前回メルマガからの続きの、とある企業様での
新入社員振り返りフォローアップ研修での2つ目の気づきを共有しますね。
研修の最後に…研修総括の方からコメントをいただきました。
正しくその通り!と思ったことがあります。
新入社員の彼らに、キャリア形成の1つとして、希望の配属部署を
彼らに聞いていた(書いてもらっていた)ようです。
ただこの希望の配属部署を書いても、全員がその通りにはいかないこともありますよ
とお話されていました。
この企業様では、入社する際に入社前面談と言う形で
ある程度の希望を聞いています。
キャリアだったり働き方やエリアだったり、興味のある職種だったり、
全てが全て、全員がその希望通りに行けるわけではないんですが、
できる限り新入社員が希望するところに、配属をするように
心がけていらっしゃいます。
というのも…やはり1番最初に希望しない仕事や、希望しない場所に配属をすると
やはり離職率が上がってしまうんです。
なので、全員とはなかなか行かないですが、出来る限り本人たちの希望を
少しでも満たすように配慮されて、配属先を決めていらっしゃいます。
ところが2年目になる時、希望配属を出してもほとんどの人がその通りには行きません。
なぜか???
希望が叶えられるのはそれまでの評価なんです。
この評価は、もちろん仕事のスキルだけではなく、取り組み方や姿勢
これらが見られます。
なので希望のところに行きたかったら、とにかく今の仕事を頑張ること!
というのを優しい口調ながらもお伝えされていらっしゃいました。
これってほんとにその通りだなぁ…
でも案外みんな知らないよねって私も気づきました。
何年目になっても、この当たり前のことを忘れがちです。
言ったのに、希望が通らない。
よく聞く言葉です。
では行きたい希望の部署や職種、資格など勉強したの?と問うとほとんどがNOです。
行ってから教えてもらう。そんなスタンスの方も多いですね。
仕事とは教えてもらうものではなく、自ら手を伸ばすことです。
希望書いてねって言うと、
多くの人が希望を聞いてくれるんだと勝手に解釈します。
ただ、あくまでも希望ですし、
仕事ですから当然その希望が叶えられるのは本人次第です。
ここをしっかりお伝えされたのは
改めて大事なことだなぁと気づきました。
聞いている彼らの表情を見ていると、
え??と驚いたような顔をしている人もいたし、
明らかにショックだ!みたいな顔をしている人もいました。
当たり前のことなんだけど、一度希望を聞いてもらって配属されているわけなので
多分「希望したら行ける!」って思っている人も多いんだろうな、
と思います。
さて、そんな新入社員の彼ら。
高卒の方も多く、19歳という若さ溢れる彼ら。
研修の最初は、やや後ろ向きだった方もどんどん発言が増えていく。
顕著なのは、研修最後にはみんな体を向けて
こちらの話を聞いてくださっていました。
社会人として、はじめてのことをいろいろ経験した1年間。
もちろん中には辛いこともあったでしょうし、挫折もあったかと思います。
うまくいかない自分に悩んだことも多いと思います。
でもその経験が今後大きな花を咲くように、私も応援をしていきたいと思います。