身近なアンコンシャスバイアス

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年末に向けて、少しずつ研修が落ち着きつつあり、
今年の一番の研修ラッシュの山を越えた日の夜から、
咳がひどくなり、ああ、気の緩みってほんとだな、と思いつつ
咳が出始めてから1週間、なかなか治らず…
爆睡が特技の私としては、寝てても咳で起きてしまうのが超苦痛で…
改めて健康の大事さを痛感しております。

そんな中、先日ある意味ショックだったことと
これも思い込みの1つなのか??と思うことについて共有します。

小学校6年生の娘が自分のことを友達の前で「俺」って言っていたんです!!
私はビックリして、、、
「女の子やのに俺って…私って言いなさい」と叱ったところ…
「古臭い。だっさー。今はダイバーシティやし、
自分のことを何て呼んでもいい時代やで」と言われました。

でも俺はないんじゃない??と聞くと、
先生の前や授業中は「私」、親や年上の人が多い場所でも「私」。
友達の前でのみ「俺」にしているそうで、
その理由は…
「活発なイメージを与えたい、
男の子から『女のくせに』的なことを言われないようにするため」
だそうです。
※ダイバーシティとか言うくせに、彼らの中では、男やのに、女やのに…
といった言葉もまだまだあるようです。

娘曰く、どこでも誰にでも、ではない。
TPOを踏まえて自分の呼称も変えているし、
自分のイメージは自分で作っていかないと、だそうです。

なるほど、それはあるかも…と私は納得してしまって(笑)、叱るのをやめました。
(内心、娘からダイバーシティという単語が出てきたことにびっくりしました!)
ただ、一方では昭和的な考えもあって、
俺ってどうなん??かわいくないやん…と思ってしまうわけです。
女の子は、私やろ??と思ってしまいます。

自分の呼称として、女性は私、男性は俺、というのは
これも思い込みの1つかもしれません。
今の時代、自分のことを何て呼んでもいいと思います。
ただ一方で母としては、複雑な心境です。

娘の言うことにも一理あるし、俺と呼んだからと言って
何かが大きく変わるということもない。
頭では分かっていても、気持ちとしては複雑な心境です。

私の子育ての方針として、頭ごなしにアレコレ言いたくない。
自分の考えで、自分の足で立って人生を切り開いていってほしい、
そのためにも、あれこれ言うのではなく
自分で考え、自分で行動できる人になってほしい、
だからこそ娘の自主性や考えを尊重してきました。

今回も、そうなのね、と娘の意見を受け入れる形となりました。
子育ては、実は親が育てられている、とよく言いますが
まさしくその通り。
普段から研修でダイバーシティやアンコンシャスバイアスの研修もしていて
思い込みを外しましょうね、って言ってますが
自分では気づきにくいのがアンコンシャスバイアス。(無意識ですから)
今回も、私は無意識のうちに、男女で呼称はこうあるべき、と決めつけていたな、と
気付いた出来事でした。

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