分かりやすく伝える力

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先日ある企業様での若手向け研修を実施してきました。
今回のテーマは、「分かりやすく伝える力」です。
ロジカルシンキングもコミュニケーションも両方必要になります。
ワークもトレーニングも盛沢山でかなりの練習をして頂きました。

分かりやすく伝える具体的なスキルを学ぶと
比較的伝えることについては出来るようになってきました。
やっぱり若いと、すぐに素直に取り入れてくれるので
出来るようになるのも早いですね。

ただ、かなり苦戦したのが、
難解な文章を読んでまとめて、それを分かりやすく伝えるという複合したもの。

「なんか国語の授業やってるみたい…」「こんな長い文章分からない…」
「知らない言葉もいっぱい出て来て分かりにくい…」
「昔から国語嫌いなんよね…」

そう、分かりやすく伝えるには、当然その前に正しく理解することが必要です。
普段使わない言葉・長い文章・知らない内容
が出てくると、理解はしにくくなります。
そこに文脈を読み解き、想像しながら、読み解くスキルも必要です。

昨今では本を読む若者も少なくなり、動画に移行してきています。
マニュアルを読んでも理解できない社員が増えたので
マニュアルは動画で覚える、という会社もたくさんあります。

昔、この授業って将来何の役に立つんだろう?
意味ある?これ勉強して、って思ってましたが意味はあるんです!(笑)

正しく理解すること。想像力を働かせること。
相手に伝わるように相手に合わせて言葉を選ぶこと

これって国語の授業で学んでましたよね。
社会人でも必要なスキルですし
ビジネスだけではなく、当然私生活でも必要なスキルなんです。

動画を見てしまうと、理解は出来るけど想像力は働きにくくなります。
だから、本を読みましょうね、と研修でもお伝えしてきました。

特に今回は若手の方々だったので、
普段はLINEで単語か絵文字、スタンプばかり。
きちんとした文章を久しぶりに書いた!という人もいました。

確かにLINEやチャットは便利ですし
スタンプや絵文字は文字よりも楽に簡単に伝わります。
でもそれに慣れ過ぎて楽をし過ぎると
きちんとした文章を書けなくなってしまいます。
(もしくはすごく時間が掛かる…)

ビジネスでもメールが主なツールとなり
文章を書く機会はむしろ電話中心の以前よりも増えています。
だからこそ、分かりやすく書く、伝える力というのは
以前よりもより重要になってきていると思います。

本を読むのも嫌い、国語が一番苦手
長い文章を見るだけで嫌気がする
と言っている娘に対して、これはマジでやばいと
感じている山口でした。

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