マネジメント

【管理職以上におススメ】ルフィの仲間力(安田雪著)

ここ最近、お客様にも、社員にも、

「おすすめの書籍って何ですか?」と聞かれることも多く、

これまで自分自身のメモ程度にfacebookに掲載していたものを

書籍レビューとして、ブログに掲載していくことにしました。

何の本が面白いの?読みやすい本って何?

とお困りの方は参考程度に是非どうぞ!

ということで、今日のおすすめの1冊は…

「ルフィの仲間力」安田雪さん著作(PHP文庫)です。

第1章 仲間関係に欠かせないもの

第2章 仲間を集める力

第3章 仲間と助け合う力

第4章 仲間を信頼する力

第5章 仲間と成長する力

書き下ろし 仲間と乗り越える力

という内容ですが、全体を通して、

サーバントリーダーシップがよく分かる1冊になっています。

大きな夢を掲げる、これはビジョナリーな考え方を書いていますし

基本的に、皆を巻き込み、皆で大きな夢を追いかけ

そして仲間を支え、共に成長する、その方法論がよく分かる1冊です。

しかし方法論と言っても、いわゆるhow to本ではなく

考え方を主軸に書いてあるので、すごくスーッと内容が入ってきやすい1冊です。

私が最も心に残った一節に…

「仲間を集めようとしても、仲間は作れない」という一節があります。

ここはすごく共感できます。

そう、人は大きな夢を描く人に憧れ、そして自分自身もその軸になりたいと思うものです。

ルフィはキャラクターや得意分野の異なる仲間を

「海賊王になる」という大きな夢を説き、1つの家族となっていきます。

またドラゴンボールとワンピースの違い(時代背景によるもの)や

なぜ老若男女がワンピースに惹かれ、自分自身をキャラクターに置き換え

ルフィに憧れるのか?そのあたりの心理状態もしっかり書いてあるので

すごく納得性が高く、今の時代に求められるリーダーシップとは何か?

を学べる1冊だと思います。

ワンピースだ大好きな人も、内容を知らない人も

スーッと入ってきやすい1冊になっています。

本質的課題を見出すこと

今日は昨年度実施のマネジメント研修の、1年後のフォローアップ研修でした。

今日の大きなプログラムは、コーチングとロジカルシンキング。

その中でも、ロジカルシンキングについては机上の空論ではなく

事前宿題で「現場の100の課題」を抽出し、

それを研修で体系化する、図解化する、文章化する。

そしてそれに対する対策(いわゆるPDCAサイクルのP)を設計する。

というのを実施しました。

その際に「目に見えている課題(顕在課題)」ではなく

その奥に潜んでいる「目に見えない課題(潜在課題)」を見出す。

ことに時間を掛け、ディスカッションしてもらいました。

ここに皆さん、苦戦苦戦!!!(笑)

というのも、これまでの職務の中で「AだからB」という

いわば一問一答のような課題解決を現場では行っているので

単純に慣れてない!

もっと言うと、自分たちで「新しいことを考える」ことに慣れてないんですね。

ただ、最終的には悪戦苦闘しながらも、何かつかめているような感覚を

持って頂きました。

いい本質的課題を見つけられたな、ってチームも出てきました。

この「自分で考える」こと。ものすごく大事ですね。

というのも、これまでは、ある程度の範囲の(想定できる範囲の)仕事であり

想定されている時代だったからなんです。

いわゆる先例があるんですね。

ところが、今の時代、これからの時代は「想定外の時代」になるんです。

自分たちの経験、知識を集結し、新たな知恵を出し、

そしてそれをかなり早いスピードでやっていかないといけない時代に

もうとっくに突入してるんです。

そうゆう時代になったことを、上司がどこまで危機感を持って

部下を育てられているのか?です。

悲惨なのは、そんな危機感のない上司に育てられた部下たち。

彼らが今後20年後、30年後、AIに替えられない人材になるのかどうか?

それは、あなたたち上司にかかってるんですよ!

是非、上司も危機感を持って、でもそんな時代をワクワク楽しみながら!

育成を楽しんでもらえたら、と思います。

言葉はそのままの現実になる。

今日はとあるお取引先様が来社してくれました。

彼は入社2年目の若手。先日当社の担当になったばかり。

引継ぎした当初から、「まだまだなんで…色々教えてください!」

と仰ってました。

最近の若者らしい、「ん??」というところも若干ある彼ですが

基本は真面目で一生懸命な子です。

そんな彼から、こんな一言。

「来期の目標数字が出てきて、新規数字が今期の1.5倍なんですよね。

どう考えても出来ないと思うんです。もうやる気が…」

私は、彼にとってはお客様。

それを私に言うか??(笑)

ですが、そこは最近の若者らしい一面なので、横に置いといて…。

「●●くん、言葉ってね。口に出したものがそのまま現実になるから

出来ない無理って思って言ってたら、そうなるよ。

出来る出来る!って思って言ってみ?出来るようになっていくから。

これまで私もずっと営業職ですし、数字に追われている職種です。

出来ない…無理やろぉ?と思ったことも何度もありますが

それでも、出来る!絶対できる!と口に出すことで

少しでも実現に向けた行動が取れるようになります。

また、口に出して言うことで、周りの期待値も変わってきます。

「あいつ、やるやる!っていってたよね??」

です。当然恥ずかしいから、やらないといけない。。。

目標設定やそのプランニングももちろん大事ですが

実際のやる行動については、結局のところ、自分との闘いでしかない。

だからどうやって自分を追い込んで、やる環境を自分で作るか?しかない。

当然上司はその目標設定、達成へのステップイメージ、想定される課題など

事前に部下と一緒になって、考え、適宜アドバイスも必要ですね。

これはいつもマネジメント研修で言っていることですが

ただ、もう一方で厳しい意見も言うと…

誰かに管理してもらうところから、1日でも早く脱しましょう。

特に営業職であれば、目標に行かないとき、辛いのはもちろんですが

あともうひと踏ん張り、と頑張るのも

もうこれでいっか…と諦めるのも、

結局は自分の意思1つです。

出来る出来る!この繰り返しが人を大きく成長させるです。

上司として、出来る出来る!と応援してあげることはもちろんですが

自分自身でも「私は出来る!出来る!」と自分を応援してあげましょう。