お勧めの1冊

【若者にもおすすめの1冊】天才の証明(中田敦彦著)

今日のお勧めの1冊は、オリエンタルラジオのあっちゃんこと、中田敦彦さん著作の『天才の証明』(日経BP社発行)です。

2017年に発行された本ですが、すみません、偏見だらけで…芸能人が書いている本ってどうなの?ってナナメの見方をしていたところもあって、2年遅れで手にしました。

というのも、ここ最近、ひょんなことから、中田敦彦さんのyoutubeを見る機会に恵まれ、それ以来、ドはまりしてます。

「武勇伝」の「あっちゃん、かっこいいーーー!!」のセリフがまさにピッタリの「カッコよさ」です。

本当にすごい才能とすごい努力の掛け合わされた、まさに天才!と思ってしまいました。

そこから、この人の書く本ってどんなことが書いてあるんだろう?という興味から、手に取って読んでみると、これまた面白いに尽きる1冊です。

15年くらい前に島田紳助さんの「紳竜のすすめ」を読みましたが、まさにそれに近い感じです。

お笑いというジャンルにおいて、科学的にかなり組み立て、そして「勝てるステージ」を自ら作り出す。そんな思いが載せられた1冊です。

もちろん著者の中田敦彦さんは天才であると思いますが、この本には「私たち」もその才能を開花させる方法・戦略や、特に根底にある考え方が書いてあります。

どんどん変化していく今の時代において、何をどのように「選択」していくのか?旧態依然とした中で、もがき、でも何か自分にもできるはずと心の中に熱いものをもっている若い方にこそ、ピッタリの1冊です。

でも、いわゆるロストジェネレーション世代以上の、ミドルエイジの方々にも、今はもうこうゆう時代、私たちも古い慣習や価値観、ルールに縛られていると、この先とんでもない時代になっていくことを感じさせる1冊でもあります。

話し口調で書いてあるので、非常に読みやすく、1時間くらいでサラサラっ読破出来ます。本が苦手…という方にもおススメです。

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%81%AE%E8%A8%BC%E6%98%8E-%E4%B8%AD%E7%94%B0-%E6%95%A6%E5%BD%A6/dp/4822259218

【管理職にお勧め】大学を出て仕事もせずにダメだった僕を生かしたリクルートの組織風土(長崎哲也著)

今回のお勧めの1冊は「大学を出て仕事もせずにダメだった僕を生かしたリクルートの組織風土」(長崎哲也さん著・カナリアコミュニケーションズ)です。

リクルートさんの組織風土や教育体制の本はいくつか出ていますが、さらっと読めて、分かりやすい1冊ですね。

私もこれまでの仕事柄、リクルートさんやリクルートさんのトップパートナーさんとお仕事させて頂くことも多くありましたし、

何より、前職でリクルート媒体をたくさん売らせて頂いたので、 それなりにリクルートさんの組織風土やリクルート社員の方々を知っていますが、 よく分かる1冊だと思います。

確かに、リクルート社員の方々は「自ら仕事を創り出し、楽しむ」ことに非常に長けていると思います。

色んなことにチャレンジし、そして顧客志向も強い方々が多いように感じます。

仕事柄、色んな採用媒体の方々と直接お仕事させて頂くことも多いですが、やはり他の媒体社さんと比べても、「主体的に『やりたい』という意欲」が非常に濃いように感じます。

それがリクルートさんの強みであり、また日本の採用市場において50年近くも牽引してきた企業であることの裏付けになっていると感じます。

この本で最も共感し、そして見習わないといけないと改めて痛感したところが、「あなたは何がしたいの?」と常に問いかけるマネジメントを徹底しているところ。

そして、「やりたい」と手を挙げた人に全権を任せ、応援サポートする風土。

私も研修でも「耳にタコ」になるほどお伝えしていますし、もちろん弊社でも実践したつもりだったこと。

それは管理職の役割として「指示命令管理」するのではなく、「聴き、認め、そして任せること。良い失敗(チャレンジ)をたくさん経験させ、小さな成功体験を積ませること」です。

ただ、読みながら、「あぁ、でも出来てなかったよな。」や「あれは、任せるではなく丸投げになってたよな。」ということがポンポンと頭に浮かんできました。

リクルート流育成の方法から、それが組織風土として根付くまでが分かりやすく書いてある1冊です。

もちろん中には、「それはリクルートという大企業だから出来ることだよ。」といったこともありますが…

でも大半は中小零細企業でも真似できることやヒントになることが多くあると思います。

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%A6%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%82%E3%81%9B%E3%81%9A%E3%81%AB%E3%83%80%E3%83%A1%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%83%95%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E7%B5%84%E7%B9%94%E9%A2%A8%E5%9C%9F-%E6%B0%97%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%B020%E5%B9%B4%E5%83%8D%E3%81%84%E3%81%A6%E9%83%A8%E9%95%B7%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F-%E9%95%B7%E5%B4%8E-%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4778204026/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%A6%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%82%E3%81%9B%E3%81%9A%E3%81%AB%E3%83%80%E3%83%A1%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%83%95%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F&qid=1580395075&s=books&sr=1-1

【どなたでもお勧め】嫌われる勇気(岸見 一郎 &古賀 史健 (著))

今日のお勧めの1冊は「嫌われる勇気」(岸見一郎さん&古賀史健さん著作:ダイヤモンド社)です。

皆さん、よくご存じのアドラー心理学を

賢人と若者の2人の対話式で展開していく。

頑なに賢人のアドラー心理学を論破しようと意気込む若者に対して

対話で語り掛け、次第にその神髄に触れていく様が

本当に面白い1冊です。

アドラー心理学関連の本を数冊読んだことのある私ですが、

あぁ、そうだった、なるほど、とその神髄がゆっくりと

自分の中にしみこんでいく感覚がしました。

「人は誰でも変われる」

「承認欲求を満たそうとすること自体が間違っている」

そんなフレーズにふと、我に返る瞬間があります。

管理職研修では、若手の承認欲求を満たしてあげましょうと

力説している私ですが、それはそもそもテクニック論。

本筋はやはり、人は「人に認められる」よりも

「自分で自分を認める」ことが大前提必要なのです。

また、「自分自身の芯を持つ」ことと「単なる自己中心的」とは

異なる、という理論展開。

だから、全ての人に好かれることは不可能で

「嫌われる勇気」が必要だということも分かりやすい。

アドラー心理学でのキーワード、勇気とは

自分自身を変える勇気、

そしてそれが故に万人に好かれようとするのではなく、

自分自身が「素の自分を好きになり」、

「自分を好きになる」ための逃げ道を自分に与えない厳しさ。

そこから「嫌われる勇気」に繋がっていく。

非常に分かりやすい例えも入っていて、腑に落ちやすい。

社会人はもちろん、お仕事をしていない方にももちろんお勧めの1冊です。

【営業パーソンにおススメ】何かが足りない!あなたの営業(国吉拡著)

今日のお勧めの1冊は「何かが足りない!あなたの営業」(国吉拡さん著・PHP研究所)です。

営業パーソンとしては、持っておきたい必須スキルである

ヒアリング営業の基本から、お客様の心理状態、

お客様を長く永続的にお付き合いし続けるには?

などを網羅している1冊です。

ただ、話し方や聴き方といったスキルではなく、

そのための心構えや、お客様のお役に立てているか?

といった部分に重点を置いている1冊だと思います。

私は最も共感したところ。

それは、「優秀な営業は役者である」という一言。

これは私も長く営業してますが、いつも思うこと。

お客様の求める営業パーソンを演じることが大事ですよ、

ということですね。

ただ、これは自分というものがない、ということではありません。

自分の芯や志はきちんと善なるものが正しくある上で、

例えば、お話し好きのお客様であれば聞き役に、

例えば、理論武装のお客様であれば数字を持って話すなど

お客様の求めるスキルを使い分けて演じる、ということです。

また、お客様の興味のあるポイントも異なります。

顔表情や、しぐさ、目の動きをしっかり観察し、

その興味のあるところを深堀していくような提案をしていくこと。

これも重要ですね。

営業パーソンはもちろんこの1冊、役に立つことばかりです。

また経営者やマネジメント層もこのノウハウを知ることで

分かりやすく体系的にレクチャーすることが出来ますね。

【管理職以上におススメ】ルフィの仲間力(安田雪著)

ここ最近、お客様にも、社員にも、

「おすすめの書籍って何ですか?」と聞かれることも多く、

これまで自分自身のメモ程度にfacebookに掲載していたものを

書籍レビューとして、ブログに掲載していくことにしました。

何の本が面白いの?読みやすい本って何?

とお困りの方は参考程度に是非どうぞ!

ということで、今日のおすすめの1冊は…

「ルフィの仲間力」安田雪さん著作(PHP文庫)です。

第1章 仲間関係に欠かせないもの

第2章 仲間を集める力

第3章 仲間と助け合う力

第4章 仲間を信頼する力

第5章 仲間と成長する力

書き下ろし 仲間と乗り越える力

という内容ですが、全体を通して、

サーバントリーダーシップがよく分かる1冊になっています。

大きな夢を掲げる、これはビジョナリーな考え方を書いていますし

基本的に、皆を巻き込み、皆で大きな夢を追いかけ

そして仲間を支え、共に成長する、その方法論がよく分かる1冊です。

しかし方法論と言っても、いわゆるhow to本ではなく

考え方を主軸に書いてあるので、すごくスーッと内容が入ってきやすい1冊です。

私が最も心に残った一節に…

「仲間を集めようとしても、仲間は作れない」という一節があります。

ここはすごく共感できます。

そう、人は大きな夢を描く人に憧れ、そして自分自身もその軸になりたいと思うものです。

ルフィはキャラクターや得意分野の異なる仲間を

「海賊王になる」という大きな夢を説き、1つの家族となっていきます。

またドラゴンボールとワンピースの違い(時代背景によるもの)や

なぜ老若男女がワンピースに惹かれ、自分自身をキャラクターに置き換え

ルフィに憧れるのか?そのあたりの心理状態もしっかり書いてあるので

すごく納得性が高く、今の時代に求められるリーダーシップとは何か?

を学べる1冊だと思います。

ワンピースだ大好きな人も、内容を知らない人も

スーッと入ってきやすい1冊になっています。