先日ある会社様が主催されるフォーラムセミナーでの
ライブ配信がございましたので、
お客様先に行きライブ配信を行ってきました。
皆様、事前に申し込まれていると言うこともあって、
実技応答時間が10分ほどあったんですが、
10分の間ではお答えできないほど多くの質問をいただきました。
ありがとうございます。
改めてこのような機会をいただけたこと、
また皆さん真剣にライブ配信を見ていただき、
Q&Aなどで質問をいただけること、
とてもうれしいなぁと思います。
そしてその際の空き時間などにご担当の方といろいろ話をしてたんですが、
どうして山口さんてそんなに楽しそうなんですか??と言う質問をいただきました。
私は仕事はとっても楽しくて、大好きなんですけれども
仕事を楽しむ姿勢がすごく大事だなぁと思っていて。。。
現実として、今の私の仕事では、嫌な仕事とかやりたくない仕事は1つもありません。
でもじゃあこれサラリーマン時代や新入社員の時どうだったかなぁ?
と振り返ると…そうではなかったと思うんですね。
中にはこの仕事苦手だなぁとか、この仕事やりたくないなぁも
あったと思います。
ただあんまりそれを私は考えたことがなくて、
どちらかと言うと、じゃあどうやったら面白くするか??を念頭に
仕事をしていたように思います。
このよく言うんですよね。
好きなことを仕事にする。
これができれば、もちろん良いに越した事はないと思います。
ただこの好きなことって、変わっていくんだなぁとつくづく思います。
私の甥が小学校1年生頃から本格的にテニスを始め、
3年生の時には全国大会に出るなど、テニスでの才能が出てきました。
ただ…じゃあそれはプロになれるほどか?というと、そうではありません。
どれだけ練習をしても勝てない試合が続いたり、
どれだけトレーニングをしてもうまくいかない時もたくさんありました。
ただ本人はやっぱりテニスは楽しいと言って、、ずっと続けていたんですね。
中学の時も高校の時も遊ぶ暇なく、ずっとテニスをしていました。
大学もテニスの推薦で行きました。
今大学4年生になりましたが、1年ほど前に「テニス楽しい??」って聞くと、
楽しくはないよ。と返答が返ってきました。
もう楽しくはないんだけど、日常生活の一部かな…
そんなふうに答えていたのを鮮明に覚えています。
テニスをしていない他の大学生が遊んでいたりアルバイトをしていたり
すごくうらやましい。
どれだけしんどくても自分は練習しなきゃいけない。
どれだけ遊びに行きたくてもテニスをしなきゃいけない。
もちろんそれは自分が好きで選んだ道なんだけど、
やっぱり他の人を羨ましいなぁって思ったり、
もうやめてしまおうか。。。
なんていうのは何百回も思ったと言っていました。
これ、好きで始めたのに、
しんどいなぁ、他の人羨ましいなぁ、他のこと何かできるんじゃないかな?
って思ってしまう、良い例だと思います。
だからこそ、例え好きなことを仕事にしていたと仮にしても
それを楽しみ続ける努力ってやっぱり必要だと思うんですね。
実は私…。この楽しむ才能と言うのは昔からあったように思います(笑)。
高校生の時に物理の授業がありましたよね。
物理…私は…日本語と思えないほど理解ができなかったんです。
というのも先生はずっとぶつぶつぶつぶつ黒板に向かって何か書いてる。
彼にとってはこの物理っていうのは当たり前にわかること。
なので、すらすらすらすら物理の色んなことをしゃべってるんですけど、
苦手な私には、同じ日本語とは思えないほど全く理解ができませんでした。
当然授業はつまんないし、すぐ眠たくなります。
この先生、もう名前も忘れましたが…口癖があったんです。
モゴモゴしゃべっていて、「キューテンパー!」と大きく言いながら振り返る。
「キューテンパー!はい、山口さん!」みたいな感じで生徒を当てる。
この「キューテンパー!」9.8なので、
おそらく重力か何かの数字だったような気がすると思うんですが、
まぁそれすらも当時もあんまりよくわかってません。
ただこの「キューテンパー」の言い方が数パターンあって、
それを分析して、どんな時にどのパターンを使うのか、
1回の授業の中で何回それをどのぐらいの割合で使うのかを、
ずっと私は数えてたんです。
授業は全然面白くなくて、物理も全然わからなかったんですけど、
実は眠気は吹っ飛んでいったんですね。
そしてそれを分析したり数えたりすることが結構楽しくなって
物理の授業は好きになりました。点数は悪かったんですけど(笑)。
こんなふうに、自分の苦手なこと自分が嫌いなことも
どうやったら楽しくできるか?
少なくともプラマイゼロに持っていくにはどうしたらいいか?
そんなことをするのに、私は昔から長けていたように思います。
これ仕事でも全く一緒です。
若いときにはクレーム対応が最初は苦手だなと思ったんですけど、
おお、今度はそう来たか!!??
そんな言い方普通する???
次はどんな言い方が来るか?
じゃあどう言ったら納得してくれるか?
そんな感じで楽しみ出していくと、全然嫌じゃなくなったし、
むしろ楽しくなりました。
数年経つと、もうクレーム対応の天才と言われるようになって
実はちょっとややこしいお客様は全部私のところに担当になる…
みたいなことにもなりました。
難しいなぁと思ってたことも好きになる努力をやってみると、
当然そこにスキルがついてきます。
そして最終的にはそれが得意なことになっていく。
苦手かな?難しいなぁ…嫌いだな…
と思う事でも好きになる努力をしてみてください。
これは決して難しいことではなくて、
どうやったら楽しくなるか?どうやったら面白くなるか?
ここに集中する、ことだと思います。
ぜひ仕事を楽しんでいただけたらと思います。