手放すものを決める

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先週ある会社様でマネジメント研修を行ってきました。
今回の内容は、マルチタスクに対応するインバスケット、
マネジメントの総合力を鍛えるワーク、リーダーシップ等
多岐に渡った2日間でした。

特にインバスケットについては、まず読む量が膨大に多い…。
読んだ内容から素早く理解をしなければいけない。
そして判断するために、様々な情報を端的に捉えなければならない。
それらの情報から緊急性と重要性を判断し、どのような対策を取るのか?
を考えていくワークになっています。

もちろんこの正解は1つではなくて、
こういう方法もある…
こういう判断の仕方もある…
と言うふうに判断や指示の仕方もたくさんあります。
ただ多くのマネージャーは、何でもかんでも一旦聞いてから考える。
一旦聞いてから判断をすると言う選択肢を選んでいる方が多かったように思います。

自分自身もプレイングマネージャーですので、時間は有限です。
自分の顧客対応、自分の仕事もありながらマネジメントをしていかなければなりません。
その中でいろんな案件がいろんな人からやってくる。
これらの中で優先順位をつけ、本当に自分が携わるものは何か?
を取捨選択していかなければいけません。

ワークをしていて、全てを一旦帰ってから聞くよ、という判断が多く見られました。
この判断をしていると、決定が遅くなるだけではなく、
すべての案件に自分が一旦は関わらなくてはいけません。
ですので任せるものは任せる。
方向性を示すものは方向性を示し、その後は事後や中間報告をもらう。
自分自身がじっくりと情報収集し、考えるものは考える。
と分けていかなければいけないのです。

今回のこのワークを通じて皆様方に終始お伝えをしているのは、
何をするかを決めるのではなく、
「自分がやらないことを決める」
この1点につきます。

任せることが怖くて、なかなか手離せないと言う方が多いのは、
この「自分がやらないことを決める」選択がなかなかできないからです。

そして、本来、緊急性は低いが重要性が高いものについては、
気づかない、もしくは気づいても着手しない。
だからいつまで経っても、本質の改善が出来ない、ですね。

と、研修をしながら、私自身も緊急性は低いが重要性が高い案件について、
ついつい後回しになっているなぁと自分自身でも反省をしました。

早いものでもうすぐ上期が終わります。
今、下期の行動計画の見直しや具体的に取り組むべきことについて
じっくり考える時間がなかなか取れていません。
これではダメだなぁと反省した次第です。

下期、そして来期、また10年後を見据えて、
緊急性は低いが重要性の高いものに取り組んでいかなければ、
いつまでたっても本質の改善はなく、だからこそ飛躍も成長はしません。
改めて自分自身が手放すもの、
本来、自分自身が取り込むべきものについて考える時間になりました。

ありがたいことに研修事業をさせていただいているので、
人様に教えている一方で、自分自身が気づかされることが多くあります。
仕事をしながら学ばせていただいてることに感謝です。

時間は有限だからこそ有効的に使わなければいけない。
下期も更に更に!手放すものを手放し、頑張っていきたいと思います。

余談ですが…
3日間横浜におりましたので、仕事が終わってから行きたかった
「Horizon of Khufu」 に行ってきました。
VRで体験するんですが、超お勧めです!!!
以前からインターネットで見ていて行きたかったんですが、
なかなか行く機会がなく、今回仕事が終わってから強硬で寄ってきました!
1人だったんですが、わー!とか、うわー!!とか、すごーい!!とか…。
恥ずかしながらずっと歓声を上げていた次第です
頭では、VRと分かっていても、トンネルを通るときにはしゃがんでしまう。
触れないとわかっていても、ついつい手を伸ばしてしまう。
技術の進歩ってすごいよねと感心した次第です。
ぜひ皆さん行ってみてください。お勧めです!

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