ロジカルシンキング

潜在課題を見つける

先日のマネジメント研修にて、
ロジカルシンキングを行いましたが。。。

これが苦戦する苦戦する!!

というのも実際に現場の課題を挙げてきてもらって
課題を整理し、顕在課題から潜在課題を見つけていくんですが、
そもそもココが苦手。

大手企業様で毎日タスクに追われている方々には
この課題を抽出し、整理分析するということが
あまりないんですね。

というのも、目標が先に常に下りてくるから、なんです。

目標に向けての行動経過を立てることには
めっちゃくちゃ慣れてて、ポンポン出てくる。

本来は。。。

顕在課題から潜在課題を分析する
リソースを考える
ゴール設定する
ゴールに向けての手段を考案する
手段の優先順位や取捨選択を行う
タスク化し行動計画にする

ですが。。。

後半部分しか通常業務では行ってこなかった。

だから、新たに業務が増えたりトラブルが起こると
労働時間を増やして出来る様にひたすら頑張る。

部下の労働時間は増やせないから、
管理職の自分がめいっぱい残業してやる。

疲れるし、業務過多になって
部下とのコミュニケーションを取る時間もない。

忙しさに忙殺される。

そしてそんな上司にはなれない、
と若手が管理職を目指さなくなる。。。

という悪循環起こっていませんか???

課題を掘り下げて考えなければ、
やっても無駄もしくは不可能じゃない?
なんていう計画になるんです。

例えば。。。新規アポが足りないという課題。

掘り下げなければ、テレアポ倍にする、
なんて行動計画になってしまいます。

そして倍にしても結果売上にならず、成果も出ない。

当然疲労感だけが残り、モチベーションがダダ落ち。。。

実は私も昔はこの課題を掘り下げるってのが苦手で
どちらかと言うと量を気合と根性でカバーしてました(笑)

ダメダメ管理職の典型だったんですよね。

若手が辞める時によく言われたのが

「山口さんはすごいと思いますけど、僕はなれないし
なりたくないです。」

です。まさに、憧れられない管理職!

おかげで、気合と根性ではあかんねん!
って気付かされました。

ビジネスの課題には多くの課題が複雑に絡み合っていて
一足飛びに解決出来ないことも多い。

だからこそ、時間が掛かるものもあります。

少しずつでもいいから、
潜在課題を1つずつ解決しなければ、
いつまで経っても気合と根性で乗り切るしかない。

ずっと悪循環なんですよね。

改めて。。。ロジカルシンキングで課題を分析し
潜在課題をまずは見つけ、1つずつコツコツと
解決していくことが大事ですよね。

研修後懇親会の意味

今日は先日実施したマネジメント研修での気付きから。

この企業様のマネジメント層は
20代前半から50代後半の方まで年齢層が幅広いんです。

というのも、アルバイトパートさんをまとめるマネジメント層なので
幅広い年齢層の方が多くいらっしゃいます。

中には自身もパートから正社員登用でマネジメント層になった方も
多くいらっしゃいます。

この日のプログラムはロジカルシンキング。

このロジカルシンキングって正直そんなに面白くない(笑)

まぁ、論理的に考える思考のことですから、
そもそもコミュニケーションみたいに面白いコンテンツではないんですよね。

ですので、ちょっとしたゲームに取り組んでもらいます。

このゲーム、ロジカルシンキングが元々苦手な、しかも年齢が高くなると
考えること自体が「おっくう」になってしまう。

今回も中には「これ、苦手!!」「私、もう考えられない!」
と口々に言われる方もいました(笑)

すると、、、、

「私、書く役割するので、どんどん言っていって。」
「俺、前に行ってみてくるから!」

とどんどん自分から「考えない役割」を率先して勝手に役割分担が
出来ていくんです。

考える役割を任された若者たちも、集めた情報から
試行錯誤しながらあーでもない、こーでもないと解いていく。

「なんでこうなるの?」
「これってどういうこと??」

と彼らに質問しながら一緒に考え始める。

いいチームになっているなぁ、と見てて感じました。

年齢もかなり違う人たち。

これまで現場では、やはり年齢の近い者たちが集まっていました。

特別仲が悪い、ということはないけれど、
挨拶程度で、情報交換や相談などは
あまり年齢の離れた人たちの間では起こらない。

でも、こういった研修ワークを通じて、
彼らの間に少しずつ交流が増えていっています。

この企業様だけではなく、
1泊2日のように集合研修をする理由として

「懇親会」を兼ねて彼らの交流を促進させたい
という企業様は多いんです。
(このコロナ禍で残念ながら、懇親会はなくなりましたが…。)

普段の仕事や研修内だけではなく、
同じ悩みや同じ課題を持つ彼等の懇親の場を作ってあげることも、
単に彼らのリフレッシュやモチベートだけではなく、
その後の職場の活性化や情報交換に役立っていきます。

この夏で2年目となったコロナ禍での夏休み。

早く何も考えずに「懇親会」が出来るようになれば嬉しいなあ、
と思った次第です。

本質的課題を見出すこと

今日は昨年度実施のマネジメント研修の、1年後のフォローアップ研修でした。

今日の大きなプログラムは、コーチングとロジカルシンキング。

その中でも、ロジカルシンキングについては机上の空論ではなく

事前宿題で「現場の100の課題」を抽出し、

それを研修で体系化する、図解化する、文章化する。

そしてそれに対する対策(いわゆるPDCAサイクルのP)を設計する。

というのを実施しました。

その際に「目に見えている課題(顕在課題)」ではなく

その奥に潜んでいる「目に見えない課題(潜在課題)」を見出す。

ことに時間を掛け、ディスカッションしてもらいました。

ここに皆さん、苦戦苦戦!!!(笑)

というのも、これまでの職務の中で「AだからB」という

いわば一問一答のような課題解決を現場では行っているので

単純に慣れてない!

もっと言うと、自分たちで「新しいことを考える」ことに慣れてないんですね。

ただ、最終的には悪戦苦闘しながらも、何かつかめているような感覚を

持って頂きました。

いい本質的課題を見つけられたな、ってチームも出てきました。

この「自分で考える」こと。ものすごく大事ですね。

というのも、これまでは、ある程度の範囲の(想定できる範囲の)仕事であり

想定されている時代だったからなんです。

いわゆる先例があるんですね。

ところが、今の時代、これからの時代は「想定外の時代」になるんです。

自分たちの経験、知識を集結し、新たな知恵を出し、

そしてそれをかなり早いスピードでやっていかないといけない時代に

もうとっくに突入してるんです。

そうゆう時代になったことを、上司がどこまで危機感を持って

部下を育てられているのか?です。

悲惨なのは、そんな危機感のない上司に育てられた部下たち。

彼らが今後20年後、30年後、AIに替えられない人材になるのかどうか?

それは、あなたたち上司にかかってるんですよ!

是非、上司も危機感を持って、でもそんな時代をワクワク楽しみながら!

育成を楽しんでもらえたら、と思います。