少し前に、今年最後の宮古島に行ってきました。
残念ながら、台風の影響もあり、連日雨、風、波浪注意報も時折出てましたが
無事に潜ることが出来ました。
私の中で、神回!と思えるダイビングデーを今日はご紹介します。
宮古島3日目で、連日雨で、予報を見ても
「あぁ、、、今日船出るかな…」と思いながら
朝集合場所に行くと、「今日は昨日よりマシだと思いますよー」と、
普通に船を出してくれました。
「え???天気予報は昨日より荒れるって言ってるのに???」
天気予報では、海上の天気も大荒れ予報なのに…
「いや、今日はきっと大丈夫。場所選んだら大丈夫。」と。
この船長やダイバーさんたちのこれまでの経験から来る勘って
凄いなぁと思います。
船長やダイバーさんの言う通り、
前日の荒れた海とは違い、(といっても揺れますが…)
前日の荒れ模様に比べたら、かなりマシだったんです。
で、宮古島での超有名なダイビングポイント。
女王の部屋、アントニオ・ガウディへ。
最高すぎて、また更にダイビングにハマった山口です。
今回、神回!と思うのは
天候やポイントだけではありません。
最大の神回、と思った理由は「人」なんです。
私含め、みんな50代くらい。
船長さんは60歳以上ですし、ダイバーさんも1人は50代。
参加者もみんな昭和なんです。
その中に1名、27歳の若者が参加です。
彼は…両腕タトゥ。
タトゥがダメとかでは全然ないですし
宮古島とか沖縄には結構いてます。
でも昭和世代の私には、やはり「普通」ではないんです。
ワンポイントとかじゃなく、両腕全部だったので
最近の若者ね、と私のよくないバイアスが掛かっていました。
ところが!!
「遅くなってすみません。今日よろしくお願いします。●●です」
と挨拶からちゃんとしてる。
そして、この27歳の若者。終始ずっと私たちの会話にちゃんと入ってくるんです。
積極的に、自分から!
しかも、めちゃくちゃ違和感なく。
ポイントから上がってきた時も、
「お疲れ様です。めちゃくちゃ良かったですよねー」と
ちゃんと声掛けもしてくれる。
今まで20代の方々とも一緒に潜ることもありますが
なかには一言も話さないこともあります。
でも彼はみんなとちゃんとコミュニケーションを
自分から取りに行ってるんです。
それに対して、50超えのおじちゃん、おばちゃんたちは
可愛くて仕方ない。
ダイビングのことや、いろんなことを合間合間に話し
そしてその場をみんなが最大限楽しくする、そんな場だったんです。
たった1日でしたが、彼の幼少期からこれからしたいことまで聞けました(笑)
そんな雰囲気が終始あった船上なので神回なんです。
一座建立、という言葉がありますが
本当にその通りで、皆が場を作る。
それが体現できていた、そんな船上でした。
1日も終わり、もうそろそろ岸に着くかなって時に
「でもほんと若いのにすごいよね。
普通こんなおじさんおばさんに囲まれたら
スマホ見て1日終わってる、って若者の方が多いよ。
ほんと立派よー。どこでも可愛がられるよー」と言ったら
「僕、4年間自衛隊だったんで、その辺叩き込まれてます~!!」って。
みんな、「やっぱりねー!!!」となった瞬間でした。

