2024年 11月 の投稿一覧

平等主義から公平主義へ。

先週1週間も研修三昧の山口。
先週とある会社で研修をさせて頂いた、女性営業パーソンの研修。
宿泊研修でしたので、懇親会がありました。
その懇親会の席に社長がお越しくださって、
女性社員一人ひとりの話をたくさんたくさん席を回りながら聞いていらっしゃいました。
これを見て・・・すごく幸せな会社だなぁと思ったんです。

というのも大きな企業になればなるほど、
社長の顔は写真でしか見たことがない、
社長と話したことがないという方も多いかと思います。

管理職層になれば、会議などで社長に直接話す機会はあるかもしれませんが、
人数が多くなればなるほど、社長や役員の存在は遠い存在です。
それが懇親会で直に話をし、自分の話を聞いてくれる。
もちろん言った話が全て通るわけでは無いですが、
それでもその機会があるのはとっても幸せなことだなと、見ていて感じました。

その席で社長が仰っていたことなんですが、「平等よりも公平」。
これまでの日本の人事評価制度や福利厚生制度、いろんな制度が
平等であることを中心に作られていたと思います。
例えば、この制度は使える人もいれば、使えない人がいる…
だったらだったらダメだよね、という感じに
前提条件として全員平等に分配する、が多かったと思うんですが、
これからは公平だと仰っていました。

平等と公平とは実は似ているようで、全然違います。
当然、機会は公平に皆に与えられるんですが、
それを使うか使わないか?手を挙げるか挙げないか?は本人次第です。
もっと学びたい、もっとこうしたいと意欲があり、
そこに努力をし、そしてスキルがついてきている社員には
多くの恩恵が与えられます。
ところが、そうではない人には、その恩恵は回ってこないんですね。

自分らしく頑張れば頑張るほど会社に貢献もできるし、
自分らしく輝くことができる。
一方そうではない人にはそうではないというもの。

実は弊社も数年前に人事評価制度を一新致しました。
それまではどちらかと言うと平等だったんです。
例えば評価についてもスキルの上達や達成率といったもので、評価をしていました。
少し細かく言うと、例えば営業では目標数字の達成です。
この数字の達成について、実は全然中身が違ったりします。

顧客の拡販ばかりをして新規を全くしないと営業。
これって会社にとってみたらあまり貢献度は高くないし、スキルも停滞するんです。
しかし、見た目の数字は大きくなります。
新規営業と比べると、その努力やプロセスの工程、そして難易度が全く違います。

顧客の創造。
新規活動は非常に貢献度が高い。
でも新規でいきなり大きな数字が出るのは難しい。
見た目の数字は違っても、その中身や貢献度は全然違うわけです。

数年前の人事評価制度改定でその中身を細かく見ていき、
新規活動だったり、会社への貢献度が高い人を、より評価するものに変えました。

他にも弊社の人事制度では、子育てや介護などによって働き方に制限がある方にも
いろんな制度を設けています。
例えばこの子育てについても最大小学校6年生まで、
更に希望すれば高校3年生(子供が18歳になるまで)時短勤務も取れるようにしています。
女性だけではなく男女ともです。

ただもちろん時短制度を取ることによって、その分給与が減ります。
どのような働き方をするかによっては、私は個人の自由だと思っているし、
たくさん働きたい、たくさんキャリアを積みたいと言う時期もあれば、
一旦今は家庭や子育てに専念したい、その分仕事をセーブしたいと言う働き方も
あると思います。

なのでそれを選ぶか選ばないかは個人次第。
そしてその分、当然給与は違います。

従来の平等主義から公平主義へ。
もう少しこの、公平な制度というのを強化していくために、
あと2~3年後を見据えて、今後どのような制度やどのような体制が良いのか?
勉強しながら進んでいきたいと思います。

追伸。
日曜日に姪っ子に誘われて、娘と私の母も一緒に
泉南のアスレチックパークに行って
バーベキューをした後、地上13メートルでアスレチックをしてきました。
娘はチキンなので、3m止まりでしたが…(笑)
90分があっという間に感じられるほど、たくさんたくさん全身を使って遊びました。
なので若干筋肉痛の今日ですが、ものすごくリフレッシュして
新たな鋭気を養いました!
今日から1週間研修三昧!また頑張りたいと思います。

超戦力の女性営業パーソン!

出張からの帰り、夜に御堂筋を車で通るんですが、
御堂筋のライトアップを見ると、
冬が近づいてきたなぁと感じる今日この頃です。

秋らしい日もあれば、もう冬じゃない?と思う位寒い日もあって、
寒暖差が激しい今日この頃、皆さん体調など崩していませんか?

私は毎日元気に!いろんなところで研修をさせていただいております。
先日とある会社で女性の社員の方々へのキャリア研修(宿泊研修)を実施させていただきました。
宿泊研修の醍醐味、懇親会でも個別に色んな方とお話させて頂き
楽しい2日間を過ごさせて頂きました。
この会社様は8年ほど前から各階層別研修などを実施させていただいており、
参加者の約半分近くが過去何らかの研修でお会いした方々でした。
皆さんとっても成長されていて、お顔付きが凛々しくなっていて、
それを見るだけで嬉しくなった山口です。

さて、今回の研修は営業を中心とした女性社員の方々でしたので、
プログラムの1つに営業研修がありました。
よく営業研修でお伝えするんですが、
営業で1番大事なのはヒアリングです。

課題解決型営業でなければ顧客満足を得ることもできないし、
当然単価も高くならない、長期的な取引もできません。
ですから説明をする、説得をするスタイルではなく、
お客様の課題を解決するスタイルの営業でなければいけないわけです。

これ、ヒアリング営業と言われるものなんですが、
当然ベースとなるのは傾聴力です。
傾聴するために最も必要なのは共感をすることですね。

このメルマガで何度もお伝えをしているんですが、
女性脳は共感。男性脳は課題解決脳。
遺伝子学的に女性は女性脳になる、男性は男性脳になるのではなく、
それぞれの思い込みから、女性は女性脳になる人が多く、男性は男性脳になる人が多い
というのも何度かお伝えさせていただいてるかと思います。

一般的に女性の方が男性よりもはるかに共感能力が高く、傾聴力が高いんですね。
管理職研修などでもお伝えしていますが、
管理職に必須なスキル、コーチングスキルは傾聴力がベースとなりますので、
今の、そしてこれからの管理職に、女性もとっても向いています。

そして管理職だけではなく、営業としても女性はとっても向いているし、
とっても優秀なんですね。
今回限られた時間の中での研修で、いろんなプログラムを組み込んでいたので、
この営業力強化にかける時間は約1時間少し。
1時間ちょっとでどこまでできるかな?と思いながらの研修でしたが、
なんとほぼすべての方がパーフェクトに近いまでの
ヒアリング営業スキルを取得することが出来ていました。

これ、実は男性がやると…平均1日もしくは2日間かかってトレーニングして
おそらくその半分程度しかできないというのが一般的です。
これは私の感覚値ですが、男性が全くできないということではなく
トレーニングをしてもできるようになっていくスキルなんですけれども、
女性はもともと共感をする力がとっても高いので、
1番難解な障壁となる「共感をする」がもう最初からできている状態なんですね。
ですから少しそこに、質問スキルを加えるだけで出来るようになっていくんです。

オブザーバーとして見ていらっしゃった、
営業の本部長や他の部長の方々も…
「女性社員!!優秀だよね!!男性よりもはるかに優秀だよ。強力な戦力だ!!」
と言うふうにとっても喜んでいらっしゃいました。

この会社様、8年前からいろんな研修をさせていただいております。
8年前は、まだまだ女性の社員が少なく、
特に女性の営業がいない状態からスタートでした。
業界的にも女性の営業が少ない業界だったので、
本当に女性に営業できるのか?というような不安もあったようですが、
この8年間で大きくそれは変わっています。

実際に今の女性社員の営業の方々が既にもう実績を出されており、
「女性の営業ってほんと優秀だよね」のスタンスが出来上がってきたように思います。
当たり前のように、今の時代、男性女性と性別を区別する時代ではありません。
性別ではなく、各個人それぞれの特性などよって
向き不向きは多少あるかと思いますが、
一昔前の「営業は男性だよね」という概念はもう既にないと思います。

彼女たちのとっても優秀な営業ロールプレイングを見ていて、
私自身も本当に嬉しくなりました。
これからも、営業だけれはなく、いろんな場面で活躍していって欲しいなぁと
最大級のエールを送った2日間でした。

受験勉強、終了で思うこと

先週、娘の中学入試のプレテストが終わりました。
そしてその後、学校で進路に向けての懇談も行っていただきました。

中学入試が大変なので、上に中高がついている小学校に行っています。
ですので、中学入試といっても…
外部の中学校を受けるのではなく、
そのままエスカレーターで併設中学校に行くことになるんですが、
併設している中学校が2つあり、
そのどちらに行くかは成績によって決まります。

1つは国公立大学を中心とした難関校を目指している進学中高。
学校内の成績、五木模試テストの成績、プレテストの成績で
基準点以上で内定がもらえます。

もう一つは国公立に進学する人もいるんですが、
多くは私立の大学に行く(指定校推薦が多い)中高です。
こちらについては、よっぽどのことがない限り
希望すれば内定がもらえます。

私としては将来のことも考え、
国公立大学に多く行っている進学中学校のほうに進学してほしいと思って、
小学校4年生の後半からその対策として塾にも行っているし、
娘にもそっちの中学校のほうがいいよ、と水を向けていました。

娘もその中学校内定に向けて、勉強は頑張っていたんですが…
どうも勉強はとっても嫌いなようです。
一応塾には行ってるんですが、全然焦ってないし、
がむしゃらにしている感じもない。

親としては腹立たしいなぁと思いつつも、
自分で考えて出来るように。。。
中学校の方を見に連れて行ったり、いろんな話をしたりしてきました。

そしてテストの結果…散々たるものでした。
そこで娘と先週1度話し合いを持ちました。

学校からの内定は進学校のほうはもらえなかったけど、
これからまた1月の本番試験まで、もう一度気を入れ直して、頑張って、
チャレンジをする手もあるよ。
もしくは、もうここで受験勉強やめて、もう一つの中学校に行く方法もあるよ。
どうする??どうしたい??と本人に聞きました。

本人もテストの結果が散々だったので、
その結果を目の当たりにして落ち込んでいました。
(手ごたえがかなり悪かったので、結果は分かってたんですが、
いざその結果を目にして、さすがにショックのようでした。)
たった10秒位!!!
たった10秒位、ちゅんと落ち込んでいたんですが、
10秒後には笑顔になって、
「こっちの中学校にする。もう受験勉強はやらない!」と返事が返ってきました。
やっぱり!!予想通りです。

もう一度私は、大学受験のことだったり、
その学校のことをいろいろ話をしたんですけれども
娘は頑として聞きません。

残りの小学校生活を受験勉強じゃなく、イベントもいっぱいあるし、
思いっきり楽しみたい。
こっちの中学校に行っても、学校の勉強ちゃんとやってたら、
指定校推薦でいろんな私立の大学にも行けるし、
国公立大学に別に行きたいって今思ってるわけでもないから
それはその時、また行きたいと思ったら頑張る。
と言う返事が返ってきました。

その話を懇談で先生にもお伝えすると、
「●●さんっぽいですね。立ち直りが早いのは素晴らしいんですよ。
しっかり切り替えられて。
どちらの中学を選んでもきっと彼女なら自分で道を作っていきますよ。」と。

プレテストが終わって1週間。
久しぶりに塾もない、受験勉強もない土日を迎えました。
まぁとっても楽しそうなこと!!終始ずっと笑顔です。

今までは塾の時間に追われたり、塾の宿題に追われたり…だったんですが、
心おきなく気の向くまま昼寝ができる!1日中絵を描く!と満喫しております。

切り替えが早い。
何事にもポジティブ思考。
は娘の長所なんですが、親としては、もうちょい頑張れよ、とか
ここまでせっかく頑張ったのに、、、という気持ちがあるわけです。

そこで再度この土日に、もう一度話をしてみました。
今まで2年間塾も通って、受験勉強してきたのに
この2年もったいなくない??と聞くと、
「ママ。勉強するのに無駄な事はないんだよ。
きっとどっかで役に立つよ。いい経験したわー。」と答えが返ってきました。

娘の人生なので、親としては、
娘がなるべく自分の希望するところに行けるように(出来るように)
環境を整えたり話をしていくしかありません。
やるのは本人なので、本人の意思が大事になります。

なので今まで私は、無理矢理何かをさせるのではなく、
本人の意思を大事にして、いろんな選択を自分で出来るように、としてきたんですが
そのおかげがあってか、中学進路も自分で決めることもできたし、
切り替えも自分でうまく出来てると思います。
まぁその辺は良かったなぁと思う半面、
ここまで来て途中で諦めるのか??
もうちょっと本気出せよ、と思うところでもあります。

娘曰く、
いつもいつも全力投球するんじゃなく、
普段は6割位の力で、ここって時に8割出す、らしいです。
ここぞ!ってときには120パーじゃないのか?と思うんですが、
そこは令和世代なんでしょうね。
100%出したら疲れるやん、しんどいやん、
次の日30%になってしまう!!と返ってきます。
なので、今回も普段は6割、ここぞは8割で受験勉強したようです。

私は普段100%、ここぞは120%やろ!!と思うんですが…
いつになったら、100%出るねん、と…
普段6割で、本番100%出るわけないやん。
これでいいのか??大丈夫か??と少し納得のいかない母です。

視座を高める

先日、毎年研修をさせていただいている企業様にて、
女性社員の方々のステップアップ研修を行いました。
このステップアップ研修は、過去女性活躍推進施策として、
キャリアデザイン研修を受講された方々で、
かつ希望された方々が対象になります。
ご自身で希望して研修を受けられているので、
皆さんとっても前向きだし、とっても意欲的だし
とっても学ぼうとする姿勢がすごく感じられました。

ディスカッションにおいても、時間ギリギリまで深めていったり、
いろんな方向性で考えたりという場面が随所に見られて、
私もとっても嬉しくなりました。

今回の研修の1つのゴールは「視座を高める」ことです。
この視座を高めるっていうのは、実はすごく難しいことだなぁ…、と。
私自身も振り返りながら研修をしていました。

どうしてもその時その時の役割や状況があって、
自分の立場で、見えている中で、課題解決を図ろうとしていくんですが。。。

私も昔上司に報告したところ…
「それで足りるの?」
「それだけでいいの?」って
よく言われたことを思い出しました。

上司の視点から見ると、
1つの事象の奥にある課題というのはたくさんあって、
当時の私には見えていない課題がたくさんあるんです。

例えば…
今回Aの事象だけなんだけれども、それってBにも関係するかも…だったり
こういう状態だったらCって今どうなってんの?ってことです。
これは広い視野を持つこと、物事の本質を極める、両方のスキルが必要になります。

今回の研修では、例題を踏まえて考えていただくプログラムを実施しました。
皆さん最初はなかなか難しい…と悩んでいらっしゃいました。
やっぱり自分だったらこれしか出てこない、と沈黙する場面もありましたが
その時にこんな提議をしてくださった方がいます。

これって課長ってどうするんでしょうね?
うちの課長だったらこういうこと言わないかなぁ?
同じようなことがあったときに課長にここも追加して見といて!
って言われました。

すると、確かに!っていっぱい色んな意見が出てきます。
ナイス提議です!!
もしこれが課長だったらどうするだろう?
部長だったらどうするだろう?
という視点を持つことが視座を高める近道になります。

皆さん今回例題を通じて…
自分自身が直面している事象において、
その時見えていなかった課題が、1つ視座を高めることで
より多くの課題が多くあることに気づいていきます。

これが物事の本質を極めるということなんですね。
今回の研修、皆さんとっても意欲的なので、
私自身も「もう終了?」と言う位
あっという間に時間が過ぎた研修でした。
次回の研修が楽しみです!

最後の運動会

昨日は娘の運動会。
小学校6年生なので、小学校最後の運動会になりました。
最近いろんな小学校の行事には
いつも最後の、最後の、というコメントがついてきています。

6年生は恒例の組み立て体操に挑戦をしました。
練習の時からも、その話が多く
ブリッジができないとか、
逆立ちができないとか、
バランスが取りにくい
というのをよく言ってたんですけれども、
昨日の本番ではちゃんと上手にできていました。

今年の運動会は、朝から6学年揃って、5年ぶりの運動会になりました。
小学校1年の時にこのような全学年合わせての運動会はしたんですが、
2年生から5年生までは半分に分かれてのコロナ下での運動会でした。

ですので、今回の児童宣誓も
当たり前にできていることに感謝しつつ、
当たり前の運動会を全力で楽しむ
と盛り込まれていました。

つい先日入学したのに、あっという間にもう6年。
いろんな行事が、最後の、最後の、のコメントであるように、
私自身も、もうそんなに経ったのか…6年って早いなぁ。。。
もう卒業だな。。。と感慨深いものになります。

この6年間でできるようになったこと、成長したこと
がとても多いなぁと感じます。
小学校1年の時とは少し違った一面も出てきました。

1年生のときにはもっと甘えただったり
口答えもあまりせず可愛いなぁと思うところも
たくさんあったんですけれども、、、
最近ではやはり思春期の女の子!!

あぁ言えば、こう言う。
大人顔負けの口調で話す。
偉そうに言う。
なんて言うことも増えました。
でもそれも1つの成長だなぁと思うし、
6年ってずいぶん変わるなぁとも感じます。

いつも思うんですが、子供の成長を見ていると、
できないことってないんだよなぁと感じます。
どうしても大人になると苦手なことを避けがちだし、
もうできないって諦めてしまうことも多いかと思うんですが、
子どもの6年間を見ていると、
実はやってみたら結構得意だったということや
好きじゃないと思ってたのに、やってみたら好きになった
もたくさんあります。

私たち大人も子供の成長を見て、負けてられないなぁと思う今日この頃です。
成せばなる!
私たちも色んなチャレンジをして、もっともっと負けない成長をしていかないと!
と感じた1日でした。

気付くと変わる

先日、新卒で入社した会社の先輩と飲みに行ってきました。
有難いことに、退職してからも、1年に1度くらい、
定期的にいつもいつもお気遣い頂いて、
楽しくご馳走して頂いてます(笑)

この先輩、4歳上の男性の先輩なんですが、
昔から、ほんといい方なんです。
とても穏やか。いつもテンションが同じなんです。
だから怒ることも、声を荒げることもありません。
でも、そう聞くと冷静沈着でクールなイメージでしょう??

実は3分に1回くらいの高頻度で、おやじギャグ連発です。
私は今でもこのおやじギャグが大好きです。
しかも、かなり張り詰めた状態とか、
数字厳しいよねってピリピリしているときにも
おやじギャグを言ってくれてたので、
すごく救われたな、という思い出がたくさんあります。

皆さんご存じのように…私はこんな性格ですし
なんなら若い時にはもっともっとトゲトゲしていたので
超生意気な新人でした。
そんな生意気な新人に教え、暴走しそうになったら上手にコントロールしてくれた
超稀有な存在の先輩です。

よくこの先輩は周りから
「山口の相手出来るのは、お前くらいやー」って
言われてたくらい、私にとっては本当に有難い存在でした。

多分この先輩は無意識にされていたので、
きっと覚えてないと思いますが、
私にとっては忘れられないエピソードがあります。

何度も言いますが…私は超生意気新人で、
しかも会社の風土として、ザ昭和。
売上至上主義でしたので、数字上げてる人がいわば発言権も影響力も持っている。
逆に言うと、売上未達の人は、何も言えない、です。

有難いことに、営業はよく出来ていたので
遠慮なしに発言しても、結構聞き入れてもらえたし
それもあって、更に更に天狗さん!になっていた時期もあったと思います。

当然少し上の先輩(数字の上がってない)からは
陰口を言われるわけです。
妬みひがみだと思ってるし、元来人の意見にはあまり左右されない人間なので
私は落ち込んでもいないし、気にもしていなかったんですが
トゲトゲ山口ですから、言い返さないと腹立つわけです。
当然関係はもっと悪くなりますよね。

その時に先輩から教えてもらったことは
「どうせ1割の人には絶対嫌われるねん。
だけど、わざわざ自分から敵を作る必要はないで。」です。

それまで私は勝気な性格、そしてトゲトゲ、なので
勝たないと!が先行していて、
言われたら言い返す!だったんです。
でもやり過ごすことが、自分のためにもいいことなんだ、と
すごく納得できました。

私も、その頃から、言いたい人には言わせとこ。
わざわざそこに反応する必要ないし、
その時間も労力も気持ちも無駄やわ、と思うようになりました。

きっとこんなことを言ったとは覚えてないと思います。
だって、先日も同じような話をしてはったので(笑)
面白いから、その時には言わずに…おきました!
きっとこのメルマガを見て、俺や!!と思っていらっしゃると思います!

そんな素敵な先輩とこうして今でも飲んで楽しく話ができることが
本当に有難いし、今でも色々気づかせてくださる。
楽しい、オモロイ飲み会でした!