先日公開セミナーにてハラスメントセミナーを行いました。
その時にご質問。
「過去ハラスメントの勧告を行なったことがある人が
またハラスメントをやっている。。。
どうしたら止めることが出来るんでしょうか??」
いるいる。。。
何度言っても治らない人。
多くの人は
「自分のやっていることがハラスメントだと思っていなかった」と、
いわゆる知らないことで起こしてしまいます。
しかし、これは知識が入ることで是正されます。
しかし今回のご相談者のように、
勧告をしても治らないケースは、
残念ながらこの先も治る可能性は低く
対処法として避けるしかありません。
会社としては、次に起こしたら減俸、
また次に起こしたら退職勧告といった方法を教えて
取らざるを得ないところが多いのです。
もちろん専門的治療と治す土壌のある環境下にあると
徐々に時間は掛かるけれども
改善していく場合もあるそうですが、その可能性は結構低い。。。
何故か?
先日読んだ本に「納得!!」と思う記述がありました。
「何かの弾みで1度だけいじめをする人はいない。
いじめをしている人は多くの場合し続ける。」
そうです。
というもの、いじめる側に色んな問題があるからです。
いじめる、ということも度合いはありますが
例えば、ゴシップネタに対してネガティヴ投稿をしたり
所謂コロナ禍の自警警察もその1つです。
「その一言、言う必要ある?」
といったトドメの一言を
言ってしまう、これもその1つです。
ハラスメントをするタイプは大きく分けて3つのタイプ。
すぐキレる、感情のコントロールができないタイプ。
腹が立つと怒りが抑え切れず、
大勢の人がいようが会議だろうが、
感情を抑えられず、言動に出てしまうタイプ。
自己愛が非常に強く、自分のやっていることが
正しいと思い込んでいるタイプ。
前述した自警警察もこのタイプ。
また何度勧告を受けたり、注意を受けても治らないのも
自分がやっていることが正義だと思っているから。
部下を育てている、甘えを正している、
と言ったように自分の正義を正しいと思い込んでいます。
最後に、他人の痛みを快感に感じるタイプ。
行き過ぎると所謂社会変質者や精神疾患になりますが
そこまでいかなくても、ゴシップネタに反応して
ネガティヴコメント残したり、というのもこのタイプ。
恐ろしいことに2つ、3つの複合型も多い。
どのタイプも共通して、
他人の気持ちを思いやれない、
があります。
他人の気持ちよりも、
自分の気持ちを最優先させてしまうから、
ハラスメントは起こるんです。
だから組織として必要なことがあります。
こうゆうハラスメントを繰り返す人
(ハラスメントまではいかなくても組織の和を乱す、火種を作る人)は
残念ながら改善することはかなり難しい。
だからこそ、組織全体で「起こさない環境」を作ること。
みんながハラスメントを見ないふりするのを
やめること、がものすごく重要になってくるんです。