人材育成ノウハウ

期待値の伝え方

今週は台風情報に翻弄されている1週間ですね。
特に九州の方は、本当に気が気でないだろうし
大変だろうなぁと思います。
大きな被害がないように、祈るのみです。

私も今週予定していた出張が
おそらく新幹線止めるよね、
で事前にリスケになりました。

ただ予想していたよりもスピードが遅く
火曜日水曜日がかなり本州に近づくな、と思っていたのですが
実際には金曜日、土曜日とずれて、リスケの必要はなかったかも…
と今から思えばですが、天候のことなので、仕方ないですね。

このズレは娘にとっても同じようでして…
あわよくば火水2日間学校休みかも??って思ってたら
全然晴れてて(笑)
当然普通に学校があり、なんだよーってちょっと残念がってました(笑)
ただ、事前に「台風来ない場合もあるよ」「来ても大きさによるよ」
「もしかしたら週末になるかもよ」って会話も結構してたので
そっかー、天気だからもんねー
と残念がりながらも納得はしてました。

これって同じ事がよく現場のあるあるであるんですよね。
ここまでやってくれてるだろう、って思ってたものが
やってもらえてなかった時に
人は勝手にがっかりします。
中には、どうしてやってくれないの??と思う人もいるでしょう。

逆に、そこまでやってもらえると思っていなかったことを
やってくれていると、すごい!そこまでやってくれてたの?
と感動したりするわけです。

単純にこれって、相手の期待値を下回っているか、上回っているか
だけなんですが、
我々人間は、結構勝手に自分の基準が相手の基準と同じだと思ってしまっていて
これぐらい出来るだろう
こんなにやってくれるの?
と勝手に思っているわけです。

だからこそ、メンバーにはどのくらいの期待値を持っているのか?
を具体的に伝え続けることはとても大事です。
その際に「最低ここまで」「出来たらこのくらい」と
幅を持って伝えると、相手はその範囲の中で理解するので
最低ここまでは出来ないとダメよね
出来たらこのレベルまでするといいのね
とより理解度が進みます。

期待値を伝える際には「最低」と「最高」を両方伝える
を是非実践してみてくださいね。

やってみたら案外出来るもんです

今週は山梨、名古屋、大阪、山梨、大阪と
全国津々浦々飛び回っております山口です。
今まで乗ったことのない、特急しなの、とか、特急かいじ、とか色んな電車があるなぁと楽しんでおります。
特急のネーミングって面白いですよね(笑)

ここ数日の研修でアサーティブコミュニケーションを
する機会が多いんですが
これ、結構どの企業様でも苦手な方が多い。

※DESC
D⇒事実を描写する
E⇒気持ち・感情を言語化する
S⇒具体的な要求を伝える
C⇒自分が何をするのか伝え選択させる

このDESC法ですが、DとSは普段から皆さん普通にされてます。
事実を伝え、こうしてね、と要求を伝える。

EとCがかなり皆さん苦戦されます。
特にE。
自分の感情を言語化することが、やっぱり日本人はすごく苦手なんですね。
特に建設的にポジティブな表現をするのが
ちょっと恥ずかしい…みたいなこともよく聞きます。

やってもらえないと困る…
⇒やってくれたら嬉しい。

への変換がなかなか皆さん難しいようです。
ただ、これも訓練で出来るようになります。
私も昔はこのEが凄く苦手だったし、
なんなら、I視点の会話ではなく、YOU視点の会話が中心でした。

でもこれ意識次第で変わるんです。
なかなか私もプライベートではここまで出来るか?
というとそうではありません。

家の中では、今でもYOU視点会話だし、
感情的に言っちゃったりしますし、
傾聴も出来てないことも多々ですし
EとかCとか、出来ていないと思います。

しかし仕事では、かなり意識してやってきたので
すんなり出来るようになりましたし
おかげで感情的になることもほとんどありません。

アンガーマネジメントもそうですが、
DESC法で会話していくだけで
感情のコントロールが出来やすいです。

1日の研修を通じて、参加者の皆さんは
このDESC法やリフレーミング、レジリエンスと
色んなワークをしていくので
少しトレーニングされているわけです。

すると帰る頃には、「あれ、結構出来るかも…」とか
「思った以上に恥ずかしくないかも…」とか
になってます。

何事もやってみること。
出来ないとか、向かない、とかではなく
やってみると案外「出来るかも」に変わります。

研修の最後にお伝えしてますが、
やってみないと分からないこと
やってみたから分かること
が必ずあります。
やってみる、大事ですね。

仕事の仕組み

先日行った管理職研修でのディスカッションでこんな話題が出ました。

頑張ってるのに給与が上がらないって言われる…
仕事を割り振りすると…これやっても給与上がらないのに
やりたくないオーラを出される…
言ったことはやるけど最低限で、それ以上のプラスαがない…
確かに…
現場でよくある、あるあるですよね。


私も過去こういうことを何度も何度も言われました。
これですね、結構働く上でも、ビジネスそのものでも極めて当たり前のことなんですが…分かっていない人が多いです。

仕事ってまず対価なんです。
この仕事に対して、これだけの金額の価値があると思ってもらえるから
買ってもらえる。継続してもらえる。
例えばこの料理で1000円って価値あるよね、って思ってもらえるからリピートしてもらえる。
不味いな、とかサービス悪いな、これ1000円高いよね、って思われるともうお店には来てもらえないわけです。
言葉選ばずに言うと、お金を支払う人がその価値を決めるわけです。


頑張ってるのに給与が上がらないって言われる…
ですが
この頑張ってるって基準は本人基準なんです。
仕事はいつも他者評価。
他者からみて頑張ってるよね、が基準なんです。
その頑張り、価値があるよね、だと評価は上がるし
まだまだその価値には至ってないよね、だと現状維持か下がるわけです。
それを決めるのは、お金を支払っている経営者(大きな組織であれば上司の場合も)です。


仕事を割り振りすると…これやっても給与上がらないのに
やりたくないオーラを出される…
これ、意欲がないって思われるんです。
先ほどの働く上での価値って、「意欲×能力(スキル)」なんです。
やりたくないオーラ出されると、あぁ意欲ないよね…と思われます。


言ったことはやるけど最低限で、それ以上のプラスαがない…
これも意欲ないよね、と思われる1つ。
昔、私も上司から教えてもらいました。
期日の少し前に出しなさい
ちょっとだけ量を多く出しなさい(1つ出して、って言われたら3つ出せ、です)こうしたことが意欲を図る基準になっているんです。


意欲×能力(スキル)と書きましたが
能力は正直そんなに大きな差は最初はないと思っています。
仕事においてすごくIQがいる、とか
世紀の大発明をしなきゃいけない、とかなら話は別かもしれませんが一般的な職種では、最初にうちってそんなにスキルに差はないんです。
最初からかなりの差が付いているのが、この意欲。
そして意欲×能力は実績にダイレクトに出てきます。
意欲が高ければ、能力もおのずと上がってくるし
そしたら結果もちゃんと付いてくる。


そしてもう1つ大事なことは意欲×能力(スキル)<印象
なんです。
どれだけスキルが高くても、意欲があっても
結局は、あなたの印象ってなんなの?には負けるんです。


大事な仕事を任せたい
この難題を任せたい
チームを任せたい
色んな時に、頭に「よし!あの人に任せよう!」となるのは
どれだけ印象深く残っているか?です。


やりたくないオーラ出してるよね
プラスαないよね
いっつも最低限だけだよね
こんな印象ではダメなんです。


若手や新入社員研修ではこのあたりの話をよくしますが
実は指導する側も結構知らなかったり、
感覚的には分かってるんだけど、言語化出来ていない人も多いです。


さて、世間は来週から夏季休暇の企業様も多いと思います。
弊社も来週は夏季休暇を頂きます。
この時期に営業して頂いてるサービス業や医療関係などなど…いつも本当に頭が下がります。ありがとうございます。


ということで、夏季休暇は休みつつもたまってしまっている本を読みながらインプットの時間を増やしたいと思います。
皆様、暑い暑い今年ですが、素敵な夏季休暇をお過ごしください。

分かりやすく伝える力

先日ある企業様での若手向け研修を実施してきました。
今回のテーマは、「分かりやすく伝える力」です。
ロジカルシンキングもコミュニケーションも両方必要になります。
ワークもトレーニングも盛沢山でかなりの練習をして頂きました。

分かりやすく伝える具体的なスキルを学ぶと
比較的伝えることについては出来るようになってきました。
やっぱり若いと、すぐに素直に取り入れてくれるので
出来るようになるのも早いですね。

ただ、かなり苦戦したのが、
難解な文章を読んでまとめて、それを分かりやすく伝えるという複合したもの。

「なんか国語の授業やってるみたい…」「こんな長い文章分からない…」
「知らない言葉もいっぱい出て来て分かりにくい…」
「昔から国語嫌いなんよね…」

そう、分かりやすく伝えるには、当然その前に正しく理解することが必要です。
普段使わない言葉・長い文章・知らない内容
が出てくると、理解はしにくくなります。
そこに文脈を読み解き、想像しながら、読み解くスキルも必要です。

昨今では本を読む若者も少なくなり、動画に移行してきています。
マニュアルを読んでも理解できない社員が増えたので
マニュアルは動画で覚える、という会社もたくさんあります。

昔、この授業って将来何の役に立つんだろう?
意味ある?これ勉強して、って思ってましたが意味はあるんです!(笑)

正しく理解すること。想像力を働かせること。
相手に伝わるように相手に合わせて言葉を選ぶこと

これって国語の授業で学んでましたよね。
社会人でも必要なスキルですし
ビジネスだけではなく、当然私生活でも必要なスキルなんです。

動画を見てしまうと、理解は出来るけど想像力は働きにくくなります。
だから、本を読みましょうね、と研修でもお伝えしてきました。

特に今回は若手の方々だったので、
普段はLINEで単語か絵文字、スタンプばかり。
きちんとした文章を久しぶりに書いた!という人もいました。

確かにLINEやチャットは便利ですし
スタンプや絵文字は文字よりも楽に簡単に伝わります。
でもそれに慣れ過ぎて楽をし過ぎると
きちんとした文章を書けなくなってしまいます。
(もしくはすごく時間が掛かる…)

ビジネスでもメールが主なツールとなり
文章を書く機会はむしろ電話中心の以前よりも増えています。
だからこそ、分かりやすく書く、伝える力というのは
以前よりもより重要になってきていると思います。

本を読むのも嫌い、国語が一番苦手
長い文章を見るだけで嫌気がする
と言っている娘に対して、これはマジでやばいと
感じている山口でした。

なんておいしいネタ!!

2日間ある企業様でのハラスメント研修を実施させて頂きました。
世の中、色んな所でハラスメントという言葉が聞かれます。
政治の世界でも、企業の中でも
最近ではお客様からのカスタマーハラスメントも増えております。

で、その研修の帰り道、電車で帰っていると…
後ろの席の男性が…「おい!当たってるやろ!!何考えてるねん!!!」と
突然大きな声で怒鳴り始めました。

2人掛け席の通路側に男性が座っており
そこへ女性が奥の窓際の席に座ろうとしました。
(新幹線ではなく在来線です。指定席ではありません。)
多分女性の持っていた傘か何かが、男性に当たってしまった…。

女性が「あっ。すみません。」と言いましたが…
「痛いやろ!何してんねん。いい加減にしろや!!!」と
まだまだ怒鳴り声が続きます。
そしてその度に、女性が「すみません」と言ってるんですが
男性は怒鳴り続けます。しばらくして、言い切ったのか…静かになりました。

ハラスメント研修の帰りのタイミングで!!なんておいしいメルマガのネタ!!(笑)

さて、今回のケースですが、
もちろん男性側が悪い。というか…恥ずかしい、と思います。
いきなり怒鳴り声を響かせて、自分が正しいと正当化したかったんだろうと思いますが、その自分を客観的に見れていない。

私含め周囲の人は、もちろん嫌な気がしているし
不快感を明らかに持っている。
そして、大の大人が、おそらく傘か何かが足に当たったと思いますが
大声で怒鳴り散らすほどのことなのか???
その行為が結局自分を下げていることに気づいていない。

ハラスメント事案のご相談を頂くことも多々あり、
当事者は自分は間違っていない
自分は正しいと声高らかに正当化されますが
客観的に見たら、そうすればするほど自分を下げていってます。
ああ、残念な人、と思ってしまいます。

ただ今回のケース、この女性、「すみません」と言葉では言ってるけど
全然心がこもってなくて、すみませんの連呼なので
客観的に聞いていて、ああその言い方、人をイラつかせるな、と感じました。
だからと言って、彼女に怒鳴っていいわけでもないし
電車の中という公然の場で、大声で怒鳴り散らして
彼女に恥をかかせてしまうのは良くないし、
これ、間違いなくハラスメントに該当します。

今回考えさせられたのは、もちろん怒鳴る方が未熟だし子供だしハラスメントですが、でも言い方って本当に大事よね、ってことです。
自分の発する言葉、言い方、表情などが
相手にどういう影響を与え、どういう気持ちにさせるのか?
を客観的に考えてから、発しないと、結果自分に返ってきてしまう。
まさに、言葉は剣よりも強し、鋭し、ですね。

女性たちの成長

先日ある企業様での女性活躍推進関連の研修でした。
もう7-8年実施をさせて頂いておりますが
年々参加者の方々の成長ぶりがすごい!

思い起こせば、最初のころは
「私は女性だから…」といったご意見の方も多かったんですが
ここ数年、そういう傾向の方はかなり減ってきています。

これは社会的にも、この企業様内でも
男女平等、女性活躍が進んできていることがある意味良い原因であり
だからこそ、「女性だから…」といった発言が少なくなってきていると思います。

あるテーマディスカッションで、
今から15年後の自分を想像してください。
ただし、今の会社で働き続けています。
(職種、部署については変わってもOK)
自分のやりたいこと、なりたいこと、してみたいことが
全て全部できている状態です。
さぁ、どんな自分になっているでしょうか?というディスカッション。

今回はとってもアグレッシブ、エネルギッシュな方も多く
「もう15年後は自分のやりたいことをもっとやりたい、と思うので
社内の子会社制を活用して、会社を作ってもらって社長になってます!」だったり…
「少なくても課長代理、出来れば課長になって、周りから
おお!と言われるような人になっている」だったり…
「女性の営業で時短勤務者はまだまだ少ないので、
私が女性営業チームの責任者になっていて、時短勤務メンバーのチームだけど
売上は会社で一番のチームになっている」だったり…。

皆さん、とってもいい笑顔で15年後のありたい自分像を
なっている前提で自慢してくれました。
もうね、めちゃくちゃ嬉しいですよね!(笑)

本当にたった10年前には、そんな社会が出来るとは…私も思っていました。
だからこそ、無理だよね、ではなく
ではどうしたらそんな社会に近づけるか?を考え
色んな企業で「女性活躍推進」に関わる機会を頂き
私の想いを伝え、そして彼女たちのなりたい!を育む研修を実施させて頂きました。

そして気が付けば、それって別に不可能じゃない。
(すでにそれを実施している企業様も多くあります)
そんな社会になっていて、そこで着実に女性たちが育ってきて
社会貢献できる場がたくさん出来てきている。

一方で、まだまだそこまで出来ていない、という会社もたくさんあります。
うちの女性社員はそこまで意識高くない、という会社もたくさんあります。
でも確実に10年前よりも女性たちの意識も変わってきているし
組織も社会も確実に良い方向へ変わってきている。
全てではもちろんないですが、そこに少しでも関われて
少しでも自分が、当社が役に立てて、変わっていく一端を担えていることに
改めて嬉しいな、有難いなと感じた次第です。

もっともっと皆が働き続けたい組織へ、社会へ。
もっともっとイキイキワクワク生きる組織へ、社会へ。
頑張ろう!と気持ち新たにした研修でした!

躾のしなおし

この2週間、新入社員研修や、新入社員を育てる上司、メンターに向けての
研修を毎日連続で実施しております。
そこで、非常に強く強く感じること。
やっぱり躾って、ものすごい大事だということ。

研修をしていると、かなり躾部分が見えます。
研修態度が悪い。
これね、新入社員なので、無意識なんです。
足を組む、肘をつく、のけぞりかえる。姿勢が悪い。腕を組む。
指摘すると、「え??」という顔をされます。
これまで普通にしてきたけど、ダメなんですか??
と質問されたこともありました。

また、椅子をなおさない、消しゴムのかすはそのまま帰る、電気を消さない。
先輩や人事部が机やいすを片付けていても
手伝おうともせず、挨拶もなしで帰っていく。
(これは何も意地悪とか意図的ではなく、自分の仕事ではないので
気付かないんです。)

これらはすべて躾です。だいたい同じ人がやってます。
最近の若者は…みたいなことも巷では言われますが、そんなことはありません。
出来ている人は出来ています。
ただ、出来ていない人は、ほとんど全部一貫して出来ていません。

躾ですから、出来るまで何度でも何度でも
言い方伝え方を工夫して、なおるまで言い続けなければいけません。
諦めたら、一生そのままでなおりません。

また指導を受ける側も、素直にそのまま受け入れる、コーチアビリティが絶対必要です。
でも…だって…他の会社では…友達が…親が…
と言い訳するのは、素直ではないんです。それ言ってるうちは、全然なおりません。

だから、大切なのは
それ言い訳だよ、言い訳するのではなく、「はい」でいいんだよ
自分で気付かないことも多いから、
指導されたら、「はい」と素直に聞こうねを100万回伝え続けることです。

そう、100万回!
そのくらい言って、ようやく伝わるのでは?と思います。
だって、これまでの人生では、「でも…」の言い訳がノーマルだったわけですから。
めげずに、心折れずに、100万回言い続けましょう!
躾って本当に大事、と親として改めて感じます。

素直になるといつでもどこでも学べる

あっという間に5月の2週目。
気候もめっきり春らしくなり、過ごしやすくなりましたね。

5月に入ると、私は新入社員研修や、新入社員を育成する側の研修が
連日あり、この時期はとっても忙しいんですが…
ある意味、若い方々からエネルギーをもらえて
ああ、やっぱり5月っていいよねーと感じております。

とある企業様での新入社員研修。
この企業様では毎年新入社員研修をさせて頂いているのですが、
嬉しかったことがあります。

先輩社員が人事に配属されて、彼は2年前に入社し、今年3年目。
その彼が社内報に載せるために、研修風景を写真撮ってくれてたんです。
時々新入社員と話をしたり、しながら。

その彼を見て、おお、成長してる!!と嬉しくなりました。
新入社員の時には、ちょっと自信なさそうで…
でも久しぶりに見た彼は、顔がとっても明るくて
テキパキテキパキ仕事をしていて、
それでいて新入社員に気遣いながら、写真を撮ってくれていたんです。

せっかくなので、彼にも一言、コメントを最後に頂きました。
「新入社員の時に皆さんと同じように目標を立てたんですが、
その1つはもう達成出来ているんですが…
実はもう1つ目標を立てたんですが、その目標を覚えていないんです(笑)。
だからこそ、大事なことは、ちゃんと振り返りをするってことだと
今日の研修を見学していて、改めて大事なことに気付きました。
僕も改めて目標と進捗の振り返りをしてみようと思いました。」と。

彼は新入社員の時から、少し自信なさそうではあったんですが
凄く頑張り屋さんで、真面目で、すごく一生懸命さを感じる人だったんです。
その良い部分がこの2年間でしっかり伸びているな、と感じました。

また自分自身が研修を受けているわけではなく
見学して写真撮影しているだけだったんですが、
そこでも気付きをしっかり得ている。
これがすごく素晴らしいです。

学ぶ人というのは、いつでもどこでも学ぶんです。
謙虚であること、素直であること、学ぶにはこの2つがとても大事です。
彼はとっても謙虚でとっても素直。
だからこそ見学しているだけでも、また1つ学んでいく。
そんな姿を見て、嬉しいな、ありがたいな、と感じた次第です。

素直ってやっぱりかわいい!

先日長年研修をさせて頂きました企業様にて
新入社員1年目の振り返り研修をさせて頂きました。
これまでの1年間の振り返りと今後のキャリアに向けて、
そして2年目に必要なスキル習得などのプログラムでしたが
皆様1.5日でお顔が、かなり明るくなりました!!

新入社員なので…とっても素直なんです!!
この素直さ、新入社員だけではなく、いくつになっても大事なものです。
素直さがないと…成長を妨げることになるんです。

例えば評価などのときに、「こうしたほうがいいよ」とか
「こうゆうところは改善しよう」と課題やアドバイスをもらうわけですが…
素直さがないと「自分は出来てるのに…」と素直に受け入れることが出来ず
それが成長を妨げてしまうんです。
これ、性格ではなくコーチアビリティというスキルになります。

で、先日の研修の最後にお伝えしたのが…
まずは可愛がってもらえる人になってください、です。
これは決して迎合したり媚びへつらったりすることではありません。
人として、可愛がってもらってください、です。
可愛がってもらえると、たくさん教えてもらえるし
たくさん仕事も任せてもらえます。

では可愛がってもらう人になるにはどうしたらいいか?
単純です。一生懸命仕事をしたらいいんです。
では一生懸命って形のないもの。どうやって人は
「この人、一生懸命してるな」って思うんでしょうか??

彼らにも質問しました。
「仕事の準備をちゃんとやること」
「教えてもらったことを復習すること」
「いろいろ自分で考えて質問しに行くこと」
「返事をして反応すること」
そんな答えが出てきましたが…
もっともっとシンプルです。
※上記については研修内で学んだことなので、
これらを彼らが覚えていてくれたことも素晴らしい!んです!

もちろん上記に挙げたことも必要ですが
それ以前に「挨拶」することです。
実はこの日は100名を超える新入社員の人たちでしたが
この1.5日で、「お!!いい挨拶するな」と思った人は
10名程度でした。

これをそのまま厳しく伝えました。
人に伝わらない挨拶は挨拶じゃないよ!!!
明るく笑顔で、元気に目を見て!自分から先に!!

すると研修が終わって、私が帰る時には…
皆がそれぞれに近くまで来て、目を見て
「今日はありがとうございました!」
「お疲れ様でした!」
「これから頑張ります!」
としっかり挨拶してくれて!!

なんとまぁ素直な!!!
彼らの親世代の私ですから(笑)、心がとってもあったかくなり
嬉しくなりました!
無性に頭をなでなでしてあげたくなりました(笑)!
素直って大事!そしてやっぱりいいな!と感じました!

余談ですが…100名を超える人数なので
それぞれが挨拶してくれて、しかもみんな聞こえるような大きな声で
そして道を空けてくれるので…
なんだか極道の花道のような感じになったのが
ちょっと最高に笑えました!!

コミュニケーションは難しい

先日若手向けの研修させて頂いた企業様で
アサーティブコミュニケーションで盛り上がりました。
例題をグループで考えてもらう、というのを
いつもやってるんですが…

この中でも皆さんE(自分の感情を言語化し説明する)がとっても苦手。
というよりも普段はこうゆうことをせずに
態度や表情で表しますから、なかなか言語化が難しい。
プラスして、ポジティブな言葉を使って言語化するので、さらに難しい。
皆さんに悶絶しながら学んで頂きました。

これもね、スキルですからやれば習得できるものですし
慣れればするするっと出てくるようになるし
態度や表情にも出ずに出来るようになるんです。
でも…なかなかプライベートでは難しいですよね(笑)

今、年度末ということで我が家では来年の受験(内部進学ですが…)に向けて
えらいこっちゃの毎日です。というのも…どんどん成績が下がってきてます(泣)

まぁ、周りが勉強していくので、何もしていない娘の成績が下がってくるのは
当然なんですが…。
テストの結果は悪い、評定は下がる。私は焦りまくりです。

しかし当の本人は…「きっと何とかなる!」とものすごく楽観的で
全然行動に移っていません。。。
私が仕事から帰ってくると、遊んでる…(何もせずに)
そして塾の日は…遅刻したり宿題していってなかったり、
とりあえず塾に行っているというレベル。

毎日毎日私は焦りレベルが上がっていくわけです。
「なぁ。。。なんで勉強せーへんの??」
「いつになったら、やるん??いい加減にしーやー!」と
帰って速攻このセリフの毎日なわけです。

研修では「YOU」じゃなくて「I」で話そうね
自分の感情をポジティブワードで言語化しようねと何度も言ってたんですが…
なかなか娘のこととなると、理性が利かなくなりますね。
うーん。難しい!!!
ということを、昨日も感じた山口です。

次は!!
「宿題ちゃんとして行ってくれたら、嬉しいわー」
「きっと次の塾は宿題終わらせていくって期待してるで!!」
と「I」視点で、ポジティブワードで
感情は一旦置いといて、言えるように頑張ります!