お勧めの1冊

【若手社員にお勧め】大合格(中田敦彦著)

今回のお勧めの1冊は「大合格 参考書じゃなくオレに聞け!」(中田敦彦さん著/KADOKAWA出版)です。

これは、基本的には受験生に対して、大学合格に向け、勉強の仕方や合格へのステップ、その時の気持ちの持ち方など、基本的には高校生からの質問に対して、答える本なのですが、その内容はそのまま若手社会人にも通じるところがたくさんあります。そして、さらさらっと読めるので、1時間弱で読破出来ます。めちゃくちゃ易しい言葉で書いてあるし、読みやすい1冊ですね。

その中から、若手社員に向けてのメッセージにもなるところ。私も若手研修ではよくお伝えしている内容です。

(1)自分に甘い言い訳をするな。

弊社に社員にも、若手研修でも良くお伝えします。まず決まること、決めたら退路を断つこと。「決断」とは決めて絶つことです。「時間がないから」「上司が教えてくれないから」「不景気だから」「自分にはまだそんなスキルはないから」などなど。言い訳なんて、いくらでも思い付きます。自分を甘やかそうと思えば、いくらでも甘やかすことが出来ます。まず、その言い訳をする癖を断つこと。これが大事です。

(2)人生は選択肢が多い方が幸せになれる近道

これも同様によくお伝えします。人生は選択肢の連続です。自分自身で責任をもって後悔しないように、選択をしていくのです。学校選びも職業選びも、どんな仕事をしてお客様に満足してもらうのかも、全て選択です。誰かに無理やりやらされているうちは、いつまでも自立しません。自ら選択するのです。では、その選択肢が1つしかなかったら?この会社しか入れない。この仕事しか出来ない。それは不幸です。たくさんの選択肢から選べることが、すなわち幸せそのものだと思うのです。あれも出来る、これも出来る、でも自分が一番したいのはこれだ、という風に。だからこそ、常に情報を取りに行き、勉強しインプットを増やす。出来ることを増やしていくんです。

社会人になると、給与をもらってこの勉強をさせてもらいます。こんな仕事がしてみたい、こんな人と関わりたい、こんな風に生きてみたい、それらを叶えるには、それだけのスキルと情熱がなければ出来ません。だからこそ、受け身ではなく、自分で仕事を取りに行く、創っていく、その姿勢と気概が必要になってきます。

(3)大きな夢が、大きな目標を創り出し、大きな1歩に繋がる

これも研修でよくお伝えすることの1つです。とにかく大きな夢を描いてみよう。大きな家に住みたい、かっこいい車に乗りたい、年収1000万円欲しい。それはまだまだ小さな夢です。私欲とも言いますね。大欲を抱くことが大事です。歴史に名を残したい、世の中から飢餓を失くしたい、などなど。大欲を抱きましょう。そのためには、もっともっと良質の欲を育むことだと思います。

よく、ゆとりさとり世代の特徴として「無欲・無努力・パラサイト」と言われます。「何もやりたいことがない」といった無欲が象徴的ですね。どんな仕事でもいいから、定時に終わって、ワークライフバランスを充実させたい、とね。これもこれで悪くないと思いますが、個人的には、「たった1回の人生だよ。本当にそれでいいの?」と思います。40代、50代になれば、当然体力もないし、頭もフル回転できる時間もどんどん減ってくる。休息はいくらでも年を経ってから出来ますから。若いうちにしか出来ないこと、もっともっと楽しんでほしいと思います。

という。。。ビジネスにも共通することがたくさん書かれている本です。受験生や高校生もとっても役に立つし、もちろん子育てにも役に立つ1冊です。でも若手社会人に是非読んでほしい、そんな1冊ですね。

【経営層にお勧め】史上最強のCEO(ジェームス・スキナー著)

今回のお勧めの1冊は、「史上最強のCEO」(ジェームス・スキナーさん著作/フローラル出版)です。既に100万部以上のベストセラーなので、読んだ方も多い1冊ではないかと思います。

あまりに面白く、そして内省することが多い1冊で、あっという間に1時間弱で読める1冊でした。読みながら、セミナーや合宿に参加したくなる、そして思わず検索してしまう1冊でしたね(笑)

全てが共感、そして学び深い1冊でしたが、「ビジネスとは、世界のニーズを満たすという作業」というフレーズに心がドーンとなりました。そう。まさしくその通りなんです。儲けるとか、雇用を生み出すとか、そういうこと以上に、お客様のニーズをどう満たすのか?お客様の真の求めていることを満たす作業なんだと改めて痛感しました。

また、現代はインターネットがあり、世界人口78億人、88兆円というビジネスマーケットというこの状況で、出来ない商売がないということ。ここにも内省しました。現在コロナウィルスの影響で、弊社も研修が中止やキャンセルになったり、採用ニーズが減少したりと、この1か月で色んな影響を受けています。しかし、そうではない!これだけ世界が広がっていて、逆に世界は狭くなり、ビジネスチャンスはいくらでもあるんですよね。

また新規事業を考えるときに、顧客は何を求めているのか?どうしたらそのニーズを満たすことが出来るのか?については、非常に良く考えますし、リサーチもします。競合はどこになるのか?競合とのサービスの違いは何か?価格はどう違うのか?などなど。しかし、この本にあるように、抜けていたところが、「小さなマーケットでシェアを取る」こと。(オウムの本の例ですね。)

弊社は零細企業なので、色んな新規事業を考えるときに、ついつい「マーケットシェアは取れない」という大前提で進んでしまいがちです。そして、「もうこの世の中にないものはない」という概念も同時に出てしまう。

でも違うんですよね。本もたくさんあるし、動物関係もたくさんある。動物の飼育に関する本もたくさんある。しかしオウムの育て方に関してはない、という風に小さなマーケットでシェアを取ることが、大事だと改めて感じました。

本を通して、やはり社長が一番あかん!ということ。本当にそうです。ここ、本当に反省です。まだまだもっともっと出来ることがある!とっても勇気を頂いた1冊です。私の場合は怠け者です(笑)。もっともっと自分が動かないといけないし、もっともっとチャレンジしていかないといけない、と強く思いました。

今月決算月。来期に向けて、色んな計画をしています。キックオフ研修の資料作りに、この本のエッセンスもかなり入れていきたいと思える1冊でした。

【経営者にお勧め】Employee Happiness 社員幸福度(桑野隆司著)

今回のお勧めの1冊は、「Employee Happiness 社員幸福度 社員を幸せにしたら10年連続黒字になりました」(桑野隆司さん著・クロスメディアパブリッシング発行)です。

3月は弊社は決算月。4月からの来期のキックオフ資料や経営指針書を、ちょうど今作っています。そして、この本。めちゃくちゃ参考になりました。考え方も本当に賛同共感できるし、やっている取り組みも既に弊社でもやっていることが多くあって、更にいくつか参考にさせてもらいました。

まだまだ零細企業である弊社では、やはり社員の幸福度をものすごく大切にしています。満足度ではなく幸福度。ここ、全然違います。弊社では充実度とも言うかな。例えば働き方改革。通り一遍的に育児中の社員は時短に、なんてことは幸福ではない、という考え方も全く一緒です。人はそれぞれですから、時短で働きたくない人もたくさんいます。また働きたい時間も日によって違う、というのも女性ならでは、というところ。だから通り一遍的に働き方改革を行っても社員は幸せにならないんです。

残業も然りです。残業がないことが幸せである、とは思いません。だからと言って、残業はほぼ皆無に等しい弊社ですが…。残業してもやりたい仕事にならないといけないと思いますし、働きたい(働ける)時間というのは、毎日違うものです。ですから、弊社ではフルフレックス制度を導入しています。

また、この本を読んで、早速弊社でも実施したのが、社員充実度アンケート。いろんな質問内容を参考にさせてもらいました。社内にライバルがいるか?憧れる人がいるか?この人のためなら頑張ろうと思える人がいるか?という質問は、なるほど!と唸りました。

また、社員の大切な人を大切にする、この考え方にも大変共感できます。社員にとって一番大事なのは自分と家族です。その家族を大切にしてくれる会社でなければ、意味がないと思います。ですから、弊社では社員の家族も同伴の社員旅行や社内イベントを実施していますし、社員の子供にはお誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントがあります。ただ、この本を読んで、勤続年数貢献度にも何かしたいな、や結婚記念日や奥様や旦那様の誕生日にも何かしたいな、という気付きが得られました。

まだ現状弊社の規模では出来ませんが、今後もう少し人数が増えたら参考にしていきたいのが、より良い競争環境を作る仕組みです。社員数が20名以上の会社であれば、この競争環境を作る仕組みも参考になると思うので、是非!

小さな会社には、大手企業では出来ないことも出来ます。小さな会社だからこそ出来ることもたくさんあると思っています。そんな成功事例がたくさん紹介されている1冊。なによりも社員の血が通っている会社にしたい経営者にはお勧めの1冊です。

この本に書かれていることの3/4以上は既に弊社でも実施済なので、これは10年連続黒字になるってことのお墨付きでしょうか?(笑)来期のキックオフが楽しみになる1冊でした!

【管理職にお勧め】管理職1年目の教科書(櫻田毅著)

今回のお勧めの1冊は「管理職1年目の教科書」(櫻田毅さん著作・東洋経済新報社)です。最近コロナの影響で、出張や研修が中止や延期になり、普段よりも本を読むペースが上がってきてしまっているこの頃です。仕方ないことですが、ここは第2領域を充実させる時間だと思って、日々インプットを増やしています。

さて、この本、管理職になりたての方に特におススメですね。外資系マネジャーが絶対にやらない36のルール、とサブタイトルが付いている通り、日本企業では当たり前になっていることを前提から疑う、というところが面白いですね。なかなか決断できない日本企業のよくある「あるあるケース」がたくさんあります。

人の育て方にも、かなり納得のあるルールがたくさん紹介されています。例えば…本人任せの無責任な「失敗から学べ」をやめる、です。これも現場でよく聞くあるある。「たくさん経験させてあげているのに、全然失敗から学んでないですよね。むしろ失敗することを恐れて、失敗すらしないんです。」とよく管理職の方々から相談されます。

失敗すらしない、というのは、そもそも何も経験させていないからなんですよね。上司の描いたとおりに動いている限り、ほとんど失敗しませんから。だからこそ、部下本人に考えさせることが大切ですし、それが成功に繋がる失敗になるように導いていかなければいけません。そのプロセスも丁寧に書かれています。

また、忙しいことをアピールするのをやめる。これも大いに賛成共感です。管理職が一番忙しいのは、アピールしなくても当たり前。アピールすればするほど、部下は相談しにくくなりますし、また自分はそんな上司になりたくないと、管理職になりたがらない人が増えるだけです。もっともっと余裕を見せないといけません。

でも、日本企業の多くにおいては、「忙しいとアピールすることが、優秀だ」みたいなバカげた当たり前があることも事実です。優秀だから、俺忙しい、みたいな感じです。

「忙しい」「難しい」「大変だ」このようなネガティブワードは自分自身の脳にもネガティブな思考を植え付けていきます。英語圏の人たちは、忙しいの代わりに「チャレンジだ」という言葉をよく使うそうです。するとポジティブなイメージに変わりますね。

私も研修でこのポジティブワードを使おうというメッセージをよくお伝えします。「疲れた」ではなく、「頑張った」という言葉を使うようにする。すると人間は疲れないんですよね。「頑張った」という言葉は、明日に向けての活力になります。「大変だよね」を「遣り甲斐あるよね」という言葉に変えていく。

これは自分自身にも有効ですし、部下や周りの人への影響も大いにあります。ネガティブの言葉をよく使う上司は、あの人に相談しても…と思われますし、逆に、ポジティブワードをよく使う上司は、頼りがいもありますし、何より何とかしてくれそう、と思われます。

この本に書いているには、心構えや考え方が全てなので、何か大きな仕組みや仕掛けは必要ありません。大手企業でも中小零細企業でも通じることばかり。ぜひ、管理職になりたての方に読んでほしい1冊ですね。

【自己啓発としてお勧め】バカとつき合うな(堀江貴文&西野亮廣著)

今回のお勧めの1冊は「バカとつき合うな」(堀江貴文さん&西野亮廣さん著作/徳間書店)です。

かなりのベストセラーになった1冊なので、手に取った人も多いのでは?ですね。いつものホリエモンさん節溢れる、また西野さんのキレキレなところがかなり見られる1冊になっています。やっぱり言い方がバッサリバッサリで気持ちいい。

今、彼らがこれほどまでに求心力があるのは、やはり時代が変わっているところだから、ではないかと思います。特に若者から絶大な支持を集め、憧れられ、尊敬されているのは、この時代が大きく変わっている最中に、先頭を走っているからですよね。

やはりこの本を読んでも、彼らは「行動力の天才」だと思うんです。その辺の評論家や口だけの人とは違うのは、彼ら自身が行動しまくっているから。そこに尽きます。彼らは好きなことをやっているだけ、と言ってますが、それにしても、これだけのことをするには、ものすごいエネルギー(身体も心も)が必要だと思うんですよね。

以前、とある若者から研修でこんなことを言われました。「ホリエモンさんも『会社に縛られるな、自分を時間を好きなように生きろ』って言ってますし、会社を辞めようと思うんですよね。」どうぞどうぞ。辞めたらいいと思います。で、辞めてどうするの?「もっと待遇のいい会社に行って、残業のない会社に行って、自分の時間を満喫します。」それってさぁ…ホリエモンさんの伝えたいメッセージの本当の意味わかってる???と議論になったことがあります。

もちろん彼自身の人生ですから、そんな風に会社を辞めて、次の会社に行って、自分の時間を満喫して、それもいいですよ。でもあなたは自分の時間を作って何がしたいの?と聞くと…「分からない。ゆっくりしたい。」そうです。これはちょっと違うんじゃないかな?と思うんです。いつも彼らの本を読んで思うのは「動けよ(行動せよ)」という強烈なメッセージを感じます。

これだけ時代が大きく変わっている今、どんどん自分が動かないと、やばいよ。もっと自分自身の夢を大きく持っていこうぜ、そのためにどんどん行動しろよ、ゆっくりしてる暇なんてないよ、という強烈なメッセージだと思うんですよね。

そしてそれに乗り遅れている、いわば旧態依然の状態から抜け出せない人、抜け出したくない人、あなたたち本当にやばいよ、時代はとっくに変わってるよ、というメッセージ。やはり管理職研修をしていると、50代以上の方々が参加者であることも多いんですが、かなり否定的な方々も多い。「今の若者は気概がない、礼儀がない、根性がない」と3拍子揃ってます(笑)。

それって今に時代に必要ですか?そしてそれがあったとしても成果って出ますか?という質問をします。「うちの会社ではそうだ!」という返答が多い。会社って普遍的なものではなく、その会社に居る人たちが作るものなんですよ。だから、その会社の管理職にいるあなたたちが変わることが、会社が変わることなんですよ、といつもお伝えしています。

今の時代に一番必要なのは「動けよ」です。そのメッセージをキレキレの理論とバッサリバッサリな物言いで爽快さを感じつつも、自分も出来てないよな、と考えさせられる1冊ですね。

【経営者にお勧め】上司のすごいしかけ(白潟敏郎著)

今回のお勧めの1冊は「上司のすごいしかけ」(白潟敏郎さん著作・㈱中経出版)です。

シンプルですぐ出来て、抜群の効果があり、継続できる、という20の仕掛けが書いてあります。2006年に書かれている本なので、今読むと、これって結構当たり前じゃない?と思うことが多いですが、出来ていない会社ってまだまだあるような気がしますね(笑)

すごく簡単なのに出来ていないなぁと感じることが、仕掛け1と12の2つ。まず仕掛け1ですが、「部下のやりたいことを聞く」です。これ、実は聞かれていないことが多いんです。やるべきことはたくさん言われているんですが、部下が何をしたいのか、聞いていない上司が多い!!そして部下も聞かれていないから、「やりたいこと」が分からない。

研修でも「なにがしてみたいの?」と若手の社員に聞くと「分からない」といった返答がよくあります。これは若手だけに限らず、管理職に聞いても「よく分からない…。考えたことがない…」といった返答がよくあります。常に「やるべきこと」を与えられているので、これまでに「自分が何をしたいのか?」を考える機会があまりなかったというのもあると思います。

今までの時代は「やるべきこと」がたくさんありました。常に改善改善の積み重ねで「やるべきだけども、まだ出来ていないこと」が山積みだったんですね。でも今の時代、右を見ても左を見ても、ものがあり溢れている時代。「もっとこうゆうものがあれば…」というのは、もうほとんどのケースもうあるんですよね。だからもっと新鮮な目で、常に「何が自分はしたいのか?」を問い続ける必要があると思います。そうすることで、新たな事業の芽が生まれてくるのではな以下と思います。

また、自らやりたいと言ったことなので、当然「自発的」になります。そのために、自分で情報を集めたり、当然やる気も出てくる。だからこそ、「何がしたいの?」を常に問い続ける必要があると思います。

仕掛け12は、できる上司は「なんで」を言わないことです。「なんで出来ないの?」「なんで遅れてるの?」ですね。

言い方を「どうしたら出来るの?」「どうしたら期日に間に合うの?」という風に言い方を変えるわけです。そうすることで、プラスの返答を促すことが出来ます。「なんで」と聞いても「出来なかった理由」(上司には言い訳に聞こえることが多いんですね(笑))が返ってくる。これを聞いてもしょうがないわけです。過去は変えられませんしね。だからこそ、「じゃあどうする?」という問いかけをするわけです。どうしたらできるのか?常にhowを聞いていくわけですね。

すると答える側も当然、視線が未来を向くわけです。「こんなサポートがあれば出来る」「ここで躓いている。ここを教えて欲しい」などなど。建設的な意見が出やすくなるわけです。

よく研修で「何を傾聴しても、マイナスな言葉ばかり返ってきて…愚痴や言い訳が多いので、ついつい腹が立つんですよ。」分かります。上司も人間ですから。でもその質門の仕方がマイナスを引き出しているんです。質問の仕方を変えることで、プラスの志向性や返答を促すことが出来ます。

この本には会社として取り組む仕掛けもたくさん載っているので、うちの会社には…という場合もあるかと思いますが、上司一人でも実行できることもたくさんあります。そして、さくっと読めちゃいます。是非参考にしてみてください。

【管理職のお勧め】エゴグラムが教える最良のリーダー(塚田治著)

今回のお勧めの1冊は「エゴグラムが教える最良のリーダー」(塚田治さん著作・日本実業出版社)です。

いつも管理職研修のコミュニケーションスキルのプログラムでエゴグラムを活用してます。自分自身のコミュニケーションの型を知って頂き、どのような対応をしていくのか?を考えてもらっています。やはり皆さん、自己分析大好きで、いつもたくさんの質問を頂いたり「僕のを見てください!」と言って頂きます。研修後もこのエゴグラムに関するご質問も結構頂きます。

そんな皆さんにお勧めなのが、この1冊。エゴグラムからみる自分自身の特徴やその対策など、結構簡単に学べます。さらっと読めちゃいます。

特におすすめなのが、第3章。リーダーとしてあるべきコミュニケーションの取り方が具体例を挙げて詳しく書かれています。「I am OK/ You are OK」のコミュニケーションが取れなければ、リーダーとしては厳しい。確かにその通りです。そのために関心を持って傾聴すること。これは基本中の基本ですよね。

関心を持って傾聴した上で、正しく評価すること。この正しく評価することが、出来ていない場面が多くあります。ついつい人間なので、感情が入ってしまう。「まだ出来てないね。(何度言ったらできるんだ!?)」ですね。あるがままの事実をちょこちょこ小出しにして冷静に言うこと。これが大事です。でもついつい人間なので、感情交じりに言ってしまう。そして返答のチャンスを奪ってしまう。で、矢継ぎ早にガンガン言ってしまう。よくありますね。

そして最後は、期待をすることです。これには、雰囲気作りも大事。多くのストリークを与え、成功するたくさんの機会を作る。そして小さな成功をほめる。この期待の掛け方も間違って、かなりのプレッシャーのみを与えてしまっている場合も多いですね。

先日管理職研修のご相談を頂き、商談してきました。その時も「そうなんですか!!??僕たちの時代はそんなこと言われませんでしたけど…時代が違ってるんですね。」確かに、時代は変わっています。しかし、傾聴すること、ほめることは結構昔からずっと言われてるんですよね(笑)。少し昔と違うなと感じるのは、昔の上司と部下は「かなり言い合って、腹を割って…」みたいなことを経験している方も多いと思いますが、今はこの「言い合って…」みたいなところがないような気がします。「どうせ分かってもらえないし…」「言っても無駄…」こんな風に捉えている若者が多いような気がしますね。

部下とのコミュニケーションに悩んでいる方は、自分自身の傾向を知ると、「自分はそういう傾向があるから、ここちょっと注意しとこう。」「自分はすぐ言いすぎちゃうから、半分くらいで止めておこう。」となります。エゴグラムは、自分自身の傾向が分かるので、お勧めですね。

【働く人にお勧め】2022これから10年、活躍できる人の条件(神田昌典著)

今回のお勧めの1冊は、「2022-これから10年、活躍できる人の条件」(神田昌典さん著作/PHPビジネス新書)です。

2012年に書かれた本なので、今となっては、ん???違うよ。という部分はもちろんあります。例えばiphoneはなくなっている、とありますが、全然そんなことはない(笑)ですね。2024年には会社はなくなる!?とありますが、これもないですね。ただ、働き方改革やリモートワークなど、それに近いことはあるような気もします。

共感できるところもあれば、そうかなと思うところもあった本ですが、最も私が共感したのは「電機メーカー勤務 25歳 サラリーマン3年生徒の対話」というところですね。これまで、会社では人は育たない、キャリアも望めない時代になるという内容がずっと続いていたのですが、最後の章にそれが覆されるんですね。

人生ゲームのルールという表があり、これは、オーストリア出身の思想家シュタイナーが、幼児教育において7年周期を説いていることにインスピレーションを受けたもので、それに米国メリーランド大学、キャロル・S・ピアソン博士の元型論、そして著者が開発に関わった春夏秋冬理論を複合して作成したチャートです。15~21歳までは戦士であり、障害やチャレンジの年、22~28歳までは世話役で、他社の必要性や依存に気付くこと、そして29~35歳までは探求者であり、不満足、離別、空虚感、機会に気付くこと、とあり、それが84歳まで続きます。

つまり28歳までの世話役の間は、修行の期間である、ということなんですね。会社での理不尽なこともあるだろうし、ダメダメ上司もいるだろう。しかしそれらの経験から人間力が磨かれ、その後の探求者となった時に、花が開く、というわけです。ここには非常に共感できました。

昨今、働き方改革もあり、給与がなかなか伸びないという背景もあり、副職が盛んに言われています。私もfacebookをしてますが、「家に居ながら年収1000万」みたいなことを書いている人、たくさんいます。さらにはここ数か月、コロナウィルスの影響もあり、個人事業主になろう、LINEで広告するだけで大儲け、や色んなネットワークビジネスの方々の投稿はどんどん盛んになっているように感じます。もちろん成功している人もいるでしょうが、その陰で借金ばかりを背負っている人の数はおそらく数十倍から数百倍いるんじゃないかな、と個人的には思います。

特に若い世代には、この理不尽から学ぶこと、を是非知ってもらいたい、と思います。だからと言って、理不尽になっちゃいけないんですが、組織の中でしか学べないこともたくさんあります。上司や先輩から教えてもらえること、お客様から教えて頂けることは、かけがえのない財産になります。安易に独立起業という雰囲気の中、是非この本を読んで頂きたいですね。

【議論するのにお勧め】お姫様とジェンダー(若桑みどり著)

今回のお勧めの1冊は、「お姫様とジェンダー(アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門)」若桑みどりさん著作(ちくま新書)です。

はっきり言って…この本は議論するのにおススメですが、この内容に私は全然理解も共感も出来ません。シンデレラや白雪姫、その他諸々のおとぎ話が「女性を受動的に」してしまっている、という内容です。確かにそうかもしれません。歴史としてはそうかもしれませんし、事実そうなんだと思います。ただ、この現代において、「待っているだけでいつか白馬の王子さまが来てくれる」「そのために美貌を磨き、おとなしく主張せずただただ待つことが全てである」と、私たち女性は思うでしょうか?

私も小さいころからプリンセスは大好きです。私の娘もプリンセスが大好きです。でも自分自身がプリンセスのように、仕事もせず「きれいで思いやりがあり、男性を支える存在になれば、人生ハッピーになれる」と思っていませんでした。それはそれ、これはこれです。小さいころからプリンセスのようにかわいくありたい、とは思ってましたが、それは、男性に受け入れられやすいから、や男性を支えるために優しさが必要と思ったことはありません。ただ、自分がキラキラしているプリンセスって素敵と思ったに過ぎなかったように感じます。

ジェンダーの歴史や、それを取り巻く時代などを学ぶのにはいい1冊だと思いますが、この本が書かれた2003年を思い返しても、本当に女性はそんな風に思っていたのか?と疑問を感じずにはいられない1冊です。ただ、この本の中で大学生の彼女たちの感想や感じたことがそのまま掲載されているのですが、ただその内容に驚嘆せずにはいられません。

この本が書かれてから約20年。時代は大きく変わりました。当然ながら男女の別なく働ける社会になりつつあります。もちろん男性が女性を理解し、育成方法や指導方法に取り入れていくことは、これからの時代ますます必要になるでしょう。

この本で著者が最も伝えたいメッセージとして「自ら目覚めよ」とあります。つまり女性たちに対して「待ってるだけではだめよ。自分で自分の人生を切り開いていかなければ、幸せにはなれないわよ!」と伝えています。ここには大いに共感できます。ただ、20年経った今、これは女性だけではなく、男性でも言えることで、何も若者だけではなく、年配者にも同じように言えることです。

時代は今、大きく変わっているし、まだまだもっともっと変わっていくでしょう。この時代の変化を感じることと、それに備えることが必要です。しかし、時代の変化を感じない人、感じているけれども変わりたくない人、変わりたいけれども何も行動しない人、ここが多いように感じるのです。

この本はこれまで読んだ「役に立つ」や「なるほど」といった納得や共感は、残念ながらあまりありませんでした。読みながら何度も「腹立つ!」と読むのを中断したくらいです。しかし、是非この本を基に、女性たちと男性たちと「どう感じたのか?」を議論していきたいと思える1冊です。

【管理職以上にお勧め】妻のトリセツ(黒川伊保子著)

今回のお勧めの1冊は、「妻のトリセツ」(黒川伊保子さん著作/講談社+α新書発行)です。

ここ数年、女性活躍推進の動きが各企業様でもかなり活発になっており、有難いことに毎年色んな企業様にて女性活躍推進研修や女性キャリアデザイン研修を実施させて頂いております。女性に向けての研修はもちろんですが、女性を多く持つ男性管理職向けの「女性部下とのコミュニケーション研修」もここ数年、飛躍的に多くなっています。

「女性の考えていること、よく分かりません。」

「どうして、今そうなるの??」

という男性からの質問が研修でも多く、なかなかご理解して頂くのが難しいところです。そこで、知識を増やそう&もっと分かりやすい例えが出来ないかなと、昨年読んだ1冊です。

ジェンダーコミュニケーションの基礎から、脳の仕組み、そして太古の昔からの培った男女間の習性や役割の違いなど、ものすごく分かりやすく書いてあります。また、例え話もタイトル通り「妻」なので、非常に腑に落ちやすい。

同じ女性ですが、なるほど、ふむふむと頷く場面がたくさんあります。 男性だと「そんな風になってたのかぁ…」と思うところ満載ではないでしょうか? また、「え?これ普通でしょ?」と思うところも多々あり、「これが男女の違いかぁ」と男性とのコミュニケーションを学ぶ1冊としても有りな1冊です。

コミュニケーションとは、相手を理解し、また自分自身を理解してもらうために取る方法であること。そのためには、相手のことをまず理解する必要があります。言葉ではなく、なぜそう感じるのか?ここにジェンダーの違いがあり、記憶の残り方や整理の仕方も異なります。

女性部下を持つ管理職の方々には、彼女たちをよく知る1つのきっかけになる1冊であり、また女性にとっても、男性にはこうゆう風に理解されやすいのだと理解する1冊でもあると思います。