さてさて今日は先日のお客様との商談で感じたことを。
実はプライベートでもこう感じることですが。。。
ハラスメントって昭和(昔)は良かったのに、最近になって言われるようになって…。昔は良かったよね、と言われますが。。。
そんなことはないんです。
昔も今も、ハラスメントはだめですし、良いという時代は過去ありません。
でも昔は「ハラスメント」という言葉もなかったし
ハラスメント対策委員なんて機関も組織内にはなかったんですよね。
ただ、なかっただけで、良いということはないんです。
だってハラスメントは「いじめ、嫌がらせ」ですから
太古の昔からそれが良いなんてことはなかったんです。
私の敬愛する西郷さんも坂本竜馬さんも子供のころからこんな風な教えを受けています。
「強いものは弱いものを助けるための強さである」
「権力や権限は弱いもの乃ために使わなくてはいけない」
これ、組織の中で言うと、権限のある者=上司は
弱い立場にある人たちを助けるためにその権限を使うべきものなんです。
決してその権限、権力を盾に、弱い立場にある人に対して
意図があろうがなかろうが、いじめ、嫌がらせをしてはいけないんです。
そしてもう1つ。
最近の子はメンタル弱くて困るよね。
このくらい昔は耐えてたのに、最近の子がメンタル弱いからハラスメントが
これほど言われるようになったんだ、と。
これも違います。
メンタルの強さ弱さなんてものは昔も今もそう変わらないと思います。
人ですから誰でも傷つくし、誰でも凹みます。
1つ異なることと言えば「理不尽なことに対して慣れているかどうか」の違いです。
確かに一昔前は「理不尽なことが多かった時代」でもありますから
またか。。。と慣れていただけです。
今は学校生活の中で、クラブ活動の中で、家庭内で
理不尽なことは確かに昔に比べると少なくなっています(亡くなったわけではありません)。
だから社会に出たときに、この慣れていない理不尽なことに直面して
驚くことも多いと思いますが、慣れていないだけで
メンタルが弱いということではないと思うんですよね。
メンタルが弱い=人間的に成熟していない
ような感覚で最近の若い子はメンタル弱いよね、という方もいらっしゃいますが
決してその方式は当てはまりません。
私個人的には理不尽なことが少ない世の中になったということは
日本が世界が、より文明社会になったことで、とってもいいことだと思うし、
西郷さんや竜馬さんの教えの通り、
上司が部下にハラスメントをするのではなく
彼らの味方になり、彼らをサポートしていく方が
正しい強さの使い方だと思います。
と、先日お客様と商談しながら、そうだよねーと
西郷さんや竜馬さんのを思い出してました。
やっぱり偉人ってすごいよね!!