働くとは?

夢目的の共有

先日の管理職研修での気付きと改めて大事だなと思うことを共有したいと思います。
プログラムの中で、以下2つのことをアウトプットして頂く場面がありました。

・組織の中で、あなたが期待されている役割は何ですか?(数字以外)
・組織を通じて、あなたが実現したい夢目的は何ですか?

皆さんのアウトプットを見ていると…
スラスラーと書ける人と、悶絶している人に分かれます。
数字以外での役割については、多くの方が悶絶していました(笑)。
特に営業部門の方は、普段数字を追いかけ、達成を目指し
健闘されていらっしゃいます。
ですから、数字以外、と言われると…なんですね。

また、夢目的についても、こちらも多く方が
仕事の夢???と悶絶されていました(笑)

うんうん。難しいよね。
私も普段メンバーと接する中で、
各自、数値目標があり、行動目標があります。
日々その進捗を追い、達成するためにPDCAサイクルを実践しています。
当然普段の会話もその数値目標と行動目標に関することや
個別にそれぞれが担当している業務でのアドバイスが多いです。

なので、期待している役割や夢目的を話す時間って
日々の中では結構難しかったり、時間がなかったりしますよね。
管理職の方でも「自分への期待値」「自分の夢目的」を悶絶していますから
若い方々だと、悶絶どころか、さっぱり分からん!になる方も多いです。
理想論で言うと、こうゆうことも含めて自分で考えていけるようになってほしい、
というのが理想論ではありますが、現実的にすごく難しいなと感じます。

弊社では半年ごとに各自の目標設定と併せて
個別での評価フィードバックと、全体でのキックオフ研修を実施しています。

個別での評価フィードバックでは、
メンバーの振り返りを聴くこと以外に、私からの期待値を伝えています。
(書面にもしています)
数値目標や行動目標以外での期待値を3つそれぞれに設定して
これを期待しているよ、と伝えるようにしています。

また、全体でのキックオフ研修では、この「夢目的」について話したり
夢目的を実現させるためにどうしたらいいのか?を話したりしています。
毎回毎回、答えが出ません(笑)
深堀することも結構大変です。(笑)

この数年繰り返し何回も繰り返しやっていますが、
少しずつ変わってきている気もします。
最初は「山口さん、何言ってんだ…」みたいな感じだったものが
最近では「僕はこうしたい」だったり
「こんな風なことが出来たらもっといいと思う」といった意見も
出てくるようになりました。

もちろん全員が同じ意見にもならないし、
人によって目的も志向性も異なります。
でもお互いに「それもあるよね」って理解が進むと思っています。
大事なことは、こうゆうことを話す時間が必要だよね、ってことです。
前回のキックオフ研修では、メンバーの成長を感じた山口でした。

期待値の伝え方

先日ある企業様での研修のこと。
面談時での期待値を伝えるときの言い方について学んでいました。

1、義務役割
○○しなければいけない、するべきだ
2、願望
○○してください、しようね、しましょう
3、必然
絶対○○できるよ、きっと○○できるよ

さて、どの言い方で言われる方がより効果的でしょう?
という内容です。正解は3ですね。

もちろん2の方も多くいらっしゃいますが、
これは前提として期待をかけてもらう上司との信頼関係が出来ていること
本人がメンタル的にも実績も調子がいいこと、が大事です。
要は、信頼している上司により期待をかけられることにより
その期待に応えたい!という気持ちが働き

そしてそれに応えるだけのメンタルと実績が伴っている状態です。

この日研修をしていていた対象の方は部長職(50代の方多め)でした。
1、義務役割
を答える方が多かったんです。
聞いてみると…
「○○しないとあかん」と思った方がやる気が出る!!
「この言い方しか言われたことないけど…」
がご意見でした。

ザ・昭和ですね(笑)
私も間違いなくザ・昭和ですので、義務役割で言われることの方が多かったですし
自分自身で考えても、しないといけない!!と思った方が
お尻に火が付きます(笑)

私の場合は、特に怠け者ですから
締切がちょっと先だと、まだいけるわーと余裕をかまし、
今日締切やん!絶対今日やらないと!!
と思うと、取り掛かれます。
(手本にしないようにしてください。あかんやつです。)

でも心理学でもマネジメント本でも、正解は3必然なんです。
絶対できるよ、きっとできるよ、と言われて
出来ているイメージを持つ方がはるかに効果的なんです。

もちろん相手の性格や状況により多少異なると思いますが
こんな一言でも時代ってあるなぁと感じた次第です。

日曜日に娘の五木テストがあり、送迎してきました。
外部のテストを受けるのは初めてでした。
3必然のほうがやる気がでるよね、ということと上記の出来事を思い出し、
送り出すときに
「絶対大丈夫!出来るよ!!」と応援して送り出しました。

「めっちゃ難しかった。意味分からん(笑)!!!あれはあかんわー。」と
迎えの時の第一声。
はい。どれだけ必然で応援しても、普段の実力が伴わなければ難しいことも
同時に実感した週末でした(笑)

自律と良心

このメルマガでも最初の入り出しにあるように
弊社では、「ワクワク!おもろく働く」を自らも体現していき

それを社会に広めていこうという志を持って事業をさせて頂いております。

先日、会社メンバー全員で「で、どうなりたいの??」を
ざっくばらんに話そうよ、という機会を設けました。

これを設けた背景として、
うちの会社では、いわゆるロールモデルがなく
(各年代ごとに人がいません(笑)、社員数も少なく職種も少ない)

若い彼らにとってはキャリア形成しにくい環境にあります。

そのうえ、色んなもの、ことがないのも事実です。

何かチャレンジしようと思っても、ほぼすべてが0からのチャレンジです。

ある程度出来ていて、やりたいな、と思ったことにチャレンジする、ではなく

何でもチャレンジしていいよ、でも今何もないから0から自分で考えてやってみて、という感じです。

私は性格もありますが、0からやるからおもろいねん!と思いますが

大変だなぁ・・・出来るかなぁ…

出来るようになるまでめちゃくちゃ時間かかるよなぁ・・・

とネガティブに感じる人の方が多いかもしれません。

0ベースですか・・・

この会社で頑張って…いつになったら出来るようになるのか?
という目安も見えにくいのも事実です。

もう1つ、実施した背景として、私から見て…ワクワクおもろく、しているか??
と感じたのもあります。

なので、1回みんな自分たちがどうなりたいのか?どうしたいのか?
を本音で話してみようよ、という機会を設けたんです。

これって、ものすごく大きなテーマで難問です。

考えても分からない、というメンバーもいました。

具体的にはないけど、こうゆう人たちと働いていたい、
というメンバーもいました。

結局こういう本音で話そうよ、という機会を設けましたが
答えって出てないよね?と思ったメンバーもいたかもしれません。

でも私は結構前進したな、と思っていて…。

大きすぎるテーマで、これっておそらく一生かけてそれぞれが考え続けていき
そしてそれも年々変化していくものだと思っています。

ただ、それを考える機会、言う機会、聞きあう機会を提供することが
目的だと思っています。

人それぞれ、ワクワクおもろく働く、概念は違うと思いますが
私の思う、「ワクワク、おもろく」というのは

自分で考えて、自分でやってみて、出来るようになるまで試行錯誤して
そしてそれが形になり、誰かに感謝されたり誰かの役に立ったり、と

育っていく過程そのものが、「ワクワク、おもろく」だと思います。

ですから、今やっている仕事をもっとおもろくすることも
まだチャレンジしたことのない仕事を創り出すことも

おもろいメンバーが集まることも
全て、自分次第でワクワク、おもろく出来ると思っています。

これが私の考える自律なんです。

そしてもう一つ大事なのが、良心です。

何でもかんでもやっていい、ではなく
良心を育てることで、ちゃんといいことをおもろくしようよ、

間違ったことにNOを言い合い、ちゃんとしていこうよ、
という大きな方向性だと思っています。

自律と良心。
改めて全メンバーにその想いを伝えました。

伝わっているといいな、と思いながらも
大事なことなので、100万回言い続けなければいけないな、

そして当たり前に、自分自身が一番体現をしなければいけないな
と思いました。

「わざわざ」

前回のメルマガで、俗人化のお話をさせて頂きましたが…
「属人化」の誤字でございます。

メルマガを読んで頂いている方から教えて頂いて
あら!!と気づいた次第です。
教えて頂きありがとうございます!!

さてさて、ようやく今週火曜日から少しずつ声が出始め
研修もさせて頂いております。

ただ、聞き取りにくい部分も結構ある声状態なので
万全の状態で研修が出来ていなく…申し訳ございません・・・

ただ、その分情熱で(笑)!!カバーしております。

さて…今週実施させて頂いた研修で
とっても嬉しいことがいくつもありました。

まず、女性キャリアデザイン研修では、参加者の方に、

「今日の研修ですごく元気をもらいました!」
「今日をきっかけに、もっと頑張ろうって思えました!」
「キャリアアップ(管理職)をしていきたい!と思えるようになりました!」

と、わざわざお礼を言いに来てくださいました。

これってめちゃくちゃ嬉しいです。

レジリエンスでもよくお伝えしますが…

自分に自信がなくなった時、迷っている時、落ち込んだ時など
どうしても気分が上がらないって時に、有効な手段の1つとして
代理的経験というのがあります。

これは、誰かの経験を疑似体験することによって
自信の補強、モチベーションUPが出来ます。

ある意味研修もその1つだと私は思っていて…

特に研修はカンフル剤的要素が大きいので、

研修を受けて「よし、頑張ろう!」って思ってもらえることが
その成果の1つでもあると思います。

あと、わざわざ言いに来て下さる、これも素晴らしいですよね。

わざわざ、です。

言わなくても何にも支障もないし、言わなくてもいい。

でも言いたい、伝えたい、と思って、それを行動する。

これってすごく素晴らしい能力です。
(だって思っていても行動できる人は、意外と結構少ないですから)

2つ目に嬉しかったことは、その研修が終わって、片づけをしていたら…

私が新卒時代にお世話になり倒した!!!
先輩がサプライズで来てくださいました。

その日の参加者の直属の上司に、今はなられていて。

研修申請のときに、
「ええ!!これ講師、山口やん!!!」と気づいてくださり

わざわざ!!!会場まで来てくださったんです。

もうね、めちゃくちゃ嬉しい!!!

一瞬で20数年前に戻って、お話させて頂きましたが、

覚えてくださっていること、
思い出して頂いたこと、

そしてわざわざ、会場まで足を運んでくださったことが
めちゃくちゃ嬉しかったです。

はい、今日のテーマは「わざわざ」です。

この「わざわざ」、が出来る人って本当に少ないんです。

だからこそ、「わざわざ」が出来る人の価値が高い(笑)。

そこまでしてくれたんですか??
そんなこともしてくれるんですか??となるんです。

これって期待値を上回っているんですよね。

この「わざわざ」、ビジネスの場では色んなところで発揮できます。

社内外問わず、期待以上の言動が当然評価や信頼に繋がります。

ここまでやっておきましたよ。この方が前より分かりやすいですよね?
事前に送っておいた方がいいですよね??

というほんの少しの気遣いから、この「わざわざ」が生まれます。

相手の立場になって、何をしてくれたら嬉しいだろうか?

と他社視点で考えること、そしてそれをすぐ行動に移すことが
感動を生み出すことだと思います。

皆様「わざわざ」!ありがとうございます!!

納得できるフィードバックとは?

先日ある企業様でOJTトレーニング研修の
フォローアップ研修を実施させて頂きました。

前回の研修でOJTとは、について研修をしているので、
今回はその実践を多く実施してきました。

特にフィードバックでの差を埋める、
を重点的に実施しました。

差を埋める…で最も多くあるのが、

OJTトレーナーからは、
「出来ていない、足りない」と思っていることについて

トレーニーは「出来ている、十分だ」と思っている。

この差を埋めなければいけません。

もちろん逆もありますが、逆の方は結構簡単ですね。

いやいや、出来てるよ!と大いに褒めてあげればいい訳ですので。

とある方のロールプレイングを聞いてみると…

トレーニー「○○について、僕はよく出来たと思います。実際~~でしたし。」

トレーナー「そうだよね。○○について頑張ってくれていたのは良く分かるんだけど…僕から見たら、実はまだ足りないと思っているだよ。」

トレーニー「そうですか…。」

トレーナー「第三者的に見れば、もうすこし~~してほしいんだよね。納得したかな?」

トレーニー「はい。分かりました」

どうでしょうか?これって本当にトレーニーは納得しているんでしょうか??

分かりました、と答えているけど、実際には納得していないんですね。

なぜか??

第三者的に見れば…トレーナーから見れば…
と言われても、分からないからです。

ではどうしたら納得できるのか?

それは具体的に説明しなければ、相手は納得しません。

例えば…
○○についてだけど、ここまでは出来ているんだけど、ゴールはこういう状態だよね。
だから◆◆の部分がやはり足りないんだよ。
お客様はこうゆうことを望んでいるのに対して、○○だと足りないよね。

といったように、
実際にあった出来事について具体的に説明しないと相手は納得してくれないんです。

具体的に…というのは結構難しいんですが、
実際にあった出来事、実際にやってくれた仕事、その仕方などを
細かく示してあげる、と言う風に考えると分かりやすいです。

出来れば、一方的に具体的な説明をするのではなく、
会話方法で問いかけてあげると、より効果的ですね。

これって、ゴール(期待値)を伝えるときも同じです。

抽象的な言葉ではなく、具体的に数字を用いて、
具体的な例を出して伝えないと、相手は分かりません。

これを相手の表情やしぐさを観察しながら、
納得出来ているかな?と確認しながら、

納得するまで問いかけて会話を続けることが大事ですね。

ついつい、私も一方的に言ってしまうことが多くて…

皆さんのロープレを見ながら、
「一方的ってあかんよね」と感じてしまった次第です。

石垣島からこんにちは!

毎年、正月に新たなチャレンジを公私ともに立てます。

継続的なことではなくて、新たなチャレンジです。

これは、年と共に…新しく何か始めようって気がどんどん少なくなります。

まぁ分かりやすく言うと、面倒くさくなる、億劫になる、守りに入っちゃう訳です。

これって、仕事で言うと結構致命的なんですよね。

攻撃は最大の防御、と言いますし、新規活動のない営業活動は衰退の一途、とも言いますし。

なので、自分でも常にチャレンジ、チャレンジ!!と言い聞かせています。

仕事では、今期は5月に新著も出版しましたし、もうすぐHPも一新します。

商品についても、リアル研修だけではなく、

いわゆるeーラニング的で、もう少し手軽に学べるツールを新たにしようかと画策中です。(笑)

そして、プライベートでは、今年はスキューバダイビングのライセンスを取る!
をチャレンジにしました。

これまで何度も体験ダイブがしているんですが、言っても体験なので、6-7mが限度です。

もう少し深く潜りたいし、いっぱい潜りたい!ということで
石垣島にライセンスを取りにやってきました!

当然座学もあるんですが(笑)

行きの飛行機で完全一夜漬け状態です。

あとは実地で経験を積む!!!

色んなスキルがあって、中でもエアタンクを海底で膝附で入れ替える、とか
もうめちゃくちゃハードでした(笑)

プール実習だと浮力そんなにないんですが…

石垣島の海が塩分高いので、浮力結構あるし流れも結構ある(笑)

その中でタンクをいったん外して、もう1回付け直すのが
もうほんと難しくて、チャレンジしてるなあ!!と嬉しくなりました。

いくつになっても、意図的にチャレンジをすることって
ほんと大事ですよね。

チャレンジ精神があるからこそ、成長できる!!

有難いことに、PCと電話があればどこでも仕事が出来ます。

ただ…丸2日間朝から晩までボートに乗ってるか、潜っているか。

そしてあと1日はビーチサイドでたまに仕事、のんびりを繰り返した3日間なので、思った以上に日焼けが(笑)

なんど日焼け止め塗りなおしても、全く意味ない(笑)

この後お会いする方々、真っ黒に日焼けした山口に乞うご期待ください(笑)

相手の心情を考えて言葉を選ぶ

前回のメルマガで、
「相手にわかる言葉を使う」
についてお伝えしましたが、

今日はもう1つ、
相手の心情を考えて言葉を選ぶ、についてお伝えしようと思います。

少し前に、母から「ねぇ、これってどう思う??」
と1通の手紙を渡されました。

それは父が最期入院してお世話になった病院の
緩和ケア病棟スタッフ一同、からのお手紙。

中には、アンケート用紙も入ってます。
(これは印字された用紙)

もう1枚、自筆のお手紙が入ってたんです。

季節の挨拶からはじまるんですが。。。

ん???んんん???

1度読んだだけで、スッと入ってこなくて
2,3度読み直しました。

ちょいちょい、引っかかる単語や言い回しが。

例えば。

お父様は我々スタッフにとっても、本当に困った患者様でした、とか、

色んな思いがあるでしょうが、
ご家族様なりに最期はそれなりに支えてくれました、とか。

おいおい、何を言いたいん??

もしかして、嫌味を死んでからも言いたいの??

でもね、これ、きっと「良かれ」と思って書かれたんです。

ただ、言葉の使い方や言い回しがダメ。

母にそう伝えると。。。

そうかもしれないけど、こっちは気持ちがずっともやもやしてる、と。

で、私が電話して聞いてみることにしたんです。

概要を電話口の方に説明すると、師長さんがすぐに折り返してくださいました。

もう平謝り状態です。

そこで分かったことですが、、、

1、病院のフォロールールで、退院後みんなにアンケートを郵送している。

2、緩和ケアの場合、全員が亡くなって退院するので
遺族に印刷されたアンケートのみを送るのは心情的に良くない

3、なので、定型文を自筆で書き、自筆のお悔やみレターと共に、アンケートを送る

4、手紙を書いた担当看護師さんは、いい意味でうちの父に思い入れを持ってくださり、わざわざ定型文を、自分の言葉に書き直した。

5、たった2ヶ月だけお世話した自分ですら
うちの父が亡くなり、なんだか寂しいような気持ちになるのに、ご家族の心痛はもっとでしょう。。。という気持ちを伝えたかったらしい。

6、過去このようなケースもあったので
定型文を自筆で書く、が基本ルールになっており
今回私がお電話するまで、師長は「定型文以外の文章を自分で書いた」ことを知らなかった。

ここで気付きが3つです。

まず、口語だといい文章でも文語だとダメなことが多々あります。

例えばこの担当看護師さんとは、父の生前、

うちの父が我儘でご迷惑を掛けてすみません!

いいんですよ、あの状態だとどの患者さんも
みんなやっぱりかなり我儘になりますから~。

という口語をよく交わしてました。

つまり、担当看護師さんにとって、
「我儘で困った患者」という単語は口語で使っていたのでOK!
と思ったらしい。

これ、文語で使ったら、単に喧嘩売ってます。

次に、相手の心情を考えて言わないといけない。

父が亡くなり、とっても我儘で自己中な父でしたが
母としては、もっと出来ることはなかったか?と思っています。

これって、残された遺族(特に長期間看護介護が続いた遺族)は、
少なからず自責の念があるのでは?と思います。

そこへ、「ご家族なりに、それなりに支えた」
という表現をされれば、追い打ちを掛けられてるように感じます。

言い回し、表現の仕方は、相手の心情を踏まえて伝えなければいけません。

そして最後の気づき。

師長が知らなかったってことが大きな問題。

何事にもルールややり方はあり、そこにはそうなった背景や原因があるんです。

この背景や原因抜きにルールの徹底をすると、当然年月と共に、形骸化してくる。

だからこそ、背景や原因の事例となったケースを
共有していくことが大事なんです。

もしかしたら、今回のケースも、

過去文語でのトラブルって起こってるよね
だから定型文になったよね

でもどうしても今回は自分の言葉で伝えたい!
じゃ、これでいいか、相談してみよう、チェックしてもらいたい!

となったかもしれませんし、
周囲が気付いたかもしれませんね。

相手に分かる言葉を使う

先日、弊社のメールシステムが不具合があり、
メールの送受信が出来なくなった事件があったんです。

送信した後のエラーメールも来ないので、
当然送信できているものだと思っていたんですが、送れていない…

そして受信も、相手先様にもエラーメールがいかないので
当然送っているはずと思っていらっしゃったのが

なかなか返信がない、ということでお電話を頂いたりして…。

兎にも角にも、大変ご迷惑をお掛け致しました…。

で、その際に、何が原因か分からず、どうしたらいいかも分からず…
という状態だったんです。

大手さんであれば当然社内SEがいらっしゃると思うんですが、
まだまだヒヨッコ当社は、全部自前です。

サーバー、google、セキュリティシステム、PWロックシステムと
メール1つで、4つの別の会社の商品を使っているので…

当然片っ端から、サポートに電話するか、チャットするか、の対応策に追われます。

で、私自身がpcについて、本当に疎くって(使う専門!!)

毎回サポートさんから聞かれる質問が意味が全く分からず、日本語とも思えないんです。

DNPレコードはどうなってますか? TXTの値は?MXコードの値は??

と何を聞かれていて、どこを見ればそれが分かるのか、
全く分からない状態です。

何度も何度もチャットで、

「すみません。こうゆうのにとっても疎いので、具体的にどの画面のどこをクリックして、何をコピペして教えればいいのか、教えてください」

を繰り返してました(笑)

上記文章をコピペしたくらい、何回も使いました。

※でもサポートの方々は、本当に丁寧に画面を送ってくれたりして
私にも分かるように教えてくださいました!!

これってね、ロジカルシンキングの基本「相手にわかる言葉を使って話を展開する」をまさに私自身が体感していたんです。

きっとITに多少強い方であれば、はぁ??と言われるほどの基本中の基本だと思うんですが、私にとっては、未知の言語!!

まさに外国語!!そして全く見当もつかない!!

改めて、普段自分は話している内容、言葉は「相手にわかる言語」になっているのか?と問いかけた出来事でした。

小さな約束

最近ちょっと頻繁にある「小さな約束事」の大切さについて
今日は書きたいと思います。

実はですね、今の家(マンション)に引っ越して
丸4年が経ち、5年目になるんです。

入居した時には知らなかったんですが。。。

実は各戸セキュリティシステムがあると…。
(中古で購入したので、結構色んな漏れがあるんです(笑))

で、ご近所さんに教えてもらったんです、やり方を。

そしたら、私の家では、すべての窓や戸を閉めているのに
「窓が開いています」って表示されてしまう。

そこで、管理会社に確認して、家をみてもらったら、ロックを認識するプレートがあるんですが、それが1つ外れてしまっているとのこと。

管理会社さんから製造会社に在庫があるかを確認してもらったところ、

もうかなり前になるので、在庫がない、という返答をもらいました。

なのでこの解決方法としては私の家はセキュリティを諦める。

もしくは、マンション全体のセキュリティを変える、しかないと言われたんです。

で、マンション全体だとかなりの費用が掛かるんです。

と、ここまでの経緯が3年前です。

で、先日、マンション全体のセキュリティを変えるには膨大な費用が掛かるので、

ダメ元でもう1回確認してみよう、ということになり、

今度は直接製造会社に確認してみました。
(管理会社にてその旨知らせており、進捗報告もすべてしています)

すると…在庫あるんです!!!

プラスして、外れていた個所は1か所ではなく2か所あったんです(笑)

どのくらいの費用で出来るのか、まずは見積もりを取ることにしました。

仕組み上、管理会社宛てにしか見積もりが出せないので、
見積もりをもらい次第連絡してもらうように管理会社に伝えていました。

すると全然見積もりが来ない…。

で、製造会社に連絡したら、すでに見積もりは管理会社に出していて
発注指示も管理会社からもらってますよ、と…。

もうね、なんだこれ、、、状態です。

きちんと確認していない。(在庫確認)(古いから多分ないだろう、と勝手に思ったんでしょうね…。)

見積もりをまず出します、って言ってたのに、勝手に発注業務をしてしまっている。

これってなんでこうゆうことが起こるんだろう?

言っていたのに、やらない。

多分こうだろうと勝手に思い込んで、きちんと確認や連絡をしない。

これって、とっても自己中心的(勝手な思い込み)で、
相手のことを考えていないからこうゆうことが起こるんです。

在庫がなかったら、ものすごく大きな工事(費用)が必要になるだろうな。

見積もりを待っているだろうな。

この間、ずっとセキュリティなしで住んでるから不安だろうな。

ということが、少しでも考えられたら…こんなことは起こりません。

仕事でもプライベートでも「小さな約束」って一番大事です。

なぜなら、それが信頼のベース(基盤)となるからです。

時間にルーズ
期限に遅れる
言ったことをやらない
言い訳をする
嘘をつく
適当にやる

これってほんとうに「小さな約束」なんです。

でも小さな約束を守れない人は、当然信頼も出来ませんし、
仕事を頼もうとも思いません。

どれだけクリエイティブなアイデアがあったり、すごいことをやっていても
この小さな約束が出来ない人とは付き合えません。

信頼を築くには長い時間が掛かりますが、崩れるのは一瞬です。

当たり前の「小さな約束」大事だなと改めて思います。

5/23に3冊目出版致しました!

先日5/23に3冊目となる新著を出版いたしました。

早速宣伝からで、すみません(笑)

私は作家でも、著作料(印税)で食べてるわけではないので
本がめっちゃ売れる!!!ってことはあまり期待していません(笑)。

既存のお客様や、これから出会う新しいお客様に
弊社の考え方だったり、こうゆう研修って意味あるよ、生きたお金になるよ、
と分かりやすくお伝え出来たら。

そんな目的で3冊目を出版させて頂きました。

あっ!!でも売れたら売れたで、それはそれは有難いです。

これまでの2冊は自分でライティングをしてたんですが、

今回は幻冬舎さんからの出版ということもあり、プロのライターさんにライティングをお願いしました。

で、正直初めてのことだし…

それなりに私もメルマガもブログも書いてるから、そんなに違う??(かなり自信過剰!)と思ってましたが、脱帽とはこのことです。

いや、これは私では書けない・・・。

レベルが違う…。

というのも、ヒアリング取材を約半年かけてみっちりしてもらったことで、
ものすごく引き出してもらったんです。

で、それをめちゃくちゃ分かりやすくアウトプットしてくれている。

さすが、餅は餅屋と言いますが、プロはやっぱり違う。

おかげで私自身も、そうゆうことか、とものすごく腑に落ちたし、

社員メンバーは、今まで私が点で言っていたことが線で繋がり、更にそれぞれの意味合いも深くなって理解しやすくなった!!!と言っていました。

今期で10年目を迎える節目として、今回出版のよい記念となったし

これまで私が研修やご支援で大事にしてきた想いが上手に、
きれいに表現されていて、さすがプロ、としか言いようがありません。

本にも記載してますが、キーワードは「自律と良心」。

これは私自身の根本の考え方でもあるし、弊社の経営方針でもあるし、
お客様に色んな商品サービスを提供させて頂く際に大事にしていることでもある。

今期10年目を迎え、これから先10年、この「自律と良心」を
更に昇華出来るように精進していきたいと思います。

「絶対成果の出る オドロキの社員研修」
幻冬舎さんから5/23に出版となりました。

ということで…お決まりの!!宣伝です(笑)