ダメダメ上司の典型

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さて、最近研修のフォローアップで、個人セッションを行う機会も多く
特に今週は10名以上の方と個人セッションの連続です。

実際にセッション後に聞くとモヤモヤしていたのがすっきりした!

実は全然考えていなかった、ということに気付いた!

私ってこんなことを思ってたんだ…

という気づきをたくさん頂きます。

人は聴いてもらうことにより、自分の考えが整理できて頭がクリアになったり

考えていなかったことについて深く考えるようになったり
新たなアイデアが出てきたりと、

聴いてもらうことによって引き出されることが多いんです。

そして自分で考え、自分で答えを出すからこそ、行動に繋がる。

だから成果が出る。

これがコーチングの効果のあるところですね。

私もこれまで研修では多くの方から
色んな刺激をもらうことが多いんですが
一人一人とじっくり向き合って話してみると

そういう風に取るんだ・・・
そういう考え方もあるんだ・・・

といった色んな考え方や感じ方に気付きます。

自分とは違った感じ方や考え方に触れることで、
なるほど、と思うことも多いんですよね。

正直昔は「なんでそんな風に考えるの??」
と自分と違うことに対してNOという反応をしていたと思います。

若さもあったと思いますが、今から振り返ると、自分の奢りに近かったと反省ですね。

自分はこれで成功してきた、自分はこういう風に考えてきたからこれが正解だ!

みたいな、自分の成功体験を一般的な正解としてきたんだと思います。

これはダメですね(笑)完全に奢りです。

今更ながら、、、昔の部下は大変だった思います。

ではどこで、このパラダイム転換が出来るようになったのか??

昔ある部下からこんな一言をもらいました。

「山口さんはすごいと思うし正しいと思いますが…私はそんな風になれないし、なりたくないです」

当時は、ただ単にショック!が大きく
(頭に一撃くらったくらい衝撃でした!)

その次に来たのが、「はぁ??」という怒り(笑)。

でもそこからしばらくして、色々自分を振り返り気付くことがあったんです。

なぜ彼女はそんな風に私を見ていたのか?
私の何がダメだったのか??と。

そこでいくつかの気づきを得ました。

完璧を求めすぎるが故に、
それ以外についてはNOという反応が出る
100点じゃなければ、0点も同じという姿勢。

自分と違う価値観や考え方は許容できない。
まさしくダメダメ管理職の典型です。

多様性どころか、自分以外NOですから、
そりゃ誰もついてこれないし、ついていきたくない。

今から考えても、有難い気づきの機会をもらったと思います。

色んな企業様で研修をさせて頂くと、
このケースの管理職が結構多い。

しかもそういう人はかなり実務レベルで優秀。

営業トップの成績だったり、
社歴もかなり長かったり、
大きなプロジェクトを成功させたり。。。

だからこそ厄介な問題でもあるんですよね。

聴くことによって、聴いている方にもメリットは大きいんです。

色んな感じ方や価値観があることに気付く。

自分のやり方だけが正解ではないことに気付く。

人それぞれ合うやり方があることに気付く。

そして人の成長そのものに気付く。

私も奢っていたダメダメ上司時代、
まずは色んな人の話を聴くことから始めました。

どうですか?
皆さんはフラットな目で、姿勢で、聴けていますか??

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