デジタルコミュニケーションの盲点

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東京で対面でのセルフマネジメント研修を実施してきました。

実はこの会社様、
4年前に管理職マネジメント研修をさせて頂き、
今回はグループ会社様での
セルフマネジメント研修をご依頼頂きました。

4年前に研修を受けられた方がオブザーバーで来られていて、
お久しぶりにお会いすることに。

嬉しいことに研修内容覚えて頂いてたんです!

「研修内容もですけど、罰ゲーム、めちゃくちゃ覚えてますよ!僕は〇〇役でした!」と。

やっぱり自分で体験したことは忘れない!!

すごく細かく鮮明に覚えてくださっていました。

有り難いですね。嬉しくなりました。

「普段特に職種が異なると、
メールやチャットでのコミュニケーションが主流で。
単純にお互いの肉声が聞けるってだけでいいですよね。
やっぱり顔を見て肉声を聴くと伝わるものが違いますよね。」

今の時代を象徴している感想だなぁと感じます。

やっぱり顔を見て話すと伝わることも、
メールやチャットでは伝わらないことも多い。

違う風に取られてしまうこともある。

これ、話し手側の問題も多いけど、受け手側の問題もある。

変に裏読みしてしまったり、勘繰ってしまったりもします。

ふと…別の会社様での研修ディスカッションで
面白い気付きがあったのを思い出しました。

普段仕事を依頼しても、快く受けてくれない。

仕事がパンパンで、自分が1番忙しく仕事量が多く、
と言った言葉をよく使うAさん。

Aさんは確かにキャリアも長く、仕事もよく出来る。

ただ、自分が1番!というアピールがすごい。

周囲の人もそれに辟易しているところもあり…

でも本人だけは「だって事実ですから」というスタンス。

上司の方もここさえ直れば、と普段から悩んでいらっしゃいます。

先日、Aさんが出張だったので、他のメンバーが
Aさんに確認して欲しい資料をチャットで頼みました。

「出張中ですので、戻ってから明日でいいので確認してください。」と。

するとAさんから
「明日は明日で仕事が詰まっていて忙しいんだよね、
だから新幹線で確認しました。今日は疲れましたよ。」
という返事が。。。

この返事を見て、
「これって…何が言いたいの??
忙しいってことをアピールしたいの?
疲れてるってアピールしてるの??
私だって忙しいのに!」
と感じたそうです。

もし顔を見てこの返事をもらっていたら、
受け取るニュアンスが異なっていたかもしれない、
とディスカッションで気付いたそうです。

受け止めすぎて、腹が立ったりとストレスを抱えていたな、と。

普段からのAさんへの印象や思っていること。
(今回の場合はアピールしてる!という普段からの印象)

これが思い込みや偏見というバイアスになっているんですね。

もちろんAさんの普段の姿勢や言葉にも問題は大いにあります。

でも受け手側もバイアスがかかっていることも事実。

特に顔を見ないメールやチャットでは、
このバイアスがダイレクトに影響されてしまう。

要は非言語である声のトーン、
強弱、表情や声色が全然見えないからなんです。

だからこそ、メールやチャットでは
「この文面どう取られるかな?」
と受け手側を意識しなければいけない。

当然ですが、愚痴や不満、自慢といった文章は即刻辞めたほうがいい。

(口頭でのコミュニケーションもそうですが…時間と労力、気持ちの無駄です。
でも人間だからそう思いきれるものでもない。。。分かります。)

また受け手側もそのまま受け取るのではなく、
ある意味「流す」くらいの気持ちで受け取った方がいい。

重要な仕事の内容はしっかり受け止めなければいけませんが
口頭でのコミュニケーションと違い、文面でのコミュニケーションを
そのまま同じように受け取っていたら、それこそストレス過多になります。

しんどいこと、この上ない(笑)

特に若手Z世代はデジタルネイティブ。

メールやチャットを口頭でのコミュニケーションと
同じように、もしくはそれ以上に使います。

話す方も受ける方も、このバイアスを理解して
「これは流した方がいいな」という感覚を持たなければ、
それこそ心が持ちません。

特に送る側は
「そういう要らないストレスを相手に与えてしまうかもしれない」
という意識を持った方がベター。

私も仕事上、メールもチャットもよく使いますが…
口頭でのコミュニケーションと違って、
文字として残るコミュニケーションは必要以上に気を遣います。

これって本当にこの言葉で大丈夫?

こうゆう風に取られたりしない??

便利なデジタルコミュニケーション。

でも使い方を間違えると大きなトラブルに。

私も気をつけなきゃと改めて感じました。

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