
先日ある会社様の5年目の方々へ研修を行って参りました。
終日コミュニケーションスキル。
伝えるスキル、聴くスキル、アサーティブコミュニケーション。
そしてそれを複合した営業場面を想定した営業スキル向上です。
各スキルごとにトレーニングを行い、ロープレをして
徐々に難易度を上げていく。
皆さん、最初は全然出来なかったのが、
研修終了後には見違えるほど、出来るようになっていきました。
全く同じ内容ではないですが、管理職向けに
部下育成のスキルとして、傾聴スキル、面談スキル、ポジティブに叱るスキルも
同じテクニックを使うので、同内容に近いことを実施して頂くのですが
成長スピードは、断然若い人の方が早い!!
(個人差ももちろんありますが、見てても成長早いなと私も感じます。)
実際に参加者の感覚的にも
若い方は、研修終了後には、なんとなく出来るようになってきた
が多いのに対し、
管理職層(40~50代)になると、分かるけど難しい…
なかなか出来るようにならない、と感じる方が多いんです。
歳を経ると、学べない学ばないと言われることも多いですが、
本当にそうなのか??ちょっと調べてみました。
脳のピークはいつなのか??
脳機能によってそのピークは違うようです。
- 情報処理能力:18歳前後
- 名前を覚える力:22歳前後
- 顔を覚える力:32歳前
- 集中力:43歳前後
- 感情認知能力:48歳前後
- 基本的な計算能力:50歳前後
- 新しい情報を学び、理解する能力:50歳前後
- 語彙力:67歳前後
- 知識や経験による判断力:60代
と、私にも嬉しいピーク時が並んでます。
確かに、
こう見ると、新しい情報を学び理解する能力は50歳前後がピークなんですが…
なぜ歳を経ると、成長スピードが遅いと感じてしまうんでしょうか?
それはいい意味でも経験値があるから、なんですね。
それまでの自分のやり方が身体に沁みついてしまっていて
なかなかそこから新しいやり方への転換が難しい、からです。
でも脳的には、50歳前後が最も新しい情報を学び理解するピーク時ですので
決して、年を経ると学べない、ということではないんです。
自信を持って、新しいことを学び、それを身に付けていけるんだ!!
と思って頂ければ、夢があるよね、と感じます。
更には語彙力については67歳前後がピーク。
ということは、話したりまとめたり、訴求したりも
67歳前後がピークということは、
まだまだこれから伸びしろいっぱいあるなぁとワクワクしますよね。
情報処理や覚える能力は20代をピークに下がりますが
コミュニケーションに必要な感情認知、語彙力などは
50~70代とピークを迎えるようで、
そう考えるとまだまだ私たち中年世代にとっても
全然イケてる!!と希望が溢れてますね。
歳なんで…新しいこととかチャレンジとか…難しいんです。
ではなく、中年なんで、今が学びのピーク!と思うと
毎日の色んな気づきや学びがワクワクキラキラしてきます。
まだまだ50歳は人生のたった半分。
まだまだ私たちは成長過程なんだと嬉しくなった山口でした。