今週、東西毎日移動の山口です。
月曜日から、三宮⇒横浜⇒三宮⇒東京⇒三宮と
毎日東へ西へ往復しています。
三宮なので家に帰ることも出来るんですが、
さすがに終日研修毎日なので、三宮でホテルを取って
今日5日ぶりに家に帰ります。
娘に会えるのが楽しみ、はもちろんですが…
愛猫に無性に会いたい、をひしひしと感じながらメルマガを書いています(笑)
さて、先週の研修で、有志の研修がありました。
有志ですから、ものすごく学びたい意欲、習得しようとする意識が高いんです。
研修後のアンケートで私への個別質問を頂いていて
頂いた質問には、個別に返信させて頂いております。
この質問の数がすごい。
ほぼ半数の方が色んな質問を下さいます。
質問の返信に、2時間程度掛かるのですが、
私はこれが毎年毎年、本当に嬉しいです。
毎回アンケートを頂いて、PCの前でニヤニヤ笑ってます。
学びたい人ってそれだけで素敵だと思うし
全力で応援してあげたくなる。
新入社員研修でも必ず伝えますが…
管理職に育成責任があるのと同様に
教わる側には質問責任があります。
教わったことを、自分で深く理解しなおし、
そしてそこから質問して更に深く学ぶ。
この責任が教わる側にあるんです。
今回はその質問から1つご紹介します。
年上、キャリアが自分よりも長い方を巻き込んで
自分がリーダーシップを発揮していかなくてはいけない
その場合にはどうしたらいいですか?という質問です。
まず年上の方とのコミュニケーションは敬意を表しつつ、
が必要ですので、相談する、というスタイルが主流になります。
しかし言わなければならない点は言わなければいけないので、
そこで効果的なのがDESC法という話法です。
これは相手の権利や心情を損なうことなく、でも自分の意見を伝えるスキルになります。
・D(事実を描写する)⇒感情的にならずに事実のみを客観的に具体的に伝える
例/本日午前中までにお願いしていた仕事がまだ頂いていないのですが…
・E(気持ちを言語化し表現する)⇒出来る限りポジティブな感情を伝える
例/他の案件もある中で、とてもタイトなスケジュールでお願いしていて
大変申し訳ございませんが、●●さんが引き受けてくださったので、
とっても助かっております。
・S(具体的な要求をする)⇒具体的に、数字で表現するのがベスト。
例/この仕事は明日午前中には課長に提出しなければいけませんので、
本日の15時までに仕上げて頂きたいのですが、お願いできますか?
・C(相手に選択させる)⇒選択後、こちらの言動を示す
例/YESの場合(15時までに仕事を仕上げるのに了承した場合、こちらの言動を示す)
ありがとうございます。本当に助かります。もしかなりタイトであれば、
私も一緒にしますので、他の案件でもこの案件でも私に手伝えることはありますか?
例/NOの場合(15時までに仕事を仕上げる、を断った場合、なぜか?理由を伝える)
今、他の案件もありお忙しいことは十分理解しておりますが、
この件も●●会議でどうしても必要なんです。
15時までに出来るように、私もその仕事優先で動きますので、何とかお願いできますか?
DESC法は、コミュニケーションの1つのスキルですが、
年配の方へも、年下の方へも非常によく使うスキルになります。
DESCの中でDSは普段からよく使っているかと思いますが、
最も大切なのはEです。
感情は言語ではなく姿勢や態度に出てしまうから、ですが、
大切なのは冷静に配慮しながら「言語」で伝えること、です。
頂いた質問に返信しながら、
学びたい意欲って素晴らしいな、いいよね、
を感じている山口です。