人材育成ノウハウ

超戦力の女性営業パーソン!

出張からの帰り、夜に御堂筋を車で通るんですが、
御堂筋のライトアップを見ると、
冬が近づいてきたなぁと感じる今日この頃です。

秋らしい日もあれば、もう冬じゃない?と思う位寒い日もあって、
寒暖差が激しい今日この頃、皆さん体調など崩していませんか?

私は毎日元気に!いろんなところで研修をさせていただいております。
先日とある会社で女性の社員の方々へのキャリア研修(宿泊研修)を実施させていただきました。
宿泊研修の醍醐味、懇親会でも個別に色んな方とお話させて頂き
楽しい2日間を過ごさせて頂きました。
この会社様は8年ほど前から各階層別研修などを実施させていただいており、
参加者の約半分近くが過去何らかの研修でお会いした方々でした。
皆さんとっても成長されていて、お顔付きが凛々しくなっていて、
それを見るだけで嬉しくなった山口です。

さて、今回の研修は営業を中心とした女性社員の方々でしたので、
プログラムの1つに営業研修がありました。
よく営業研修でお伝えするんですが、
営業で1番大事なのはヒアリングです。

課題解決型営業でなければ顧客満足を得ることもできないし、
当然単価も高くならない、長期的な取引もできません。
ですから説明をする、説得をするスタイルではなく、
お客様の課題を解決するスタイルの営業でなければいけないわけです。

これ、ヒアリング営業と言われるものなんですが、
当然ベースとなるのは傾聴力です。
傾聴するために最も必要なのは共感をすることですね。

このメルマガで何度もお伝えをしているんですが、
女性脳は共感。男性脳は課題解決脳。
遺伝子学的に女性は女性脳になる、男性は男性脳になるのではなく、
それぞれの思い込みから、女性は女性脳になる人が多く、男性は男性脳になる人が多い
というのも何度かお伝えさせていただいてるかと思います。

一般的に女性の方が男性よりもはるかに共感能力が高く、傾聴力が高いんですね。
管理職研修などでもお伝えしていますが、
管理職に必須なスキル、コーチングスキルは傾聴力がベースとなりますので、
今の、そしてこれからの管理職に、女性もとっても向いています。

そして管理職だけではなく、営業としても女性はとっても向いているし、
とっても優秀なんですね。
今回限られた時間の中での研修で、いろんなプログラムを組み込んでいたので、
この営業力強化にかける時間は約1時間少し。
1時間ちょっとでどこまでできるかな?と思いながらの研修でしたが、
なんとほぼすべての方がパーフェクトに近いまでの
ヒアリング営業スキルを取得することが出来ていました。

これ、実は男性がやると…平均1日もしくは2日間かかってトレーニングして
おそらくその半分程度しかできないというのが一般的です。
これは私の感覚値ですが、男性が全くできないということではなく
トレーニングをしてもできるようになっていくスキルなんですけれども、
女性はもともと共感をする力がとっても高いので、
1番難解な障壁となる「共感をする」がもう最初からできている状態なんですね。
ですから少しそこに、質問スキルを加えるだけで出来るようになっていくんです。

オブザーバーとして見ていらっしゃった、
営業の本部長や他の部長の方々も…
「女性社員!!優秀だよね!!男性よりもはるかに優秀だよ。強力な戦力だ!!」
と言うふうにとっても喜んでいらっしゃいました。

この会社様、8年前からいろんな研修をさせていただいております。
8年前は、まだまだ女性の社員が少なく、
特に女性の営業がいない状態からスタートでした。
業界的にも女性の営業が少ない業界だったので、
本当に女性に営業できるのか?というような不安もあったようですが、
この8年間で大きくそれは変わっています。

実際に今の女性社員の営業の方々が既にもう実績を出されており、
「女性の営業ってほんと優秀だよね」のスタンスが出来上がってきたように思います。
当たり前のように、今の時代、男性女性と性別を区別する時代ではありません。
性別ではなく、各個人それぞれの特性などよって
向き不向きは多少あるかと思いますが、
一昔前の「営業は男性だよね」という概念はもう既にないと思います。

彼女たちのとっても優秀な営業ロールプレイングを見ていて、
私自身も本当に嬉しくなりました。
これからも、営業だけれはなく、いろんな場面で活躍していって欲しいなぁと
最大級のエールを送った2日間でした。

視座を高める

先日、毎年研修をさせていただいている企業様にて、
女性社員の方々のステップアップ研修を行いました。
このステップアップ研修は、過去女性活躍推進施策として、
キャリアデザイン研修を受講された方々で、
かつ希望された方々が対象になります。
ご自身で希望して研修を受けられているので、
皆さんとっても前向きだし、とっても意欲的だし
とっても学ぼうとする姿勢がすごく感じられました。

ディスカッションにおいても、時間ギリギリまで深めていったり、
いろんな方向性で考えたりという場面が随所に見られて、
私もとっても嬉しくなりました。

今回の研修の1つのゴールは「視座を高める」ことです。
この視座を高めるっていうのは、実はすごく難しいことだなぁ…、と。
私自身も振り返りながら研修をしていました。

どうしてもその時その時の役割や状況があって、
自分の立場で、見えている中で、課題解決を図ろうとしていくんですが。。。

私も昔上司に報告したところ…
「それで足りるの?」
「それだけでいいの?」って
よく言われたことを思い出しました。

上司の視点から見ると、
1つの事象の奥にある課題というのはたくさんあって、
当時の私には見えていない課題がたくさんあるんです。

例えば…
今回Aの事象だけなんだけれども、それってBにも関係するかも…だったり
こういう状態だったらCって今どうなってんの?ってことです。
これは広い視野を持つこと、物事の本質を極める、両方のスキルが必要になります。

今回の研修では、例題を踏まえて考えていただくプログラムを実施しました。
皆さん最初はなかなか難しい…と悩んでいらっしゃいました。
やっぱり自分だったらこれしか出てこない、と沈黙する場面もありましたが
その時にこんな提議をしてくださった方がいます。

これって課長ってどうするんでしょうね?
うちの課長だったらこういうこと言わないかなぁ?
同じようなことがあったときに課長にここも追加して見といて!
って言われました。

すると、確かに!っていっぱい色んな意見が出てきます。
ナイス提議です!!
もしこれが課長だったらどうするだろう?
部長だったらどうするだろう?
という視点を持つことが視座を高める近道になります。

皆さん今回例題を通じて…
自分自身が直面している事象において、
その時見えていなかった課題が、1つ視座を高めることで
より多くの課題が多くあることに気づいていきます。

これが物事の本質を極めるということなんですね。
今回の研修、皆さんとっても意欲的なので、
私自身も「もう終了?」と言う位
あっという間に時間が過ぎた研修でした。
次回の研修が楽しみです!

評価者の心得

先日ある企業様で評価者研修を実施しました。
全3回目のうちのまず最初の1回目なので、
評価者とは何か?
評価者の心得とは何か?
といった基本的なところからスタートをしました。

今まで自分が評価フィードバックを受けたときに
何か納得いかなかったなと思うことだったり
不安だった不満だったことをまずディスカッションしてもらいました。

するとある方からこんな意見が出たんですね。

以前フィードバックの時に時間通りに上司が来なかった…。
例えば5時からフィードバックするよと言う約束をしていたのに
5時になっても来ないということがあったそうです。

時間すら守ってもらえない…
自分ってそれぐらいの存在なんだ。
大事にしてもらってないんだなぁと感じ、
その方から言われたフィードバックがあんまり腹落ちしなかったそうです。

また他にも結果だけを伝えられて良い悪いと言うことを伝えられたので、
ほんとにこの人プロセスのところまでちゃんと見てくれてるのかな
といった不安を感じたというご意見もありました。

これ、すごく良い気づきなんですよね。
よく評価者研修でも管理職研修でもお伝えするんですけど、
大切なのはフィードバックする時だけではなくて
普段からの信頼関係なんです。

時間を守る。小さな約束を守る。
もう少し手前で言うと積極的に挨拶をする。
良い雰囲気を作り出すといったような
根底にある信頼関係がないと…

フィードバックの場で、いくらどれだけフィードバックスキルを活用して
伝えたり聞いたりしても、なかなか相手には響かないものです。

ですからまずフィードバックする評価者の心構えとしては、
評価しフィードバックだけではなく、
普段からの姿勢がとても大事だということです。

評価する側の上司からの意見として…
忙しかったから、と言うのもよく聞きます。

管理職の方々。
評価する方は、自分の仕事もあるし、部下の育成もしなくてはいけない。
フィードバックも一人一人しなくてはいけない。
突発的な仕事や急に優先事項の高い仕事が入ってきて…と
時間を守れないことも現実的にはあるかと思います。

でもその際には当たり前のことなんですけれど、
こういう事情があってフィードバック30分遅らせてもらえない?と
事前に時間が遅れることを伝えておくと、
このような不信感は見られません。

時間を守る。
締め切りを守る。
居心地の良い雰囲気を醸し出す。
ポジティブな言葉をかける。

実はすごく簡単なように聞こえるんですが、
毎日の積み重ねになりますので、100%完璧にするのはすごく難しいです。

だからこそ、この心構えっていうのは改めてすごく大事なんだなぁと
研修をしながら私も感じました。
恥ずかしながら私も、「ごめん!忘れてた!」みたいなことがあります。
だめだなぁと自分の行動を振り返りながら
皆さんのディスカッションを聞いていた、
そんな気付きを頂いた、良い時間でした。
こういった気づきを得る機会ってすごく大事ですね。

コーチングの心構え

先日ある会社様へコーチング研修を行いました。
有志の方々の研修でしたので、とっても意欲的に
コーチングトレーニングに挑んでいただきました。

研修でこのコーチングスキルは、マストで必要なスキルですよって
よくお話ししてますが、1日どっぷりコーチングだったので、
時間を掛けて丁寧に、必要ですよ!をお話しました。

コーチングスキルで重要なのは受容・共感・傾聴です。
この傾聴で最も重要な事はオウム返しです。

何度かメルマガでもお伝えをしているかと思うんですが、
このオウム返しのスキルには3段階あります。

1つ目。
相手が言ったことをそのまま返す。
例えば「仕事が面白くないんです」と言われたら、
「そっか。仕事が面白くないんだね。」と
そのまま返す方法になります。

2つ目。
1つ上のレベルになると、言葉を変えます。
先程の「仕事が面白くないんです。」に対して
「そっか。最近大きなプロジェクトを抱えてるから大変だよね。」と
言葉が変わります。

そして3つ目。
前後の状況、今後の展開を含めて、話を発展させます。
先程の「仕事が面白くないんです。」に対して
「そっか。あなたは最近ものすごく成長しているから、大きなプロジェクトで大変だよね。
でもあなたのことだから、それに対して責任感を持って
すごく一生懸命取り組んでくれてるよね。
きっとものすごく今回も成長できると思うよ。」と
発展させます。

そのまま返すスキルはもちろんマストでやるんですが、
2つ目の言葉を変える、だったり
発展させるスキルがものすごく重要です。

よくビジネスの場、コーチングが評価面談等の際に行われるんですが、
共感しすぎる、つまり、ただただ聞くだけ、であれば、
愚痴の聞き相手になってしまいます。

相手のやりたいことを引き出すと言うところまでの
コーチングができたとしても…
「やりたいことが見つかりました。転職します!」と
違った方向性に行ってしまうことがよくあるんですね。

ですので、コーチをする側が、
自分の信念をしっかり持って、自社のビジョンと融合させていく
コーチングスキルが特に評価面談の場では必要になります。

先程の「仕事が面白くないんです」に対しても
「そっか。でもそれって頑張ってる証拠だよね。
あなたはこの数年すごく成長してきて、
それが当社のこういうビジョンと一致しているから
ものすごく仕事が集まってきているって言う証拠だよ。
だからあなたにこんな期待をしているんですよね。」
と期待値やビジョンと融合させていく聴き方が必要になります。

私もコーチングを学び始めたのはもう20数年前になりますが、
その時にはやっぱりコーチングをちょっとかじった程度なので、
自分の意見を言うのではなく、相手の話を聞けばいいんだと
を思っていて、どんどんどんどん聞いた結果、
ただただ愚痴を引き出してしまって、
ずっと愚痴の聞き相手になってしまっていたり…

もしくはやりたいことを引き出せたと思っていても、
先程のように
「山口さんのおかげです。やりたいことが見つかりました。なので転職します!」
と会社を去っていった部下が多く出ました。。。

大事なこと。
コーチをする側にしっかりと信念があること、
そしてそれを会社のビジョンと融合させていくこと。

これは、コーチングの「心構え」の部分なんですけれども、
最近コーチングという言葉が一般的になっているがゆえに
聞いてあげたらいいんだと思って実施をしている方が多く見られます。

コーチングをする前に…
自分は何のためにこの会社で働いているのか?
自分の夢は何なのか?
そしてその夢がなぜこの会社だからこそ実現できるのか?
といったことがちゃんと言語化できていて
そしてそれを相手に提示する力が必要になります。

皆さん。
コーチングをするときにはぜひこの「心構え」を
しっかり忘れずに実施をしてみてください。

変わることは組織を強くする

気がつくともう10月。
今年も残すところあと2ヶ月。
毎年毎年、月日が経つのを早く感じます。
年だから、ではなく充実してるから、
と思うことにしています。

さて、この時期は毎日何かしらの研修を実施させて頂いておりますが
研修があるということは、研修資料作成も勿論あります。
11月に実施する企業様からのご依頼で
「育児や介護などとの両立で活用できる国や地方自治体の制度」について
改めて調べる機会を頂きました。

そこで私自身も初めて知ったことも多く、
いろんな両立支援があるのね、と感じました。

例えば、出産に関わる費用について。
私の時は、まだ立替が必要で。。。
費用は保障してくれるんだけど、後から申請みたいな感じで
とりあえず立替しないといけなかったんです。

出産費用はほぼ満額保障されてたけど
検診費用については一部でした。
なので、保険適用外の検査って結構高いよね、
と思ったのを覚えています。

今は検診も含めてほぼ全ての費用が保障されているし
立替も必要ではなく、病院から保険組合へ
直接請求されるようになっています。

他にも、皆さんご存じのように
来年4月から順次、育児・介護休業法が改正になります。
ポイントをいくつかご紹介しますね。

柔軟な働き方の選択措置が義務化(フルタイムでの柔軟な働き方)になります。
事業主は、始業時間の変更やテレワークなどいくつかの中から
2つ以上の制度を措置し、従業員が選択できるようにしています。
これによって、各個人によって
自分の希望するものに近いものを選択することが出来
時短勤務以外での柔軟な働き方の実現を目指そうというものです。

他にも、男性育休取得状況の公表が義務化になったり、
育休取得の数値目標設定が義務化になります。
男性も当たり前に育休をとる時代になってきました。

また他にも、、、
来年4月からは、現在の育児休業給付に加えて、
両親とも14日以上育児休業を取得すると賃金の13%が上乗せされます。
育児休業給付には税金や社会保険料がかからないため、
手取りと比べると支給割合は実質約8割になります。
これは手取りにすると約10割に該当する水準です。

という風に、どんどん変わってきています。
これまでは、育休は女性が主として取るもの、だったものが
今や男女ともにとるものに変わっています。
まだまだ少数派ですが、男性が育休を取得し女性は復帰する、
ということも起こっています。
この先もっといろんな変化が起こってくるでしょう。

だからこそ、企業も変わっていかなくてはいけないんです。
世の中の価値観も、制度も、どんどん変わっているのに、
変えられない組織は結果弱いんです。
この激しい競争社会の世の中で残っていけません。
変わることは、結果組織を強くするんです。
いろんな変化に対応していかないと、ですね。

マイパーパス

今週も連日いろんな研修を実施させて頂いております。
ふと振り返ると、コロナの時には、
研修できない!!ということもあって
予定していた研修が急遽中止になったり
少し落ち着いても、やはりオンライン研修になり、
こうして対面で皆さんと一緒に学べる機会を
毎日頂けていることに、当たり前のことかもしれませんが
あの経験のおかげで、有難い、と毎日思います。


昨年くらいから、研修の後の懇親会も開催される企業様も増え
有難いことに、研修以外の場でも
皆様と飲みながら、研修プログラム以外のことを
語り合う時間も増え、その機会を頂けることに
非常に嬉しく、有難いなぁと思います。


コロナがなければこういう当たり前のことにも
気づかなかったかもしれません。
当たり前って、本当にありがたいことですよね。


さて、昨日研修後の懇親会でこんな話題になりました。
「山口さんってなんでそんなに前向きなんですか??
何を目指してるってありますか??」と。


この企業様ではパーパスの策定や管理職に必要ないろんなスキルを
研修で実施しています。
そのこともあっての質問かと思います。


弊社ではもちろんパーパスはあります。
これは会社のパーパスですが、
私自身にもマイパーパスがあります。


結構単純で…2つあるんですが、1つ目は…
死ぬときに、1つも後悔したくないんです。
あれやっとけばよかった
これ食べたかった
あそこに行きたかった
こんなことが1つもないように
自分の人生でやりたいことは全部やった!
と言い切りたい。


だからこそ、常にやりたいことに邁進しているし
やりたいことは年々どんどん増えるし
これはいつまで経っても死ねません(笑)


2つ目は…周りにプラスの影響を与える人でありたい、です。
これは私の仕事観でもあるんですが
やはり仕事をしてきて、一番うれしいなぁ、
仕事やっててよかったなぁと思う瞬間は
良い方向に向きました
良い学びになりました
いろいろ気づける機会になりました
といったお言葉を頂けるときです。


これは研修参加者様もそうですし、企画する人事の方々
もちろん経営層の方々含め、です。
自分のした仕事を認められる、というよりも
私と共に過ごす時間の中で
何かよいエネルギーを感じ取っていただけること
これが何より嬉しいんです。


仕事以外でも
話してたら元気出た
相談してよかった
聞いてもらえて助かった
一緒にいて楽しい、面白い
こんな風に言ってもらえる時が
自分の存在意義だと思うんです。


私は経営者ですから、当然マイパーパスと会社のパーパスは
限りなく重なっていて、
そしてそれを日々実感しています。


ですが従業員になると、そうとも限りません。
だからこそ、昨日実施したパーパス研修がすごく重要だし
それを任せて頂けることが本当に嬉しいです。


昨日ご質問頂いた方も、前回の研修からもあって多分私の発するエネルギーに何か感じ取って頂けたからこそのご質問だったんだろうな、と思います。こんな風に、オモロイ、を広げていければ私の人生も「誰かにとっても価値のあるもの」になると思います。来週も、オモロイ、を広げていくぜぇ!!!!

昨日ご質問頂いた方も、前回の研修からもあって
多分私の発するエネルギーに何か感じ取って頂けたからこその
ご質問だったんだろうな、と思います。
こんな風に、オモロイ、を広げていければ
私の人生も「誰かにとっても価値のあるもの」になると思います。
来週も、オモロイ、を広げていくぜぇ!!!!

苦手でもやってみること

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、
まだまだ真夏のように暑くて…
彼岸ももう過ぎたのに、毎日暑い日が続いていますね。

さて先日ある企業様でハラスメント対策研修を行いました。
この企業様ではハラスメント研修2年目になります。
ですので、いわゆるオーソドックスなハラスメントとは?
ハラスメントのグレーゾーンは?
何をすればハラスメントになるのか?
の基本的なことではなく、
そこから1歩進んで、
ハラスメントにならない指導方法を中心に行っていきました。

今いろんな企業でハラスメント対策が行われていますが、
殴る蹴るといったようなザ・ハラスメントみたいなものは
すごく少なくなっていて…
言い方が少し。
語尾が強い。
口調がきつい。
いったようなパワハラがやはり多く見られております。

ですので、今回は特に表現の仕方について
DESC法を活用することで、ハラスメントにならない指導方法を
ケースとともに実践していきました。

皆さんやはり「E:気持ちを表現する」がとっても苦手なんですね。
例えばミスを繰り返しているメンバーに対して
ミスを繰り返さないようにしましょう、の指導で、
DESC法を使っていくんですが、
「次はミスをしないでください」と言ったような
要望は皆さん簡単に出てきます。

じゃあその時の気持ちは?と言うと、
「気持ちはミスしないで!しかありません。」と。
Eは、ミスをしなくなればあなたが成長してくれたと思うので、私は嬉しい。
あなたがミスを少なくすることで、仕事がもっと円滑に回るので、
チームとしてもすごく嬉しい
といったような表現です。

気持ちと言うのは、辛い、悲しい、嬉しい、楽しい、助かる、など。
これらが気持ちの表現なんですが、
ここが実は難しい…といった方々が多く見られました。

中には頭が真っ白になって、
気持ちを表現するって言うこと自体がわからない
といった方も実は多かったんですね。

これは珍しいことではなくて、
気持ちを表現するのが苦手な日本人にとって
実はすごく難易度が高いことだったりするんです。

ただケーススタディをどんどんやっていくと、
さっきはこういう風に言ってたから、
この場合だとこういうふうに言ったらどうだろう?
だったり、
さっきは助かるっていうのを使ったんで、
今度は「ありがたい」を使ってみたら相手にとって響くんじゃないか?
といったようなアレンジも出てきたりしました。

今回の研修では、回を重ねるにつれて、
自分で習得していくと言うことを少し体験をしていただきました。
研修をしていて、いつも思うんですが
最初はすごく難しかったこと、
なかなかできなかったことが
トレーニングをすることで、皆さん出来るようになります。

学びってすごいなぁと思うんですね。
できるようになるというのを体感するのも
研修の醍醐味の1つだなと思います。
もちろんスキルですから、習得しても使わなければ
またすぐに忘れてしまいます。

だからこそ、意識して学んだことを活用していかないと
もったいないですね。

成長とは主体的になること

3連休はどんなふうにお過ごしでしたか?
私はとっても充実した、3連休でした。

まず週末にブロードウェイミュージカル『RENT』を見に行きました。
今年は積極的に本物を観に行こうと思い、
いくつかミュージカルを観に行ってるんですが、
今回の『RENT』も超大感動でした。

とっても運が良いことに最前列でRENTを観れて、
ほんの1m先で俳優さん達が演技していました。
今回の「RENT」ですが、ブロードウェイミュージカルなので
全部英語なんですが、主役の山本耕史さんやクリスタルケイさんが
英語で演技されていました。

日本語でも演技するってすごく難しいのに全て英語!
これ、すごい練習されたんだろうなぁと思いながら鑑賞していました。
もちろん彼らはプロですから、最高のものに仕上がっているんですが、
それまでに至る努力ってほんとすごいんだろうなぁ…と。

ただでさえ歌や踊りや演技でミュージカルは感動するんですが、
そんなことも考えながら観ていたので、感動はひとしきりでした。

そして日曜日!娘の誕生日です。
今年の誕生日は娘の希望もあって、
娘の行きたいところに行き、買いたいものをリクエストされ、
1日デートをするというものでした。

今回、私は人生で初めてアニメイトに行きました。
今回アニメイトに行ったのは、娘の大好きなユーチューバーさんが
コラボをしていて、そのイベントがあったんです。
娘は事前にちゃんとネットで調べていて、
欲しいものリストを作っており、
とっても大満足で帰ってきました。

祝日の月曜日。家族全員でお墓参りに行きました。
我が家山口家のお墓は京都の綾部と言うところにあるので、
車で2時間位かけてお墓参りに行くわけです。

中高が宗教学校ということもあり、
お経を聞いてるとなんだかとっても気持ちが落ち着く。
お経を聴きながら…気がつけば娘ももう12歳。
この前生まれたのに…と思っていても、もう12年になったんですね。

これまでは私が選んだ服を着て、私が髪を切り、
私の行きたいところに一緒に行って私主体の誕生日でしたが、もう12歳。
彼女には彼女のしっかりとした意志があって、
彼女のやりたいことがあって、
服なんてもう私が選んだものは着てくれません。

娘が大きくなるにつれて、
娘には娘の人格があり、
そしてそれは私とは違うんだと感じます。

でもこれって少し寂しいんですけれども、
当たり前で良いことなんですよね。
彼女がそれだけ成長してきているということなんでしょう。

できる限り、これまでも彼女のやりたいこと、
彼女の思うこと、彼女の意思を
上手に育てようと思って接してきましたが、
ここ数年それはちゃんと芽吹いているように感じます。

子育てをしていると、部下育成もほんとに同じだなぁといつも感じます。
私のやってきたこと経験ややり方。
もちろんこれらはアドバイスとしてはすごく有効ですし、
求められることも多々あります。

しかし大事なのはそれを聞いた上で、
彼らがどうしたいのか?
彼らにあったやり方は何か?
彼らが「自分で」探していかなくてはいけません。

あくまでも上司はそれが探しやすいような環境を整えること。
子育ても部下育成も同じですね。
楽しかった3連休。
心も体もリフレッシュして、今週も頑張りたいと思います。

自分の役割をはき違える

先日とある企業様にて管理職研修を実施しました。
今回はマネジメントスキル分析を行い
その正解と理由をディスカッションしていくワークを
重点的に行いました。

結構意見が割れたり、回答はあっていても
理由がみんな異なる意見があったりで
大いに盛り上がって頂きました。

その中で様々な視点から問題を解いていくのですが…
成果に向けた業績管理やモチベーションについては
皆さん比較的よく出来ていたのですが、
組織と仕事のコントロールや、人材育成については
意見がものすごく分かれた、もしくは間違っていました。

これ、結構どの会社でもアルアルなんですが…
基本人間って「出来れば嫌われたくない」なので
ハッキリ言えない。
厳しく言えない。
そしてそこにプラスして、業績のためには
「自分がやった方がベスト!」
「自分がやった方が早い!」
で、自分の仕事だけがどんどん増えていくんです。

またこれもアルアルですが、
風通しがよく、なんでも相談できる職場雰囲気はいいんですが
会社での決定事項に対して、納得できるまで話し合う(上申する)
という意見が結構多く見られます。

私自身も昔はこのアルアル、よくやってしまっていて…
自分が納得しない時も
メンバーが納得していない時も
「上は現場を分かってない!」と勝手に思い込み
自分が納得できる答えをもらうまで、
ぐいぐい食い込んでたと思います。
今考えると、ほんと迷惑な部下ですね(笑)

その度に当時の役員から
「山口の役割は、メンバーの意見を代弁することじゃない。
経営陣の想いを翻訳してメンバーに納得させることや!!」
と毎回毎回言われていたのを思い出します。

普段長時間接するのはメンバーです。
すると、当たり前ですが、彼らのことをよく分かってくるようになるし、
人間ですから情も湧きます。
ついついメンバーの意見を通してあげたくなります。

もちろんメンバーの意見を代弁して役員に伝えることも必要ですが
それはあくまでも意見を言う場でのこと。
決定したことについては、必ず従わなければいけません。
そこを昔の私は分かっていなくて
「でも、、、みんなはこう思ってます!」と
必死に食い下がっていた気がします…。

管理職には管理職の役割があります。
その中に1つに、
「組織のゴールや目標を正しく理解し、正しく伝えること」
があるんですが、
これが自分の意見と異なったときに
自分の役割よりも、自分の気持ちが優先されてしまいます。

皆さん、自分で解く、
そして正解の理由を考えながらディスカッションする
を繰り返すことで、しっかり学んでもらえました。

今週は3連休ですね。
日曜日は娘の誕生日。
今回の誕生日は、娘が自分で行きたいところ、食べたいものを
リストアップして、私は完全に身体を1日空けろと言われています。
楽しんで共に12歳を祝いたいと思います!
皆さんも良い3連休を!

1日の終わりに聞くこと

台風一過、皆様大丈夫でしたか?
大阪は当初の予想よりも、かなり勢力も落ち
進路もどんどん変わっていったので
全く影響がなかったように思います。
我が家ではベランダのハンガーが3本落ちたくらいでした。

今週末は1年ぶりに妹がポーランドから一時帰国しており
我が家に1週間ほど滞在しており、
まぁ賑やかな週末となりました。

久々に帰ってきた日本で「あれ食べたい」「これ食べたい」と
連日彼女の食べたいものリストに従って食事しています(笑)
またどこに行っても「日本は安い」を連呼しており
特にダイソーでは常に興奮状態です。

さて、日曜日は娘の五木テスト。
6年生の夏以降の五木テストはとっても大事です。
内部進学ということもあり、この9月からの五木テストは
ダイレクトに進路に関わってくるので
私も気が気ではありません。

テスト終了後「どうやった??」と聞くと
国語はこう、とか算数はこう、とか
色々細かく教えてくれました。

5年生くらいから、私が直接勉強を教えると
私がだんだん腹立ってきて
「なんでこんなん分からんの?」とか
「また間違えてる!!」とか
親子喧嘩に発展してしまうので
私は直接教えるのを止めて、塾や学校の先生にお任せしています。

その方が娘にとっても
「優しく、丁寧に、怒らずに教えてくれる」ので
とっても気が楽、のようです。

ただ、この「どうやった?」というのは今回の五木テストに限らず
毎日、事あるごとに聞いています。
今日の学校どうやった?
今日の塾はどうやった??
といった感じです。

娘がまだ小さい時には、そんなこと聞かなくても
自分から「今日はねー」と何でもかんでも話してくれていましたが
高学年になると、そうはいきません。

こちらから「どうやった?」と聞かないと
あれこれ話してくれないんです。
それでもまだうちの娘は何でもかんでも話してくれている方だと思いますが…。

いつもフィードバックの研修などでもお伝えしていますが
こちらから「○○が良くできたね」とか「○○には課題があるね」と
一方的に伝えても、内省の度合いは深くなりません。

自分で考えて、自分で振り返るから内省になるんです。
今回の五木テストでも
テストどうやった? から始まり
今回のテストで、いつもよりも頑張ったと思うことを3つ挙げてみて、
とポジティブフィードバックを行い
娘が言ったことを「おお、それは頑張ったなー」と承認し
じゃ、次のテストで気を付けることは?
と課題点と対策を聞くことで
ネガティブフィードバックを行います。

この両方のフィードバックを何回も実施していると
こちらから聞かなくても、ポジティブもネガティブも
自分からスラスラーと言ってくれるようになってきます。

うちの娘はもうかなり慣れているので、
毎回ポジティブ3つ、ネガティブ1つが身体に染み着いてます(笑)

内省がしっかり自分で出来るようになると
こちらからとしては、そっか、頑張って!と
応援するのみで済むんです。

是非皆さん、1日の終わりに、今日どうやった??と
立ち話で全然OKなので聞くようにしてみてくださいね。