先日1on1面談の研修を実施させて頂きました。
1on1面談って言うと、キチンと課題を明確にし、その原因を考えて解決策をいくつか提示し、選択させる。
そして行動目標を設定する、というのが一般的ですが…。
実はこの面談の仕方では、
モチベーションがどんどん下がる方のほうが圧倒的に多いわけです。
そもそも、ほとんどの人は自分の課題とか、出来ていないとことか
自分でちゃんとわかっているんです。
それを面談で言われても、「そうだよね」と納得はするものの、
「よし!明日からまた頑張ろう!!」と心底思うのか?なんですよね。
ですので、弊社の研修では「出来ているところにフォーカスしよう」
という面談の仕方です。
「これも出来ているよね」
「これは出来るようになったよね」
からスタートし、
「なんで、今回はこれがうまくいったんだろう?」
「うまくいった時に共通していたことって何だろう?」
と出来ている理由や努力、そのプロセスを掘り下げて聴いていきます。
と、研修内でこのロジック、やり方を
レクチャーした後にロールプレイングをするんですが、
皆さん、ここがめちゃくちゃ苦戦するんです(笑)
というのも普段から課題を見つけて追及する、
という考え方が染みついてしまっているんですよね。
自分自身のことも、出来ているところに目を向けることよりも
出来ていないところ、課題を常に探す姿勢が染みついてしまっているんです。
これってね、自分に対しても、ものすごいストレスだと思うんです。
もちろん課題を見つけて解決することも大事な1つのスキルではあるんですが、
同じくらいに、いいところ、うまくいったこと、成長したことを見つけるスキルも必要です。
日本の社会においてはこの
「いいところを見つける」
「成長したところを見つける」
ことが少ない気がします。
日本人は謙虚、というのも、その理由の1つかもしれません。
「今日私、これ頑張った!」
「今日私、ここ上手くいった!」
という風に、自分を肯定していく癖を付けていくと、
自己肯定感も上がるし、ストレスを感じにくくなっていきます。
今日は是非、自分を認める、自分を褒めてあげる日にしてみてくださいね。