今年の研修ラッシュも終わり、先週今週と出張もなく、
社内でのいろんなことや、来期に向けて色々考えることが出来、商談や打ち合わせなどもしつつも、研修ラッシュ時よりも、少しゆっくりした時間を過ごしている山口です。
今週の土日は、あまりたいした用事もなかったので
何をしようかなぁと思っていたところ、
ネトフリで「不毛地帯」が放送しているのを見つけてしまったんです。
私はもともと本が大好きなんですが、
仕事柄どうしてもやはりビジネス書を読むことが多いんです。
ただ小説も大好きで(特に歴史小説や真実に基づいた小説)、
山崎豊子さんや浅田次郎さんがとっても大好きです。
もうこの2人の小説はほんとに好きで、ほぼ全て読み尽くしている感じです。
特に山崎豊子さんは同じ大阪出身と言うこともあって
出てくる小説の中の地名や雰囲気などがとってもなじみが深く、
私は大好きな作家さんの1人です。
もちろん不毛地帯も読んだことがあって、内容もかなり鮮明に覚えていたんですが、
実はドラマは見たことがなかったので、
全19話だったんですが、一気に見てしまいました。
途中で全然もう終われなくてですね。。。
久々に徹夜して不毛地帯を全部見切った山口です。
不毛地帯を読んだ方もいらっしゃる方も多いと思いますが、
シベリア抑留から帰還した主人公が商社に入り、
旧日本帝国の大本営参謀と言う立場から、今度は商社マンになっていくお話です。
不毛地帯の中で心に刺さるセリフがあって、
「石油の一滴は血の一滴」
「石油獲得のために真珠湾攻撃の作戦を立てたが、
その時は武力で石油を獲得しようとした。
しかしその過ちを繰り返さないために、
今度は平和的なやり方で石油を獲得しようとしているんだ!!」
と、役員会で力説するシーンがあります。
この石油獲得に至っては一時は国賊とまで言われた主人公ですが、
国益のために石油獲得を平和的な力でするために、まぁ色々駆けめぐります。
よく研修でも、パーパスをお話しします。
何のために仕事をするのか?
何のためにこの会社で働くのか?
この目的がパーパスです。
パーパスという言葉を聞くと、何か最近のようなイメージもありますし、
これほど働き方や働く価値観、考え方が多様化している中では、
パーパスは必ず必要になってきていますが、
このパーパス、実は最近できたものではなく、
この不毛地帯の時代である頃から、普通にあったんだなぁと改めて感じました。
今はありがたいことに平和な時代です。
そして豊かな時代です。
(ある意味、豊かすぎると言っても過言ではないかなと思いますが)
戦後復興をしているときにパーパスという言葉はなかったかもしれないですが、
日本の国のために(国益)と言う考え方って絶対あって、
これって今でいうパーパスに近いんじゃないかな、と思います。
そしてその情熱と想いが周りを惹きつけていき、
大きなことをやり遂げていく。
改めてそんなふうに感じた土日でした。
さて今年も残りあと約1週間となりました。
今週いっぱいで弊社も冬季休暇に入らせていただきます。
決算は3月なので、年が明けたら3ヶ月間かけて、
今、私の頭の中にある来期の構想などをアウトプットしていく時期です。
改めてパーパスをもう一度見つめ直し、自分の想いを表現できるように
年末年始を過ごしたいと思います。
皆様どうぞ素晴らしい年末年始をお過ごし下さい。
