度しか覚えていないので
毎回私も勉強のし直しをしています。
すると、ちょっと数問解いたら、
思い出してくるんです。

数学ですから、いくつか公式や解き方がありますよね。
それを1つやったら、周りのいくつかの公式も思い出してくる。
人間の脳って面白いな、と改めて思います。
1つを刺激したら周囲を思い出す。
よく出来てますね(笑)

そして、この高校生の期末テスト対策勉強、どの教科でも解いてると面白くて
ついつい私も時間を忘れて勉強してしまいます。
思い出してきて、だんだん出来るようになってくるのが
面白いんですよね。
人間っていくつになっても、「出来るようになる」「上達する」と
嬉しいし、ついつい時間を忘れてのめり込んでしまいます。

これ、仕事でも全く同じですよね。
常に時代は動いていて、どんどん新しいやり方、新しいツール
様々な方法が出てくる。

それを学び続け、どんどん出来るようになってくると
楽しくて時間を忘れてしまう。=夢中になる。
今週も学ぶ楽しさを実感し、夢中になっていこうと思います!

ブラックフライデー

今日はあんまり役に立たないかもしれないお話かもしれません。
ちょっと最近色んなところで思うこと、を書きたいなと思います。

直接私とお会いしたことがある方はお分かりかと思いますが、
私は欲深い人間です。(笑)
常にあれしたい、これしたい、という欲望があるし
あそこに行きたい、あれも食べたい、これも欲しいと
いつも思ってしまいます。

中高一貫して仏教学校だったのですが・・・
煩悩をなくす、というのが当時から全く意味が分からなかった人間です。
だって、人間は欲の塊ですし。。。

若い時には貯金とか全く考えず、とにかく欲しいものがたくさんあって
先にカードで買って、給与がほぼ全部その引き落としになるから
ほんとの自転車操業(笑) 止まると支払えない(笑)
なので、辞めるとかも考える余裕すらなかった感じです。

それがいいのか悪いのかは分かりませんが、
どれだけしんどくっても、辞めるという選択肢は選べず
とにかく邁進するのみ!だったのが若い時だった気がします。

また1つ買うと、また次のがどんどん欲しくなる。
なので、一生懸命仕事して、給与を上げたかったし
もちろん出世欲もあって、早く役職に就きたい、
とがむしゃらにしていた若い時だったと思います。

という話をこの前していたんですが…
今の若い世代は本当に堅実で、みんなある程度ちゃんと貯金もしてるし
そもそもそれほど欲しいものがない…

なのでお金を使うところがそれほどない…
らしいです。(もちろん全員ではありませんが)

もちろん出世欲もそんなになくて、20代の7割の方が
管理職にはなりたくない
、というアンケートもあります。

先日そんな話をお客様としていたら…
「最近の本って、そういう本ばっかりですよね。投資、節税ばっかり。
他にも断捨離とか、ミニマリストとか、そうゆう本ばっかりですよね。」と。
確かに!!!
私自身そういった本には、本当に興味がないので気にしていませんでしたが…

私の若い時のように、有り金全部使って買い物しましょう、は勧めませんが(笑)
でも使わないと経済回らないですよね。。と思ったり。
ということで、この週末はブラックフライデーという踊り文句に
完全に踊らされて(笑)、日本経済を回した山口です。

もうやめようよー!

弊社では、ハラスメント研修やクレーム対応研修などの際、
実際にあった事例を用いて、研修プログラムを構築します。
例えば、ロールプレイングなどでは、実際の事例を基に組み立てたり
ディスカッションのテーマなども実際にあったことを基に
組み立てます。

ですので、事前に各企業様から事例を共有頂くことが多くあります。
先日、これからのクレーム対応研修に向けて
ある企業様から、よくあるクレームについて資料を共有して頂きました。

一言でいうと・・・・
なんて悲しい世の中、です。
こんなことをクレームで言うって、、、が正直な感想です。

例えば…
周辺道路が混んでいることに対してクレームを言ってくる。
そして、もう二度と渋滞させないようにします、という一筆を書け、と要求する。
コロナ禍の際に、企業側が良かれと思ってクーポンや回数券などの期限延長したが
それに対して、なぜ今、延長してくれないのか?前はしたのにおかしい、というクレーム。

普通に考えたら…
そんなん言います??です。
確かにその店舗があるから周辺道路が混んでいることもあるかもしれませんが
それはこの店舗のスタッフの落ち度でもなんでもない…。
混んでいることが分かっているなら、早く出る、など対処するしかないと思いますが。。。

また、コロナ禍というのはある意味、かなりの異常事態で
今とはずいぶん状況が異なります。それを同じレベルで言います??です。

と、私は思うのですが、
残念なことに、ハラスメント件数もクレーム件数も増えています。
この1つの原因に、私たちにストレスがたまると、単純に吐き出す場所がほしくて
一番いいやすいところへ、吐き出してしまうからです。
人はストレスがたまると、イライラして負の感情が心の中に出来て
それを吐き出さないとおさまらない、んですよね。

言いやすい場所、というのが社内では地位や立場の弱い人、つまりが部下になるわけで
ハラスメント件数が増えるわけです。
また社会的には、自分がお客様の立場の時が、優位に立っているので
スタッフや社員などに言いやすくなります。
なのでクレームが増えるわけです。

スタッフや社員として、これらのクレームにどう対応すべきか?を知っておき
そのスキルを身に付けておくと、対応がしやすくなったり
クレームへのストレスが軽減されたりします。

でも・・・個人的には「クレームやめようぜ」って言いたい。
そりゃ私もイライラするときもあるし、ちょっとその対応どうなの??って思うこともあります。
そんな時には、あえて楽しいことをやって笑うようにしたり
美味しいものを食べて、満福幸せ感を感じたり、を意識的にします。

だって、イライラしたり腹が立っても、それを吐き出さないと人間すっきりしないわけですが
何も誰かに八つ当たりするだけが、すっきりする方法ではないんです。
イライラを幸せ感でカバーしてあげると、すっきりします。

昔から言いますが・・・
自分でやったことは、いいことも悪いことも、100倍になって自分に返ってきます。
誰かにクレームぶつけたら、きっと自分にも矢がいつか飛んでくるんです。
企業側が、これらのクレームに対応するために、
我々のような研修会社にクレーム対応研修を依頼して頂けるのも
とっても有難いし、何とか少しでも参加した人のクレームストレスが
軽減できるようにしたいな、と思います。

でもその一方で・・・
クレーム言わないですっきりする方法セミナーとか
イライラから抜け出すセミナーとか
一般向けにしたらいいんじゃないかな?(笑)と。
みんなでいい世の中にしよう、ですね。

中堅社員のキャリア

一気に冬気候になり、、、秋はどこへいったんだ??と
いきなりの寒さに驚きつつも
スノボシーズンがもうすぐ到来ということで
これで雪が降るかも!?とテンション上がる山口です。

先日ある企業様での中堅社員の皆様に「キャリア形成」の研修を実施させて頂きました。
中堅社員ですので、およそ入社4年から8年くらいのキャリアの方々が参加でした。
中堅社員というと…
・自分の仕事は、ほぼほぼ出来る。
・自分の仕事は出来るので、どんどん仕事が増えて、時間がない。
・後輩も出来てOJTトレーナーもしている人も多い、でも指導の仕方が人それぞれ。
といった方々が多かったです。

よくある中堅社員あるあるでは・・・
自分の仕事は出来るので、色んなことがルーチン化されていて
自分が成長している感がなかなか持てない、ということです。
実際にはそんなことは全然なくて
日々色んな仕事をしていることで、貢献度も高いですし
日々成長しているのですが、
元々が出来ることが多いので、自分で「成長してる!!」って感じにくいんです。

すると、どうなるか?
他の会社に行った方がもっと成長できるのではないか?
今の仕事がマンネリ化していて面白味を感じない
といったことが出てきます。

ですので、中堅社員の時に積極的に意識することは


1.今の仕事を平準化&効率化していくこと
2.今の仕事を抜本から見直して、もっと成果の出る方法を編み出すこと
3.意識的に新たな難易度の高い仕事にチャレンジすること
4.後輩に自分の仕事をどんどん譲っていくこと
です。

私自身振り返ってみると、、、
これは私の長所であり、短所でもあるんですが…
なんせ、飽きやすい。

なので、中堅社員だった時に、ものすごく飽きていたんです。正直。
だって何も考えなくても今の仕事が出来てしまうし
今の仕事がそれほど難易度が高くないんです。
そうなるとどんどん惰性で仕事をしていってしまうんです。
(ダメダメですが…)

で、自分がとっても飽きやすいので、その時に言われていた言葉が
「商売は、飽きずにやるから、商い(飽きない)なんやで。」と。
そうか!!飽きずにやり続けることが大事なんだ!!!と
本当に雷に打たれたように感銘して
どうしたら自分が飽きずにやり続けられるか?を考えたんです。

そしたら、答えは簡単で、
今の仕事をどんどん後輩に譲っていく。
そのためには、平準化して効率化して、教えて譲っていくしかない。
自分はどんどん新たなチャレンジをする時間と余裕が出来て
いっぱい失敗もしながら試行錯誤してチャレンジ出来るようになっていく。
そうすると、飽きないんです。

プラスしていいことは、当然失敗もして試行錯誤もするわけですから
惰性ではなく、めちゃくちゃ考えるし、本も読むし、学び続けるわけです。
成功したら、「成長している!!」感が自分でも持てる。
これが新たな遣り甲斐になっていくわけです。

でもこれってね、結構エネルギーいるわけですよ。
私自身は元々が飽きやすい性格なので、マンネリ化しているよりいいよねって
エネルギーが出てくるんですが、
自分が上司になり、研修講師をしていると
そうじゃない人たちも多いことが分かってきました。
だからこそ、ポジティブシンキングのスキルが重要です。

エネルギーいるけど、でもきっと出来たら面白そうよね。
大変そうだけど、でも成長できるチャンスよね。
って無理やりにでも思うこと。
そうすることで1歩が踏み出せます。

最近一気に寒くなって…でも雪降るからスノボ出来る!
と一緒です。
是非リフレーミングスキルで、チャレンジの1歩を踏み出してみましょう!!

女王蜂症候群

気が付けば…もう11月。
今年も残りあと2か月になりました。
大阪では38年ぶりの阪神優勝に沸いた昨日でした。
(私は野球はあまり…なので何もしてませんが…)
寝不足の人が多い関西地方ではないかな、と思います。

先日実施させて頂いた企業様での女性向けマイキャリアデザイン研修
実施後にこんな質問を頂きました。
とっても鋭い視点でしたので、今日はその共有を。

男性中心の社会で少しずつ女性の社会進出が進んでいるかと思います。
その影響もあり女王蜂症候群(クインビーシンドローム)に関して
その内容や解決案を教えてください、という質問を頂きました。

ほとんどの会社で、残念ですが女王蜂症候群(クインビーシンドローム)はあります。
(以前よりは少なくはなっていると思いますし、もちろんない会社もあると思います。)
昔は今ほど女性活躍推進も働き方改革もない中で
ものすごく頑張って道を切り開いていた女性の方々が、
ふと今の女性たちを見て、「甘いわよ」とつぶしてしまいがち…で、
大なり小なり多くの企業であると思います。

また、最近では、男性にも女王蜂症候群(クインビーシンドローム)がありますので
女性だけではなく男性でも起こりうるもの、と捉えています。

女王蜂症候群の具体的な内容としては…
残業有りきでの働き方を押し付ける⇒残業出来なければ管理職になれない
生理休暇を認めない⇒自分たちの時代では使えなかったから
自分も頑張ってるのに、Aさんは女性だから管理職になれたんだ⇒男性社員からの嫉妬、妬みなど

実は恥ずかしながら、私も10数年前はこの考え・傾向にどっぷり浸かってました。。。
私自身も男性中心社会の中で育ってきたので、
新入社員の時から「男性に負けないように」をものすごく意識していたと思います。
「男性の10倍の成果を出して、ようやく女性は認められる」と
昔の上司に言われたのも、違和感もなく
「社会ってそうだよね。だって男性社会だもん」と思ってました。

そこから有難いことに、良い上司に恵まれたおかげで
男性と同じことをして張り合うだけではなく、女性らしさを発揮しつつ
でも成果は男性以上に、と少し肩の力が抜けた気がしますが
それでも男性以上に、と気負っていました。

そして自分が管理職になると、
女王蜂症候群丸出しになっていきました。
いつでも残業出来ないと、責任が取れない。
責任が取れないと、管理職になれないよね、と。

私の時代では、有休は権利ではなかったので…
風邪などの時に仕方なくとるもの、であり
そもそも簡単に有休って言えなかった背景もあり…
有休取る人は…みたいなオーラ丸出しだったと思います。

若いメンバーを、だからと言って潰しはしなかったと思いたいですが…
「山口さんみたいになれないし、なりたくない」を
よく言われていたので、潰していたのかもしれないと
反省する最近です。

では、この女王蜂症候群、どうしたらなくなるのか??
やっぱり・・・根本論ですが・・・
アンコンシャスバイアス、そして自己認識、セルフモチベートに尽きると思います。

これが当然だ、こうして然るべきだ、こうでなければならない、
という固定概念を外し、自分のバイアスを取っ払うしかないですね。

また、もちろん人間ですから「自分はこれだけやったのに、、、(損した)」
「もっと認めてほしいのに、なぜAさんの方が?」
という嫉妬や妬みは少なからずあります。

しかし大切なのは、自己認識を深め認めていくことです。
認めたうえで、でも表に出ないようにするには、どうコントロールしていくのか?
をスキルとして学んでいくことが必要です。

私自身痛感してますが、我々は生き物ですから
感情で動きやすいんです。
ついついイラっとしてしまうし、ついついそれが出てしまっている。
当然腹も立つし、ええ??と疑ってしまうこともある。
でもそれをどこまで客観視し、そしてコントロールしていくのかってことが
相手にとっても自分にとっても大事だよね、と思います。
そしてやはり人生は、日々楽しい修行だと思うわけです。

メンバーとの距離感

先日、ある企業様にて女性部下を持つ上司向けにマイキャリアデザイン研修を実施させて頂きました。

皆様とっても前向きで、いつもこの企業様での研修は私自身も楽しみで有難いことに私自身もいつも学びを頂いております。
研修実施後のアンケートでも色んな個別質問を頂きます。今回はある方からの質問についてご紹介したいと思います。


女性との距離の保ち方というのが難しく、比較的仲の良い状況は作れるのですが近すぎるとどこか一定の距離感を取りたくなるような性格の方も多いかと感じています。そのあたりの距離感の保ち方なども今後知りたいかなと感じています。

確かに!!!この距離感、結構難しいですね。
一般的には、この距離感、男女関係なく、個人の性格により距離の取り方は異なります。また一般的には東日本は距離感を遠く取り、西日本は距離感が近く取る傾向があります。


いわゆるパーソナルスペースとも連動してきますが、パーソナルスペースは性別によって異なり、男性は前から向かってくる人を警戒する傾向にあります。つまり男性のパーソナルスペースは楕円形で前方向に広く、後ろ側は狭くなっているのです。


一方で女性のパーソナルスペースは、どこかに偏って警戒している傾向はなく、円形のパーソナルスペースとなっています。また、女性は相手との信頼度に合わせてパーソナルスペースが変わるため、一般的に男性よりも女性の方が信頼関係への依存が強いと言われています。


男女ともに40歳くらいをピークにパーソナルスペースは広くなるため、年齢によってもこの距離感というのは異なります。
これを解消するには、1on1でのコーチングを主とした対話を続けていくことで、信頼関係を構築していくのが最も効果的です。

私個人的には、、、ガンガン踏み込んでしまうところがあるので(笑)それが許されるな、って方には結構ガンガン踏み込んでいきます!
でもちょっと・・・って方には踏み込み過ぎないように、気を付けます。(それでも結構他の人より踏み込んでしまっていますが…)


ではこの、「いけそうかどうか」の判断をどこでするのか??ですがまずは私は自分をかなりオープンにさらけ出し、
(色んなプライベートな話をまずは自分からしてみる)その反応をみて、いけそうかどうか?を見ていることが多いです。


踏み込んで来てくれてOKだよ、って人は、相手もさらけ出してくれますしあんまり踏み込んでこないでね、って人は、聴いているだけで話そうとあまりしません。
もちろん時間と共に、その距離感も少しずつ縮まっていく人もいますが…。でも大事なことって、まずは自分の心をオープンにさらけ出すことかな、と思っています。
皆さんも是非心をオープンに、弱い部分もさらけ出してみたらこの距離感、ちょっと分かりやすくなるかもしれません。

親は子を教えられない

土曜日から約1週間姪っ子がずっと泊りにきております。
というのも、今中間テストの真っ最中。
勉強を教えてほしい、とずっと泊りに来ています。
ですので、ここ数日、毎夜高校1年生の勉強と向き合っている山口です。

姉の娘なのですが…
「ママに教えてもらったらいいんちゃうの??」
と聞くと…

前にママに教えてもらったけど、もう絶対に教えてもらいたくないらしい。
なぜか??

度々、ブチ切れられる!
「なんで??こんなこともなんで分からんの??」

姪っ子が一生懸命解いていると、横で大きなため息をつかれる
「はぁ。。。まじで??それでいいん??」

最終的に、両方イライラしてきて…お仕置きっぽくなる
「もう、スマホ没収やわ。こんなん分からんかったら没収や!!」

という流れらしい。
気持ちめちゃくちゃ分かります。
姪っ子なので、ある意味冷静に、根気強く、そして良く良く褒めながら
時には「ちょっと頭休めよか。」とブレイクタイム入れながら
教えられますが…。

私も娘に教えているときは、上記の流れをまんまやってました。
これ、親の心境で、焦ってくるし、イラつくし、失望するし。
なので、親が子に教える、なんてものは出来ない、と思ってます。
(娘の勉強は学校と塾に丸投げしてお願いしていて、私は極力ノータッチでしています)
その方が子供にとっても、分かるようになるのが楽しい、
出来るようになるのが楽しい、と勉強に対して前向きになれる。

仕事でも同じで、営業について自分がやってきたことについては
結構細かに口を出したくなる。
進捗も遅かったら、イラつくし、かなり細かく指示を出してでもやらせたくなる。
でも、これって実はあんまり良くない。

大きな方向性を示し、少し長期的なゴール設定や目標設定はするけれども
細かな進捗確認は1~2週間程度にとどめておく。
やり方、方法については、あくまでも本人の自主性を尊重し
アドバイスを求められたら、対話を通じてアドバイスをしていく。
毎日毎日「あれ、どうなった??」と聞いてはだめです。
という我慢の繰り返しだと思います。

ということで、今晩も数学と古文に向き合います(笑)

成長=管理職ではない

昨日研修をさせて頂いた女性社員向けのキャリアデザイン研修で
はっとさせられた出来事があったので共有させて頂きます。

昨日の企業様では、もう数年ずっと研修をさせて頂いております。
年々経るにつれ、女性社員の方々の意識の変化をすごく感じ
いつも嬉しく思いながら研修をさせて頂いてます。

あるディスカッションで…
「管理職になりたいか、って言われると、
正直課長とか部長とかになりたい、って気持ちはあまりないんですよね。
でもチームを作れる、とかもう少し自由に出来るよって
ことなら、チャレンジしてみたい気がするよね。」と
ある方が仰ってて、
それに対して他の方も
「それ、分かる!別に役職とかにあまり興味ないし
課長とか上の人見てるとほんと大変そうだけど…
でも中心になってチームでやっていくのは、大変だけど面白いよね。」
というご意見も。

昨今の若者は「管理職になりたくない」若者が多く
特に女性は、ワークライフバランスが取れなさそう、という理由で
管理職を目指すのは1割程度。

でもこれって管理職って言葉の一人歩き、なのでは、と
昨日聞いててはっと思ったわけです。
チームを作り、まとめて、みんなで目標達成していくことは
管理職の役割の1つです。
これについてはチャレンジしていきたい、やってみたいと思う。

でもそれが管理職とニアリーイコールだとは認識していないんだな、と感じました。
他のディスカッションでも
管理職は大変そう
別に管理職になって偉くなりたいわけじゃない
というご意見も。

私が若かった時には、とにかく上にいきたい、管理職になりたい、
と思っていました。
管理職の役割や実際にやっている仕事が何なのか
良く分かっていませんでしたが、
管理職になりたい、と思っていたんです。
時代もあり、成長=管理職という方程式が出来上がっていたんですよね。
でも今はそうではない時代です。

管理職の実際にやっていること、役割を知ってもらって
その醍醐味や面白さをもっともっと伝えていくと
きっと「管理職=仕事の幅や裁量権が広がる」ってことを
理解してもらって、チャレンジしてみたい!と思う人が増えていくのでは?
とはっと気づかされた研修でした。

やっぱり管理職にとって大事なのは、大変そうな姿ではなく
面白いよーってワクワクしている姿を見せることなんだろうな、
と思います。

変化進化の瞬間

昨日はある企業様での女性を部下に持つ上司向けキャリアデザイン研修(女性活躍推進)でした。
冒頭ですね、とっても嬉しいことがあったんです。

この企業様では、6~7年前から研修をさせて頂いてきました。
当初は女性のメンバーに対して、
もっともっと自由にキャリアを広げていこうよ!
自分で限界決めずに切り開いていこうよ!

といった内容からスタートしました。

今でも大きくその内容は変わってはいませんが
参加者の方々の意識や実施していることが大きく進化してこられているので
内容的にニュアンスや伝え方が変わってきている感じです。
で、数年前から、女性メンバーにのみこの内容って片手落ちだよね、
ということで、彼女たちを部下に持つ上司の方々にも
研修を受けて頂くことになりました。

で、今回初めて!!!
本人向けの研修に数年前に出た方が、
上司向けの研修に参加されてたんです!!!

めちゃくちゃ嬉しくって!!!
ディスカッションの際には、何度も何度も彼女のいるグループに行って
「どんな意見かなぁ・・・??」って聞き耳立てておりました(笑)

昨日の研修では、色んなディスカッションや意見アイデア出し、
をして頂いたのですが、その中でも彼女の発言が
結構グループ内で、「腑に落ちてる」んです。

例えば…
「前、本人向けの研修に出ていた時に、こう思ってたんですけど…
でも自分が管理職になると、違った視点もあって、
でも気持ちもすごくよく分かるので、こんなことを気を付けてます」
みたいな発言があると、
おおおおお!ってなるんです(笑)

これって、結構他の人も言ってるんですよ。(他の男性管理職の方々)
でも彼女が言うと、みんな納得感が増すんです。
なぜか??
・当事者であったこと
・過去本人向けの研修にも出ていて、変化してきた人であること
なので、なんかすごい納得されられちゃう(笑)

男性管理職の方々からすると…
女性男性という性差だけではなく、年齢差もあるし、もちろん個人差もありますが
「よく分からん!!」(気持ちの部分で)
というのがあるんです。

それを彼女が
「分かんないですけど…前の研修ではディスカッションでこんな話題が出てたので…
こうかもしれないですね」と
教えてくれるので、妙に納得しちゃうんです。

こんな風に、本人向けの研修に出て
「よし!!管理職を目指してみよう!!」と火がついて
実際に管理職になり、
そして女性を部下に持つ管理職向けの研修に出席する人たちが
増えてくると更にさらに理解や共感が深まっていきます。

こういう変化進化の瞬間に立ち会えることが本当に有難い!
改めて最高の仕事だと思います!

夢目的の共有

先日の管理職研修での気付きと改めて大事だなと思うことを共有したいと思います。
プログラムの中で、以下2つのことをアウトプットして頂く場面がありました。

・組織の中で、あなたが期待されている役割は何ですか?(数字以外)
・組織を通じて、あなたが実現したい夢目的は何ですか?

皆さんのアウトプットを見ていると…
スラスラーと書ける人と、悶絶している人に分かれます。
数字以外での役割については、多くの方が悶絶していました(笑)。
特に営業部門の方は、普段数字を追いかけ、達成を目指し
健闘されていらっしゃいます。
ですから、数字以外、と言われると…なんですね。

また、夢目的についても、こちらも多く方が
仕事の夢???と悶絶されていました(笑)

うんうん。難しいよね。
私も普段メンバーと接する中で、
各自、数値目標があり、行動目標があります。
日々その進捗を追い、達成するためにPDCAサイクルを実践しています。
当然普段の会話もその数値目標と行動目標に関することや
個別にそれぞれが担当している業務でのアドバイスが多いです。

なので、期待している役割や夢目的を話す時間って
日々の中では結構難しかったり、時間がなかったりしますよね。
管理職の方でも「自分への期待値」「自分の夢目的」を悶絶していますから
若い方々だと、悶絶どころか、さっぱり分からん!になる方も多いです。
理想論で言うと、こうゆうことも含めて自分で考えていけるようになってほしい、
というのが理想論ではありますが、現実的にすごく難しいなと感じます。

弊社では半年ごとに各自の目標設定と併せて
個別での評価フィードバックと、全体でのキックオフ研修を実施しています。

個別での評価フィードバックでは、
メンバーの振り返りを聴くこと以外に、私からの期待値を伝えています。
(書面にもしています)
数値目標や行動目標以外での期待値を3つそれぞれに設定して
これを期待しているよ、と伝えるようにしています。

また、全体でのキックオフ研修では、この「夢目的」について話したり
夢目的を実現させるためにどうしたらいいのか?を話したりしています。
毎回毎回、答えが出ません(笑)
深堀することも結構大変です。(笑)

この数年繰り返し何回も繰り返しやっていますが、
少しずつ変わってきている気もします。
最初は「山口さん、何言ってんだ…」みたいな感じだったものが
最近では「僕はこうしたい」だったり
「こんな風なことが出来たらもっといいと思う」といった意見も
出てくるようになりました。

もちろん全員が同じ意見にもならないし、
人によって目的も志向性も異なります。
でもお互いに「それもあるよね」って理解が進むと思っています。
大事なことは、こうゆうことを話す時間が必要だよね、ってことです。
前回のキックオフ研修では、メンバーの成長を感じた山口でした。